グランスティード少佐の 『銀雨を1/16の確率で面白くするn』 〜風雲!アルバート城編〜 (準備号) 「カラオケも良いが、晩餐会は『城』で行うものだよ」 「六甲アイランドに赴き、今こそ君達に披露しよう。メガリスを破壊して生まれる、我等の『城』を」 『全員揃っているかね?お前達。』 「……誰?」 「この方が噂の少佐ですね?」 「って、仕切られてるー?!」 「で、今回の集まりは何でしょうか?」 「うむ。なんか学園内での噂なんやけど、吸血鬼とかいう来訪者がこの国で暗躍しとるらしいな。」 「何度か接触もあったみたいだし……。」 「そして以前話にあったメガリス『黄金の林檎』や。これがどうやらその吸血鬼の手に渡ったとの事や。」 「確か8つの欠片のうち一つが新月の日にランダムで変化する、と言う話でしたね。」 「学園が手に入れたのは4つ…2分の1の確率に負けるなんて…。」 『吸血鬼たちのメガリス破壊効果は「城を建造する能力」と言う調査報告も出ているな、お前達。』 「そして…その吸血鬼が早速、城を作ろうとしている!! と言う予感がした。」 「…どのあたりに建つかという目星は付いているのでしょうか?」 「バッチリ確認済み。六甲アイランドやて。」 『六甲アイランド』 兵庫県神戸市東灘区にある人工島、海上文化都市で、総面積は約580ha。島全体がひとつの町で「向洋町」という。 島は中心部に会社、住宅地、店舗、その他公共施設などがあり、中心部をシティヒルという全長5kmの道が囲んでいる。 さまざまな種類の木がたくさん植えられていて四季折々の景色を楽しむことが出来る。 公園や運動用の遊具がところどころに設置されている。この道はマラソン、散歩などに利用され、シティヒル外側の工場からの二酸化炭素、その他排気された空気を防ぐ役割もある。 島内には市内の町に比べて緑地や公園などが多くある。 島の南にはマリンパークという海洋公園がある。ここで釣りをする人々もいるが、釣りは禁止されている。 「…以上、民明書房刊『我が愛しの藍蘭島〜日本の埋め立て地名鑑』より抜粋。」 「御説明ありがとうございます。」 「そこで、や。どの辺に立てるかという予測調査でもやっとこうかなと思ったわけよ。」 『神戸市内という近郊だけにアクセスも豊富だからな、お前達。』 「つまり、御所市の時のように徒歩調査の敢行ですね?」 「そのとおり。そして今回の調査マップはこちらー。」 (12月7日:戦略地図追加) (注意、超!重いです) 「この丸付きの数字は…今回も写真用意済みなんですね。」 『まずは現地へ向かうまでの経路からだな、お前達。』 「JR住吉や阪神魚崎から六甲ライナーを使えば速いけど、そう簡単に入っては面白くない。」 「フェリーもあるのですか。大型車輌の通行も多そうですね。」 「それに加えてここらは結構工業地帯でもあるしね。。」 「そしてそのまま突き進み、ここからが島への入り口になるんよ。」 「…奥に見えるスロープが上り口?」 「そのとおり。一応両サイドに上り口はあるからな。」 「このあたりは工場も近くて空気が少し悪かったですね。」 ○六甲大橋 「見えてきましたね。アレは…もう既に城が建っているのでしょうか?」 「いやいやいやいや。アレはマンションやから。」 「こちらは逆側から撮ったものですね。」 「周囲は工場、内部は住宅。景観を損なわん為に公園も完備、と言う感じか。」 「はーい、近付いてきたでー。」 「…何だか、こんなとこに城が建ってても違和感なさそう。」 ○六甲アイランド内部 『ここから島内部に突入する。心して掛かるのだ、お前達。』 「…そんなに気張るモノでもないと思うけど。」 「まずはアイランド北口駅の麓から。」 「…ある意味、城のような建物だらけ。」 「アイランド北口駅にはこんな案内板もあるでー。」 「東西に3〜4km、南北に2〜3km程度…と言ったところでしょうか。」 「伊達に580ha、5.8kuは誇っとらんわけやね。」 「侵攻…開始。」 