日置流雪荷派
山本良輔門人会の勘定御日待
牛久保の矢場では祭礼弓などの行事の後に門人の慰労を兼ねて反省会をします。
これをこの辺りでは勘定御日待ちと言います。
露天風呂に入ったり弓を引いたり昼寝をしたりしてのんびり一日過ごします。
この日はあいにくの曇り空
新緑とウグイスの鳴き声のこだまする中でいのちの洗濯です。
愛知県三河山間部、通称、奥三河と呼ばれるところです。 何処にでもある日本の典型的な山の風景。 この近くには戦国時代に武田の騎馬隊に、信長、家康の連合軍が 配合兵法(弓、鉄砲、槍)で戦った設楽原の馬防柵や長篠城祉などがあり、 下の写真はそこから山の中に少し入ったところ。 |
街道沿いにある造り酒屋の看板。 巨大な一升ビンが空に突き出ています。 ちなみに蓬莱泉「空」(そらではなく「くう」と読みます)が有名。めったに口に出来ないお酒です。 |
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射位から見た8寸的。 的までは15間。 |
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師匠はこの日、皆が来る前から下草刈り(マムシがいるので、下草を刈っておけば安全。) 作業着のツナギのまま競射が始まりました。 イノシシや猿の群れも見ています。 |
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的から見た射位 | |||
木立のわずかなすき間に的が見え、射そこなうと木に当たります。 竹矢はもちろん金属シャフトでも折れてしまいます。 強い弓だと刺さって抜けなくなることもある。 |
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最近、雪荷派の本来の姿に戻そうと正面から斜面にかえて引いているボク。 |
沢に架けた橋を渡って矢取りです。 |
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露天風呂の横の木の巣箱にヤマガラが巣をかけて雛がかえります。この日は卵を発見。 |
最初に風呂を沸かします。 こうしておけば1日中いつでも好きなときに入れます。 雨の日の湿った薪でも神谷君なら大丈夫。手馴れたものです。 |
建築中の2棟めのログハウス。 完成予定日は未だに未定。 もうすぐ、もうすぐと言いながらなかなか完成しないので、 最近では「下のほうから木が腐食してくるぞ」と陰口を叩く者まで現れる始末。 露天風呂も茶室も全て手造り。 「建築作業は怪我の無いように」 そして「弓は楽しくやりましょう」がうちのモットー。 |
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お疲れさまー! 竹を切ったお銚子と杯でアマゴの骨酒 |
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ログのひさしに狂俳の短冊。 弓よりもこのほうが楽しい? |
昼寝のために作った沢の上に架けた桟敷。 涼しい風と沢の音でグータラ。 |
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七輪で造った薫製器、この日はアマゴの燻製。 | 山へ来てもワインにこだわる | 炊事道具と食料庫 | |
お日待の締めはお茶会。 茶室のにじり口から突進---? |
作法を知らない門人一同、ムムッと飲むだけ。 | ||