■
2005年 7月某日 黒い涙でOSは女心。
二輪教習をやっていてる時に、
冷房のガンガン効いた教習車の中にいるにも関わらず、
普通車担当の指導員が「暑い暑い」と騒いでいると、
固く握りしめた拳を振り上げて ぶっ飛ばしたくなる今日この頃、
いかがお過ごしでしょーか。
echoデス。
ゴブサタしてマス。
冷房に慣れた現代人、暑いとイライラしやすいので、
穏やかにいきたいものデス。
真っ黒な女生徒様がわしの担当車両の前で待ってマス。
真っ黒デス。
今更恥ずかしくて躊躇われる言い方をすれば、いわゆる見事なまでのガン黒っぷりデス。
紫外線の影響が数十年後に襲いかかってはこないのかと他人事ながら心配になるくらいの黒さ。
思わず「もすっ!」って言いたくなるくらいのブラックっぷり。
夜の教習じゃなくて良かったデス。
いや、
それだけなんですけどネ。
黒いなぁーと思って。
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2段階みきわめの生徒様(31歳・♀)、
縦列駐車を実施し、
多少のミスはあったものの、概ね無事終了かなっつートコで、
突然目から涙が。
なに?
わし、何も言ってないヨ。
怒りもしないし、みきわめだけに注意も指摘も補助も助言もアドバイスも、
なーんもしてないのに涙。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・!
あ!
アレか!
番長清○が西武入団1年目の日本シリーズで流した涙と一緒か!
そっかー。
きっと教習中に悔しい目にあったんだネ。
ついにその屈辱を晴らす時が来たっつーコトだネ。
うん。
良かった良かった。
そっかー。
いよいよ報われるんだネ。
って思ったら、単に 緊張して涙腺が緩んだだけのよーで。
そーいう涙の流し方もあるんですネ。
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"Longhorn"と呼ばれていた次期Windows OSの名称が、
"Windows Vista"に決まったそーで。
98からXPに移行する時もいろんなコトがありましたが、
来年発売されるこのVistaもいろんなドラマを見せてくれるコトでしょー。
でも、ビスタって言ったらクルマだよなぁ。ニホンじゃ。
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比較的、教習所に来る生徒様のパーセンテージは学生が多いのですが、
当然シゴトをしている生徒様もいるわけで、
その内容も様々デス。
で、
何度かフライトアテンダントを生業にしている生徒様を担当したのですが、
立ち振る舞いからして普通のヒトとは違うんですネ。
姿勢は当然、話し方や挨拶、そしてちょっとした笑顔まで、
やはり訓練を受けてるヒトなんだなぁーと感心する次第デス。
初めて担当した時、当然自分から「フライトアテンダントです!」なんて言うわけもないのですが、
原簿に記載された住所地で、彼女の職種はわかったんデス。
で、なんとなく車内の静まり返った空気に息苦しさを感じて、
「やっぱり飛行機のシゴト、大変なんですか?」
って話し掛けてみたんですネ。
「なんで知ってるの!?」
みたいな驚いた顔してましたが、
それ以来、
彼女は二度と すっぴんで来なくなりました。
プライベートまで気を抜けないのも、
なんだか気の毒デス。
別に教習所に来る時くらい、すっぴんでもいいと思うのですが、
そのへんがオンナゴコロなんでしょーか。
それともフライトアテンダントとしてのプライドなんでしょーか。
っつーか、わしの考えすぎのよーな気もしないでもないデス。
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今、時間を見つけては"Database"内、
「全国 公認(指定)自動車学校 一覧」
の完成を目指してシコシコと作成しているのですが、
全国1500弱ある公認の教習所、
実は、ひとつひとつ教習所名でググって教習所のサイトを探しているので、
とんでもなく時間が掛かっちゃうんですネ。
だもんで、完成までまだ先が見えない状態って奴なんですが、
ひとつひとつ見ていくと、
やはり1500近くあると、いろんな教習所があるもんで、
最近、「すげー!」と思ったのが コチラ。
なんですか!
この設備の豪華さは!
コレが大企業の成せる技って奴ですか!
それとも周囲の企業がこぞってスポンサーになってるっつーコトでしょーか!
