<八ヶ岳(赤岳) 2、899m>
行程 1999/08/01                        
登り:天女山6:10→前三ツ頭7:55→権現岳9:10→
   キレツト小屋11:30→赤岳13:10

下り:赤岳13:50→(県界尾根)→大天狗→小天狗→
(清里口コース)→登山口入り口15:40
可愛いらしい天女山から前三ツ頭に向かう。登山道の
途中に「ここからきつい」という標識があった。確かに
きついが、ユニークな標識できつさはホンの少しだが
減った(?)気もする。
前三ツ頭に着く。見晴らしはいい。清里の町が見える。

前三ツ頭から三ツ頭に向かう。ザレ場を過ぎ林道を行く。
少しとがった岩のピークにでる。これが権現岳だった。
権現小屋が眼下に見える。いつもながら小屋を見ると
ホッとする。

山頂には男と女の各2名が休憩をしていた。頂上の
岩場は狭く、岩の隙間に入るが、脚を突っ張って
いなければ、滑り落ちる。
ここから富士山が見える。多少雲に隠れていたが
山頂まで綺麗に見えた。

権現岳を過ぎて、今まで経験したことがないほどの
長い梯子があった。15m位はあるだろうか。
垂直状態だ。梯子が冷たく、手がかじかむ。足場の悪い
道が続く。途中、中年の男女の団体に会う。気さくな
人たちだった。

これから通るピークの裏側にコマクサがあると、この中の
一人の女性が教えてくれた。着いてみるとまさしく
コマクサだ。茶色の地肌にコマクサの葉の緑が映えて、
綺麗だった。花は白と薄いピンク色で、可憐という言葉が
ぴったりだった。

キレット小屋に着く。小屋は若い男の人が管理をしていた。
休憩している人はいなかった。沢の水が豊かなのか、
ジュース、ビールが桶の中に冷やしてあった。
管理人に、ここから赤岳まで何時間かかるか聞く。2時間と
答えが返ってきた。2時間・・・軽い気持ちではとても
登れないとつくづく思う。

ここから直登だ。ザレ場をジクザグに行く。途中で3人の
中年の男性に遇う。
右ヒザのひっかけ傷が歩くたびにズボンと擦れて痛かった。
救急バンを忘れてしまった。この人たちに、ないか
聞いてみた。そのうちの一人がザックのなかから
一枚くれた。ありがたい。
お礼に黒飴をお上げする。
尾根にでると鎖と梯子の連続だった。これまでこんなに
梯子や鎖が続く登山をしたことがなかった。景色を眺める
余裕はない。梯子の下は絶壁で恐い。






   
                  
 途中で中年の男性に遇う。赤岳は何処かと聞く。
あの標識のところまで行って、小さい山を越えれば
山頂です、と言う。まだ先か。少々バテぎみだ。

中岳、阿弥陀岳の山頂には大勢の人が確認できた。
場所によっては一列の行列ができていた。

赤岳山頂だ、ようやく。六時間かかった。今までの
登山時間は2時間前後の山がほとんどだった。自分ながら
6時間もよく歩いたと思った。

山頂には小さな祠が祭ってあった。人、人であふれていた。
阿弥陀岳を眼下に見下ろす。この山のスケールの大きさを
あらためて感じる。

下山は県界尾根を行く。鎖と梯子の連続だ。気を抜けない。
下り始めてすぐ、こぶしくらいの石が勢いよく転がってきた。
危なく当たるところだった。

この場所を過ぎて、大天狗と小天狗に向かうが
結局、どこか分からなかった。なおも林の道を行く。清里への
分岐点になかなか着かない。疲労がたまる。

ようやく分岐点に着く。清里へと標識が出ていた。
急な下りになる。ながてスキー場に続く道に出る。
道は整備が不充分で、土砂の流れ止めのブロックの
建設中だった。

スキー場の入り口に着く。この日はマウンテンバイクの
競技大会で大勢の人が来ていた。
ここから天女山までタクシーで行く。歩いていくには足も体も
疲れて過ぎていた。

帰路の途中何度も八ケ岳の方をみる。ものすごく高く感じる。
去年、観光に来て八ケ岳を眺めた。こんな大きな山に
来年登ってみたいと思った。それがこうして無事に登ることが
できて、嬉しかった。


                             
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