■
2002年 8月31日 ハハオヤ。
娘さん2号が久しぶりに風邪をひいた。
39度の熱。
このク○暑さの中、39度だって。
暑いよねぇ。
っつーか、熱いよねぇ。
そんな湯たんぽを抱いて介抱するかみさん、もー汗だくデス。
ご苦労様。
でも手伝いません。
っつーか手伝えません。
だってわしが抱くと、この世の終わりのよーに大泣きするんだもん。
コドモ達は、調子が悪いとハハオヤを頼る。
辛い時、痛い時、気分が悪い時、しんどい時、
そーいう時は、泣いてハハオヤを呼ぶ。
決してチチオヤを呼ぶことはありませぬ。
チチオヤは成す術Nothing。
黙って見てるだけ。
チチオヤはちょっと切ないのデス。
■
2002年 8月30日 簡潔に。
娘さん2号にやっとこコチラ側の意思が伝わるよーになってきました。
コチラの問い掛けに、相槌っつーかリアクションを示すっつーか。
ただ、困ったことにちびっと柄の悪い答え方をするのデス。
「お腹空いた?」
「おぅっ。」
「ミルク飲む?」
「おぅっ。」
行儀作法はキチンと教えなくちゃいけませんよネ。
そんな感じでおはよーございます。
echo@二児のちちデス。
最近、「日記が淡白じゃない?」っつー感想のメールが、
わしのココロのメールボックスにガッツリと届いておりマス。
えぇ、届いてるんデス。
ココロのメールボックスに。
わし、もともとしつこくないんデス。
もともと淡白なんデス。
あっさりっつーか、なんつーか。
勿論、蛋白質はキチンと取ってマス。
そして蛋白質をキチンと排出s
淡白なオトコだから今日の日記はこれでいいや。
■
2002年 8月29日 急ぐオトコ。
出勤途中、脇道から1台の車が。
そりゃーもう、物凄い勢いで。
パッと見、30代くらいの男性がドライブするその車、
時間に追われているのか、それとも単なる短気なのか、
知る由もないが、わしの後ろを猛烈な勢いで追いかけてくる。
直進のわしに対してそのオトコ、手前の交差点を左折した。
理由はたヴん、わしより先に進むため。
赤いルートで向かうわしは、A地点で優先じゃないため一時停止しなくてはならない。
青いルートで向かうオトコ、とりあえずA地点でわしより交差点に早く進入しよーとしてるのだろー。
別にそれは構わないけどね、何もこんな住宅街でそんなに飛ばしちゃ危ないでしょー。
A地点に差し掛かる。
右方向から中学生の自転車が。
わし、止まってそれをやり過ごす。
すると左方向からすっ飛んできたオトコの車、
自転車の発見が遅かったのか、スキール音と共に急停車。
自転車のオトコノコ、オトコの車と正面から衝突した模様。
とりあえずオトコノコ、倒れてはいなかったので、衝突っつーより接触っつー感じだろーか。
怪我もなさそうなので、そのままわし、A地点を通過。
「・・・阿呆。」
停止しているオトコを一瞥しながら。
まったく。
なんでこんな住宅街で飛ばすのかねぇ。
でも、接触した中学生に逆切れしてるんだろーねぇ。
きっとあーいうオトコは。
こんなオトコが車を運転するから事故が減らないんだっつーの。
車を凶器に変えるそのオトコ、
果たして自分の運転を見直しているのか、それとも更にカリカリ苛立ってるのか。
きっと後者のよーな気がシマス。
■
2002年 8月28日 夏の終わり前に。
相変わらず毎日届くウィルス添付メールを、せっせとせっせと受信し続けてマス。
ヒトにはなんかしらの収集癖が存在すると聞いたことがありマス。
こんちわ。ウィルスコレクター@echoデス。
以前も書きましたが、わしのメーラーにはウィルスフォルダが用意されてマス。
「受信トレイ」「送信トレイ」「送信済みアイテム」「削除済みアイテム」「下書き」の下の、
特等席にそれが用意され、怪しげな件名のメールがそのプログラムを実行することなく静かに眠ってマス。
その数、ぎっしりと80通。
あともうちょっと!
あともうちょっとで100通!
記念すべき100通目のウィルスを送って頂いた方には、何か記念品でも!