それに比べてウチの職場ときたら…。
こーいう教習所にはきっと生徒様が集まるんでしょーネ。
「二輪AT入校停止」っつーのもわかるよーな気がシマス。
まぁ、勤めているヒトにしかわからない苦労っつーのもあるんでしょーけどネ。
それにしても同業者として、
羨ましー限りデス。
■
2005年 7月某日 切なる願い。
大型の台風7号がチバ県地方を直撃!
大型の二輪を担当しているわしを直撃!
台風や吹雪や雷雨の時に現れる二輪教習生の目は、
担当指導員の生気の失われたよーなどんよりとした目と反比例して、
やけに輝いている気がシマス。
いや、やりますヨ。
教習。
やりますけどネ、
会社の方針ですからネ、
雨が吹雪に変わっても、気温が40度近くになっても、
指導員が唸ろうが倒れようが目の焦点が合わなくなろうが、
そんなのちっとも関係nothing、
「愚痴を言っている間はまだまだダイジョーブだろ!」と、
二輪の教習を行うのがうちの方針ですからネ。
せめてJRが停まっちゃったり、高速が通行止めになるくらいの暴風雨の時は、
バイクの教習は強引に法律で禁止になって欲しいと思うのは、
指導員だけなんでしょーか。
■
2005年 7月某日 画像が多い。
どーやら職場の受付オネーサンに、
わしがサイト運営してるのがバレてしまった感の否めない今日この頃、
皆様、いかがお過ごしでしょーか。
先日チバ県地方を襲った地震の時は、
この暑さでついに目眩でも起こしたのかと思ったechoデス。
内緒にしておいてネ。
Sさん。
それにしても、
揺れましたネ。
グラグラと。
わし、その時所内で二輪教習中だったのですが、
バイクには乗っておらず、地面に仁王立ちのよーに立ってたのデス。
そりゃーもう、威厳タップリに。
まるで上野で犬を連れたヒトのよーに。
地面があんなに揺れた体験は初めてでした。
ウネウネと。
ユサユサと。
ムラムラと。 ←違
ホントにびっくりですヨ。
初めてだけに。
初めての時はもっと優しくして欲しいものデス。
世間のお子様方もすっかり夏休みに突入したよーで、
まるで学科教習の映像教材作りの撮影でもしているのかっつーくらいに、
道路上にボールを追い掛けて飛び出してくる少年少女が後を絶たない昨今ではありますが、
お互い気をつけたいものですネ。
夏の交通安全運動期間中だけに。
「乗る人に 飲ませるあなたも 犯罪者」
「気を付けて 十字路 T字路 曲がり角」
軽やかな五・七・五の調べに乗せて、
安全運転を心掛けながら行ってきました。
今年の初プール。
あまりの暑さに辛抱堪らず近所の市民プールへと繰り出したのですが、
そー言えば、1年前の今頃は「サイト閉鎖」で粛々としてたんですネ。
確か最後の話のネタもプールの話題だったかと。
今、読み返してみると、
なんだかミョーに神妙な語り口。
センチメンタルぶっちゃって。
悲哀感たっぷり漂わせちゃったりなんかして。
今、こーやって何食わぬ顔して更新しているのもお笑い種ですが、
まーいいや。
プールに向かう途中、
中央線もない道路を走っている最中、
小さめの十字路に差し掛かったんデス。
信号機は設置されてなく、見通しもあまりよくない。
ただ、わし側が優先で交差する側には一時停止の標識有り。
つまるとこ住宅街にありがちな交差点ですネ。
で、問題は交差点直近、わしの走行する前方に1台の駐車車両があったんデス。
それを追い越すためには道路の右側にはみ出さなくちゃいけない。
当然速度を落として通過しよーとしたのですが、
なんかすっごく「イヤな感じ」がしたんですネ。
