道東2泊3日の旅
今回の旅行は大学時代の友人のH氏とK氏と3人で行ってまいりました。一応、3人とも働いておりますが、休みを合わせて行ってまいりました。基本的にこのメンツだと、観光よりも飲み食いに重点が置かれる旅行になります。
 
 第1日 2000年9月17日(日) 羽田〜帯広〜釧路
 第2日 2000年9月18日(月) 釧路〜美幌〜網走〜知床
 第3日 2000年9月19日(火) 知床〜野付半島〜帯広〜羽田 
 

第1日 2000年9月17日(日) 羽田〜帯広〜釧路

 さて、今回の旅行は、雑誌で安いパックツアー(といっても、完全自由行動)を探しまして利用しました。ゆえに、安いだけあって飛行機は朝イチ。待ち合わせ場所は羽田ということで、私も始発電車に乗って向かったものの、待ち合わせに30分ほど遅刻。うーん、羽田は遠い(というより、ウチが田舎なのか?)。大学時代の友人H氏とK氏に合流し、「あれ、S氏(大学時代の友人。今回の旅行は4人で行く予定。)はまだ?」と聞くと、H氏とK氏曰く「S氏は、巨人が優勝しそうだから来られないって。」(ちなみに、S氏は野球雑誌の出版社に勤めており、巨人が優勝すると増刊号などの仕事があり、そのため、休みをとれなくなってしまったのです。可哀相に。)

 そんな訳で3人で出発するものの、この日は生憎の曇り空。北海道の天気を心配しつつ飛行機に乗り、いざ帯広へ。空港に到着すると、やはり曇り空で今にも雨が降り出しそう(うーん、嫌な天気だなーと思う私)。レンタカー(スターレット。非力で狭いが安いので我慢。)を借り、まずは昼食を食べに釧路へ向かう。途中、霧が濃く心配になる(やはり、道東旅行の楽しみの一つは景色を楽しむことですからね)。

 釧路に到着し、K氏の要望で昼食を食べに和商市場へ向かう。が、途中でガイドを見て日曜は休みだと気づく3人(おいおい、誰かそれくらい事前に調べろよ・・・)。仕方なく、別の店を探すがなかなか見つからず、やっと見つけた寿司屋に入る(やっぱり、北海道に来たら、海産物食べないとね)。まあ、味は普通。腹ごしらえの終わったところで、ホテルにチェックインだけして、次に釧路湿原を見に行くことにする。
 釧路湿原に到着し、細岡展望台から釧路湿原を見ると、一面の霧!な、何も見えない・・・。がっかりして、次の目的地の摩周湖へと向かう(とはいうものの、摩周湖は「霧の摩周湖」というくらいだから、かなり不安)。摩周湖第1展望台に到着し、摩周湖を見ると、やはり、一面の霧!な、何も見えない・・・。くそー、道東に何しに来たんだー。
 仕方なく釧路に戻り、夕食を食べに行くことにする。今度も、また寿司屋。店に入ると、わざわざおばちゃんが我々の席の傍のTVをつけてくれ、五輪サッカー(日本対スロバキア)を見ながら、ビールを飲み、寿司を食べる。いやー、これはよかった。まさか、旅行先で五輪サッカー見ながら、寿司食べて、ビール飲めるなんて(おばちゃん、ありがとう)。寿司も昼の店より美味しかった(しかも、値段も安かった)し、ビールも美味しかったし、日本も五輪サッカーに勝ったし、気分よくホテルへ戻る。
 この日は、天候に恵まれず散々だったものの、寿司が美味しかったので、まあ、道東に来てよかったかなとは思う。



第2日 2000年9月18日(月) 釧路〜美幌〜網走〜知床

 この日も朝起きて外を見ると霧が濃い。天気予報では、午前中は雨が降るということなので、当初野付半島に行く予定だったものの、網走に行くことにする(野付半島は天気のいい日に行きたいですからね)。で、早速ホテルで朝食を食べて出発。

 網走に向かう途中で、美幌峠に寄り屈斜路湖を見ることにする。が、やはり一面の霧!な、何も見えない・・・。うーん、予想はしていたんですけどねー。仕方ないので、名物だというくまざさソフトクリームなるものを食べて網走へ向かう(ソフトクリームは抹茶のソフトクリームに似た味でなかなか美味しい)。