「と言う事で、下道をゆっくり回っていこか。」 「ここもある意味、のどかやね。」 「大型車はかなり多いのですけどね。」 「大型通行は周囲だけやし、それほど住宅地域に影響はないモンなんかな?」 「阪高の入り口前。ここから先は工場ばっかりみたいなんで、曲がるでー。」 「うーん、やっぱり離れて見ても圧巻やね。」 「…こんなとこに建てられると逆に目立たないと思う。」 「ある程度、南に下ってきましたね。」 「工場とか倉庫とか、そんなんばっかりや。」 「やっと突き当たりに差し掛かったな。」 「この先がちょうど島の南東端に繋がるようですね。」 「で、来てみたらそこはこんなの。」 「城の立地としては好条件ではないでしょうか?」 「…そういう問題じゃないと思う。」 「逆を向いたらこんな感じ」 『閑静な工場地域、とでも言うのかね、お前達。』 「ちなみにさっきに前に見える植樹帯っぽいのは、実は歩道やったりするわけや。」 『歩道整備を怠るとは、神戸市の怠慢ではないかと思わないか、お前達。』 「人通りが激しく少ないからだと思いますが…。」 「そしてそのまま引き返して逆方向へ真っ直ぐ。マリンパーク駅周辺に到着や。」 「先程とはうって変わって、街中と言った感じですね。」 『目の前に見えるのはプール施設のようだ。今は時期的に閑散としているがな、お前達。』 「…すぐ脇にフットサルの練習場もあったね。」 「そしてここがマリンパーク。釣り禁止や言うのに釣り人が2人くらい居ったり。」 『ここも広々として、城が出来るには整った条件と思わんかね、お前達。』 「ここもええ場所やと思うで。神戸国際大学の北にある空き地。」 「ここも広々としてますね。放っておくとガレージとか建てられそうですが。」 「そのまま西の方へ抜けるとまたもや工場道。」 「やはり港湾地区なだけに、全体的に倉庫系が多いようですね。」 「ん、ここにもコンテナ置場に最適な場所が。」 「普通に考えればこういう土地にこそ城は建て易そうなのですが…。」 「そして今度は北上ー。」 「ここら辺は人も車も少ない…やはり土曜だったから?」 「もうそろそろ外周一回りできたくらいやね。」 「内部に入るとそれほど車は多くありませんでしたね。」 『数で言えば本土と連絡する車輌の方が多いからな、お前達。』 「では、ここから街中のほうに入っていくでー。」 「早速大きな城……のような建物がお出迎えですね。」 「ホンマに、これが城や言われても疑いない建物ばっか。」 「…最近のマンションはそんな傾向多いね。」 「そしてアイランドセンター付近。」 「城のような建物はマンションだけとは限らないのですね。」 「では、ここから先はこの周辺の写真を一挙公開!」 『ひとまずはここまでのようだな、お前達。』 「これのどれかが吸血鬼の城だと言われても違和感ないですよね。」 「まあ今後城が出来ると考えて、だいたい予想がつくのは以下の3箇所くらいかな?」 「まずは、こういう広場っぽいところ。」 「後はこの2つのような空き地やね。」 「…下手するとマンションに埋もれて発見できなくなるかも。」 『立地を優先するか隠匿を優先するか…。彼らの動向が見モノだな、お前達。』 「と言う事で、お帰りはこちらから。」 「六甲ライナーを使えば早いのに…お帰りも歩きなのですか?」 「…歩くの、好きらしいから。」 「とまぁ、報告は以上。あくまでも背後世界のデータなんで、実際に活用できるかはかなり謎やけど。」 『ここが戦地となった暁には、こういう風景を思い出してプレイング等を書いてみるのも一興だと思うぞ、お前達。』 「…今のところ、戦地になるかどうかもわからないけど。。」 「まあある意味お遊びページですので、『こんな感じなんだなー』程度に思っていただけると幸いです。」 「では、本日はここまで!この次は戦場で会おう!!」 ...To Be Continued?
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