■
2003年 1月31日 自主経路は25000分の1で。
「それじゃー、目的地を指示するから地図を出してクダサイ。」
「ハイ。」
「んー、この地図かぁー。」
「こ、これじゃーダメですか?」
「んー、ワタシは構わないんだけどねぇー。」
「そー言えば、echo指導員、現在地はドコですか?」
「ココ。」
「あ、そーなんですか。じゃー、目的地はドコですか?」
「ココ。」
「わかりました。」
「それじゃー、経路を設定してくださいネ。」
「ハイ。」
「ハイ。それじゃー、がむばってみましょー。」
「ハイ。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「間違えたり、分からなくなったら違反や迷惑にならないトコで停車してもいいですからネ。」
「ハイ。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
ツッこむとか失笑するとか呆れるとかツマンナイとかあえて無視するとか「ふんっ」でもいいから、
何かしらのリアクションを取ってくれるといいと思いマス。
さ、2月ダ。
繁忙期、がむばろー。
■
2003年 1月30日 妄想。
公休なので、私用で運転。
早くも今年の全国交通事故死者数TOPにランキングされている、
我がチバ県の道路は、危険がいっぱい。
フツーにクルマを動かしているだけなのに、
危険っつーモンがU○Jのアトラクションみたいに、次々と襲い掛かってくるっつーもんデス。
とりあえず規定以上の火薬は使ってないので、その点は安心なのですが、
アトラクションと違って、気を抜いてるとホントに危険なのでシャレになりませぬ。
ある程度の緊張感は大事とか、ぬるま湯のよーなジンセイはある意味不幸であるとか、
イバラの道を選べとか、苦労は買ってでもしろとか、
先人達はたくさんの教訓を残してくれましたが、
道路環境にそんなモン、まっぴら御免デス。
わしはフツーに運転したいだけ。
本日のたった10数kmの運転中にも、そんな危険を演じてくれる素敵なヒト達に巡り会えました。
わしの後ろで器用に携帯でメールを打ちながらついてくるオネーサン。
混雑した片側1車線道路、100m先に現れる右折レーンまで思いっきり逆走していくオジサン。
タブロイド紙をハンドルの前に置いて、きっとえっちぃ記事を見ながらハンドルを操るオニーサン。
手の長さが2mくらいあるんじゃないかっつーくらいリクライニングの角度を寝かせた格好で運転している少年。
オマエ、そりゃー完璧にダメダメだろっつータイミングで交差点に進入してくるオバサン。
あれ? けん引されてんじゃないのっつーくらい前車にテールツーノーズでつっついてるワカモノ。
もし、私人がK察に代わって取締りをするコトが可能なシステム(通称「チクリシステム」)が、
今の世の中に存在するとしたら。
まさに、国民総監視時代への突入。
他人の目を気にしながらの運転になるわけで。
「もしもし? K察ですか? ○○ナンバーの12-34っつー白のクルマが速度違反してますヨ!」
「もしもし? △△ナンバーの56-78、シルバーの奴が駐禁違反で邪魔過ぎ!」
「もしもしー。□□ナンバーの90-12の赤いミニバン、しょっぴーちゃってください!」
そんな通報を受けたK察様、そのクルマの所有者を割り出し、
累積ポイントとして1件の通報に対し、1ポイント加算。
でもって、10ポイント貯まったら、いよいよ動き始めるっつー仕組み。
でもそんなシステムがあったら、きっと気に喰わない奴がいたら、
意味もなく通報したりして、とんでもないコトになるから、
きっとそーいうシステムは導入することないだろーなぁーなんて、
ひとりハンドルを握りながら、でも今のアイツの運転は通報の価値があるななんて妄想してみたり。
■
2003年 1月29日 天性の。
久方ぶりのAT限定の生徒様を担当。
教習所に通い始めたばかりのお嬢さんデス。
原簿を見ると、カリキュラムを規定どおり進んできており、
話を聞いてみても、自分でも割りと上手くいってるとのコト。
「ダイジョーブですか?」
「ダイジョーブです。」
うむ。
わし、比較的疑い深いニンゲンなのデス。
自分で自分の運転を順調と評価するニンゲンに対しては、
どーしても疑心暗鬼になるのデス。
とりあえず、ダイジョーブかどーかは、コチラの決めるコト。
早速運転っぷりを見させてもらいましょ。
うむ。
彼女のハンドルの動かし方、
すっごいヘン。
なんだか壇上で指揮棒を振っているヒトみたいなのデス。
通常、ハンドルは「握る」のではなく、どちらかっつーと「押さえる」っつー感じに近いのですが、
彼女の場合は握りまくりなのデス。
ハンドルを「押さえる」場合は、必然的に手の甲が自分の方に向くもんですが、
「握ってる」彼女の場合、手の甲が外っつーか、反対側を向いちゃってる。
しかも、なぜだか人差し指がピーンと空を向いちゃってる。
大変そーデス。
ハンドルを回すのが。
とっても大変そー。
しかし。
不思議なコトに、ハンドルの動きはぎこちないコトこの上Nothingにも関わらず、
クルマはそこそこキチンと周回をソツなく動いている。
決してスムーズではないハンドルの回し方で在らぬ方向に向かおーとしているクルマを、
彼女が元来持ち合わせている類稀なる修正機能によって見事にフォローし、
脱輪するでもなく反対車線にはみ出すでもなく、道路上をトコトコと走らせている。
うむ。
素晴らしー。
ひどく素晴らしーデス。
こんなハンドルの回し方で、ココまで見事にクルマをドライヴさせるコトが出来るなんて。
わしがそーいう動かし方をしたら、概ね間違いなく手首の関節を痛めてしまうでしょー。
感動デス。
もー感動ですヨ。
この動かし方でキチンと走らせるなんて。
ニンゲン、やれば出来るもんデス。
不可能を可能にするのが努力って奴デス。
その努力を上回る彼女の柔軟な関節と天性の修正能力。
もはやコレは才能デス。
皆にも見てもらいたい。
彼女のハンドル操作を知ってもらいたい。
きっと驚くに違いない。
ビックリして、自分も真似てみよーかなぁーなんて思うに違いない。
でも、真似たトコできっとハンドル操作は出来ないことに気付く。
コレは彼女だから出来る操作方法なんだと。
普通のニンゲンには出来ない操作方法なんだと。
そしてきっとその驚きは尊敬の念に変わっていく自分に気付くのデス。
あー、彼女はスゴイんだって。
なーんて感心してないで、とっとと直しましょ。
50分の教習時限の終わり間際、
彼女は普通のドライバーになってました。
良かった良かった。
■
2003年 1月28日 こ。
今日はみんなイイ子でした。
「子」じゃないヒトもいたけど。
■
2003年 1月27日 モノの例え。
教習中にクルマの操作や構造について、
わかり易い比喩的表現を使うコトが、時々ありマス。
特に装置自体が表立って見えないモノの代表選手のクラッチなんかは、
生徒様にはなかなか理解し辛いよーで、
出来る限り噛み砕いて、その構造や役割、仕組みなんかを説明したりするわけデス。
そんなわけで、半クラッチの説明をする時のボキャブラリを増やすべく、
