4年前



11月9日。
4年前の今日も寒かった。
雨は降ってなかったけど。
もう4年経つのか。
なんだか感慨深げ。



4年前の今日、かみさんが陣痛を起こした日。
そして日付が変わって1時間20分後、娘さん1号がこの世に生を受けた日。
あの日からガラッと生活が激変したのデス。
あくまでも「わし」と「かみさん」の2人だけの生活に、
血の繋がったニンゲンが加わったことの意味。
それは、


自分の為だけに生きることとの決別。


勿論、かみさんと一緒になった時も、少なからずそーは思ったけど。
でも、「重み」が違うのですヨ。
「覚悟」という方が近いでしょーか。



ぶっちゃけた話、「結婚」っつーのは、かみさんと紙の上の契約関係を結んだだけ。
その紙の上の契約関係を解消してしまえば、それでオシマイ。
勿論、その気はないけど。
でも、娘さん1号は、どんなに離れても、血の繋がりは解消できないんですネ。
彼女が成人するまで扶養しなくてはいけない義務もあるのデス。




この日を境に、わしの人生は、
ある時期を迎えるまで娘さん1号の為に生きていくことに方向変換されたわけで。





その4回目の日を明日迎えるに当たって、ばーすでぃぱーてぃ。
都合でわしの実母が明日、いないので今日、執り行われるコトに。

プレゼントをもらい、無邪気に喜ぶ姿。

自我が芽生え、なかなかこちらの思い通りにならなくなってきたけれど、
赤ん坊の可愛さから、なんだか小憎らしいコドモの顔に変わってきたけれど、
どこから仕入れたのか、段々とかわいくない言葉遣いをするよーになってきたけど、
それでもオトーサンはキミが好きなのデス。
オトーサンは頑張って働いていけるのデス。


うむ。
なんだか目がシバシバ。




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