誰か、誤った方向性を修正して欲しいものデス。
添付ファイルがくっついている時点で、速攻「ウィルスフォルダ」へひとっ飛びなのですが、
ソースを見てみる限り、送信者は数名の模様。
小心者のわしは、ウィルスに感染していることをその差出人に知らせるべきか、
それとも黙っているべきか、悩んでいるのデス。
もし、その送信者自身が感染しているのではなく、単に送信者情報を書き換えられてるのではないか。
もしかしたらその送信者こそが被害者なのではないか。
そー思うと、二の足を踏みまくっちゃってるのデス。
ちなみに、わし宛からの添付ファイル付きのメールが来ても開かないでクダサイ。
それはわしが送ったモノではないし、ましてわしが感染してる事実もありませぬ。
そして添付ファイル付きのメールをわしに送って頂ける方は、
件名にその旨を記載していただけるとありがたいデス。
閑話休題。
トイレから出てきたかみさんが、重苦しい表情を浮かべてわしに言う。
「出血があった。」
うむ。
嫌な台詞だねぇ。
なんだかとっても嫌な予感がするっつーもんだ。
お腹も痛いとか言ってるし。
そーいえば、数週間前くらいから顔色も良くないし。
「家庭の医学」みたいな本を紐解いてみても、
なにやらおっかなくなるよーなコトしか書いていない。
頭の中で最悪のシナリオが、ひとり突っ走る。
あっては困る、絶対にあって欲しくない最悪のシナリオが。
わし、いつもそーなのデス。
家の誰かが調子を崩すと、決まって最悪のシナリオを頭の中で勝手に展開して、
そしてひとりで凹んでいるのデス。
最悪の事態が起きた後のことを、ひとり想像する。
チチと娘2人。
今、娘さん2人を残されても、困るっつーもんデス。
小学生くらいまで成長していてくれれば、なんとかなるかもしれないが、
娘さん1号は園児、娘さん2号はまだまだ乳呑児。
親と同居はしてるものの、日中は家を空けてることの方が多いし、
それ以前に当てにすることは出来ないし。
娘さん'sを園に送ってから仕事っつーことになると、毎日遅刻することになるよねぇ。
迎えに行くことも考えると、残業をするわけにもいかないし。
果たして今の職場でそれが許されるのだろーか。
それとも仕事を変えなきゃいけないのかなぁー。
それよりも夜、現時点でも眠りにつく前にふたりとも母恋し状態で大泣きするっつーのに、
わしひとりでそれをなんとかしなきゃいけないのだろーか。
シングルファザーは、きっと大変に違いないよねぇ。
食事を作ったり、洗濯や掃除っつー家事全般をこなしていかなきゃいけないんだよねぇ。
わしにそれが務まるのだろーか。
いやいや、現状だと絶対に無理っつーもんダ。
それだけは困る。
それだけは避けなきゃならないのだヨ。
かみさん。
なーんて嫌なこと考えてないで早く病院へ行け。
久しぶりの産婦人科へ出向く。
娘さん2号の出産以来だねぇ。
ココに来るのも。
どーか、ナニゴトもないよーにと祈りつつ、車の中で留守番。
数十分後。
ハイ。
白だ白。
陰性だ陰性。
まったくもってダイジョーブ。
なーんにも異常Nothing。
なんでも排卵の突発的な異常でそーいう出血が経産婦にはよくあるらしいのデス。
顔色が悪く見えたのは、日焼けの模様。
まったく人騒がせな日焼けっぷりデス。
お腹が痛かったのも、たまたまお腹の調子が悪かっただけの様子。
あー、良かったねぇ。
これで最悪のシナリオは展開されることなく、闇に葬れるっつーもんデス。
あー、ホントに良かった良かった。
PCもヒトのカラダも、絶好調が一番デス。
夏の終わりももう間近、しっかりメインテナンスしてGo!だ。
■
2002年 8月27日 久方ダイアログ。
あぁ、旅がしたい。
■
2002年 8月26日 朝のデキゴト。
朝、仕事に行く時、初めて娘さん1号が泣いた。
「行かないでー!」
って。
未だかつてそんなこと言った例がないのに。
満面の笑顔で手を振って、わしを見送っていたのに。
なぜ今日に限って泣いたのだろーか。
でも、ちびっと嬉しかったり。
チチオヤとして。
■
2002年 8月25日 不可解。
「趣味は寝ることです!」
そんなアナタが大好きデス。
「マイナス × マイナス = プラス」 な状態な今日この頃。
乗り切れ。夏。
そんな標語チックな毎日なのデス。
■
2002年 8月24日 不可思議。
思い出せそーで思い出せない。
そんな歯痒い思いをすることってシヴァシヴァありマス。
なんか気持ち悪い。
なんかムカムカする。
何日か前から、今日、8月24日が特別な日だったよーな気がして仕方ないのだけど、
それが何の日か思い出せないでいて、気持ち悪かったのですヨ。
我が家を構成するニンゲンの誕生日でもないよねぇ。
かみさんとのなんかしらの記念日か?
んー、結婚記念日でもないし、初○○の日でもないしー。
あれー、なんだっけー。
あ!
かみさんとお付き合いスタートの日?
・・・・・・・。
んー、違ってる気がするねぇー。
そんなこと、かみさんに聞くわけにもいかないし。
覚えてないの!? きぃぃぃぃぃ!なんてことになっても困るし。
んー。
っつー感じのココ数日だったわけですヨ。
で。
ふと。
ふと!
仕事をしてる最中に思い出したのですヨ!
あぁ!
この爽快感!
喉に引っ掛かっていた魚の骨が取れたよーな!
歯と歯の隙間に引っ掛かっていた昨日の夕飯の一部が取れたよーな!
3日振りにお通じがあって、それこそ宿便までサヨナラしたよーな!
あぁ、このすっきり感!
えー、
高校時代にお付き合いしていた女性のバースデーだったのですヨ。
これが。
1歳年上の○○さん。
彼女の卒業と共に終わっちゃいましたが。
よくもまぁー、覚えていたもんダ。
15年も前のヒトのバースデーを。
ほんのちょびっとセンチメンタル気味になりつつも、
なんだかヒトの記憶の不可思議さを感じてみたり。
間もなく夏が終わりマス。
■
2002年 8月23日 タートルとヘッド。
メールの返信が大変滞ってマス。
これでもかっ!っつーくらい滞ってマス。
必ずレスしますので、もー少々お待ちクダサイ。
リハウスしよーかと。
そう。
リハウス。
ちょっと手狭になってきたしネー。
このままじゃ可哀想だしネー。
亀の。
ペットショップでそれ用のケースを購入。
ちょっと気張って大きめの奴。
おぉ。
これでワンルーム・トイレ風呂別から、いきなり4LDKだネー!
おめでとー!
亀!
おー!
オマエも嬉しいかぁー!
そんなに一生懸命、頭を振ってみたりしてー!
亀が必死に頭を動かしてるヨー!
亀が頭をー!
