夜的


牛久保の矢場では、一年の締めくくりに納射会をかねて夜的(よまと)が行われます。
昔は、湊町神明社(旧吉田藩今橋城下)の矢場などで金の的をかけ、
三番的、位上的と、お祭り弓と同じ形式で夜的が行われていたそうです。

この日の的は五寸八分の星的
みんなイマイチの成績だけど和気あいあい
褒美は洗剤など日用品、家に持って帰って喜ばれるものばかり。
(家族への罪ホロボシの意味もある・・・?)

競射が終わった後は囲炉裏で一杯、大雑把な男の料理。

 的の下に窪みを掘りローソクを灯すと射位からはローソクの炎は見えず的だけが暗闇の中に浮かびます ボーッと霞んで見えます
 この射小屋も古材で自分たちで造りました。
秋は落葉、春は桜の花が隙間からハラハラ落ちてきます
 「常在館」とは、何時如何なる時でも戦場にいる心がまえを忘れるな、とかつての牛久保の城主牧野公の遺訓「常在戦場」からつけられました
 この日の優勝者は10射3中のひげ君でした。  古い茶釜で、お湯割りが人気
    筆頭門人の永井さん  いつも世話になっている矢取りのヒコさん。
射小屋からは音だけしか的中を判断できず昔の鉄火矢場では矢取りを買収するのも作戦のひとつだったそうです
    ワイン・アドバイザーの神谷さん  祭礼の神事的の後、余興の競射で使われる絵的
絵柄の場所で点数が決められ、
腕前以上に運が大きく左右する。
射位から見たあづち
あづちから見た射小屋




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