シミュレーションなんぞしてみよーかと。
「エスカレーターの手摺を触るよーなイメージで。
ほら。あまり急激に触っちゃうと、手が持ってかれちゃうでしょ。
そーならないために、そーっと手摺に触わるでしょ。
半クラッチって、そんな感じ。」
「なんつーのかなぁー。
マッチの炎をちびっとだけ触る感じ。
あまり急激に触ると熱いし、場合によっては火が消えちゃうでしょ。
熱いのが急発進。
消えちゃうのがエンストっつーコト。
わかるかな?」
「床に落ちてるゴミを、掃除機で吸い込むイメージさ。
ゴミの上から掃除機を近づけていくと、
ある程度まで接近すると、ゴミがヒョコっと吸い込まれるでしょ。
その、ゴミが吸い込まれる寸前の状態が半クラッチ。
動くか動かないかっつー間際のことネ。」
「ほら。腕に薄っすらと産毛が生えてるでしょ。
その産毛だけを触る感じ。
半クラッチっつーのは。
手を近づけ過ぎちゃうと、腕に触れちゃうし、
手が遠いと、産毛にも触れないし。」
「トオルはある時期から気付き始めていた。
幼なじみのサトミに恋心を抱いていることを。
最初はその思いを否定しようと必死だったが、
どうしてもサトミの顔が頭に浮かんで離れない。
日に日にその思いを強く感じる自分自身に、驚きと戸惑いを感じていた。
そのサトミが今、トオルのすぐ脇を一緒に歩いている。
昨日、突然サトミからTELがあり、買物に付き合って欲しいと頼まれたのだった。
オンナの買物は長いからイヤだと思いつつ、
心の片隅に沸き起こった、小踊り出したくなる感情は紛れもない事実であった。
日没が迫っていた。
何軒もの店で買物を終え、軽い疲労と満足感がふたりを雄弁にする。
買物先の店員のことを、選んだ服のセンスの良さを、ちょっと美味しくなかったランチのことを、
そんな今日1日の出来事を、普通に話せるサトミとの距離感がトオルには嬉しかった。
小さい頃からごく当たり前のように一緒にいた。
それがまるで生まれもった定めであるかのごとく。
しかし思春期を迎え、お互いが違う性だと認識するようになって以来、
今までみたいな会話が少しずつ、少しずつ少なくなり、
友人の冷やかしもあって、一緒に遊ぶことが稀になっていた矢先の今日の買物。
それがトオルにはかけがえのないものに感じずにはいられなかった。
繁華街を抜け、次第に人通りが少なくなる道を歩いているうちに、
周囲の喧騒は途絶え、それに呼応するかのようにふたりは無口になっていった。
なんとなく気まずい空気がふたりを取り巻く。
サトミの歩幅に合わせ、いつもよりもゆっくりめに歩くトオル。
ふたりの間には肩が触れるか触れないかの僅かな間隔しかあいていない。
その間隔が離れることがない反面、近付くこともなかった。
さっきから地面を見つめるように歩くサトミ。
道端に転がっている小石をそっと蹴飛ばしてみる。
視点が落ち着かず、なんとなく空を見上げるトオル。
西日に照らされた雲が、間もなく濃紺に染まろうとしている。
トオルは隣のサトミに気付かれないように小さく二酸化炭素を吐き出した。
どれくらい無言の時間が経過したのだろうか。
遠くに響く救急車のサイレンの音が聞こえたような気がした。
その音が途切れた刹那、思いがけずサトミの手がトオルの手に触れた。
すぐにその手を引っ込めるサトミ。
意図的に触れたのだろうか、それともたまたま触れてしまったのだろうか。
その真意はトオルにはわからない。
しかし間違いなくサトミから手を近付けてきたのだとトオルはすぐに気付いた。
サトミの手がまたトオルの手を探していた。
一度触れてしまった手にその心を動かされたのか、
お互いが相手の手を探そうとしている。
そして何度も葛藤を繰り返した後、相手の手に触れることになるのは、
もはや時間の問題だったっつー感じ。半クラッチって。」
うむ。
ヒジョーに青春の甘酸っぱい、琴線に触れまくりのいい例えだと思いマス。
きっと誰しも共感してくれるに違いない、とってもわかり易い例えだと思いマス。
問題は、説明してる間に教習が終わってしまうっつーことデス。
なかなか難しーですネ。
概念を伝えるっつーコトは。
■
2003年 1月26日 しょっちゅうになりませんよーに。
休暇届け
平成15年1月26日
所属 教習所関連Site 氏名 echo
期間 平成 15 年 1 月 26 日 から
平成 15 年 1 月 26 日 まで
区分 □ 有給休暇 □ 代休 □ 慶弔休暇
□ 産前産後休暇 □ 特別休暇 ■ネタ無し
□ その他
理由 私事事情により
上記の通り休暇を申請致します。
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却下されないコトを、
祈らんばかりデス。
■
2003年 1月25日 さて。
本日公休。
夜、職場の先輩からTEL。
しばらく話し込んだ。
時間にして、約1時間。
なんか色々とヤバいみたい。
ちびっと疲れました。
これからどーなるコトやら。
■
2003年 1月24日 遵法。
1月11日に書いた、模擬教習を担当した女生徒をまたもや担当するコトに。
内容は検定補習。
修了検定でクランク内のポールに接触したため、検定中止になった模様。
不貞腐れてる素振りは見せないものの、ちーっとも落ち込むコトもなし。
「べーつにぃー。」
そんな風情デス。
既にわしのハラワタ煮えくりパラメーターは、高負荷を指してましたが、
とりあえず理性で抑えて、補習と参りましょ。
しばらく彼女の運転っぷりを眺めてみる。
うむ。
間違いNothing。
この娘、無免で乗ってるか、過去に免許歴があるねぇ。
たかだか十数時限の教習で、こーいうクルマの操り方をするコトは出来ませぬ。
元々、勘のいいヒトもいるにはいるんだけど、それにしてもミョーに手馴れた扱い。
間違いなく教習所に通う前に、クルマに関わっていた人物だ。
それとなく聞いてみる。
「もしかして、クルマに乗ってたコトありますか?」
珍しく驚いた表情を見せる彼女。
しかし、また普段のかったるそーな顔に戻り、
ボソッと呟く。
「無免でぇー、ちょっとだけぇー。」
スイッチON。
やっぱりネ。
模擬教習の時の態度からして、クルマの運転をナメてるよーなトコがあったのは、
こーいう理由だったのネ。
ヘンに車両感覚がついちゃってるもんだから、
本来は微速で通過すべき狭路を、スイスイと走り抜けてしまう。
だもんで、たまたまラインを膨らませてしまい、それを修正する間もなく、
ポールに接触させてしまったのでしょーネ。
スパルタ指導員echo発動デス。
性根から叩き治さなければいけませぬ。
本来はその無免で乗ろーっつー考え方から治さなければいけないんでしょーが、
たかだか補習の1時限でそこまでする時間はありませぬ。
普通だったら目をつぶるよーな、ほんの些細なミスまで指摘しまくり、
いかに自分の運転がいい加減なのか、いかにヘンなクセが付いちゃってるのかを、
あらゆる角度からザックリと注意し、矯正させる。
「クルマの運転なんか、楽ショー。」と言わんばかりに伸びた鼻を挫いちゃうコトにしましょ。
きっと今まで担当してきた指導員が悪いのデス。
何の指摘もなく、ココまで進んで来ちゃったのだから。
