庭井よさみと愉快な仲間達の 『銀雨を1/16の確率で面白くするn』 〜新戎地下街編〜 「…で、このタイトルはどういうことか説明してもらおか。」 「あら、これは私の為のコーナーではございませんの?」 『このコーナーは誰か一人の物ではない。みんなの物なのだよ、お前達。』 「とはいえ全員の名を列記しても長すぎますので、便宜上庭井さんの名を表に出しているわけですね。」 「……名が知れているといえば知れているし。」 「ということで今回から新たに私らの仲間になった、花子ちゃんや。皆仲良くな?」 「だぁぁっ!私を本名で呼ぶなぁーッ!」 「…花子、銀誓館学園では結構レアな名前の一つ…。」 「現時点で卒業生を含めて3人しか居ませんからね。」 「キィーッ!だから本名で呼ぶなと言ってるでしょう!!」 『本名の話もいいがいい加減本題に入らないか、お前達。』 「気を取り直しまして…本日のお題は何ですの?」 「先日、ゴーストタウンが発見されたやろ?それにまつわる調査や。」 「1970年代初期に建造された地下街・新戎地下街ですね。」 「この時期には、現存する他の地下街もいくつか作られていたはず…。」 『だがその今や見る影もなく…地図にすら載らず人々からも忘れ去られている有様とは諸行無常だな、お前達。』 「いわゆる『黒歴史』というものですわね?」 「まあ大阪市の歴史からも完全に消されとるわけやからな。事実、表面上にも入り口らしきものが見当たらんし。」 「ですから、一般人の方にはここが見つけられないのですね。」 「…では、私たちは一体何処から侵入しているの?」 「それが最大の謎、そしてこんな意の命題や。」 「探索時は学園が発見した特別な入口から入っているのですが、正規の入口は何処なのかわからないのです。」 「崩落事故もあったくらいですし、入り口も跡形もなく消えているのでしょうね…。」 『しかも場所が地下だ。地上との位置取りが取り難い空間だからな、お前達。』 「そこで今回は、このGTと現地の位置取りについて検証してみようと思う!」 「…いつもの現地調査?」 『今回は既に調査済みだ。その結果を元に推測を立てて考察していく方向だな、お前達。』 「なかなか用意周到ですわね」 「そしてこちらが、調査結果により仮定した存在位置です。」 ※GTのへクス=2m四方とし、各フロアが隙間なく繋がっていると仮定した場合 © Googleマップ 「赤い丸数字は一体何ですの?」 「それが今から説明に入る箇所の、写真の撮影位置や。」 『GT内の写真を直接公開すると世界結界に関わるからな、お前達。』 「ということで、その外部の調査から追って行きますね。」 「私の実家はもう少し北か…。」 「まずは地下鉄動物園前。御堂筋線側の一番東の改札前や。」 「一番ここが一番動物園に近い出入り口ですからね。」 「地図に矢印があるという事は…ここにも入り口があったと言う仮定ですのね?」 『地下から繋がってないと地下街の意味が無いからな、お前達、お前達。』 「…おそらく、ボスフロアに繋がる通路の脇のシャッターへ繋がると推測。」 「そして地上。新世界へ通じるJRのガード下や。」 「これは南側、地下鉄から上がってすぐの所ですね。」 『そしてこれが、ガードを抜けた先…つまり北側だ、お前達。』 「…ここの異臭は辛抱たまりませんでしたわ。」 「…地元のおじちゃんとかが時々立ち○○○してるからね。」 「ただ問題なのは、これが動物園への一番の近道やいう事やな。」 「ここから先は天王寺駅まで、JRの線路をくぐれる場所がありませんからね。」 「つまり動物園へ行くには、ここを通るか遠回りする必要がありますのね…。」 「まあ抜けてしまえばあとは動物園へ向けて一目散。」 「ここは先程の場所から一本東の、阪神高速の高架下ですね。」 『車の通行もそれなりに多いので子供達の通行には注意が必要だな、お前達。』 「で、こっちがそのまままっすぐ抜けるジャンジャン横丁やな。」 「予想以上に狭いですわね…。」 「遠足の時とかには通るのに向かないね。」 「ここが動物園入り口。橋を越えれば天王寺・四天王寺方面にも抜けられるで。」 「それにしても、結構駅から離れてますのね…。」 「それほど酷く離れてるわけではありませんが、アクセスとしては悪いと言わざるを得ないでしょうね…。」 『アクセス上の通行の環境が悪い感は否めないな、お前達。』 「…いろいろな意味で、危険地帯。遠足とかの子供達にそこを通すのは忍びない…。」 「せやからこそ、この地下道を整備しようと考えたんやろなぁ。」 「地下ならば安全に通行できますし、季節による寒暖も一定に抑えられますわね。」 『それらを総合して、我々が導き出した結論は以下のとおりだ、お前達。』 (1)地下鉄と動物園の地下アクセスを主目的として整備された。 (2)新世界の狭い道路の混雑を緩和する想定もあった。 (3)そして行く行くはジャンジャン横丁を地下補完する構想もあった。 「(2)はGT自体の入り口が北西側にある事。(3)はマップが南北に長い事からの推測や」 「新世界とのアクセスも万全にしようとしていたのですわね。」 『下町とはいえ人の集まりやすい場所だからな、お前達。』 「でもこれらはあくまでも私ら(背後)の推測。今後の動向次第で理論崩壊の恐れもあるからな。」 「今後のGTサブとかでも色々新事実が見えてくるかも…。」 「まあある意味お遊びページですので、『こんな感じなんだなー』程度に思っていただけると幸いです。」 「では、本日はここまで!この次は別の戦場でお会いいたしましょう!!」 「こらー花子!私の台詞をとるなぁーッ!!」 「だから私を本名で呼ぶなと何度言えばぁーッ!」 ...To Be Continued?
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