言いようもない不快感っつーかなんつーか。
だもんで、止まっちゃおーかなっつーくらいにブレーキを踏んで通過しよーとしたその刹那、
やっぱりドピャー!っと飛び出して来ましたヨ。
交差道路右側からチャリンコの小学生が。
普段の減速程度だったら引っ掛けてましたネ。
速度は落ちてるから最悪の事態でも大事には至らないだろーけど。
イヤな予感、まったくもって大正解。
もう、覚醒したかと思いましたネ。
わし。
カラダの奥深くで眠っていた潜在能力がついに開花したのか、と。
「見える!私にも敵が見える!」
っつー感じで。
一瞬、飛び出してきた少年を問い詰めよーとも思いましたが、
坊やだから仕方ないですネ。
っつーか、道路交通法で守られてますからネ。
歩行者ってば。
ちぇ。
夏の日差しを直に浴びる前に、
危うくイヤな汗をかいちゃうところだったわけですが、
教習指導員っつー 肩書きをぶら下げていてもこの有り様ですからネ。
職業柄、少なからず普段から注意していても、
事故は向こうから手ぐすね引いて待ってるんデス。
近寄ってくるんデス。
恐いデス。
交通事故。
で、プールですネ。
プール。
たった1枚の布きれを羽織った者達が行き交う場所、
それがプール。
様々な思惑と視線が行き交う、
身も心も解放され、日常から懸け離れたミラクルプレース、
それがプール。
子連れにはそんなのちっとも関係nothingですが、
とにかく爽快デス。
ナニが流れてるのか知りませんが、
なんとなく流れていく流水プールにボヘーっと身を任せ、
しばし地球の重力から解放されるこの心地良さといったら!
「わしはジャガイモ!? それともサツマイモ!?」
っつーくらいのポテトウォッシュ状態でも、
キラキラ輝く夏の太陽の気持ち良さといったら!
高気圧の張り出しにも助けられて燦々と降り注ぐ太陽、
その気持ち良さにすっかりと身を委ねすぎたもんだから、
ものの数時間で 赤白パンダ。
スゴイですネ。
紫外線の力って。
もはやカラダを黒くするのは健康上良くないのは、
充分に知れ渡った既成の事実ではありますが、
夏だけに軽くこんがりと焼ければいいなぁなんて思ってましたヨ。
確かに。
家に帰ってシャワーを浴びるとやっぱり痛いんデス。
焼けた肌。
チリチリどころじゃありません。
ザクザクと痛い。
弱めのシャワーですら刺すよーに痛い。
でも、カラダは洗わなければいけません。
毎日、黙々と繰り広げられてる新陳代謝で出た皮脂を洗い流さねば。
でも、痛い。
焼けた部分は腫れ物に触るよーにそぉーっと撫でるよーに洗い、
そーでない部分はいつも通りゴシゴシと。
そぉーっと。
ゴシゴシ。
そぉーっと。
ゴシゴシ。
そぉーっと。
ゴシゴシ。
ギャァァァァー!(焼けたトコと焼けてないトコ、逆に洗った時の絶叫)
さ、明日の二輪教習中、
肩を掴まれる二人乗りはやめとこ!
■
2005年 7月某日 スイッチ入れるな。
なにやら受付が賑やかですヨ。
どーやら 普通っぽくないヒトが入校してきた模様。
伝え聞いた話によると、
・会社を動かす立場のヒトらしい。
・やたらとお金を持ってるヒトらしい。
・とにかく持ってるヒトらしい。
・唸るほど持ってるヒトらしい。
・ベ○ツのS600に乗って教習所に来るらしい。
・ハ○レーを含め、二輪も3台所有しているらしい。
・声がやたらとデカイらしい。
・しかも威圧感たっぷりらしい。
・関西の方から来たヒトらしい。
・本日から二輪教習を始めるらしい。
だそーですヨ。
へー。
へー?
・・・・・・・。
・・・・・・・。
今日、わしが二輪担当でしたよネ?