わしがそれの尻拭いをする筋もないし、
だからといって、わしが彼女を変えるのだなんて奢った考えを持ってるわけでもありませぬ。
でも、誰かが言わなくちゃいけないでしょ。
「間違ってるヨ。」
って。
クルマを扱えるから免許を貰えるんじゃなくて、
クルマを扱えてなお、法律を守るコトができるから免許を貰えるんだって。
昨晩、チバで踏み切り内に強引に進入したクルマが電車と衝突し、
そのクルマに乗っていた2人の男性が即死する事故があったばかり。
2つの命が無くなっただけでなく、たった1台のクルマの暴挙で、
たったひとりの運転手の希薄な遵法意識のせいで、
物凄い数のニンゲンが迷惑や損害を被るわけで。
1月24日現在、
全国交通死亡事故死者数は、チバ県が全国ワースト1位。
その数字の意味するモノは、果たして。
■
2003年 1月23日 なちゅらる。
シトシト。
1日中雨模様の二輪教習。
なんでも東京では結構な雪になっているとか。
N○Kの昼のニュースで、原宿の雪景色が映ってましたヨ。
でも、ココ、チバ県北西部は雨。
っつーコトは、雪になる寸前の雨なわけですヨ。
つまるトコ、固体になる寸前の液体なわけですヨ。
なまら寒いってば。
思わず鳥の唐揚げを「ざんぎ」と言うらしい北海道弁が出ちゃうくらいの寒さっぷり。
雪直前の雨なのデス。
氷結する寸前の水が落ちてきてるのデス。
おかげさまで、先日購入した防寒対策済グローブは速攻で切れちゃって役立たず、
しかも、そもそも雨対策が施されてるシロモノじゃありませぬ。
で、ぺらっぺらの皮手袋だけじゃとんでもなく寒いので、
ゴワゴワ覚悟でそれの2枚重ねを装着しても、濡れちゃえばやはり寒い。
レインウェアも重ね着コーディネートで対応するも、凍えまくり。
もーヤメ。
ヤメましょ。
この時期、雨天の二輪教習は。
それに危ないって。
凍えてカラダが動かないもん。
萎縮したカラダで操作ミスを誘発して暴走しちゃったらマズイもん。
何よりも教習効果が上がらないもん。
これだけ寒くちゃ。
良くない。
良くないヨ。
生徒様のためにならないヨ。
それ以前にわしのカラダに良くないヨ。
もー、やめやめ。
やーめたっ。
なーんて口が裂けても上司には言えないへつらいっぷりのわしなので、
もー、指導員室で「寒い寒い」を連発し、同情を買いながらの二輪教習デス。
ちなみに、そんなコトしても誰も同情してくれませぬ。
こんちくしょー。
現在、否、わしの指導員ジンセイ全てにおいて、
当校最強のナチュラル・マテリアル・スチューデント、K君。
現在、通常だと6時限で修了している項目が、24時限経過しても終わってませぬ。
で、こんな天気にもかかわらず、とんでもない薄着で登場。
一応は長袖であるものの、ほとんど寒気を遮断するに至らないシロモノのよーデス。
見ているコッチの方が寒くなるっつーもんデス。
でも、彼は寒くないよーデス。
ヘーキな顔して、バイクを嬉々として操っている。
否、操られている。
うー、見事。
今日の彼の履修項目は、1段階項目12番、曲線でのバランス走行、
いわゆるS字・クランクですネ。
これの説明をするコトにしましょ。
8の字の練習をする時に、散々「時計回りで入っていくんだヨ」と言っても、
次の時限には、逆から入っていってしまうよーな彼デス。
コト細かく説明しなくちゃいけません。
しかも平易に噛み砕いたコトバで。
S字の説明をする前に、K君に尋ねてみる。
「Kさん。このS字、今まで練習してきたモノに似てるのがあったよネ。」
わしとしては、8の字に似ていると答えて欲しかったのデス。
でもって、そーだネだから8の字と同じよーに走ってちょーだいって言いたかったのデス。
しかし。
しかし、彼の答えは予想だにしないモノでしたヨ。
「そーですねぇ。カーブに似てますねぇ。」
そーですネ。
カーブに、確かに似てますネ。
っつーか、紛れもないカーブデス。
コレを直線と言った暁には、世の中の道全てが直線になっちゃうっつーもんデス。
っつーコトで。
そんなこんなでK君、
散々説明しても、課題を履修する以前に練習コースを覚えられませんでした。
もう勘弁してください。
いろいろな意味で。
■
2003年 1月22日 言い訳。
なんだか午後から、とめどもなく鼻水が溢れてくる。
どーしたっつーのでしょ。
風邪?
風邪にしては、他に異常は全くもってないんだけど。
花粉症?
わし、今まで発症したコトはないけど、突然それにかかるケースもあるって言うし。
それにまだ、時期的にも早過ぎる。
どっちにしろ、教習中にクシャンクシャンとクシャミを連発するのは、
しんどいことデス。
わしも教習生も。
あー、鼻の下辺りがヒリヒリする。
大型二輪担当。
その時限に担当する教習生はひとり。
教習開始時にパッと目が合ったので、挨拶でも。
「オハヨウゴザイマス。」
うむ。
爽やかだ。
爽やかに言えたヨ。
内気で内向的なわしとしては。
が、しかし。
「・・・・・・・。」
あらま。
無反応かい。
まぁー、いいや。
とりあえず原簿で人定作業。
20代中盤の男性デス。
「○○さんですネ。ヨロシクお願いシマス。」
うむ。
オトナだ。
カチンと来たモノの、その感情をまるで表に出さない、
我ながら見事なオトナっぷりデス。
「・・・・・・・。」
おやま。
またシカトさんですか。
そーですか。
そーですか。
わかりましたヨ。
わかりました。
そーいう態度なんですネ。
ハイハイ。
腹の中でムクムクと沸き起こるドス黒い感情を抑えながら、
もう一度しつこく名前を問い掛けてみたり。
「○○さーんーでーすーネー? よーろーしーくーおーねーがーいーしーまーすーネー。」
「・・・ハイ。」
よーやく彼の声帯を震わせるコトに成功。
シャイっつーわけでもない。
勿論、聞こえてないわけでもない。
ただ返事をしないだけ。
16歳のやんぐめんならまだしも、20代半ばの立派な社会人。
それにもにも関わらず、まるっきりリアクションなしですヨ。
さて。
どーやってこらしめて、教習を進めてまいりましょーか。
今日の教習内容は、2段階初っ端。
法規走行一発目デス。
運転スキルどうこうよりも、キチンと法規に従った走行ができるか否か。
そーいう段階。
とりあえず彼は普通免許ホルダー。
聞いてみましょ。
「オオモトの法律の名前はなんつーの?」
「わかりません。」
即答カヨ。
考えすらしない。
聞かなきゃ良かったデス。
腹立たしさ倍増デス。
しかし、コチラも客商売。
知らんぷりっつーわけにもいきませぬ。
一通り説明を加え、さぁー走っちゃってちょーだい。
ハイ。
くちゃくちゃデス。
法規走行もへったくりもありませぬ。
ホントに免許を持ってるのか。
免なしのオニーチャンの方が、よっぽどキチンと走ってるっつーもんだ。
ただ、ココで怒ったらわしの負け。
諭すよーにやさーしくやさーしく指摘するコトにしましょ。
「ココの優先関係はどっちが強いの?」
「わかりません。」
やはりそーきたか。
即答だヨ即答。
でも、その手には乗りませぬ。
更に追求は続く。
「だって、免許持ってるでしょ。街中でこーいう場面に出くわしたらどーするの?」
「別に。普通に行きます。」
別に?
