高知・松山2泊3日の旅
今回の旅行も、大学時代の友人Y氏と2人で行ってまいりました。今回は、F氏にとって四国初上陸となります。しかし、天気に祟られた旅となりました。台風許すまじ!
 
 第1日 2004年8月29日(日) 羽田〜高知〜桂浜〜高知
 第2日 2004年8月30日(月) 高知〜松山
 第3日 2004年8月31日(火) 松山〜道後温泉〜羽田 
 

第1日 2004年8月29日(日) 羽田〜高知〜桂浜〜高知

 今回の旅行は、インターネットで安いパックを探すものの、飛行機の便が埋まっていたり、ホテルがシングルしか空いていない等、なかなか予約まで苦労しました。結局、1人3万円ちょっとで、羽田11時25分発と少し遅めの時間で、2泊ともシングルということになりました。
 さて、当日の待ち合わせは羽田空港。今回は、出発が遅いので、余裕を持って待ち合わせに間に合い、いざ高知へ向かう。

 1時間ちょっとで高知龍馬空港に到着し、さらに、バスで高知市内の中心地へ。まずは、お腹も空いたので、昼食を食べることにし、店を探す。その途中ではりまや橋(下左の画像)を見る。はりまや橋は高知の名所として有名ですが、がっかり名所としも有名らしいです。画像を見ていただければ分かるかと思いますが、まあ、こんなものでしょう。
 昼食後、高知城(下右の画像)へ向かう。ここは、土佐藩24万石の山内氏の居城で、平山城です。この城は、一度火事で焼失したものを1753年に再建されたものです。平山城ですので、結構階段を登ります。ちなみに、土佐藩の初代藩主は平成18年の大河ドラマで扱われる山内一豊です。大河ドラマの頃には観光客が沢山訪れるのでしょうか?

はりまや橋 高知城
はりまや橋 高知城

 次にバスで桂浜へ向かう。高知といえばやはり坂本龍馬でしょうということで、まずは坂本龍馬像(下左の画像)を見る。坂本龍馬は幕末に薩長同盟の成立や大政奉還に尽力した人で、小説等の主人公にも数多くなっている人物です。かくいう私F氏も、幕末の人の中で好きな人(尊敬する人)の一人です。
 その後、桂浜(下右の画像)から海を眺める。この日は、台風が接近しつつあることもあり、波が非常に高かったです。ここは、台風情報などでニュースによく登場する場所です。

坂本龍馬像 桂浜
坂本龍馬像 桂浜

 そして、時間も夕方になってきたので、バスで高知へ戻り、ホテルにチェックインする。夕食は、高知の郷土料理を食べられるお店に行く。高知といえば鰹が有名ですが、この店で食べた鰹のたたきは美味しかったです。あと、最後に食べたちりめん茶漬けも美味しかった。また、値段もそれほど高くなく満足できました。



第2日 2004年8月30日(月) 高知〜松山

 当初、この日は、まず宇和島に行って、その後松山に行き泊まる予定でした。しかーし、台風直撃!朝起きるとものすごく雨が降っており、ニュースを見ると、宇和島へ行く電車も止まってしまっている区間がある・・・。そこで、Y氏と相談の結果、とりあえず宇和島へ行くことは断念し、高速バスで松山へ向かうことにする。高知駅まで徒歩で行き、そこからバスで松山へ向かう。
 この判断は大正解でした。というのも、この日の午後、高知県内は台風のため、市電は止まるわ、電車は止まるわ、あげくのはてには私たちが乗ったバスも午後には止まってしまっていました。うーん、助かった。

 さて、松山にお昼ごろ到着し、まず昼食を食べた後、どこを見に行くかY氏と検討する。松山も台風のため、大雨が降っており、建物の中に避難できる博物館、美術館を見て回ることにする。が、どこも休館日ばかり!そこで、この日は観光をあきらめ、とっととホテルにチェックイン。そして、夕方まで読書と昼寝。半日無駄にしてしまった・・・。
 夕方になり、夕食を食べに行くことにするが、外はやはり大雨。なんとか市電でお店に向かいました。この日の夕食は、地鶏料理のお店。まず、店のおじさんにすすめられたとりさしを食べるが、美味い!その後、骨付き若足を食べるが、これまた美味い!ビールがすすんで仕方がない。いやー、この後も料理に満足して店を出ました。こちらのお店も昨日の高知のお店と同じく、値段もはれほど高くありません。
 この後、ホテルまでは大雨の中、徒歩で帰りましたが、私とY氏の2人とも傘を壊しました・・・。(台風情報のニュースでよく登場する感じの場面をご想像ください。)台風恐るべし・・・。



