新潟交通のマーク電鉄駅めぐり20  月潟駅 H13.10.1

平成11年4月4日、利用客の減少に歯止めがかからず電鉄全線が廃止された。
かっての月潟駅 かっての月潟駅。

現在も訪ねて来る、でんてつファン
のために駅舎として残されている。
月潟は刀匠の技を伝承する地場産業・手打鎌としても有名。
その発祥は、江戸時代の中期、刀鍛冶であった薄田沖右衛門が農鍛冶に転じたとも、文政年間、黒埼の黒鳥から移り住んだ刀鍛冶薄田周平が月潟の手打鎌の始祖とも言われている。
駅に保存されている三輌の車輌 現在のプラットホーム
保存されているキ116、モワ51、モハ11 ここだけは今も乗客が乗り降りしそうな雰囲気を持っていた
村に伝わる角兵衛獅子舞 角兵衛地蔵尊
角兵衛獅子舞 駅脇にある角兵衛地蔵尊
角兵衛獅子の由来

この地域は昔、沼や湿地が多く、毎年のように起こる中ノ口川の氾濫や破提によって、村人の暮らしは塗炭の苦しみの中にあった。
これを憂いた農民角兵衛は獅子舞を創案し、農業の傍らこれを農民に教えこみ、諸国に旅巡業した。
しかし、生活苦からの子供の門付けのイメージから、小さい頃の悲しい思い出がよみがえる。


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