別にって、どゆこと?
「それじゃー、マズイでしょー。」
半ば呆れかえってると、なんだか胸を張って彼はこーおっしゃった。
「免許、イギリスで取ったから詳しくは知りません。」
ハイ。
しゅーりょー。
もはや打つ手Nothing。
イギリスの名前を出したってしょーがないでしょ。
ココはニホンだヨ。
ニホン。
自分のできない理由にイギリスの名前を出したら、
エリザベス女王も困るっつーもんでしょ。
イギリスだろーが、スペインだろーが、アフガニスタンだろーが、
どこで免許を取るのも自由。
しかしニホンでクルマやバイクを動かすからには、
ニホンのルールを知る必要があるのは、言わずもがな。
教本も見ない、それ以前に知らないコトをさも当たり前に言うその根性がいけません。
「もーちょっとニホンのルールを勉強してくださいネ。」
「・・・・・・・。」
当然、リアクションNothing。
教習所は体験所でも講習会でもありませぬ。
出来ればおぅけぃ。
出来なきゃ不可。
ただそれだけのコト。
不貞腐れたってダメダメデス。
それにしても、出来ない言い訳が、
「外国で免許を取ったから」っつーのは初めてだったねぇ。
キチョーな体験でした。
ある意味。
■
2003年 1月21日 変貌。
1月も後半に入り、さすがは繁忙期、
相変わらず模擬教習がテンコ盛りで入ってマス。
実車教習を前に、カートレーナーを使って雰囲気だけは味わっておこーと、
LDが映し出す画面に合わせて装置を動かしてみたりするわけですが、
本日、わしが担当した生徒様の中にひとり、
そりゃーもう、ごっついワルモノの雰囲気を醸し出しているオトコノコが。
まぁー、いいや。
別に危害を加えているわけでもないし。
ただ、不貞腐れ気味でシートにふんぞり返ってるだけ。
で、原簿を見る。
あれ?
原簿の中に佇む写真は、普通のおぼっちゃん。
凶悪な姿はそこにはないじゃないですか。
うむ。
さては、間違えて違うヒトの原簿を持ってきやがったな。
入校したてで、慣れてないから仕方ないかー。
一応、聞いてみましょ。
「あのー、原簿、間違えてない? 写真とだいぶ違うみた・・・」
わしの問い掛けに彼は、まるで遮るよーに速攻で答えた。
「写真、6ヶ月以内のだったらいいって聞いたんだけど。」
うむ。
気にしてるな。
今の雰囲気と明らかに違う写真の風貌を。
おまけに隣に座っている別の生徒が、その生徒と中学校で同級生だった模様。
しばらくの間、彼のコトを気付かなかったらしい。
呆気に取られた顔で彼を見つめている。
にやり。
さては、この半年でデビューしたんだネ。
元同級生すら気付かないくらいの変貌っぷり。
写真の中は可愛らしいオトコノコが、
たった半年で見事なヤンキーっぷりに。
彼のライフスタイルに何が起きたのか。
彼のポリシーに何がインスパイアさせたのか。
とりあえずヒト様に迷惑をかけないジンセイを歩んでくださいませ。
別に今、迷惑をかけてるわけじゃないけど。
あー、なんだか愉快。
■
2003年 1月20日 変わる。
本日は公休。
職場の先輩指導員からTELがある。
なにやら2月から勤務体制に大幅な変化があるらしい。
それ自体になんら意見はないし、
勿論、職場のTOPも業績が悪くなるコトを前提に変えるわけでもないだろーから、
反対する気は更々Nothing。
つまるとこ、変わるコトについては特別に述べるコトはないのデス。
ないのですが、
生活にそれなりの影響があるわけデス。
1日24時間のうち、その半分以上を職場で過ごし、
残りの時間がプライベート。
その半分以上が変わるっつーコトは、プライベートの時間にも影響を与えるコトは必至。
特別に決めたわけではない、プライベートの時間割っつーのが、
不文律として歴然とした形であるわけですヨ。
大体何時くらいに夕食を摂って、何時くらいにコドモ達を寝かしつけて、
何時くらいに風呂に入って、何時くらいにPCに向かって。
そんな感じの。
それが崩れるわけデス。
でも、別にいいんデス。
少しくらい変わっちゃったって。
ただ、えっちらおっちら30数年間生きてきて、
「変わるコト」に対して、少し億劫になってきたのではないかと。
いつの間にか、居心地が良くなってきているタイムスケジュールが変化するコトに対して、
少々腰が重くなってきてるのではないかと。
モノゴト、停滞するコトが澱みや腐敗に繋がるっつーコトくらいは知ってるつもりですが、
安住しちゃってるわけですヨ。
今のスタイルに。
まるで200数十年続いた江戸時代のよーに。
それが変化するという。
うむ。
ココロしてかからなければいけません。
それを考えると、
今の時期、4月からの新しい生活に向けて着々と準備を進めているヒト達が、
世の中にはたっぷりといるわけですよネ。
進学だったり、就職だったり、転職だったり。
今までの生活や考え方が、根底から覆されるわけですヨ。
物凄いストレスがカラダに襲い掛かるわけですヨ。
傍から見たらわからない、内面的なしんどさがミシミシとカラダに襲い掛かるのは、
もはや必然なわけですヨ。
「がむばってくださいネ。」
口で言うのはとっても簡単ですネ。
まさに他人事デス。
いいんデス。
経験者なんだから。
わしを含めた多くのヒト達がそれを乗り越えてきたわけだから。
誰しも経験する変化。
まさに避けて通れない道って奴デス。
で。
がむばって、がむばって、それでもしんどい。
張り切って、張り切って、それでも辛い。
もーいやだ。
昔に帰りたい。
あの頃に戻りたい。
そんな投げ出したくなってしまった時は「えちょせとら」。
管理人や常連さんが薄ら寒い笑顔でお待ちしておりマス。
今更宣伝してどーする。
っつーか、ココにアクセスしても乗り越えられる保障はまるでNothing。
■
2003年 1月19日 拭え。
普通車担当。
朝からの曇天模様が、堪えきれなくなったのか、
午後から雨の礫となって落ちてきた。
久しぶりのまとまった雨。
同じ関東でも、北の方はどーやら雪になっている模様。
雪になっている地方もあるっつーコトは、同じ雨でもとっても冷たい雨なわけで、
今日はバイク担当じゃなくて良かったなぁーなんて思いつつ、
車内の室温を普段よりも幾分高めに設定してGo。
そんな天気の中の教習、
最近入校してきた生徒様は、雨天の教習は今日が初めてっつーケースが多いデス。
っつーことで、初ワイパー始動となるわけなんですが、
見てるとこれが結構面白いのデス。
どーやってワイパーを始動させるのか。
クルマを日常的に使っているニンゲンからしてみれば、
ワイパーの使い方くらいは、それこそ鼻をほじるくらい当たり前の操作であって、
むしろ頭を悩ますのは、ビミョーな雨の時に間欠ワイパーの時間調整をどの程度にするもんかっつーコトで、
やはり大した雨量じゃないのに、あまり頻繁に動かすのもブレードを傷めちゃいそーだし、
かといって、あまり動かさないと視界が悪くて使ってないのと一緒っぽいし、
むしろそんなコトで頭を悩ますのは、わしだけくらいなんだろーかと思ってみたりするのですが、
生徒様は違うよーデス。
午後の教習で担当したK君(18歳・♂)は、早々に問い掛けてきた。
「どれがワイパーですか?」
ヘーキな顔でそんな素朴且つオイオイそんなコトも聞いちゃうのカヨ系な質問を投げかけてくる。
うむ。
教えてあげてもいい。
教えてあげてもいいんだけど、ちょっと待ってちょーだい。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥なんて言うけれど、
それを聞いちゃうのは、蟯虫(ぎょうちゅう)検査のシートをお尻に貼ってもらうために、
かみさんに向かってお尻を突き出すくらい恥ずかしーコトじゃないかい?