違う方向に行きそーなので、このヘンでオシマイ。
■
2002年 8月22日 反抗。
街中いたるトコに見つけることが出来る小さなパラボラアンテナ。
2011年に終わる予定のアナログ放送に取って代わる衛星放送のアンテナですが、
あいにく我が家では契約してませぬ。
ちなみに平成11年には全国で、契約件数1000万件を突破したそーで。
あー、我が家は乗り遅れー。
ふんだ。
で、住宅街、大抵屋根かベランダの手摺なんかにアンテナが設置されていて、
遠くから見ると、みーんな同じ方向を睨んで設置されているわけで、
なんとも壮観な眺めデス。
近くて遠い外国、北朝鮮のマスゲームみたいデス。
ちょっと大袈裟デス。
チバ県地方は方位角225.0度、迎角38.0度。
概ね南西方向を睨んでマス。
で。
近所に1軒、アンテナ1台、
とんでもない方向を睨んでる奴が。
仮設置っつーわけでもなく、ずーっとヘンな方向を睨んでる奴。
まるで世の中の常識に逆らうよーに、まるでオレはみんなと同じじゃイヤだぜぇっつー感じの奴。
別にそんなトコで自己主張しなくてもいいのにねぇー。
それにしても、違う方向を睨んでいる趣旨はなんなんでしょ。
■
2002年 8月21日 きっとフィクション。
始めまして。皆さん。
いつも主人がお世話になっています。
私、echoの妻でございます。
家事全般を私に押し付け、休日ともなるとパソコンの前に座り込み、
なにやらホームページというものを作っているみたいですが、
私にはなんのことやら・・・。
主人の元に嫁いで間もなく丸7年が経とうとしております。
なんとか今まで平穏な生活を続けることができました。
大病に患わされることもなく、大きな怪我をすることもなく、
裕福とは言えませんが、慎ましい生活を送ることはできています。
これって幸せなことなんですよね。
きっと。
私、専業主婦でして、過去に働いていた時期もあるのですが、
最近は家に閉じ篭りっぱなし。
もう少し子供達が大きくなったら、また家計の助けになるかどうかは別として、
外に出てみたいと思っています。
やはり主婦とはいえ、家に篭ってばかりいては世間から取り残されてしまいますもんね。
そして2人の子宝にも恵まれ、毎日賑やかな日々を送っています。
いろいろと頭を悩ませ、苦労は絶えないのですが、
これも今だけのこと、やがてきっと後から思い返せば楽しい思い出になるような気がします。
そんな小さな幸せを噛み締めながら、日々を送っているのですが、
最近、主人のヘソが横に広がってきているのが気がかりです。
ホントに気がかりデス。
妊娠線みたいな筋はないけど。
たっぷんたっぷんいってマス。
さー、困ったもんだ。
ちなみに実在の人物は、こんなに見事な淑女っぷりではありませぬ。
■
2002年 8月20日 Mail.
電報。
使ったことありません。
わし。
ちびっと気になって検索。
「D-Mail」
えー、なんでも横文字を使うのはどーかと思いマス。
でも、面白そーなので読み進める。
いろんな場面で使う言葉の雛形が。
「シングルでいよう」って、みんなで約束し合ったのに、最初に結婚するなんて!
私たちの友情を上回る花婿さんの愛情の大きさに感動しています。ご結婚おめでとう。(76文字)
あなたには、いつも先を越されっ放しの私。でも許します。
ステキな花嫁さんと花婿さんへ、ちょっと悔しいけれど、おめでとう。(59文字)
ご結婚おめでとう。ぼくたちのマドンナをいつまでも大切にしてください。
そして、お二人で幸福な家庭を築いてください。(56文字)
あー、結婚披露宴でくすぐったくなる電報ばかりだと思っていたら、
こーいう雛形があったんだねぇ。
でも、「、」とか「。」も文字数に含めるのはズルイと思いマス。
慶弔電報、5字増えるごとに90円加算。
■
2002年 8月19日 何の日?
8月19日は、「バイクの日」。
そして、「俳句の日」。
バイク絡みの俳句を、ツラツラと詠んでみるのもいいと思いマス。
バイクを走らせながら、俳句を詠んでみるのもいいと思いマス。
どっちも嫌デス。
8月19日は、ふ○わりょうの誕生日。
白いヘアバンドが眩しかったデス。
■
2002年 8月18日 近況報告。
えー、
喧しいワッ!