上司が過去に当校であったトラブルの数々を、
親切丁寧に優しく披露してくれるのが有難いデス。
シャレにならないよーな格好をしたヒトが怒鳴り込んできたとか。
バットを持った奴と戦ったとか。
そいつは終いにはアイスピックを持って応戦してきたとか。
パトカーが来たとか。
殴ったとか殴られたとか、
そーいう類の話はやめてクダサイ。
とにかくやめてクダサイ。
痛いの、キライなんデス。
トラブル、不得手なんデス。
わし。
どーしてそんなに脅かすんでしょ。
しかも、やたら楽しげに。
さも教習中にトラブルに巻き込まれちゃえと言わんばかりに。
「何かあったら、飛んで助けに言ってやる」
と言ってくれるのが有難いデス。 ←なんか違う
───教習開始。
───教習終了。
単に、 関西弁で声の大きい金持ちさんでした。
いたって普通の教習態度。
いたって標準的なオジサン。
やたらと口数が多いけど。
でも、
でもネ、
今はその表情は見せてないけど、
何かのはずみでスイッチが入っちゃうと、
スッと豹変してしまうよーな危うさを内に秘めているよーな気が…。
■
2005年 7月某日 そーいう社会。
娘さん2号が夜中に泣いたらしい。
かみさんが聞くと、恐い夢を見たからとのコト。
「どんな夢だったの?」
「んーとねぇ、 屋根の上にオジーサンがいっぱいいたの。」
うん。
確かに恐いネ。
まるで迫り来る高齢化社会の未来を予言するかのよーな、
泣きたくなるビジョンだネ。
こんな画像を作っているわしの夢にも出てきそーデス。
■
2005年 7月某日 残せ。
所内教習をやっていると、
教習所周辺から覗いているヒトを時々見掛けマス。
概ね免許取得に興味あるヒトや、単なる暇潰しが殆どだと思うのですが、
たまに身内が教習している姿を見ているっつー場面もあるみたいなんですネ。
───自分の妻が。
───自分のコドモが。
───自分の彼氏や彼女が。
果たしてどんな運転を───
うむ。
気になりますよネ。
自分の大事なヒトの運転。
もしかしたら、
「自分の大事なヒトをどんなコンチクショーが担当しているのか」
っつーのも大いに含まれてるかもしれませんが、
まぁ、メンタマかっぽじってよーく見てもらってもちっとも構わないわけデス。
で、時々見掛けるのはカメラ持参。
よくあるのはケータイでパシャ、
最近多いのはデジカメでパシャ、
スゴイのになると、
おいおい月の表面まで見えちゃうヨっつーくらい、
とんでもない望遠レンズを備えたカメラでパシャ。
パートナーの苦渋に満ちた表情を超ドアップで撮りたいんでしょーネ。
そしてそれを「教習日記」っつーブログにUPして、
きっと、殊更面白可笑しく世間に公表するんでしょーネ。 ←しない
で、本日現れたのがビデオカメラですヨ。
ビデオカメラ。
動画か。
そーきたか。
動画をUPするとはオジサン、夢にも思いませんでしたヨ。 ←しないから
撮影の対象は二輪の生徒様。(♀・既婚)
撮影者はおそらくその生徒様の旦那様。
コースを走る対象者が近付いてくると、
ファインダーを覗く旦那様の動きも活発になるのが微笑ましいデス。
意地でもその姿を収めよーと。
一瞬たりとも逃さないよーに。
よし。
その意気込み、その心意気、
しかと受け止めましょ。
被写体に被っちゃえー。
そんなコト、やってるから、
二輪教習は楽しいのデス。
■
2005年 7月某日 抜本的解決要す。
暑いですネ。
すっかり梅雨明けの様相を呈して参りましたネ。
以前、ココでも書いたコトあるんですが、
わしが寝たりこのSiteを更新したりする部屋には、
クーラーっつー文明の利器はないんですネ。
でもって、我が家は最近の家みたいに「夏涼しくて冬暖かい」ではなく、
「夏唸るくらい暑くて冬身悶えるくらい寒い」
っつーニンゲンの本能を鍛えんばかりの前世代的構造になっているらしく、
夏は30度後半まで、冬は氷点下寸前まで劇的に変化するという、
美しきニホンの四季を半ば強引なまでに肌で感じさせてくれる造りなのデス。
で、この季節になると、
悪い夢でも見たかっつーくらいにビショビショに汗をかいて目が覚めちゃうのデス。
ガバッと。
ムハッと。
「あちー!」って独り誰にも聞かれるコトもなく叫びながら。
こりゃいつか夜中に家の中で熱中症になっちゃう予感すら漂い始めたので、
つい先日ボーナスも出たのも幸い、
最新式冷房装置の購入許可が、かみさんより下りたのデス。
で。
買ってきました。
マイナスイオンスリムファン!
うん!
ハイカラ!