そーじゃないかい?
違うかい?
違うネ。
まぁーいいや。
とりあえずは、自分でたまには考えてみてちょーだい。
K君、車内に取り付けられてる様々なスイッチを睨んでる。
まさに、飛行機のコックピットに座ってみよー体験の小学生のよう。
ヘタなもん触って爆発でもしたら困っちゃうよーっつー顔して。
爆発はしないだろーけど、爆走はしちゃうカモ。
ハザードスイッチを恐る恐る押してみたところ、チカチカしちゃってびっくり。
リアデフロスターのスイッチを押してみたところ、何も変化がなくてびっくり。
あまりにも戸惑っている姿が気の毒になったので、ヒントをひとつ。
「ウィンカーと同じ感じだヨ。」
もーこれでダイジョーブでしょ。
ひとつ勉強になったネ。
っつーか、教本くらい見てきてちょーだいネ。
ちゃんと書いてあるから。
で。
K君、とりあえず了解したのか、納得したのか、
自信満々で 方向指示器を右に動かしてマス。
ホントに同じ操作をしてどーする。
もーいいや。
最初から教えておけば良かったと感じたのは言わずもがな。
■
2003年 1月18日 コツンと。
背の高い生徒さんは、足も大抵それに見合った長さ。
当校の教習車、それほど大きいモンではなく、
室内空間もヒジョーにミニマム。
勿論、軽自動車のそれと比べれば、広いんだろーけど。
で、教習内容を説明しながら運転をしていると、
シフトチェンジをした時にふと、助手席に座っているオトコノコの膝に手が当たるコトが。
「うっ。」
声を出さないでちょーだい。
そーっと右膝をずらそーとする仕草が、
やけに車内の空気を空々しいモノに変えていく。
■
2003年 1月17日 大開放。
普通車担当。
午後4時を回ると、突然待合室が高校生の溜まり場に。
学校の授業を終え、家に帰ることなく、教習所に集まってくるらしく、
待合室は、さながら制服展覧会。
詰襟、ブレザー、セーラー服。
ん。
セーラー服は見ないねぇ。
そーいえば最近は。
考えてみれば、ほとんどブレザーばっかりだ。
詰襟の男子高校生もあまりいないよーな気がしてきた。
みーんなブレザー。
こぞってブレザー。
ちなみにわしは、詰襟でした。
黒くなかったけど。
ヘンなの。
で、本日最終時限に担当したのが、やはり制服姿のオンナノコ。
どこの学校かはわからないけど、なんとも派手なブレザーを着用。
やはりご多分に漏れず、とんでもなく短いスカートを穿いてマス。
もはや「穿いている」っつーより、「巻いてる」に近い感じ。
寒くないんでしょーか。
この娘さんは。
この時限の教習内容を説明し、それじゃー運転変わりましょっつーコトで、
わしは助手席に、その生徒さんは運転席へ。
運転席に座り込むと、スカートの裾を少しでも伸ばそーという仕草をする。
ハイハイ、わかってるっつーの。
心配しなくても、別に見ちゃいないっつーの。
それにしても、あまりいい気持ちにはならないもんデス。
こーあからさまに隠そーとする仕草をされると。
コチラからすると、見られたくないならそんな格好するなとヒトコト物申したい気分ですが、
まぁー、いいや。
放っておきましょ。
で、この生徒さん、何を思ったかシートを調整する時、
大股を広げまくり。
ガバッと。
もー、これでもかっつーくらい。
わし、女性はスカートでクルマに乗ったら、
膝をそろえてその右か左から手を斜めに差し出し、
慎ましく、それでいて淑やかに椅子の調整をする。
絶対に膝なんか開かない、開いたりするもんかいっ!