 網走に到着し、まずはオホーツク流氷館へ向かう。ここは、本物の流氷を展示した部屋があり入ってみる。中はとても寒い。実際に流氷に触ることもできるので、触ってみる。うーん、冷たい(当たり前)。入り口で渡された濡れタオルを、部屋の中で振り回していると、いつのまにかタオルが凍っている。こうして、氷点下の世界(この日の部屋の温度は、マイナス16℃)を体験して、次に博物館網走監獄(左下の画像)へ向かう。
 博物館網走監獄は、昔の網走刑務所の建物を移築・復元した所。いろいろな建物があり、見て回る。ここは、結構面白く、興味深く見て回ることができた。途中、懲罰房の中に入り、外から閉めてもらってみると、中は真っ暗、狭い(こんな所に押し込められたら、気が狂いそう)。最後に出口で、出獄許可証なるものを売っているので買う(これは、入り口に入る際にカメラマンが撮った写真でつくったもの)。
 そろそろお腹も減ってきたので、ラーメン屋(定食屋?)に入り、昼食を食べることにする。私は、ビビンバ味噌ラーメンなるものを食べる。これは、味噌ラーメンの中にビビンバ(おこげのご飯)が入っていて、結構美味しかった(味噌ラーメンとおこげのご飯が意外にあう)。

 腹ごしらえもすんだところで、一路知床へと向かう。途中で雨もやみ、ホッとする(いやー、やっと景色も見れそう)。知床に到着し、まずはオシンコシンの滝(下真ん中の画像)を見る(今回の旅行で初のきれいな景色を見る!)。この滝は海沿いの国道沿いにあり、滝から流れる水がそのまま海に流れている。
 この後、ホテルにチェックインだけして、知床五湖を見に行く。大部分の観光客の人は一湖と二湖だけ見て帰るらしいが、せっかくだからと五湖全部見て回ることにする。が、またしても、途中で雨が降ってくる(今回は、天気に祟られている・・・)。やっとのことで、五湖全部見て回る頃には、雨も上がり、きれいな夕陽(右下の画像)を見ることができたので、まあ、よかったのかな?
 この後、ホテルへと戻り、温泉に入る(この日のホテルは温泉あり!)。いやー、やっぱり、温泉は気持ちいい。温泉に入った後の食事は美味しいし、ビールも美味しい。この日は早寝をして、明日に備える。

博物館網走監獄 オシンコシンの滝 知床五湖から見た夕陽
博物館網走監獄 オシンコシンの滝 知床五湖から見た夕陽




第3日 2000年9月19日(火) 知床〜野付半島〜帯広〜羽田

 この日は、昨日の早寝のためか朝4時ごろ目が覚める。仕方がないので、温泉に入りに行く。この日は、雨も降っておらず、ちょうど、空が明るくなりかけるところで、とても気持ちいい(やっぱり、朝の温泉は最高!)。ホテルで朝食を食べて7時過ぎには出発(うーん、気合が入っている)。
 まずは、知床峠に寄り、羅臼岳(左下の画像)や国後島を見る。この日は快晴なので、景色も最高!やっぱり、旅行は天気がよくないとダメですね。昨日もここに来たというおばちゃん(夫婦で旅行していたみたい)と話したところ、昨日はまったく景色が見えなかったらしい(この日は、晴れてよかったですね、おばちゃん)。

 景色もよくドライブを楽しみながら、次に野付半島へ向かう。ここでは、トドワラ(右下の画像)を見る。トドワラというのは、海水の浸透によって枯れてしまったトドマツの林なんですが、なかなか趣があります。やはり、こういう景色を楽しむのが、道東旅行の楽しみ。

 昼食を食べ、一路帯広へと向かう。今回の旅行は、生きも帰りも帯広空港なので、移動の時間を考えて早めに向かう。レンタカーを返す間際に、3日間の総走行距離が1000qを突破。いやー、随分移動したなーとつくづく思う私(でも、私は今回まったく車を運転していない)。で、帯広空港から飛行機で無事帰京。

知床峠から見た羅臼岳 トドワラ
知床峠から見た羅臼岳 トドワラ

 今回の旅行は、天気に恵まれず、まだまだ見たいところが残っているので、またいつか来たいと思います(リベンジを誓う私)。
 総費用は6万円ちょっと。


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