お盆
かつて釈尊の弟子の目蓮(マハー・モンガラナー)という人は、釈尊より霊視の力が与えられ、先に亡くなった自分の母親の幽界での生活を見てみましたところ、その母親は餓鬼道に落ちておりました。その母親は生きていた時は贅沢三昧で、他人に施しなどしたこともないような人でした。そこで目連は母親から引き継いだ不当な財産を全部処分し、人に施しをすることにしました。その後、目連のこの行為によって母親は幽界で救われたということです。そこで亡くなった方の供養をし、その救われのために施しをする日がお盆であります。
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