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すすき

「すすき」って、漢字でどう書くか知ってます?そう、「尾花」と書きます。私はずっと、恥ずかしいことに、「枯尾花」と書くと、信じておりました。昭和枯れススキじゃないっつーの!「枯」の字がつかないと、すすきって読まないと思ってたのです。

すすきにも、いろいろありまして、鷹の羽すすき なるもの等、素敵な品種があるのです。庭に植えると、増えるので、鉢植にして楽しむと、風情がでます。また、イネ科に寄生して生きる、ナンバンギセル等の植物を寄せ植えにしたりすれば、一石二鳥です。

テラコッタ等の大きい鉢や、昔の炭を入れた火鉢等、ちょっと、和風なもののほうが似合います。勝手に毎年生えてくれるので、楽ですし、お月見の時など、そりゃあ、格好良いったら。誰かを呼んで、お月見パーティー等やりたくなります。

このころは、秋の花も出そろっているので、一緒に、リンドウ、コスモス、菊等、飾ると、素敵。こーゆーときの、色合いは、黄色、紫等、反対色を上手く活用して、金襴豪華に日本の美をいけてみてください。

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コスモス

秋桜と書いて、コスモスと、読みます。日本人のこの、当て字の、感性は本当にたいしたものだと、思いませんか?上の、すすきや、紫陽花でも、書かせていただきましたが、私はこういう感性を、大切にしていれば、日本人も捨てたもんではないのではないか、、と思うのです。

COSMOSは、英語だと、宇宙と言う意味です。なんか、こっちも、悪くないですね。宇宙に揺れるコスモスのイメージは、雄大で、やさしく、強い感じ。実際、原産地はメキシコです。明治の中ごろに、渡来しました。この花の感性が、日本人の心に合ったのでしょう。今では、まるで、日本の花のような扱いです。

弱そうですが、案外強く、荒地で、肥料もいらず、踏まれても、また、起き上がって咲きます。しかし、ひとつだけ、弱点が。他の花との、勢力争いに弱いのです。ですから、雑草はこまめにとらないと、コスモスは大きくなってくれません。コスモスばかりの畑は、大丈夫なのにね。

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どんぐり

どんぐりは、椎ノ木や、シラカシの実です。総称してどんぐりと言ってます。一般的にはシラカシの方を みなさん、拾ったのではないでしょうか?椎の実のなかでも、スダジイは、実が美味しいと本に載っておりますが、本当か???

クリスマスの前になると、リースを作るのですが、ドングリを買うと、なかなか高いので、拾いたいくらいです。ただし、拾ったどんぐりには ムシが既についていることが多く、商品には出来ません。買ってきたリースから、幼虫がコンニチワってわけにはいかないので。

ご自分で楽しむ分には拾ってもいいでしょう。このとき、拾ったどんぐりは一度、熱湯で、ゆでるといいですね。ムシも 死んでしまいます。まつぼっくりも同様で、必ず、ムシが出ないよう注意してください。

秋から冬は、乾燥してて、ドライになりやすいので、いろいろな花や実を探して、ドライフラワーにして クリスマスリースを作るのも いいのではないでしょうか? 昔は「かあさんが夜なべをして手袋作ってくれた」のですが、最近は手袋はユニクロで売ってるし、秋の夜長、リースを作ったりして、ぜいたくに過ごしてください。

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たで

そうです、これが、「蓼食う虫も好き好き」といわれる、「たで」、です。小さい頃は、「アカマンマ」といって、おままごとをして、遊びました(今のコはわかんないか、、、)。でも、以外にしぶといコで、住宅地でも、ちょっとした、空き地や道端に 未だ、生えておりますです。

オオタデと、呼ばれる、2m位になるものもあり、結構、見ごたえのする、美しい花です。今の店の周辺の、武蔵境には、この花がとても、多くて驚きました。種で簡単に増えるので、奇麗だと思った方が、種を採っては、蒔いたのでしょうか?

冬には枯れてしまいますが、種がこぼれて毎年同じ場所に咲いてきます。なにもしなくても、咲きますが、なにせ、大きいうえに頭でっかちですので、台風や、強風には、支柱を立ててやると、安心です。ちなみに、道端の小さい、おままごとの、ご飯がわりにしたほうは「イヌタデ」と言います。

私は山野草が好きなので、こういったアカマンマや、その辺の野草を摘んできて、お月見のお花に飾ったりします。ネコジャラシやススキ、メヒシバ等と組み合わせれば、とってもオシャレ。みなさんも、やってみてね。

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藤袴

秋の七草言えますか〜〜?萩、尾花、女郎花、朝顔、葛、藤袴、瞿麦のななつです。ところで、読めた?この場合の朝顔は、桔梗だという説が有力です。

源氏物語では、春、夏、秋、冬に分けた部屋を各女主人に持たせました。部屋から、見える景色が一番良い季節を、各部屋で、分けたのです。私だったら、秋の部屋がいいなあ。一番、日本の季節が美しく、満喫できると思います。雅な空間も 秋が一番だとおもうんですけど、みなさんは?

この中で、藤袴は、万葉集ではあまり、歌われておりません。山上憶良が1首つかっただけ。(最も多いのは萩だそうです)藤袴はもともと、中国の花で香料として 使われてたそうです。あまり、水あげが良くないので、葉を空いて使うと、もちがいいようです。この後、古今集では12首ほど、歌われており、徐々に国風の花のように扱われていったそうです。

柔らかいピンクが、ほんのりと、秋をおしえてくれる、秀逸な秋草です。

「萩の花 尾花葛花 瞿麦の花、女郎花また藤袴 朝顔の花」   山上憶良

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