十五夜

お月見・名月・中秋の名月等と呼ばれる。

古来、観月の好時期とされ、昔は月下に酒宴を張り、詩歌を詠じ、すすきを飾り、月見団子、里芋、枝豆、栗等を盛って、月を眺めて楽しんだそうです。

中秋は旧暦の8月15日のこと。「仲秋」は、旧暦の8月。今では、

9月の中下旬の満月の日に行います。

「月々に月見る月は多けれど、月見る月はこの月の月」というくらい月がきれいな時なのです。

くだらないと、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、月を見て、おだんごを食べて、ススキやリンドウ、コスモス等の秋の花をあしらって、今宵、誰ぞと、日本酒をちびりちびりと、やるくらいの余裕があっても いいんじゃないの?って思いませんか?

今考えると、昔の日本人は心は豊かだったのですね。

上の画像は、秋の花のアレンジメントです。(花材:トルコ桔梗、ススキ、女郎花、黒稲、クジャクソウ、スプレー菊等)さらっとした感じで、伸びやかに生けると、可憐な雰囲気がでます。

雅な感じを出したければ、反対色を使うと効果があります。日本の古来の色合いは結構派手で、紫にオレンジとか、赤に緑とかを、トーンを落としたり、あげたりして下品にならないよう 上手く調和させています。着物の柄等を参考にしてもいいでしょう。ただ、色味は使いすぎないように。難しくなって、逆効果になることも。

花器も和皿等を使って、水盤代わりにしてはいかがでしょうか?