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日付:05/06/25 テーマ:京田辺市訪問 イニシャル:本庄 豊
本庄です。昨日に引き続き、小出隆司さんを京田辺にご案内しました。
郷土史家古川章さん宅で、東山動物園長北王英一の少年期に影響を
与えた村田太平(布川庸子さんの伯父)の著著などを見せてもらいまし
た。

その後、村田太平の碑がある同志社大学京田辺学舎内と一休寺内を
見学しました。村田太平は師範学校卒業後、二年間のみ小学校訓導
となりましたが、そのときの教え子が北王英一です。その後教員をやめ、
京都帝大にすすみ、河上肇の授業などを受けています。北王英一少年
が通った田辺尋常小学校は大正自由教育のまったただなかにあり、教
頭をつとめた北川博直はのち綴喜郡視学として、大正自由教育推進の
旗振り役となりました。

あっとそれから、北王少年が遊んだという棚倉孫神社にも行きました。
五穀豊穣の願いが神輿にもいかされており、穀物を全面にはりつけて
ありました。神社の森で北王少年は遊んだのですね。近くには一休寺
があります。

小出さんは北王英一(ひでいち)の評伝を今年中にまとめると言って
いました。ぜひ実現してほしいです。地元では村田太平について、新
聞連載「南山城の光芒」のなかでとりあげてみたいと思います。一泊
2日の短い旅でしたが、小出さんは名古屋に戻りました。お元気そうで
何よりでした。\(^o^)/