オープンネットとの出会いと建築現場の見学

@オープンネットで家を建てることを決めるまで
 もう37歳。結婚もして、子どもも二人産まれて、そろそろ家を新築しようと言うことになった。
結婚して最初は、福岡市内のマンション。家賃は、合わせて8万、次はメゾネットタイプのアパート。そのアパートは、隣のやつがひどいやつでうちの娘が泣くと壁を殴るようなやつ。不動産屋のブラックリストにも載っていそうなやつ。文句言うとどんな仕返しをされるかわからないし、精神衛生上よくないので、1999年の8月に今の借家に引っ越ししました。家賃7万で、4LDKと書斎つき、しかも、車は敷地内に2台とめられてとってもいい家。近くの人もとてもいい人。昔からの人と、新しく入ってきた人とのブレンドができている。でも、自分の家じゃないから何となくよそ行き。運良く自分の住んでいる前原市は、そんなに地価が高くないから公務員共稼ぎの我々夫婦でも家が建てられる。
 まずは、情報収集ということで、友だちに話を聞く。「自分は3大メーカーから選んだよ」「○○さんは、何とかという会社で建てたよ」などのはなしから、よしということで大手メーカーに絞って、そのメーカーの住宅展示場に行った。(8月25日頃)すると、とてもいい家。サービスマンもとてもいい人なので、自分たちもとても乗り気になった。大手メーカーは、たくさん物件を持ってくるし、いろんな手続きをしてくれるし、安心していた。
 しかし、友だちのYくんに「家を建てるんだけど・・」と聞くと、「ちょっとちょっと」と行って自分が建てている家造りのはなしをはじめた。「ベタ基礎?」「基礎パッキン?」「オープンネットシステム?」とにかく彼は熱く語りはじめた。「自分のこれから住む家のいろんな場所の値段がはっきりと知りたいと思わない?」「どこにどんな値段がかかっているかがわかるやりかたがあるんだ」と、紹介されたのがオープンネットの家造りだった。
 それで、ハウスメーカーでの家造りが揺れてきた。決定的だったのが、そのオープンネットシステムで建てている家の基礎を見学に行ったことで気持ちは決まった。こういう家を建てよう。
 そう思えば、自分がY君に偶然声をかけたのも何かの縁かもしれないし、何かに導かれたのかもしれない。(何か宗教っぽいかな?)
(つづく)自分での土地探し、融資についてなど
                                 (2000年10月29日)
Aベタ基礎
 基礎工事に見に行ったときには、オープンネットのHさんにベタ基礎のはなしをしていただいた。今までの建築現場では、基礎の仕方も四隅にコンクリートを固めた所の上に木を乗せるやり方が中心だったが、今度の家造りではベタ基礎といってすべてコンクリートを敷き詰めて作る。今までのハウスメーカーや工務店だとコストがかかると言ってしてくれないのだが、オープンネットはいろんな業者に共同入札して作っていくやり方なので、コストもあまりかからないためにこういうやり方も可能。床下を作らないので湿気もあがってこないし、家全体がしっかりする。
これだけでも、ハウスメーカーにはない建て方。それに、Hさんの家造りの情熱が伝わってきた。「ハウスメーカーのサービスマンがいくらよくても、契約まで。その人が家を建てるわけじゃない」それに対して、設計事務所の人がずっと建築現場で見てくれる。
 これまでで画期的なやり方で自分の住んでいる市では初めての建て方だそうです。
(2000年11月2日)
Bネットで3割安い新築
 11月17日(金)のワールドビジネスサテライトと言うテレビ東京で午後11時にある番組で、オープンネットで建てる家の特集があった。
 今までは、住宅メーカ、工務店中心の家造りが99パーセントを占めていた(現在も)。それが、ネットを利用することで、直接設計事務所と連携を取り合い、中間マージンを極力抑えての家造りをおこなうことで3割近く割安になるやり方だと言うことが放送された。
 そういえば、大手メーカーでの建築は、料金の中に住宅展示場の値段も、宣伝の値段も含められている。それに、実際に工事を行うのは孫請けの業者。そういうことでどんどん値段がふくれあがっていく。でも、オープンネットやその他のネットをつかって設計事務所との連携を取りながら建てていくやり方は、そういう中間の業者が少ないからその分の値段が抑えられる。今は、たった1パーセントのシェアしかないのだが、これからはこのような建て方がどんどん主流になっていくようだ。
 従来のやり方は、それはそれでいいところはあるのかもしれないが、何かなれ合いみたいな所もあるし、縁故で建てるから持ちつ持たれつで、消費者に目が向かない家造りのような気がする。
 自分の家だから、もっと楽しく、いろんなことを相談しながら建ててみたい。
(2000年11月18日)
C土地購入のための資金
教職員には、公立学校共済組合というのがあって、比較的簡単にお金が借りれます。今日、手続きに福岡県庁までに行って来ました。いろいろとそろえないといけない文書があって、しかも、それをしっかりと説明できないので、ドキドキでした。こんなに大きなお金を借りたことないし、不動産にはいろいろとわからない決まりがたくさんあるし・・。でも、これで大丈夫です。
(2000年12月15日)
D建築現場の見学
 1月7日(日)に、福岡県の春日市に建築現場の見学に行きました。ワード設計のHさんにいろんなことを説明してもらいました。住宅の基礎が終わって、棟上げがあったばかりの家です。
いろんなこだわりや工夫が基礎のところに生かされていました。

