鯉のぼりとチマキ
チマキは日本だけでなく中国にもありますが、日本では普通の米の粉をこねるのに対し、中国では糯米を使って笹の葉で包みその上を五色の糸で結びます。なぜ笹の葉を使うのかというと、竹は水を表し、米は土を表しています。つまり米の餅を笹の葉で巻いて、五色の糸で結ぶ、統一の神でしめくくるという古代の型が残っているのです。
鯉のぼりは本当は黄色の鯉を一番上に、赤、白、青、黒の順につけなければいけないのですが、今ではすっかりでたらめになってしまっています。また、鯉は本当は五色の魚(ご即位式の錦のみ旗にある五色の魚)=世界の五大文明を興した五人の皇子で、それは男の神様が主体ですからそれで祝う。そして鯉のぼりの上に五色の旗=吹き流しをつけ金の玉をつけるのです。
こうして日本が五色人(黄人・赤人・白人・青人・黒人)の発祥の地であるいわれは、今日チマキとか鯉のぼりに表現されて残っているので、その流れが中国に分布されていったのです。向こうから来たのでは決してありません。
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