とってもcoolでstylish!
オマケにイオンも振り撒いてくれるし!
うむ。
早速、電源コードをタップにぶっこんじゃってスイッチON!
ブーーーン・・・
_| ̄|○ …所詮、扇風機だし。
相変わらず唸るよーな暑さの空気を、
cool且つstylishにかき混ぜてくれてマス。
さ、明日も汗だく!
■
2005年 7月某日 用途変更。
よく使い古しの歯ブラシで、
雑巾やスポンジの届かない水回りの細かいトコ、洗ったりしますよネ。
なんとなく洗面台が汚れていたのが気になって、
今さっき使い終わったばかりの歯ブラシで、洗顔後にゴシゴシと掃除したんデス。
もうボチボチ寿命も近いよーなへたり具合だったし。
で、その掃除に使った歯ブラシを後で捨てよーと思って、
そのまま洗面台に置いておいたのが間違いでした。
そんなゴシゴシな清掃風景を思い出したのは、
その歯ブラシが再び口の中を一生懸命ブラッシングしている最中でした。
あぁ…。
■
2005年 7月某日 飼わないヨ。
娘さん2号、
只今、ダンゴムシに夢中デス。
同じ幼稚園に通っていた娘さん1号も、
幼稚園児代はダンゴムシにお熱でした。
果たして今、幼稚園ではどんな教育が…。
■
2005年 7月某日 ムダ。
4月1日に高速道路で二輪の二人乗りが解禁になって以来、
早いモノで3ヶ月が経ちました。
きっとこのサイトを見てるヒトの中でも既に体験済みのヒトもいるのではないか、と。
で、 ネタは転がってないものかと、チバ県警のサイトを見ていたらこんなのを見つけたんですネ。
果たしてヨソの都道府県ではどーなっているのかはわかりませんが、
我がチバ県では免許の裏、備考欄に「二人乗りOK!」と記載してくれるよーデス。
おぉ。
面白い。
どれ、試してみましょ。
っつーコトで行ってきました。地元警察署。
やはり気が乗りません。
いつ来ても警察署は。
自分から出向いているにもかかわらず、
オマケに悪いコトしてるわけではないんですけどネ。
娘さん1号をお供に従えて連れて行ったのですが、
行く前に、
「悪いコトすると、あっという間に捕まっちゃうからネ。」
と釘を刺しておいたもんだから、
普段はギャーギャー喧しいこの小娘も大人しいもんデス。
どの窓口に顔を出せばいいもんやらと思案していたら、
「免許」
と、あまりにも当たり前にココしかないでしょみたいな書かれ方をした受付があったので、
その前に座っている女性職員に声を掛ける。
「スイマセン。免許証の裏に『二人乗り許可』の記載が欲しいんですけど。」
「へ?」
「へ?」とはナニゴトですか「へ」とは。
警察も以前に比べて「お役所仕事」感が幾らか薄れてきたものの、
地元の愛すべき納税者である市民に対して「へ」はないと思いますヨ。
っつーか、きっとこーいうコトするニンゲンが少ないんでしょーか。
ちょびっと待っててと言うので、ちょびっと待ってました。
何やら内線だか外線を駆使してどこかに問い合わせているよーデス。
もしかしたら、わしの免許歴や違反歴を問い合わせているのかもしれません。
待つコト5分程度。
「・・・お待たせしました。」
ハイ。
お待ちしてました。
もっとすぐにバシッと手続きしてくれるもんだとばかり思ってましたヨ。
で、免許証の裏には新たな記載が。
もちっとキレイに押印してクダサイ。
我々が原簿にこんな押印をしたら試験課のヒトにガーガー言われちゃうっつーもんデス。
なかなか乾かないインクをフーフー息で吹きながら、
意気揚々かみさんに見せる。
「いいだろー。」
「二人乗りするの?」
「いや、しない。」
「シゴトで必要なの?」
「いや、いらない。」
「バイク、普段乗らないでしょ?」
「うん、乗らない。」
「ムダだネ。」
「うん、ムダ。」
ジンセイとは、ムダの積み重ね。
誰かがそー言っていたよーな気がシマス。
■
2005年 7月某日 気ヲツケル。
ガードレールに挟まった謎の鉄片の話題も、
すっかり聞かなくなってきた今日この頃、
皆様、いかがお過ごしでしょーか。
