ひな祭り
ひな祭りは一般的に女の子のお祭りとされていますが、男性が火の働き、女性は水の働きといわれていますが、ではなぜ女性の祭りが「ひな祭り」なのでしょうか。それは、天地創造万世弥栄えの理では「火は水によって燃え、水は火によって流動する」となっております。そして火と水を十字に組みますと結び(産霊)の力、すなわち生産力が出てきます。そこで女性のお祭りには火の世界、男の世界を成り立たせ、燃えさせていく水のの働きは極めて重要になってくるわけで、「ひな祭り」は、「火を成らせる」「男を男として成らせていく祭り」になるのです。同時に男は女性に敬意を表し、女性をいたわり感謝するという心を表現するのがこの3月3日でもあります。またひな人形の並び方ですが、本来は左(向かっては右)にお内裏さま、右(向かっては左)にお雛さまとするのが正しいのですが、逆法の世の中でいつの間にかその順序が逆になっていますので、この点を正していく必要があります。
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