実家への帰省から帰ってくるたびに毎回毎回そー思いマス。
我が家の娘さん's、なんでも今の時期が最も喧しい年齢の模様。
外は台風の影響で遊びに行けず、家の中でストレス解消に大暴れデス。
オトコノコよりはまだおとなしいんだろーけどネ。
家でシコシコとSiteの更新やメールのレスをしていると、
行き詰って煮詰まって、ウキーッ!ってなる時があるのですが、
そーいうウキーッ!ってなった時にわし、フリーソフトをインストール。
レジストリが汚れよーが、システムがおかしくなろーが、
本人がおかしくなるよりはマシっつーもんデス。
雑誌やそれ系のSiteから、これだ!っつーソフトをDLして我がPCへうぇるかむ。
既に100個近くのフリーソフトがHDDの中で犇きあってマス。
その時は役立つネー!と思ってみても、意外と1度使ってそれっきりっつーのばっかり。
でもフリーソフトだからいいのデス。
作者様、アリガトウゴザイマス。
「24時間てれび・愛はちきぅを救う」
今年も終わりました。
毎年これが終わると、あー夏も終わりだねぇーっつー感じでシミジミと来る晩夏の風物詩。
小学生の時は、萩本欽ちゃんと一緒に24時間起きて闘っていたもんですが、
一度も募金したことはありませぬ。
おまけに24時間闘い通したこともありませぬ。
昔から根性無しで有名なのデス。
死ぬまでに一度くらい武道館に車で走っていきたいもんデス。
走ると言えば、西村○美嬢、100km完走。
いつ頃からかグランドフィナーレは24時間マラソン、感動のゴールシーンっつー感じですが、
きっとマラソン好きのゲーノー人は、来年はオレの番じゃないかと戦々恐々としてるっつー噂デス。
なんだか途中、まるで車で移動したかのよーにペースが早くなりましたが、
何はともあれ大したもんダ。
100kmダヨ100km。
すげー。
わしなんか1kmも走ったら、肩でゼーゼー息をしながら感動のゴールシーン。
まったくもって番組は成立しないっつーもんですが、
とにかく100km、お疲れ様デス。
きっと夢の中でCHA-CHAが見事なダンスを踊って祝ってくれていることでしょー。
娘さん1号、
只今、カメに夢中デス。
でも水の交換はわしがやってマス。
あまり好きじゃないのに。
溺愛するのはいいけど、
餌をやりすぎて、水がドロドロだ。
以上。
近況でした。
■
2002年 8月17日 フリー。
「IEの右クリックメニューを拡張。
あやしい画像(エログロなど)へのリンクを縮小表示で確認可能。」
そんなフリーソフトをインストールしてみたんですヨ。
わし、エロは置いといて、 グロ画像はダメなのデス。
みんなそーだろーけど。
以前、とあるSiteでURLをクリックしてみたら、
そりゃーもう、筆舌し難い、概要をココでは書くことすら出来ない、
とんでもないグロ画像がモニターいっぱいにコンニチワ。
もう、これっきりにしたい。
そー思い、インストールしてみたわけですヨ。
っつーか、そーいうURLを興味本位でクリックしなきゃいいだろーが。
で。
おぉ!
フィルターがかかってダイジョーブじゃんっ!
グロいのは、見えないじゃん!
そー思ったのも束の間、
信用しきって調子に乗って、アチラコチラのURLを自信満々クリックしてみたところ、
またしてもとんでもないグロ画像とコンニチワ。
安心しきって無防備だっただけにダメージはコトの他デカかったデス。
やはりパーフェクトなフィルターっつーのはないんですネ。
っつーか、君子危うきに近寄らず、
そんなトコ見るなっつーことで。
げっぷ。
■
2002年 8月16日 夏の夜の心理描写。
とあるファミリーレストラン、そのオトコはひとりカウンターで夕食を摂っていた。
何種類かメニューにあるパスタの中からひとつと、アイスコーヒーをひとつ。
ひとりでファミレスに入ることを嫌がるヒトもいるが、そのオトコは別に抵抗を感じなかった。
回りは夕食時を反映して混み合っており、大抵はカップルか家族連れで、その談笑の声が店内に広がる。
そのオトコはその声に耳を貸すでもなく、持ち込んだ雑誌を読みながら黙々とパスタを口に運んでいた。
パスタの塊に何度目かのフォークを指した時、
オトコはふと、背中に言い知れぬ視線を感じた。
誰かが見ている・・
振り返って確かめたわけではないが、オトコは直感でそう感じた。
一度止めた手を再び動かし、残り半分程になったパスタを口に運ぶ。
相変わらず目は雑誌の活字を追いかけていたが、文章の内容はもはや頭には入らない。
自分の後ろに配置されたテーブルまでの距離が約2メートル。
いつの間にか、今まで休んでいた聴覚が働きだし、
後ろに座るグループの会話に聞き耳を立て、なんかしらの情報を収集しようと躍起になっていた。
話し声の内容から後ろのグループは女性3人組と推測できた。
それほど大きな声を出していないため、全ての会話の内容は聞き取れないが、
明らかにオトコに関する話題で、場は弾んでいた。
笑い声も聞こえてくる。
笑いというものにもいくつかの種類があるようで、
その女性達の笑いの中には、嘲笑とも取れるニュアンスが微妙に混じっている。
オトコはもはや気になって仕方なかった。
ここで雑誌を閉じてしまったら、ますます落ち着かない。
もはや雑誌を眺めているのは、視線を1箇所に留めるだけの手段に過ぎなかった。
振り向いて確かめたい・・
いつからか、オトコの頭の中にはその想いが支配していた。
機械的にフォークを口に運び、そして口を動かす。
その行為は惰性に成り果てていた。
頭の中では様々なシミュレーションが行われ、思い当たる節を想像しては、
消去法で彼女達に嘲笑されていると思われる理由を潰していく。
何度かのシミュレーションを経て、オトコはひとつの結論に達した。
わからない
なぜ笑われているのか、理由が思いつかないのだ。
パッと振り返り、彼女達に問いかけてみればいい。
そうは思っても、オトコはその手段を選ばないでいた。
いや、選ばないのではなく、選べないのだ。
人一倍プライドだけは高いそのオトコ、それだけはポリシーに反するような気がしたのだ。
やがて彼はこのファミレスに来たことを後悔し始めていた。
なぜこの店に入ってしまったのか?
コンビニで弁当を買うという選択肢をなぜ選ばなかったのか?
