条件


「自動車学校」っつー特殊な環境。
誰しも最初は抵抗を感じ、違和感を覚え、恐怖心すら覚えてみたり。
横柄、乱暴、いい加減、竹刀を持って引っ叩く、女生徒は毎時限泣かされる、
そーいうイメージはもはや過去のもの。
全国1600余りの自動車学校が淘汰されつつあるこの時代、
サーヴィス業界化しつつあるのは間違いありません。

でも。
「サーヴィス」ってどゆこと?
自動車運転免許を取得するに当たって、サーヴィスって必要なのか?

お客様を喜ばせること。
これがサーヴィス。
お客様を満足させること。
これがサーヴィス。
その点、自動車学校も、「生徒=お客様」に違いないだろーから該当するかもしれないけどネ。
ただ、ペタペタと押印して生徒に喜ばれたり、
1時限、ずーっと笑顔全開で楽しい「お話」をしてみたり、
実践じゃ全然役に立たない目印教習をして、生徒に上手くなったよーに見せかけたり、
そーすることがサーヴィスじゃないと思うのデスヨ。

なんてこと、声高に叫んでみても、果たして生徒側が何を望んでいるのか、
それによって、良い指導員が悪い指導員に化け、
とんでもない指導員が、良い指導員に成り果てる。


教習所に何を望むか。
聞いてみると、異口同音に、

「安全運転が出来るように教えて欲しかった。」

皆、そー答えます。
でも、それってだいたい過去形の表現なんですよネ。
卒業して、初めて単独で実践に望んでみて初めて感じることなんデス。
在校時には、

「少しでも早く卒業したい。」
「早く免許が欲しい。」

これが圧倒的多数。
勿論、そーじゃないヒトもいるけど絶対数は少ないんデス。
補修になると、ふて腐れちゃうんデス。


良い指導員の条件。

「ハンコを押さない時も、納得してもらえる。」

これだと思うんですネ。
これって自己満足のマスターベーションなんでしょーか。
当然、押印出来るよーに上達させるべく、そーいう教習が出来るのが一番なんだろーけど。








当校、2001年下半期、アンケート結果発表。






第1位。

ハンコぺたぺた、指導ゆるゆる、無駄話ぺちゃくちゃ指導員。






ダントツでしたネ。






コチラの想いは空回りするばかり。
理想はまるで絵に描いた餅のよーデス。




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