っつーイメージだったのですが。
その点、この生徒さん、
なんつーのでしょーか、行動に説得力がないっつーか、矛盾に満ちているっつーか。
スカートを下げる仕草をしてみたかと思ったら、大股開きですヨ。
もう、開けっ広げ。
まさに大開脚。
マニュアル車だから仕方ないかもしれないけど、
運転している最中も、開けっ広げ。
で、オマケに口も開けっ広げ。
あんまり開けっ広げにしてると、虫が入るヨ。
虫が。
女性に貞淑を求めるのは、わしが古いのでしょーか。
■
2003年 1月16日 新入生。
普通二輪担当。
二輪の車庫に行くと、なんだか怪しい挙動の少年が。
こーいう怪しげな動きをするヒトは、大抵初めての教習を受ける生徒に間違いNothing。
問い掛けてみる。
「今日からですか?」
「・・・・・ハイ。」
ピンポン。
正解デス。
それにしても、なんだか内気そーな少年。
原簿の提出を求める。
「・・・・・・・。」
無言で原簿を差し出す少年。
原簿を見ると、昭和62年生まれの16歳。
勿論、所有免許なし。
はー。
昭和62年生まれかぁー。
ついこの前のことだよねぇ。
昭和62年ってば。
しかし、この少年。
教本の類は持っているものの、二輪教習に必要なヘルメットやグローブは持っていない様子。
「ヘルメットとかは?」
「・・・い、いるんですか?」
1段階しょっぱなの教習は、当校では停止状態で行うため、
とりあえずヘルメットは必要ないんだけど、グローブは必要。
「ハイ。受付で借りてきてちょーだい。」
わかったんだか、わからないんだかっつー表情で受付に走る少年。
んー、
なんだか手強そーな雰囲気を、その後姿に醸し出してますヨ。
で、次の時間。
教習開始時間が過ぎてしばらくして、その少年がノソノソと歩いてきた。
またもや手ぶらで。
わかってはいたけど、聞いてみる。
「ヘルメットとグローブは?」
「・・・・・いるんですか?」
ノーヘルで教習をやれっつーのでしょーか。
教習の流れからいくと、間違いなく次の時間はバイクに乗るっつーのがわかってると思うのだが。
飄々とした表情で、またもや受付にヘルメットとグローブを借りに行くその後姿。
国鉄が115年の歴史に幕を降ろし、旅客六杜などで分割・民営化スタート。
世界陸上男子100mでジョンソンが9秒83の世界新記録。
巨人の江川卓投手が引退を表明。
そんなデキゴトがあった昭和62年。
その年に生まれた世代が、教習所にやってくる平成15年。
ますますわしと生徒の間にあるビミョーなギャップが広がっていくよーデス。
■
2003年 1月15日 保険。
保険屋さんから昨日、TELがありました。
明日行くよーって。
で、今日、すっかりそんなコトを忘れていたため、
出掛けて危うく擦れ違いになりそーでしたが、
無事、更新するコトができましたヨ。
あー、迷惑かけないで良かった良かった。
わしの加入している任意保険は 三井住友海上様。
黒木瞳オネーサマがCMに出ている保険会社デス。
この保険会社を選んだ理由は、ただひとつ。
縁故。
それだけ。
ゴメンナサイ。
三井住友海上様。
最近は保険業界も厳しいのか、商品は多岐に渡って細分化され、
もはや何がなんだか、何がいいのか悪いのか、
一般素人にはもはやわかりませぬ。
とりあえず担当のオジサマの言うがまま、判を押してしまってみたり。
こーいうコトにはわし、随分と疎いのデス。
きっとキッチリさがせば、もっと安くてわしに合ったプランがあるんだろーけどネ。
とりあえず現状は、
・適用等級:14等級(55%割引)
・年齢条件:30歳以上
・家族限定:あり(運転者が家族に限定)
・料率:賠償B、車両3
で、保険金額は、
・対人賠償:無制限
・対物賠償:無制限
・人身傷害:5000万円
・搭乗者傷害:1000万円
ちなみに車両保険は、入ってませぬ。
で、月々の支払いは約6000円弱っつー感じ。
ちなみに、三井系の保険にある「もどリッチ」タイプのため、
3年間無事故だと、8万円以上が払戻しになりマス。
あー、コレを書いていても、
イマイチわからーん。
もちっと勉強せねばいけません。
特に見直しをするコトもなく、
契約の更新作業は淡々と終了。
さぁ、
今年も無事故無違反、保険無使用ダ。
■
2003年 1月14日 特集記事。
本日公休。
しかも2連休。
しかし、休みの日でもキチンといつもどーりに起き、
新聞の経済欄を眺めながら、パンとスクランブルエッグを頬張り、
煎れ立てのコーヒーを、香りを楽しみながら喉に流し込む。
それがデキル社会人っつーもんデス。
実情は、娘さん2号に蹴っ飛ばされながら泣く泣く起きだし、
新聞の三面記事を眺めながら、パンと目玉焼きを頬張り、
昨日買った缶コーヒーを、グビグビと喉に流し込んだだけですが。
あー、理想は遥か遠きガンダーラのよう。
で、新聞の記事の中に混じった雑誌の広告がふと目に留まったのデス。
「保存版! 間違いだらけの教習所選び!!」
おぉ。
間違いだらけなのかぁー。
どんな教習所を選んじゃいけないのでしょーか。
勤める立場としても、気になるっつーもんデス。
早速、購入してみましょ。
雑誌の名は、「WEEKLY プ○イボーイ」
グラビア写真テンコ盛りの、ちょびっとえっちい雑誌デス。
過去に1回2回は買ったコトあったよーなないよーな。
嘘つくなっつー言葉は聞こえないフリしつつ、
とりあえず、この手の雑誌を購入するのは久しぶりなので、
いささか緊張の面持ちでレジへ。
さりげなく表紙を下にしてカウンターに出すトコが小心者の証デス。
店員さんが男性だったコトにちょっぴり幸せを感じつつ、
家に戻り、それじゃー早速見てみましょ。
あれま。
たった4ページですか。
扉ページに1ページ裂いてるから、実際は3ページ。
しかし、細かい文字と部分部分に写真をふんだんに折込み、バシバシと切り捨てるよーに書かれてマス。
内容は、
・都内の教習所事故率ワーストを実名でリストアップ
・危ない教習所の見分け方10か条
・入所したダメ教習所への対応方法
こんな感じデス。
おー。
なかなか、役に立ちそー。
で、1番目の「初心運転者交通事故状況」。
もう、今更っつー感は否めないデス。
当Siteの「Database」にもそれはUP中だもんネ。
ただし、文中には、
「34都道府県警察のホームページ上でも見ることができる(残り13道県は情報公開が遅れているということか?)」
と書かれていましたが、
「Database」では全国都道府県分をリンクしてるもんねぇー。
えへん。
次の見分け方。
これは「へー」って感心してみたり。
「教習用バイクのナンバーと自賠責保険シールをチェックせよ」
とかね。
ただ、書かれている内容は入校してみないと気付かないモノも含まれてる気がしましたヨ。
あとは教習所でも実際に問題になってるモンが、これでもかっと羅列されてました。
最後の対応方法。
これも特別目新しいわけじゃないけど、とりあえず苦情があれば黙ってないでキチンと言えと。
それでも埒があかなきゃ免許センターの免許課に相談しろと。
まさにその通りデス。
泣き寝入りはいけません。
生徒様には生徒様の権利があるっつーモノ。
ただ、キチンと義務も果たして欲しーけどねぇ。
他にも教習所の経営に対する苦言が書いてあったりして、
内部のモノじゃないと、意外と知られていないコトも書かれていたりして、
関係者以外のヒトには、割と面白いのではないでしょーか。
とりあえず。
他のページを閲覧している時間の方が長かったっつー事実は、隠すまでもNothing。
なんとなくかみさんの目を盗みながら。
あー、小心者。
以上、報告でした。
P.S. 雑誌関係者様宛
日記の内容は、特段悪意はありませんのであしからず。
■
2003年 1月13日 やっぱり。
二輪担当。
実は昨日、購入したんデス。
ウィンターグローブ。
バイクに乗る時の手袋ネ。
それも寒さ対策が施されている奴。
普段はぺらっぺらの革製のモノを使ってるのですが、
これまた、とんでもなく寒いわけですヨ。
あまりの寒さに、そのぺらっぺらの奴を2枚重ねにして寒い日も安心っつー感じだったのですが、
全然安心じゃありませぬ。
寒い。
そのうえ、ごわごわ。
クラッチなんか使えやしない。
こりゃいかんっつーコトで、渋々と重い腰を上げ、
購入に踏み切ったわけデス。
WORKMANで 作業用手袋を。
だって、高いんだっつーの。
二輪用のグローブってば。
ホントはこーいうの、欲しいのですヨ。
職場では冬用っつーもんを支給してはくれませぬ。
っつーことは、自分の身銭を切って買わねばならない。
そんなお金があったら、真っ先にPC用ソフトを買うっつーもんデス。
WORKMANにて 780円で仕入れたウィンターグローブ。
ダイジョーブ。
値段は安いけど、パッケージには、
「バイク・自転車用」
とデカデカと書かれてマス。
「寒気を通さない」
とも書かれてマス。
見た目もバイク用のグローブと遜色はほとんどなし。
よし。
これで今年の冬も乗り切ったも同然!