一度はそう考えたじゃないか。
しかし。
オトコは方向指示器と共に、ファミレスの駐車場に車のノーズを向けてしまったのだ。
やがて皿に盛られたパスタも少なくなり、氷だけになっているグラスは、
オトコに次の行動を促し始めていた。
そしてオトコはまた、葛藤を始める。
このまま一瞥すらせずに席を離れるか。
それともチラッとでも彼女達に視線を向けてみるか。
レジで清算している最中に遠巻きに眺めるという方法はどうか。
あわよくば話しかけてみるという手段もあるような気もした。
しかし、時間とは無常なもの、
考えがまとまらないうちに、皿の上は綺麗に片付いてしまった。
一瞬の手持ち無沙汰の後、とりあえずポケットから煙草を取り出し、その中の1本に火をつける。
もう少し時間が欲しかったのだ。
思考をまとめ、次の行動に出るまでの時間が。
煙草の先端で赤く燃える火種をジーッと見つめる。
ジリジリと侵略するように、火種はゆっくりとフィルターに近付いてくる。
相変わらず耳は後ろの女性達の会話の行方を追っている。
そしてその火種がフィルターまで到達した時が、タイムリミットに違いなかった。
残り僅かになった煙草に見切りをつけ、灰皿に押し付ける。
オトコは意を決したのだ。
大きく深呼吸をした後、彼は椅子を後ろにずらし、腰を上げた。
ガタンッ
思いのほか大きな音がし、回りの視線が一瞬、オトコに集まる。
しかしまたすぐに喧騒は戻ったものの、オトコの顔はほんの少し赤くなっていた。
カウンターに置いてあった携帯と伝票を逆切れ気味に乱暴に掴むと、
オトコは大きく、それでいて静かに1歩を踏み出した。
Q. 今日の日記の趣旨を予想しなさい。
1. 管理人の仕事帰りのノンフィクションでしょ。
2. いやいや、まったくのフィクションでしょ。
3. しがないオトコの見事なまでの心理描写。「うんうんわかるわかる」
4. ココまで書いて結末が思いつかなかったんだからしょーがないだろー。
5. この後にオチをつけるか、シットリとまとめ上げるかっつー管理人の葛藤は無限大。
■
2002年 8月15日 War is Over?
国と国が争って、
宗教と宗教が争って、
人種と人種が争って、
イデオロギーとイデオロギーが争って、
そんなこんなで57年。
小さな男の子とデブ男が手を組んで、
息も絶え絶えのくせにそれでもまだ負けを認めない意地っ張りをボコボコにして57年。
あー、時の流れってなんだか無常デス。
焦土がたった57年経っただけで、インターネットが当たり前の時代に。
戦後24年目に産まれたわしが言うのは空々しいけどネ。
ニホンの道路では未だに戦争が続いているだって。
ノンビリ、ノーンビリした戦争を。
■
2002年 8月14日 プロポーズ。
1本の木に、なんだか大量のセミが。
まさに、犇きあってるっつー感じ。
ジーッと見てると、1匹のセミが別のセミに横移動で接近中。
おぉ。
セミも横移動するんだねぇ。
プロポーズでもする気なんだろーか。
すると別のセミ、まるで逃げるよーに横移動。
あー、ダメだ。
フラれたヨ。
フラれたんだねぇ。
このセミ。
一生懸命求愛したけど、フラれたんだねぇ。
その後もしつこく横移動を繰り返す2匹のセミ。
やがてそのしつこさにウンザリしたのか、追いかけられてる側のセミ、
飛んでいってしまった。
ニンゲンと一緒。
あまりしつこくしても嫌われちゃうだけ。
残されたプロポーズ側のセミ、
その後、今まで以上に大声で鳴き出す。
なんてデカイ声だ。
あー、セミもヤケクソになるんだねぇ。
うんうん。
わかるわかるその気持ち。
大きな声で鳴きたくなる時もあるさ。
うんうん。
鳴くがいいヨ。
喧しーけど。
さぁ、夏もいよいよオシマイが見えてきたヨ。
そろそろ焦ってDNAを残せ!
でもニンゲン様は計画的に。
■
2002年 8月13日 ポツリと。
かみさん&娘さん'sが、お盆恒例の帰省。
仕事に励むわしを残して。
いつ帰ってくるか、わかりません。
先月もたしか帰ったよーな気がしますが、全然気にしてません。
えぇ、
気にしてません。
ふりーだむっ!
そんな言葉が頭に聞こえてきますが、
気にしません。
えぇ、
気にしてません。
我が家の寝室は、シングルとセミダブルの合体ベッド。
「わし―娘さん1号―かみさん―娘さん2号」の順番で寝てマス。
広々としたベッド、堂々と真ん中で寝ればいいものの、
ほんの片隅で寝ている自分が可愛いデス。
■
2002年 8月12日 もう!
先日のリニュ以来、→にいる若葉マークのキャラクター(名称未設定)、
実は「echo」をかたどったモノだとご存知だったでしょーか。
勇気を出して髪をバッサリ切ったのに、誰も気付いてくれないこのモドカシサ、
まさにそんな気分の今日この頃、
いかがお過ごし?
どーなの?
ちゃんとご飯食べてる?
全然TELもしないでー!
オトーサンも心配してるのよ!
たまにはちゃんと帰ってきなさい!
もう、この娘ったら!
鉄砲玉みたいなんだからぁー!
って感じデス。
昨年末にNewPCを購入して以来、お蔵入りしていた外付けHDDユニット、
このままじゃ勿体無いっつーことで、ちょいとくっつけてみましょーかと。
このHDD、SCSI接続のため、現役PCには普通には接続出来ませぬ。
っつーことで、SCSI→USBの変換ケーブルを購入。
で、USBも480Mbpsっつー転送速度の2.0準拠。
どうせだからとUSB2.0のボードも購入。
想像よりも値段が張り、ちょびっと意気消沈しつつもこれで過去の遺産が使えれば安いもの。
早速、ケースを開き、DELLのケースの作りに感動を覚えつつ、接続してみたまでは良かったが、
SCSI−HDDのターミネーターがありませぬ。
あー、そうだ。
エムズ指導員に提供しちゃったんだ。
トンボ返りで店に戻り、SCSIのコネクタの種類の多さに苛立ちを覚えつつ、
奪い取るよーに購入して家路につく。
さぁ、どーよ。
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・!