この二つの写真は、基礎の部分です。コンクリートを地面全体にしいてあります。コンクリートの下には、湿気がこないように処理がしてあります。この基礎をすることで家自体の基礎がしっかりすると同時に、湿気を寄せ付けません。
 高気密、高断熱の建て方です。

 ここのもう一つの特徴は、「外断熱」であることです。壁と壁の間に断熱材を入れる「内断熱」じゃなく、屋根や外枠の木材の外側に断熱板を張ります。こうすることで、結露を防ぎ、屋根裏の有効利用をすることができます。
 左の写真は、屋根の上。右の写真は、家の外に水色の断熱板が映っています。

 また、建築現場特有のつんとした接着剤のにおいをなくした木材を使ってあります。ホルムアルデヒドが0だそうです。また、家の完成後の歪みを少なくするために、しっかりと完成させた「ドライビーム」という建材を使っています。

 うちの娘が持っているのが、屋根の上に張ってあった断熱板です。

自分たちが建てるときまでに、いろんなことを勉強しないといけないけど、なんか楽しそうです。「高気密・高断熱の家」の換気システムのこと。いろんな間取りのことなどまだまだ学習をしないといけないなと思いました。
(2001年1月7日)
Eオープンネットの本が出た
 すっかり宣伝して回っているな。「こうすればいい家が安く建つ『価格の見える家づくり』(山中 省吾 著)」1500円がコスモリバティー社から出ました。自分も今読み始めているところです。盲従するのはいけないとは思うけど、読んでいるといろいろと勉強させられることが多かったり、納得することが多いです。
 興味のある方は一読ください。
 1月末に『土地の決済』も終わり、これでローン生活。これで、教師も辞められない。でも、やっと家づくりへの第一歩である。どんな家にするかを今いろんなの本を読んで間取りとかを勉強しているところ。いくらあっても足りません。
 でも、いろんな夢が詰まっています。
 
(2001年2月7日)
F完成間近の建築中の家の見学
 今日(3月31日(日))に、福岡市の南側にある那珂川町に完成間近の家を見学に行きました。あと2日で完成だそうで,大忙しで仕上げをされていました。


 ここの家の外観です。ちょっと高台にあります。ここでは、写してませんが、玄関もとてもおしゃれでした。玄関に入ると、お客さんに自分たちのくつが見えないように、家庭用のくつを脱ぐスペースがあります。ここがあるので、玄関にくつが散らかってみえないのです。壁の色もとってもいい色です。また、ガスを全然使わない「オール電化の家」です。

樹脂サッシです。ふつうのサッシは、アルミでできていますから、どうしても「結露」が出てしまいます。樹脂サッシだと、アルミに比べて熱伝導率が小さいため結露が出にくいです。
居間の天井です。木のぬくもりを残そうということで、むき出しになってます。
2階から階段を写しました。窓をたくさん使っているので、灯りをつけなくてもとても明るいです。右側には、洗面台があります。

ずいぶんたくさんの収納があります。どんな家にするかの打ち合わせを密に行うのですが、ここの家では「収納」と「台所」のこだわりを生かしてありました。正面に移っているのは、流し台の横の収納です。たくさんの食器が入ります。
 また、各部屋にロスナイ換気のシステム(熱交換型換気扇)がついていますし、風呂にも「乾燥機」がついていました。
 きっと「ハウスメーカー」で作ってしまうと、規定どおりのものができてしまって、施主のこだわりが生きなくなってしまいます。また、作りながら、「いろんなことをしたい」というアイデアは浮かんでくるものですから、そのアイデアを建築士の方と相談し、実現させていってます。各場所にいろんなこだわりと、素敵なアイデアが生かされていました。
 また、建築現場特有のつんとした接着剤のにおいをなくした木材を使ってあります。ホルムアルデヒドが0だそうです。また、家の完成後の歪みを少なくするために、しっかりと乾燥させた「ドライビーム」という木材を使っています。
(2001年3月31日)
GINAXショールーム
博多駅の近くにINAXショールームができたので家族で出かけました。行きがけのBGMは、ザッパのアンクル ミートちょっと変でした。オープニング フェアがあっていたのでうちの娘にくじを引かせたら、2等のMDプレーヤーと3等のクオカードがあたりました。ラッキー。でも、MDって一枚もないぞ!!それに、クオカードってなんだ!
 とにかく、外壁、洗面台、風呂、トイレ、キッチンを見て回りました。レンガ張りのような外壁にしたらいいか、どんな色の外壁にしたらいいかがなかなか決まりません。イナックスのよかったのは、風呂の内壁と湿気を吸う壁、そして、油汚れがつかないシンクでした。防汚・抗菌イナックスというだけはあります。また、タンクのないトイレもあり、新鮮でした。タンクがないとトイレはすごく広く感じます。
 この前、行ったトステムのほうが設備は充実していたけど、壁はこっちのほうがよかったかな?


ショールーム前で記念撮影

帰りには、博多リバレインで一休み

(2001年4月15日)
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