ガードレールに挟まったモノより、
奥歯に挟まったモノの方が気掛かりで仕方nothingなechoデス。
わし、ご存じの通り職場では女性比率っつーものがヒジョーに高い、
AT車を担当しています。
んですネ。
この時期、日に日に上がる不快指数と気温のせいで、
少しずつ薄着になってくるのデス。
女性のお客様。
嬉しい限りデス。
しかし、暑いのはオトコも一緒。
でも、いくら暑いからといって、
腋からボーボーと何かがはみ出したタンクトップ姿はご遠慮願いたいんデス。
だって、汗を吸わないんだもん。
タンクトップ。
垂れ流しなんだもん。
色々な気体や液体を。
で、
そんなこんなで本日、普通車担当。
なぜだかわからないのですが、
オトコ密度のヒジョーに高い1日だったんですネ。
「あれ? わしってMT車担当だったっけ?」
っつーくらいに。
それに加えて、異常なくらいに元免持ち比率が高かったんデス。
今、在校生の中で元免持ちだヨっつー生徒様が今日1日で全て訪れたかのよーな感じ。
まぁ、いいんですけどネ。
元免持ち比率が高くても。
むしろ、以前は乗っていたわけだから「操作に関しては」ほとんど心配nothing。
だから楽ちん。
何も言う前から出来ちゃう。
少しだけふて腐れてるけど。
少しだけかったるそーだけど。
で、いつも元免持ちのヒトを担当していて思うのですが、
何も全くの初心者様と同じカリキュラムじゃなくてもいいんじゃないか、と。
模擬教習から始まって、ハンドルの回し方やペダル操作の仕方を経て、
教習所内をハムスターのよーにグルグル回るコトに果たしてどれだけの意味があるのか、と。
免許を無くしてしまった理由にも2種類あるわけですが、
取り消しを喰らったのではなく、いわゆる「うっかり失効」で再取得を目指してるヒトには、
コレって苦痛以外のナニモノでもないんじゃないかと思うんですネ。
ましてや失効する前までゴールド免許だったりしたヒトには。
「うっかり」さえ気をつけさえすれば、概ね問題nothingなわけデス。
最近変わった道交法の概要や初心に返るための気構えみたいなモノは、
免許の更新時講習で聞いてきているわけですしネ。
ちゃんと聞いてきてるかどーかは別にして。
問題なのが、取り消しを喰らっちゃったヒト達。
こーいうヒト達は技術云々より、
どちらかっつーと、モラルとか遵法意識とか、
運転技術とは違うそっち方面をキチンと矯正すべきなんじゃないかと思うのデス。
ただ、学科教習を闇雲に増やすっつーのともまた違うよーな気がするんですネ。
もっと心理学的な見地で、
もっとメンタル的なモノに対するメスを入れなくてはいけないんじゃないかと思うんですけどネ。
「いやぁー、酒飲んで捕まっちゃいまして。」
「高速で180出して走ってたらさー。」
「・・・そーですか。」
「気をつけてくださいネ。」
─────気ヲツケテクダサイネ
気をつけてくださいネ?
何を?
何を気をつけろと?
お巡りさんに見つからないよーに気をつけろ?
検問に引っ掛からないよーに気をつけろ?
安全運転を心掛けてください?
言うのは簡単なんデス。
言うのは。
それ以上に、「ハイ」って返事をするのも、
もっと簡単。
ただ、言われたコトバを聞き入れるかどーかっつー話になると全くの別。
きっと免許証の再取得っつーゴールのために、
教習を進めていく主導権を持っている指導員に対して、
自分を押し殺して我慢しながら「ハイハイ」言ってるだけのよーな気がしてなりません。
─────気ヲツケテクダサイネ
そんな台詞、
言ってる自分に自己嫌悪を感じてみたりしながら。
でも、繰り返してみる。
─────気ヲツケテクダサイネ
何度も同じ免許を取得しに教習所へ来ないでクダサイ。
一生のうち1回だけでいいはずデス。
教習所に通うのなんて。
やり直しができるうちが華ですヨ。
なーんて言わないですけどネ。
言ってみたいですけどネ。
それだけデス。
■
2005年 7月某日 こんなの。
よし!