寒さに震えて、エンジンブロックを触りながら暖を取る必要Nothing!
生徒様に「寒さ対策がなってないねぇー」と、
自分がブルブル震えながら言うコトもなくなった!
さぁー、ドンと来やがれシベリア寒気団!
西高東低気圧配置もなんのその!
っつーことで、意気揚々、本日の教習から使ってみよーと思ったのですヨ。
二輪車庫からバイクを出してる最中に切れちゃいましたヨ。
ザックリと。
バッサリと。
たかがバイクを1回動かしただけで。
安物買いの銭失い。
その言葉を噛み締めながら、それでも破れた部分を隠しつつ教習に望む、
そんな教習指導員(33歳)。
今年の冬も寒いのよーデス。
■
2003年 1月12日 どんな。
■
2003年 1月11日 あぁ。
時々、暴言を吐きたくなる時がありませんか。
思いっきり汚い言葉で。
お客様相手の商売をやっていると。
模擬教習中、
手のアチラコチラにどーみてもプロじゃなく素人がやったよーな小さなタトゥを施し、
返事をしないのは当たり前、コチラを見よーともせず、
ヒトの言う事を聞かない、好き勝手に装置を動かそーとする、
そんな22歳の女性を見て、そー思いましたヨ。
おおさまのみみはろばのみみー!
さすがに自分で設置したその趣旨のBBSにはカキコできないもんで。
あー、胃痛。
■
2003年 1月10日 策略。
なんだか、1段階みきわめの生徒様がテンコ盛り。
11月から12月の頭に入校してきた生徒様が、ボチボチ1段階終わりに差し掛かってる模様デス。
そんな1段階終わり間際の生徒様には、まずは聞いてみる。
「運転は慣れました?」
「ボチボチ、外に出れそう?」
そーいう問い掛けに、生徒様のリアクションは2種類。
まだ不安なんですっつー感じのヒト。
もうダイジョーブですっつー感じのヒト。
で、まだ不安なんですっつーヒトは、まぁーいいや。
ただ、「ダイジョーブ」と言う生徒様の中には、
時々なんだかとてつもなく自信満々な生徒様がいるのですヨ。
なんだその満ち溢れた自信はっつーくらい。
しかもミョーにリラックスしてらっしゃる。
うむ。
そーいう生徒様は、コチラも対処法を考えなくちゃいけませぬ。
たかだか10数時限の教習で慣れちゃうホド、クルマの運転は甘いもんじゃないのデス。
そーいう生徒様には、みきわめである本日の教習を始める前に、
散々、脅す!脅す!脅しまくる!
「絶対、ミスしないよーにネ。」
「ちょびっとでもミスしたら、みきわめはペケだからネ。」
うむ。
顔付きが変わったネ。
なんだかリラックスしていた表情が、そこはかとなく引き締まったモノに変わりましたヨ。
別にみきわめ○か×の基準は、「絶対」じゃないんだけどネ。
1時限の運転とトータルで見て、概ね出来ているのかどーなのか。
それが判断基準。
ただ、それくらいのプレッシャーをかけておかないと、緊張感っつーもんが生まれませぬ。
まして検定は、みきわめの比じゃないくらい緊張するもの。
以前、担当したコトのあるK君(18歳・♂)、元々悪い運転をするタイプじゃなかったものの、
なんだかダルそーな運転っぷりをする生徒様。
コテンコテンにプレッシャーをかけて、運転開始。
ほら。
脱輪しちゃったヨ。
なに? 脱輪したの、初めて?
あー、そう。
緊張しちゃったのかなぁー。
やっぱり・み・き・わ・め・だからねぇー。
じゃー、脱輪した時の対処方法はわかるかな?
なに? 教習中説明だけでほとんどやったコトがないからわからない?
あー、そう。
良かったねぇ。検定中じゃなくて。
本番前に失敗しておいて正解だったねぇー。
うむ。
これで一皮剥けたでしょーか。
時として緊張っつーもんは、自分でも思いもよらないコトをしでかしちゃうっつーもん。
だからといって、あまりにもリラックスしちゃうのも考えモノなのデス。
ホドホドの緊張感と、ホドホドのリラックスで、
2段階、がむばってちょーだい。
■
2003年 1月9日 ホノボノ。
初心者マークを付け、
明らかに最近購入したばかりっつー感じのクルマで、
空いてるデパートの駐車場の片隅で、
必死に車庫入れの練習をしているオンナノコを見た。
ちょっと爽やかでした。
駐車場のガードマンに見つからないよーにネ。
別に空いてるから怒られないだろーけど。
■
2003年 1月8日 わかった気がする。
いよいよ本格的に職場や学校が稼動したよーですネ。
クルマで道を走っていても、今までの家族連れのクルマが嘘のよーにいなくなっちゃいました。
変わって職業ドライバーが駆るクルマが増えたコト増えたコト。
それと同時にあれほど混みあっていた待合室の学生さんもどっかへ行っちゃいましたヨ。
1時限目。
「予約が埋まらなかったから、いつものPCでの作業やってもらえるかなぁー。」
2時限目。
「また空いちゃったぁー。お願いねぇー。」
3時限目。
「埋まんないよー。」
4時限目。
「午後は予約が入ってるから、もう1時限だけお願いねぇー。」
5時限目。
「ごめーん。ドタキャンされちゃって空いちゃったー。」
6時限目。
「うん。また空きね。」
なんだか指名の入らないホステスさんの気持ちがわかったよーな気がシマス。
わしの本来の仕事は何?
これって在宅勤務でも良いんじゃなくて?
