ロックしりとり(第4回)
第4回のロックしりとりはWORLDPARTYの後を受け、Yがつくアーティストである。これは限られていて、YARDBIRDSやYMOぐらいしか思い浮かばない。

              YESといえば?

YESで真っ先に思い出したのは危機(CLOSE TO THE EDGE)の中ジャケットである。ロジャーディーンのあのイラストとCLOSE TO THE EDGEのI GET UP,I GET DOWNが見事にリンクにしていたところである。音楽と見事に調和しているレコードジャケットはそんなに見当たらない。
 YESについては多くの人に語られているので・・・。

YESに関する10の意見
@CLAPの最初はごく数人の拍手なのに、終ったら大勢の拍手。気持ちよかっただろうな。
Aパトリック モラーツでもうひと作品作って欲しかった。
B生のアンダーソンが見たい。
CDON'T KILL THE WHALEについてはアンダーソンを説教したい。
Dバンクスの後にフリップが入っていたらどうなっていたんだろう?
Eロンリー ハートのプロモのエディ ジョブソンをちゃんとうつしてやって欲しい。
Fジョブソン、ヴァンゲリスの入ったイエスってどうだったんだろう。
Gリレイヤーが一番好きだと公言しているが、やっぱり危機の方が好きかなと思っている。
Hこのバンドは本当に不思議なバンドである。
Iいろいろとたのしませてくれてどうもありがとうございました。

以上です。つぎは、Sがつく人で考えて見ます。
                                          (2003年8月19日)
CLOSE TO THE EDGE/YES/
FROM CLOSE TO THE EDGE(ANDERSON-HOWE)
 この曲についてかたるのは、難しいな。あまりに有名な曲で・・、一言も二言も持っている人が多い。でも、「この曲、大好きだったら」この曲を避けて通ることは出来ないので、勇気をもって書いてみることにした。
 この曲は、四部形式の組曲であり、イエスの最高傑作である。メンバーは、ジョン アンダーソン(ヴォーカル)クリス スクワイア(ベース)スティーヴ ハウ(ギター)リック ウェイクマン(キーボード)ビル ブラッフォード(ドラム)という黄金期のメンバーである。
 スリリングなリズムがこのバンドの大きな特徴である。緊迫感を盛り上げ、静かな空間を演出する。個人的には、ビル ブラフォードが抜けたことは、イエスにとって大きな痛手だったと思っている。当然、スティーブ ハウのギターは、すごくうまくて、しかも、効果的な音を出しているし、ジョンアンダーソンは、イエスのすべてだし、ウェイクマンのキーボードもシンセも素晴らしい。この曲のどんなところから論じても、素晴らしいのである。
 素晴らしいばっかりじゃ伝わらないな・・・。
 自分は、初めてこれを買ったときには、まず「内ジャケット」に感動し、曲に入った。分かりやすくて、しかも、躍動感がある曲は、すぐに好きになれた。いつまでもあきのくることがない。この曲からプログレにはまった人って多いんだろうな。プログレを聞いたことがない人にすすめるのには、十分な曲である。長い曲がいやというなら別だが、そんな人にはすすめる必要がないし、音楽をともに語る必要もないと思う。
 この曲、カラオケで歌えるな。でも、だれも聞いてくれないし、ギターでひくには難しすぎるし。
 この曲は、レコーディングの時は、いっぺんに演奏したわけじゃなくて、いくつかのパートをつなぎ合わせて演奏したとか。まるでマイルスのレコーディングをきって貼り付けて作り上げたテオ マセロみたいだ。まさに編集の妙である。
(2001年2月25日)