おぉ!
蘇ったヨ!
あの頃のままの内容がマイコンピュータに展開されてるヨ!
絶対に上手くいかないと思ったのにぃ!
絶対に上手くいかないと思っていじるのもどーかと思いますが、
何はともあれ、無事20GBの増設、オメデトーゴザイマス。
あとは使い道だけデス。
え? 使い道?
使い道も考えないで、1万5千円も使ったの?
まったくこの娘ったらっ!
ホントに誰に似たのかしら!
もう、ヘンなトコばかりオトーサンに似ちゃって!
そんなことばかりしてると、カズオさんにも逃げられちゃうわよ!
もう!
オカーサン、もう知りません!
■
2002年 8月11日 アクシデント。
わしの仕事中に、かみさんが娘さん'sを連れて、近所のスーパーに買物へ。
彼女はわしより運転歴が長いくらいの女性デス。
上手いかどーかは別にして。
ごく普通に車をドライヴさせることは出来るのデス。
で、店の駐車場に車を停め、エンジン停止。
いざ店内へっつートコでキーが抜けない。
どんなに回してみても、全然抜けないらしい。
今までこんなことなかったゾ。
ヘタに力任せにキーを捻れば曲がってしまうし。
さぁ、困った。
彼女は必死に知恵を絞る。
今までの経験則で理路整然(かどーかは置いといて)と頭の中で考えられる可能性を探る。
それでも解決策が思い浮かばない。
J○Fを呼ぶか?
それとも近くにいるヒトに応援を求めるか?
いやいや、アタシのダンナは教習指導員。
そんなことは出来ません。
っつーことで、わしの携帯にTELをよこした。
「たすけてー!」
「エンジン、掛かるか?」
「かかんないー!」
ハイ。
この時点で賢明な、っつーか普通のヒトなら理由はわかりましたネ!
そーデス。
それが理由デス。
「ハイ。じゃー、奥さん、チェンジレバーを見てみてクダサイ。」
「ハイ。あります。」
「あったりめーだろーコラ!
チェンジレバーのポジションがどこにあるか
って聞いてんだろーがっ!」
このク○暑い中、更に疲労度を高めるヒト。
あー、こーいうヒトと夫婦になってもう7年になるんだねぇ。
しみじみ。
「ドライヴに入ってた!」
「ハイ。気をつけてお帰りクダサイ。」
「ごめんネー!」
「んなことでTELしてくんじゃねー!
っつーかオマエ、
免許取って何年経つんだこのすっとこどっこいっ!」
ふぅ。
こんなもんデス。
免許取得後、10年以上経ってるニンゲンでも。
免許証の帯が金色でも。
夏の暑さは回線をショートさせるので、注意が必要デス。
■
2002年 8月10日 中心。
地球は自分を中心に回ってるわけじゃないでしょ。
でも自分が地球の中心なんだって。
そー思ってみてもよろしいか。
っつーか、みんなそー思ってるでしょ。
たヴん。
自分が自分であるために、自分が自分の存在を確固たるものにするために、
あくまでも自分が中心の世の中。
自分が主人公のこの世界。
みーんなそうでしょ。
そーでなきゃジンセイ、ちょーつまんないじゃ→ん! ←ワカモノっぽく
■
2002年 8月9日 <font color="#ffffff">でやってみたかった。
起きれません!
起きれません!
ちゃんと睡眠時間を取っているのに起きれません!
夏バテと思われ!
さぁーどーするべぇー!
連日続く、真夏日。
勿論暑いのは、わしだけじゃないのはわかってマス。
ニホン全国、真夏デス。
暑いんデス。
わかっているからこそ、大きな顔して言っちゃいけないと思うからこそ、
フォントのカラーを白くして、小さな顔して言わせてもらいマス。
うひー!
■
2002年 8月8日 <bg color="#000000">でやってみたかった。
それは深夜、既に午前2時を回ろうかという時間帯の話デス。
一日の疲れと汗を取り去るべく風呂に入り、
火照ったカラダをクールダウンさせるため、2階のベランダで夜風を浴びてた時のことでした。
辺りは家の灯も消え、もう全てが眠りについたかのよーに静まり返ってる。
吹きつける風が草木を揺らす僅かな音だけが、唯一の音でした。
煙草に火を点し、紫煙を口から吐き出す。
晴れているはずだが、空に星は見えず、
のっぺりとした漆黒だけが漂っている。
ふと、何かの気配を感じ、目の前の道路に視線を落とす。
老婆。
暗くて詳細はよくわからないものの、
明らかに老婆がゆっくりと、ゆっくりと、歩いている。
なぜ?
なぜ、こんな時間に?
それにしても小さい。
あまりにも小さい。
身長が1mちょっとしかないんじゃないだろうか。
少々猫背ではあるが、それにしても小さい。
一瞬、嫌な予感がする。
もしかして「あれ」じゃないだろーか、と。
ちょっと後退り。
ベランダが少しだけ軋み、嫌な音がした。
その刹那、老婆がコチラを振り向く。
まるで機械仕掛けの人形のよーに。
「!!!」
わしの存在に気付いたらしい老婆が、その瞬間、
その姿からは想像できないほどの早さで動いた。
そう。
本当に「動いた」のだ。
駆けるのではなく、早歩きをするのではなく、動いたのだ。
更に後退りをするわし。
一瞬だけ、その老婆から目を離す。
いない。
既に老婆はわしの視野からいなくなっていた。
あまりにも似つかわしくない早さで。
急いで部屋に戻り、慌てて電気をつける。
そして冷静になるよう自分を落ち着かせる。
あれはなんだったのか?