別に指名制じゃないんだけどネ。
予約が埋まらないと、真っ先に教習から外されちゃって、
シコシコとPCでの作業をやらされちゃうだけなんだけどネ。
照度の低いモニターを6時間も見ていて、目がチカチカだ。
■
2003年 1月7日 努める。
AM 7:31 ―― 起床
〜出勤準備〜
AM 7:39 ―― 自宅を出る
AM 7:54 ―― 職場着
ニンゲン、やれば出来るもんですネ。
■
2003年 1月6日 ぶち壊し。
失言―――。
それは言葉の暴力。
カラダには痛みを与えなくても、ココロにザックリと深い傷を与えてしまうものデス。
もし、ほんの僅かでもその言葉が口から漏れてしまったら、
今まで築き上げてきた信頼関係を、儚くも風化させてしまうと言っても過言じゃありませぬ。
1段階ラスト、みきわめを担当した、笑顔が素敵なY君(18歳・♂)。
あまりスムーズじゃないけど、一生懸命練習してきた。
以前、担当した時よりも随分とまともな運転っぷりだ。
よし。
ココはひとつ、褒めてあげよー。
「Y君、ちゃんと確認するよーになったねぇ。」
そー言おーと思ったのですヨ。
ココロの中では。
しかし、口から思いがけずスルッと零れた言葉は、ちびっとだけ違ってマシタ。
「Y君、ちゃんと確認だけはするよーになったねぇ。」
慌てて訂正しても、時既に遅し。
気分を害したのか、すっかり笑顔が消えてました。
車内の空気は、乾燥注意報発令中。
お肌もムードもガサガサだ。
■
2003年 1月5日 初日。
始まっちゃいました。
平成15年。
正月休みも、世間一般よりも一足早めに終了し、
いよいよ仕事始めですヨ。
あー、やっぱり仕事はいいねぇー。
職場に来ると落ち着くっつーもんデス。
見慣れた教習車、見慣れた指導員室、
そして見慣れた同僚連中。
ボクは仕事に来ている時が一番幸せだなぁー。
なんてコトは全く感じるはずもなく、
未だ正月休みが続いている多数派に、言い知れぬ妬みを感じつつ、
半分不貞腐れ気味で仕事スタート。
初日の今日は、普通二輪担当。
1週間振りにエンジンに火を入れる。
キンキンに冷えた空気に、エンジンも最初は戸惑ったのか多少グズリ気味だったものの、
チョークを引くと、難なく始動。
跳ね上がるタコメーターの指針も、概ねやる気満々ですヨ。
あとは指導員のやる気次第デス。
うー、
口が回りません。
自分の頭の中に浮かんだ言葉がすんなり出てこない。
やはり1週間のブランクは、饒舌なわしをまるで、
素敵なオネーサンを前にした純情なチェリーボーイのよーに、
シドロモドロにさせちゃったわけですヨ。
ごめんなさいネ。
お客様。
やる気はソコソコあるんだけどネ。
ソコソコは。
とてつもない疲労を感じて初日終了。
やっぱりカラダのエンジンは未だ掛からない模様デス。
カラダのチョークは、ドコにあるのでしょーか。
とりあえず明日までには押しがけでもしておこーと思いマス。
■
2003年 1月4日 正月総括。
正月休みも今日でオシマイ。
いよいよ明日から復帰デス。
今年の正月は、
「おせちもいいけど、カレーもね。」
っつーCM、
あまり見かけなかったなぁー。
「お正月を写そ。」
は健在でした。
ききききききりんとか。
■
2003年 1月3日 お疲れ様。
あまりにも暇なので、
ちびっと外出。
いるねぇー。
働いているヒト。
デパート業界は軒並み正月元旦から開いている今日この頃。
以前は正月三が日が休みは当たり前、ヘタすると1週間くらい開いてなかったんだけどねぇ。
ただ、セ○ンイレブンが74年5月に東京都江東区豊洲に1号店を出した頃から、
正月を迎える体勢っつーのが変わってきたよーな気がシマス。
欲しいモノが24時間いつでも手に入るのが当たり前じゃなかった昔は、
正月に入る前にごってりと買出しをして、店の開いてない期間を乗り切る準備をしてたもんデス。
結局、おせち料理っつーのも、そーいう事態の対策的な意味合いが含まれていると思うんだけどネ。
日持ちのいいモノで、普段は働いてる主婦も休めるよーにっつー感じで。
でも、今は別。
みんな、正月早々から働いている。
ココロに思っているコトを表面に出さずに。
黙々と。
ゴクローサマ。
わしはもー少し、惰眠を貪りたいと思いマス。
■
2003年 1月2日 速報。
まだまだ仕事は休み。
さぁ、話のネタに困ってきたねぇーと思っていたら、
入ってきました。
警察庁統計。
平成14年の交通事故死者が前年の8747人より421人少ない、
8326人だったそーデス。
どーやら交通事故発生件数と負傷者数も12年ぶりに減少した模様。
詳細はまだなので、入って来次第、UPしたいと思いマス。
クルマは増えて、免許所有者も増えて、
でも、事故件数、負傷者数、そして死亡者数は減った。
行政の努力か、法整備のお陰か、各ドライバーの資質の向上か、
理由はわかりませんが、
クルマを通して悲しむヒトが減るっつーコトは、いいコトだと思うのデス。
平成15年、更にこの数字は右肩下がりでGo!だ。
■
2003年 1月1日 抱負。
ガショー!
っつーコトで正月デス。
日記もちびっとだけ模様替えデス。
色変えただけですが。
相変わらず「暖色系」にこだわってますヨ。
年が変わっても。
そう。
もー、今年は赤。
絶対、赤!
間違いなくに赤がクル!
巷では赤が溢れんばかり!
ピーコ姉さんもファッションチェックでそー言ってたし!
もー赤なのよぉって!
すぐに飽きると思いマス。
そーっとしておいてあげてくださいネ。
今度は寒色系でイクと思いマス。
たヴん。
っつーことで、2003年の抱負。
グリーンジャンボ、ドリームジャンボ、サマージャンボ、オータムジャンボ、年末ジャンボのどれかで的中し、
高額当選者は銀行の別室でその当選金額を受け取るわけだよねぇ、で役員とかも出てくるのかなぁ、
あ、それよりもあまりラフな格好で行っちゃいけないよねぇ、
やっぱりそれなりにビシッとした格好? スーツ? 燕尾服? やっぱり白ネクタイ?
っつーか、その当選金額はみ○ほ銀行に預金した方がいいのかなぁー、
でも今、利率が普通預金で0.001%でしょー、っつーことは、3億入れても30万だよねぇー、
んー、少ないよねぇー、たった30万かぁー、借りる時はもっと利子取るくせにこんちくしょー、
とか思いつつ、でも3億あるわけだしぃー、
とりあえず家のローンとぉー、クルマのローンをピャピャっと払っちゃってぇー、
手持ちとして500万くらい財布に入れておいてぇー、もー好きなもん買っちゃってぇー、
目に付くもん吟味しないで手当たり次第買っちゃってぇー、
PCも最新最速のをグチャッと買っちゃってぇー、
モニターもデュアルどころか、デュアルデュアルぐらいのとんでもない奴にしちゃってぇー、
うわー、そーだ、せきゅりてぃーも気を配らなくちゃー、
ほーむせきゅりてぃーだ、ほーむせきゅりてぃーだ、
アッチコッチから勧誘もたくさん来ちゃうだろーしねぇー、
なーんて悩みながら悠々自適の生活をしたいデス。
(み○ほ銀行・当選番号案内Siteと手持ちの宝くじをワナワナ見比べながら)
ちゃんと仕事しよっと。
今年もよろしくお願いシマス。
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