第3日 2004年8月31日(火) 松山〜道後温泉〜羽田

 この日は、昨日行けなかった宇和島に行く予定でした。朝起きた時点で台風は通り過ぎ、晴れてはいたものの電車がまだ復旧していませんでした。そのため、今回は宇和島観光は断念し、松山市内をゆっくり観光することにしました。
 まず、朝食を食べた後、松山城(下の画像)へ向かう。ここは、松山藩15万石の松平家の居城です。(NHKの某アナウンサーはこちらの藩主のご子孫です。)こちらの城も平山城で、割と大きな城であったことが伺えます。この後、松山城二之丸史跡庭園を見た後、市電で道後温泉ヘ向かう。ちなみに、この日は市電の一日乗車券を購入しました。これは、市電に2回乗れば、元がとれますので、市内観光にはオススメです。

松山城
松山城

 道後温泉に到着し、最初に湯築城跡へ向かう。ここは公園となっていて、資料館もあります。湯築城は、鎌倉時代から戦国時代にかけてこの地を統治していた河野氏の居城でした。資料館では、ボランティアの人による詳しい説明も聞け、結構興味深く見ることができました。Y氏曰く「河野氏って、信長の野望に登場する弱い大名のあの河野氏だよね。」まあ、私も見学前はY氏と同じような知識しか持っていなかったのですが、いろいろと興味深い史実(承久の乱で一族の大部分が後鳥羽上皇側に与したこと等々)を知ることができました。
 この後、お腹も減ってきたので、昼食を食べ、その後に宝厳寺伊佐爾波神社(下左の画像)と見てまわり、道後温泉駅前の坊っちゃんカラクリ時計(下真ん中の画像)を見に行く。これは、普段は8〜22時の1時間ごとにカラクリ時計が動くのですが、この日は夏休み期間ということで、30分ごとにカラクリ時計が動いていました。
 次に、松山市立子規記念博物館へ行く。名前のとおり、ここは松山出身の正岡子規についての博物館なのですが、LDの映像などもあり、結構面白かったです。まあ、私は子規の作品について、詳しく読んだことはないのですが、展示物等から子規の人柄などをうかがい知ることができます。ちなみに、子規の親友である夏目漱石についても、私はまともに作品を読んだことがありません・・・。
 この日は台風一過とても暑く、汗をたくさんかいたので、道後温泉に入ることにする。そして、向かったのは道後温泉本館(下右の画像)。ここは、有名な建物ですが、いくつかの浴場があります。私たちが入ったのは、一番値段が安い1階の神の湯(300円)。あまり広くはないのですが、とても気持ちよく入ることができました。値段も1回銭湯に入るような安い値段で、おそらく地元の方とおぼしき方々が多く入浴していました。うーん、この辺の近所の人はうらやましい・・・。
 入浴後、ビールを飲み、かき氷を食べましたが、温泉入浴後ということもあって非常に美味しい。満足です。

伊佐爾波神社 坊っちゃんカラクリ時計 道後温泉本館
伊佐爾波神社 坊っちゃんカラクリ時計 道後温泉本館

 この後、市電で松山に戻り、バスで松山空港へ向かい、羽田へと戻ってきました。この日は、時間に余裕があったのでいろいろとゆっくり見て回ることができ、また、温泉にものんびりとつかることができました。ただ、宇和島に行けなかったことが残念・・・。

 今回の旅行は、相変わらず史跡を中心に見て回りました。ただ、高知は幕末の頃の人物の関連の建物等が萩とかに比べ少なく、そこが少し残念。ただ、食べ物は安くて美味しいものが多く、温泉も非常に気持ちよかったです。旅行のパックの代金も比較的安く、割とオススメの旅行先だと思います。
 総費用は約5万円。


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