タイムは肉、内蔵類、魚介類、野菜、等どんな素材とも、相性がよく、料理では最も良く使われるハーブです。また、煮込んでも、香が残るので、スープにも良く、スープやシチューを作るとき、入れる「ブーケガルニ」の主材料です。
高温には強いのですが、日本の梅雨に弱いのが、難しいところ。とにかく、乾燥にはつよいんですが、湿気に弱いのです。ですから、植えて1年目は収穫せず、2年目以降、株が大きくなってから、収穫します。
また、花を必要としないなら、花は早めにつみとり、枝を伸ばしたほうが成育がいいです。病害虫もほとんど ありません。
オレンジ、黄色のきれいな花は噛んでみると、マスタードのような辛みがあり、エディブルフラワー(食用花)の代表です。
一年草ですので、毎年、種を蒔くか、苗を購入して育てるわけですが、夏の暑さが苦手なため、夏は弱ってます。しかし、秋になれば、また、元気になり、花をつけてくれます。
葉と花のサラダがほとんどですが、実も、ピクルスとして 欧米では使われます。葉はよくナメクジに食べられますので、御注意を。
レモンの香と、味のする、このハーブは誰でも一度は育ててみたいハーブでしょう。育てるのも、簡単で、ミントと同様、繁殖力も旺盛で、手がかからず、初心者向きです。
生の葉は刻んで、サラダにソーセージやオムレツの卵料理等に。お茶はレモンバームだけで、充分美味しいです。はちみつを加えて、美容に。レモンの代わりに使えば、失敗しません。
お風呂には ミント、カモミール、ラベンダー等とブレンドして入れると、冷え症にも効き、体が芯から温まります。
何がなんでも、ローズマリーだけは あったほうが、便利です。料理一般に使えますし、疲れたときは 葉をこすって、嗅ぐだけでも、疲れがとれます。(ホント。)
ただし、匍匐性のものは 広がってしまうので、植えるときは場所を考えて。日当たりがよく、水はけのいい場所なら、どこでも、大丈夫です。植えっぱなしで、なんにも、いらないし、適当に使ってれば、大きくならないし。
ただ、成長がいちじるしく遅いので、種から、育てるのはやめて、少々、高くても、少し大きくなった、株で購入したほうが いいです。(作者経験談)
Q1:ローズマリーを株分けしたいけど、切って土にさしとけばいいのですか?(32才:主婦 ハーブ大好きさんから)
A1:え〜〜と、まず 株分けと挿し木は違うってこと 知ってる??う〜〜ん、知らない人も多いんだよね。きっと。
まず、株分けっていうのは、根を分ける事。土から出して、それをそ〜〜っと、ほぐしていくと、いくつかの株に分けられるから、それを別々に植え直すんですね。
挿し木は、植物の先端を5cm位切って、新しい土にさしておくと 不思議なことにそこから、根がでてくるので それを育てるの。これは適期があってちょっと難しい。
今では イタリア料理店が普及して、ルッコラも有名になったもんですが、ちょっと前までは 良くお客様に「ルッコラの種を探してるんですが、、」と、ロケットの種の前で聞かれたものでした。同じなのです。
食べるとなぜか、ゴマの風味がする、この植物は栄養価も高く、イタリア料理にはかかせません。3月〜10月頃まで、種を蒔いて、間引きながら、育てれば、盛夏以外はほとんど収穫できます。
花も咲きますが、花をつけさせてしまうと、葉の味もおち、株の寿命がきてしまいますので、かわいそうですが、花はかたっぱしから、摘み取ってください。