反面教師


今日は大型二輪担当。
ほとんど生徒がいないと思いきや、たっぷり7時限分いらっしゃった。
大型二輪の生徒さんは、ほとんどが社会人。
一体、昼間っからご来校の方々、仕事は何をしてらっしゃるのでしょーか。
まー、わしも平日休みが多いから、
きっとご近所さんに、そー思われてるに違いないデス。
ふん。

今日普通二輪担当だったエムズ指導員と、教習内容についてディスカッション。
ヒジョーに物事を深く考える男、エムズ指導員(36歳)、妻子持ち。
かなり込み入った質問を、投げかけてくださる。
その内容。

『連続進路転換コースでのスロットルONは、
失速防止の為なのか、それとも傾斜した車体の安定化の為なのか?』


逃げる。
普段、生徒に説明しているはずなのに、改めて聞かれると、答えに窮するっつーもんデス。
逃げちゃいけませんネ。
しっかり考えなくっちゃいけません。


高速教習中のこと。
減速車線に入って、ランプウェイを通行中、目の前に事故車両。
どうやら速度超過の為、カーブを曲がりきれずに路外逸脱した模様デス。
道路脇に立つ外灯に正面衝突し、それをなぎ倒していた。
グッシャリと潰れたトラックの前部が、事故の衝撃の大きさを物語ってマス。
息を呑む教習生、Nさん(20歳・♀)。
既に運転手は搬送されたのか、現場にはいません。
散乱したフロントガラスやら土砂が道路を覆い尽くしていました。
きっとこの事故を起こした人も、期待に胸を膨らませた初心者時代があったはず。
どこでどう間違えて、こういう運転をするドライバーになってしまったのでしょーか?
車を運転する上で、『慣れ』は必要なもの。
ただ、『慣れ』が、『過信』に変わった時に、事故っつーもんが起きてしまうんでしょーネ。
Nさんのドライバーデビューは、もう間もなくデス。
今回の事故現場の遭遇が、単なる『モノ珍しい現場』で終わるのか、
それとも『反面教師』にするのかは、Nさん次第デス。

それにしても対応が遅いヨ。
道路○団。




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