わしの存在に気付いた瞬間、まさに脱兎の如くいなくなった老婆。
風呂上りにも関わらず、わしの背中は汗でびっしょりと湿っていた。
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ホントに怖かったんですってば。
こーいう話は嫌いデス。
っつーか苦手デス。
■
2002年 8月7日 冷やせ!
公休デス。
相変わらず暑いデス。
どこにも出歩きたくない。
でも暑い。
それじゃー、自分ちでプールでもっつーことに。
さすがに庭に25mプールは無理なので、直径1mのお子ちゃまプールを設置。
急に水道水に入るのは冷たくてマズイでしょっつーことで、
朝っぱらから水を張り、太陽光で温めておきましょ。
その話を聞いて、娘さん1号の幼稚園トモダチがオネーチャンとママを伴って登場。
小学1年生1人と幼稚園児2人と赤ん坊がプールに突撃。
あー、狭いねぇ。
いくらガタイが小さいっていっても、所詮は1mプール。
水はバッシャンバッシャンと溢れ、誰かが入るときは誰かが出る羽目に。
まぁ、お子様方にはそれも楽しいみたい。
まさに水を得た魚のよーに奇声を上げ、水飛沫が焼けたコンクリートに飛び散る。
あー、気持ち良さそー。
わしも入っちゃおーかなぁー。
しかし。
オトモダチのママ、とっても綺麗なんデス。
こんな綺麗なヒトを目の前に醜態を晒すわけにはいきませぬ。
「オカーサンも一緒にどーデスカ?」
そんな言葉をグッと飲み込み、
まるで節分の鬼のよーに、お子様方の水鉄砲の標的になることで涼を得るだけ。
ジャレた娘さん1号が、オトモダチママに無邪気に水をかける。
「あぁ、そんなことをしたら!」
「Tシャツ姿のママのぼでーらいんがっ!」
「もしかしてそれはアレじゃないデスカ!?」
娘さん1号を叱責する声がビミョーに弱々しーのは内緒にしときましょ。
うん。
内緒だ内緒。
いんたーねっとで公表して何が内緒かわかりませんが。
暑さで参っちゃってるのは、何もカラダだけじゃないよーデス。
さぁ、冷しとけ。
頭を。
我が家ののママのビミョーな表情なのはなんででしょーか。
■
2002年 8月6日 ボソボソと。
コイズミ首相のポスターやストラップを我先に購入した皆様、
その後いかがデスカ?
単に自分が流行に乗せられただけだと地団駄踏んでみても格好悪いだけデス。
お疲れ様、そしてこんちわ。
写真集は買わなかったものの、メルマガは未だに届いているechoデス。
未読メールが溜まる一方デス。
暑い日が続いてイマス。
でも、昔よりも暑い気がシマス。
昔はクーラーなんてなくても、なんとも思わなかったでしょ。
でもクーラーが唯一寒いくらいに利いている銀行にオツカイに行くのが楽しかったでしょ。
でも、やっぱり今よりはマシだった気がするのデス。
なんででしょーネ。
地球温暖化現象のせいでしょーか。
それとも歳を重ねるに従って、堪え性がなくなってきただけでしょーか。
体温以上の気温を記録する今日この頃、
「ハダカで抱き合っていた方が涼しいんだヨ! だから・・・ネ!?」
なーんてこと言って悪いことをしてる連中が羨ましくて羨ましくてもぅ。
ふと、寒い地方に思いを巡らす。
南極。
うむ。
ちょびっと寒すぎる。
寒いのも嫌い。
じゃー、アラスカとか北欧とか。
で、オーロラ。
オーロラは見てみたい。
寒くても見てみたい。
いつか見てみたいのですヨ。
オーロラ。
で、それ関連のSiteを検索。
おぉ。
出てくる出てくる。
オーロラの写真だらけ。
みんな、魅せられてるんだねぇー。
オーロラに。
うむ。
ぶるじょあじーでふりーだむなヒト達は、何度も通っちゃうみたいだねぇー。
うむ。
旅費がウン十万円かぁ。
無理だねぇ。
我が家では。
国内旅行でもヒーヒーだっつーの。
で。
更に検索を深めている間に、オーロラプロジェクトなるSiteに遭遇し、
「わたしは18歳以上です」
をクリックしてるわしの夜は暑いデスっつーか熱いデス。
■
2002年 8月5日 夏の感覚。
犬を散歩させるため、近所をウロウロと。
今年はセミの当たり年なんだろーか、
異常なまでのセミの大合唱。
1本のイチョウの木に数匹、ヘタすると10数匹のセミが競って声を荒らげている。
いったいこの感覚はなんなんだろーか。
サラウンド効果?
