ロックしりとり(第8回)
第7回がIAN MCDONALDだったので、今回はDである。Dといえば、デペッシュモードか、この人である。
DAVID BOWIEといえば?
彼の音楽って一体なんだろう?サイケだったり、フォークだったり、ロックンロールだったり、ハードロックだったり、ジャーマンだったり、ソウルだったり、ヨーロッパの憂鬱だったり、ドラムンベースだったり・・キリがない。音楽的には分類が難しくて、本当に書くのがむずかしい。でも、大好きである。70年代の作品はほとんどが名作で、一つ一つに大好きな曲がある。とりあえず好きな曲を5つあげてみると

 ・SPACE ODITTY
 ・QUICKSAND
 ・MOONAGE DAYDREAM
 ・WARSAWA
 ・HEROES
となる、次の日にはちがっているかもしれない。ジギースターダストは通して、聞くので一曲を選ぶのはむずかしいし、一番好きなアルバムといっても、とても選べそうではない。
 
 80年代の彼はあんまり好きじゃないんだけど、90年代途中からまた充実してきて、今回のリアリティーもなかなかのできである。もう55歳なんだが、まだまだ前に進んでいる感じがする。うまく行かない作品もいっぱいあるんだが、何か新しいもの(実は自分自身探し)を見つけるために挑戦している結果だと思っている。だから、古ぼけない。同じようなスタンスの人にピーター ガブリエルやニールヤングを自分は当てはめたい。ガブリエル、ヤングは結局は自分自身を見つめ続けている。

 自分もこんな生き方をしたいなと思う。ボウイはかなりトラウマが強そうで、苦悩も大きそうだけど。
 (持っているCD)
BLACK TIE WHITE NOISE
CHANGES
DIAMOND DOGS
EARTHLING
HEROES
HUNKY DORY
LIVE 1972
LOW
OUTSIDE
RAREEST ONE BOWIE
SCARY MONSTERS
STAGE
STATION TO STATION
THE MAN WHO SOLDS THE WORLD
YOUNG AMERICAN
ZIGGY STARDUST
ZIGGY STARDUST THE MOTION PICTURE
hours…'
BOWIE AT THE BEEB
HEATHEN
ZIGGY STARDUST 30TH ANNIVERSARY
ALADDIN SANE(30TH ANIVERSARY)
REALITY
                   今度はがつく人です。
                                                  (11月15日)
STAGE/DAVID BOWIE(1977)
1 HANG ON TO YOURSELF
2 ZIGGY STARDUST
3 FIVE YEARS
4 SOUL LOVE
5 STAR
6 STATION TO STATION
7 FAME
8 TVC 15
9 WARSAWA
10 SPEED OF LIFE
11 ART DECADE
12 SENSE OF DOUBT
13 BREAKING GLASS
14 HEROES
15 WHATS IN THE WORLD
16 BLACKOUT
17 BEAUTY AND THE BEAST
このごろのボウイもよくなっているけど、70年代のボウイの作品はどれも名作。「世界を売った男」「ハンキー ドリー」「ジギー スターダスト」「アラディン セイン」「ダイアモンド ドックス」「ヤング アメリカン(は、あんまりすきじゃない)」「ステイション トゥ ステイション」「ロウ」「ヒーローズ」どれも名盤。でも、一番好きな曲はスペースオディティだったりする。ヒーローズ ツァーの時のライブ盤。ギターがエイドリアン ブリュー、カルロスアロマー。シンセにロジャー パウエル。ヴァイオリンにサイモン ハウス。日本ツアーの時は、ドラムがチェスター トンプソン。と、プログレ豪華メンバー。ダイアモンドドックスのツアーの時のメンバーの方が一般的には豪華なんだが、自分は圧倒的にこのメンバーが好き。ジギースターダストの曲のアレンジといい、ステイショントゥステイションといい、ロウ・ヒーローズの曲といい文句なし。
ZIGGY STARDUST
原曲と違いシンセで伸びやかなイントロからはじまる。荒々しさがあったのだが、ここではもっとシンフォニックである。ジギーは、バンドから殺されるが、イギーと競演したボウイはどんな気持ちだったのだろう。
STATION TO STATION
RETURN OF THIN WHITE DUKEである。むかし、NHKでこのライブがあったとき(ベーターで録画している)に、にやにや笑いながら汽笛の音をかき鳴らすエイドリアン ブリュー。この曲のコーラスもしているのだが、まさかその後クリムゾンのヴォーカルに20年もなるなんて。アール スリックの原曲盤を遙かに越えるギター。
WARSAWA
このころを代表する曲。これは、原曲は越えられない。ボウイがメロトロン(チェンバーレイン)をひいている。自分がボウイを好きになったのも、FMでこの曲を聴いてからです。
HEROES
スタジオ盤は、ロバート フリップ。ライブは、エイドリアン ブリュー。(2000年のクリムゾンのライブでは二人によるカバーが)おもしろいものです。フレディマーキュリー追悼コンサートでは、(生前最後の)ミック ロンソンがひいていた。ニールヤング主催のブリッジ スクール トリビュート アルバムには、この曲のアコースティック版が納められています。

(2000年8月20日)