今では鏡餅は二段にお持ちを飾るようになっていますが、本来は三段に飾るのが正しいのです。一番上は神様の世界=神界、 二段目はご先祖様の世界=幽界、 三段目は私たちのこの世=現界を表します。 さらにいちばん上に乗せるみかんは神様を表し、 そのみかんから三段のお餅を縦に貫いて昆布をたらします。 これは神様のお力が神・幽・現の三界にわたっているということを示します。 そしてこのお餅の形は「主」という文字を表します。
歴史小説フリマ 源氏物語の部屋