よくわからないが、ある地点に差し掛かると、物凄い包まれ感っつーか、なんつーか。
圧倒的なステレオタイプっていうか。
サイケな空間に潜り込んだかのよーに、微妙に音色の違うセミの声が周囲を支配する。
車を運転している最中にFMラジオを聴いていると、
たまたまガソリンスタンドで同じラジオプログラムが流れていて、
それが微妙にシンクロしているかのよーな。
なんともいえない不思議な感覚。
足が凍てついたよーにしばらくその場で佇んでしまった。
家に戻って、娘さん1号に聞いてみる。
「セミってなんて鳴くの?」
「ギーギーギーって鳴くんだヨ。」
「ふーん。」
先入観のないコドモには、アブラゼミは「ミーンミンミーン」じゃなくて、
そー聞こえるらしい。
ミーンミンミーンじゃなくてギーギーギー。
歳を重ねるに従って、固定概念で頭は凝り固まる。
これはこうだ。
あれはこうに違いない。
決め付けが世界観を小さくしてるのだろーか。
ギーギーギー。
そー言われてみれば、そー聞こえなくもない。
もう少ししたら、アブラゼミの声も聞こえなくなる。
必死になって短い間に自分のDNAを残そうとするセミの大合唱。
暑苦しいセミの鳴き声も少し違った趣が。
どこかの家で焚いている蚊取り線香の匂いが、
なんだかいい匂いに感じた。
■
2002年 8月4日 ネタ不足につき。
「国破れてサンガリア 城春にして藤井隆」 ――杜甫
検索したら、似たよーなもんが出てくる出てくる。
ビミョーに屈辱感。
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2002年 8月3日 花火。
夏の世を彩る光の祭典、花火大会。
あまりにも刹那的で、長い時間と多くの労力をかけたモノが一瞬で弾けて消える儚さ。
だからこそ惹かれるわけで、多くの人を魅了してやまないわけデス。
この時期土日ともなると、全国各地で行われている花火大会。
数千発、数万発の光の微粒子が、漆黒の夜空を明るく染める。
何万人、何十万人のヒト達が空を仰ぎ、日常から開放されるべく音と光に包まれる。
みんなが空を見上げてるそんな中、下を向いてるニンゲンは果たして。
そんな違う目的で会場をうろつくニンゲンには注意が必要ダ。
■
2002年 8月2日 忘却の彼方。
カラダが疲れていたのか、さすがに昨晩は泥のよーに眠る。
目覚めると、さぁ連休最後の日。
さぁ、何して過ごそーかと思ってみても、何もする気はNothing。
っつーか、どこにも出掛けるもんかいっ!
ところで娘さん1号、まるで一昨日と昨日のデキゴトが頭に残っていない様子。
ホテルの話も、プールの話も、シーパラダイスの話も、まったく口に出そーとしない。
あれ?
モノより思い出でしょ?
お金で買えない思い出って大事でしょ?
さて、どーしたもんか。
思い出作戦、失敗に終わったっつーことでしょーか。
あれだけ必死に素敵なチチオヤを演じたっつーのに。
あれだけ見事に幸せな家族旅行を終えられたっつーのに。
仕方ない。
探りをいれてみましょ。
「昨日は楽しかったネー!」
しまった。
あまりにもストレート過ぎた。
まぁ、4歳児だからそれくらいの方がちょうどいいか。
「えー? なにがぁー?」
おぉ。
しらをきる気か。
娘さん1号よ。
「ほらぁ、遊びにいったじゃーん。覚えてないの?」
「覚えてるよぉ。カキ氷美味しかったー。」
「・・・そーだねぇ。」
不覚。
そして惨敗。
やはり4歳児には思い出よりも食い物でした。
■
2002年 8月1日 旅行その2。
えー、まだまだ続いていマス。
横浜プチ旅行。
ホテルのベッドのスプリングに、なんだか違和感を感じつつ目覚める。
どーもブヨブヨで、この手のベッドはビンボー人には向かないよーデス。
で。
よし!
行くヨ!
八景島!
AQUAMUSEUM!
魚だ魚!
イルカだイルカ!
ほら! 娘ども!
いつまで寝てる! 早く起きなさいってば!
早くしないとチェックアウトの時間なんだってばー!
っつーことで、 八景島シーパラダイスへ。
恋する遊び島デス。
恋する遊び島。
もはや当の昔に恋を終わらせちゃった夫婦には、家族揃って単なる遊び島デス。
やたらと遠い駐車場からえっちらおっちら歩いて入場ゲートへ。
おぉ。
見えてきた見えてきた。
ブルーフォール。
地上107mからの垂直落下で、最高速度125km/h、最大加重4Gっつーとんでもない乗り物デス。
ネットで調べ上げて、靴を脱いでおくと風圧を足の裏に感じて恐怖感倍増とかなんとか。
えーっと。
・・・見るだけにしましょ。
わし、高いトコ、ダメダメ。
ほら!
それに!
ちっちゃい子がいるしぃ!
どーせ乗るなら家族でと思ったけど、身長制限あるしぃ!
娘さん2号を恐怖のあまり地上107mから落としちゃっても困るしぃ!
わしひとりで乗れとかいう、かみさんの暴言は無視して水族館だ水族館。
で。
あの。
その。
ココまで書いてなんですが。
しがない一家族の旅行日記を呼んでもつまらないよーな気がしてきました。
えぇ、そんな気がしました。
だもんで、これでプチ旅行記はオシマイにしよーと思いマス。
そー思いマス。
とりあえず結論。
真夏の炎天下の中、子連れは厳しい。
厳しすぎる。
ただこのヒトコトだけデス。
もはや家族4名、脱水症状寸前。
こんなトコで命を落としては、泣くに泣けないわ、笑うに笑えないわ。
いつの間にか、笑顔がなくなっていたのがその心理状態を雄弁に語ってるっつーもんデス。
帰りの車の中、後部座席で爆睡してる3人を温かい目で見守る優しいチチオヤの姿はそこにはなく、
ただひたすら鬼神のよーに家路に向かうべくアクセルを踏み続けるのデシタ。
オシマイ。
あー、オシマイ。
でも レディースポリスは素敵。
紫外線対策のせいか、化粧が濃かったけど。
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