わしも教習中に 成田へ行っちゃえー!
っつーコトで。
ついに始まりましたネ。
教習所を舞台にした月9。
舞台は実在の教習所。
使っている車両も(たぶん)実在の教習車。
ダブルトールカプチーノも実在の商品。
そいつを飲んだコトはありませんが、なかなかリアルな設定のよーデス。
実はわし、
今でこそAT車担当で違う号車に乗っているのですが、
MT車担当の頃は27号車に乗っていたのデス。
「だからどーした」
と言わないのがオトナっつーもんですネ。
さ、教習開始ぃー。
見たトコロ、
1段階法規走行っつートコでしょーか。
だいぶ上達してきているよーですネ。
衣咲さん。
両足ブレーキ。
なかなか高度なテクニックを駆使してるよーデス。
衣咲さん。
でも危ないから基本通りのブレーキを踏んだ方がよろしーかと。
っつーか、最近の教習車は大抵ABSを装備してるので、
あーいうスキール音はそうそうしませんネ。
あくまでも静かに、それでいて急激にノーズがダイブします。
それにしても、仲睦まじい兄弟ですネ。
それとも仲睦まじく見せてるのは今のうちだけでしょーか。
とりあえず、どこかの元横綱兄弟も見習って欲しいものデス。
大きなお世話ですネ。
ゴメンナサイ。
観察教習。
懐かしーですネ。
以前、3段階危険予測教習と4段階危険予測教習なんつーものがあった時期もありました。
っつーか、衣咲さん、
修了検定は?
仮免学科試験は?
受けたっけ?
もう合格しちゃってたっけ?
さっきまで所内を走っていたよネ?
もう観察教習なの?
わーん、
展開早過ぎー。
ランプウェイから東名高速に乗り込む教習車。
さすがに複数教習、リアのサスペンションは沈み込んでマス。
コンフォートで成田へ。
あぁ、なんて素敵なシチュエーション。
成田はいいですネ。
こーいうヒト達がウロウロしていて。
あのツカツカと歩く姿には、
爽やかさの裏側には とてつもないプライドが潜んでいるよーな気がシマス。
教習所から成田空港まで最短距離でおよそ102km。
単純に100km/hで走っても約1時間掛かる距離。
空港内での出来事や帰り道を考えても3時間は必要。
「恩師なんでしょ? 恩師なんでしょ? アタシ!」
恩師大事。
ジンセイの方向性を決定してしまう大事な大事な恩師様。
でも、コレって、
通常であれば最低でも発禁処分、最悪で 公認取り消しですヨ。
「エンジントラブルっつー言い訳、よく使うよネ。」
とかそーいう問題じゃありません。
ドラマって素敵。
この主人公様、コーヒーをよく飲むなぁと、
眠い目擦りながらドラマの後半を見てました。
そして。
主人公様はヒロイン様に自分の夢と現実について、
こー言ってのけましたヨ。
「オレ、今、こんなだけど…。」
わし、
こんなのにへばりついて12年デス。
もー少しがむばっていきたいと思ってマス。
それにしても「こんなの」って。
やっぱり教習指導員って「こんなの」っつーイメージなんでしょーか。
そーなんでしょーネ。
あの巨大掲示板でもそれ関係のスレで、
即刻、転職してしまいたくなるくらいの大悪人っぷりを展開してますしネ。
あーぁ。
「諦めたらそこで試合終了です。」
よく言った!
グッジョブ!
