アルバム名しりとり(第2回)


前回の特集のロックしりとりのアーティストがずいぶん苦しくなってきたので今回は、「アルバム名しりとり」ということで特集を行ってみたい。これなら何とかなりそうだ・・・。


前回は、デイヴィッドボウイのハンキードリーだったので、こんかいは、Yということで・・・。
YS/IL BALETO DI BRONZO(1971)
 イル バレット ディ ブロンゾのイプシロン エッセは、自分が大好きなイタリアロックの作品である。この人たちの他の作品は知らない。たぶん再結成した作品があるとも聞いたが、そこまでの興味はない。とにかく、このYSの怪しいかがやきが際だっている。キーボードが中心のバンドでエマーソン、レイク&パーマーの影響があったりもするが、暗く立ちこめるような歌と曲は、他の国にはあまり聞かれない憂鬱さを感じる。イントロの哀しげな声を聞いて自分の隣に住んでいた友達がノイローゼになってしまったこともあったが、聞き込めば聞き込むほど味が出てくる作品でもある。何か未熟だなと思うところもあったりするんだが、勢いで聞かせてしまう。
                                          (2004年8月30日)