いい台詞ですネ。
なんの試合かわかりませんが、
蒼い少年が感化されてしまうのもわかる気がシマス。
今でこそ、諦めジンセイ邁進中のわしですが、
っつーか、諦める以前に挑戦すらしてないわしですが、
昔はバスケットボールに全てを捧げていた頃もありました。
だから。
だからですネ。
だからこのマンガ、バイブルだったりするのデス。
安西センセ、顔ちっちゃいデス。
っつーコトで。
ドラマはフィクションであり、
ストーリーのためだったら、道路交通法も教習制度も、
指定自動車教習所関係事務処理要領もどーでもいいのデス。
そんなコトでいちいち目くじら立てるホド、物わかりの悪いわしではありません。
爽やかな恋愛もミセスブランドもわしにとっては伏線、
とりあえず、次回はどれくらい教習シーンが出てくるでしょーか、
そのあたりを こんなシゴトをしながら楽しみに待つコトにしましょ。 ←根に持ってる
■
2005年 7月某日 でどころ。
「お風呂のお湯ってどこから出るの?」
湯船に浸かって一日の疲れを癒そーとしているわしに向かって、
突然何を思ったか、そーおっしゃる娘さん2号。
湯船の中の極楽浄土っぷりにうっとりしてたもんで、
聞こえなかったフリをするわし。
そんな態度に腹を立てたのか、
突然怒り出した娘さん2号。
「牛乳は牛のおっぱいから出るんでしょ!」
うん。
そーだよネ。
牛のおっぱいから出るから「牛乳」って言うんだよネ。
正解だ。
正解だヨ。
娘さん2号。
おかーさんのおっぱいから出たら「母乳」だもんネ。
母乳はスーパーじゃ売ってないもんネ。
でもホントは牛から出てくる「牛乳」だって仔牛にとっちゃ「母乳」だからネ。
それを飲んでスクスクと仔牛が育つんだ。
仔牛が飲むべき飲み物を奪い取っちゃってるんだ。
ニンゲン様っていけないネ。
仔牛のモノを取っちゃうんだもん。
搾取って奴だネ。
搾取。
なんとか主義みたいな話だネ。
ちなみに搾乳じゃないからネ。
いや、搾乳に違いないんだけどネ。
搾取。
でもお湯と牛乳を同じ場で議論しちゃいけない気がするネ。
さ、温まったから出よーか。
おとーさん、のぼせちゃいそーですヨ。
■
2005年 7月某日 現れる。
ついに来ましたネ。
教習所に。
平成生まれ。
生 年 月 日
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大 ・ 昭 ・ 平 元 年 ○ 月 ○ 日生 ( 16 歳)
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原簿を差し出す少年は、
まだお肌もピチピチの16歳。
うわー、なんか 別のイキモノみたい。
1989年。
それは手塚治虫や松下幸之助、美空ひばりなど、
昭和を彩ってきた人物がこの世を去り、
消費税3%が我々庶民に襲いかかってきた年。
ベルリンの壁が崩れ、天安門事件が中国にスポットライトを当て、
「セクハラ」なんてコトバが世のオトコを恐々とさせたのもこの年。
なんだか時代的に物凄い勢いを感じずにはいられなかった時代でした。
平成元年。
「平成」と言うと、
今は亡き当時の小渕官房長官が記者会見で発表した姿を思い出されるのですが、
この元号に決まる前に他にも候補として「修分(しゅうぶん)」や「正化(せいか)」があったそーで。
──修分元年
──正化元年
やっぱりピンと来ませんネ。
ただ、この「平成」という元号、
慶応元年の際にもひとつの候補としてあがっていたそーデス。
あー、蘊蓄。
で、そんな年に生まれた少年と対峙する。
ジェネレーションギャップとか、
もはやそーいうレベルじゃないんですネ。
わしが20歳を迎えよーかっつー頃、
カレはきっとまだオトーサンの中でタンパク質だったわけですヨ。
まだヒトの形として成立していなかっただけじゃなく、
まだカラダの中に蓄えられた成分だったわけですヨ。
「昭和生まれ? なにそれ? ありえねー!」
とヌケシャーシャーと言っちゃうよーな、
そんなカレらと対峙する。
「バイクの燃料って何?」
そんなフレンドリーな質問に対して、
「・・・石油。」
ヌケシャーシャーとそう答えるカレは平成生まれ。
その答えに否定も肯定もしないわしは、
東名高速道路が開通した年、
60年代の最後に生まれた昭和のオトコ。
そう、
わしはそんなカレらと対峙する。
■
2005年 7月某日 ラビリンスじゃなくて。
START
↓
↑
GOAL
さ!
使ってみてクダサイ!
モニターから1mくらい離れるといいかも!
否、
モニターから1mくらい離れた方がいいかも!
ちなみに動作確認はしてないからネ!(当方古い機種だけに)
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