■
2002年 11月30日 驚愕。
えっ!?
それで検定合格!?
とある検定員の検定は、
驚きの連続デス。
ラスト1ヶ月。
がむばってまいりましょ。
■
2002年 11月29日 ハンヅアップ。
わしが自分でハンドルを握っている時、
合流したり曲がったりしよーとしている他の車がいると、
差し支えがない範囲で道を譲ることにしています。
なぜか。
それは、わしというたった1台のクルマがちびっとだけ減速して道を譲ることによって、
交通の流れがグンと良くなってしまうからデス。
なんつーの?
動脈に出来た血栓を押し流すっつー感じ?
わしひとりの行動によって、停滞していた流れが、
ほら! スイスイと流れ始めるこの快感!
まさに公共の福祉って奴ですネ。
嘘デス。
単なる自己満足デス。
単に自分の自尊心をくすぐりたいからデス。
募金なんかと一緒なのデス。
「道を譲る」っつー、時間的且つ精神的な募金ね。
我ながらドス黒いですネ。
で、道を譲ると、各人様々なリアクションを返してくれマス。
ペコッとお辞儀をするヒト。
パッとクラクションを鳴らすヒト。
ペカッとパッシングをしてくるヒト。
チカチカとハザードをともすヒト。
さも当たり前な顔して通過していくヒト。
そして一番ポピュラーなのが、手を挙げるヒト。
見ていると、手の挙げ方にもそのヒトの個性があって、
なかなか面白いデス。
で、わし、気付いちゃいました。
女性の手の挙げ方に、固有の傾向があるっつーことを。
大抵の女性の手の挙げ方は、
手のひらを相手に見せ、指先を伸ばし、手首を直角に近い角度で曲げる傾向があるみたいデス。
ほぼ90%の女性が、こーいう手の挙げ方をしているみたいデス。
別に統計を取っているわけじゃないですが。
お礼っつーより、「ちょっと待って!」っつー感じがします。
ちなみに男性の場合は、こんな感じ。
割と手首は伸びているみたいデス。
指先もなんだか弛緩してマス。
とってもフレンドリーっつーか気楽な感じがします。
腹立たしい感じがしないでもないデス。
でも。
どうせお礼をするなら、
これくらいやって欲しいものデス。
「あー、譲って良かったなぁー。」
って思いたくなるじゃない!
ココまで意思表示されると!
でも。
ココまでやる必要もないとは思いますヨ。
っつーか、そんなコトしてる間に早く行ってくれ。
コレで道を譲るっつー行為に楽しみが増えましたネ!
さぁ、今日からアナタも道の譲り魔!
でも、急ブレーキ踏んで「どうぞっ!」っつーのは、
追突される恐れがあるから注意が必要ダ!
■
2002年 11月28日 指導員は見た。
今日、久しぶりに髭の生えたジョシコーセーを見た。
今日、久しぶりにシノラーを見た。
今日、初めて唾を吐いて歩く女性を見た。
今日、シミュレーターで必ず違反をする場面、キッチリ法規履行する生徒を見た。
なんか、かんどー。
■
2002年 11月27日 時報のよーに。
ポーン。
チバ県が、
全国死亡事故ワースト3位から4位になったことを、
お知らせします。
喜ばしーこと?
とんでもないないこと?
■
2002年 11月26日 坊や良い子だ寝んねしな。
むかーしむかし、
あるところにエムズという指導員がおったそぉなぁー。
ある日、エムズ指導員が二輪シミュレーターを担当した時のことじゃったぁー。
たまたま生徒が集まらずに、教習生1人だけで実施してたそぉなぁー。
シミュレーター装置に跨って、黙々と動かしていた生徒が、
エムズ指導員に話し掛けてきたそぉなぁー。
「あのぉ・・・。」
すると、どうじゃろう。
生徒は突然、口を押さえたそぉなぁー。
「ん?」
そう思って、生徒の顔を見たエムズ指導員は、
この世のモノとは思えぬ光景を目の当たりにしたそぉじゃぁー。
キラキラキラキラ・・・。
口を押さえた手の隙間から、
朝食の内容物が、未消化のまま噴水のよーに溢れ出てきたそぉなぁー。
突然だったそぉじゃ。
あまりにも突然のリバースだったそぉじゃ。
そりゃー見事なまでのリバースっぷりだったそぉじゃ。
朝食の内容物をしかと確認しながら、
エムズ指導員はその後も、酸っぱい匂いに耐えながら、
教習を続けたそぉじゃぁー。
めでたしめでたし。
【この寓話の趣旨】
シミュレーターの教習で気分が悪くなったら、
逆流する前に言え。
■
2002年 11月25日 基本。
「エンジンを始動する際は、ニュートラルを確認後、
クラッチレバーを握り、リアブレーキをかけ、セルを回して始動する。」
二輪車のエンジンをかける際の手順ですネ。
生徒様にはしつこく強制してる毎日デス。
普通二輪担当。
教習中、バイクのエンジンを止め、別の生徒様を見ていたら、
追従していた生徒様を見失ってしまった。
あれ?
どこ行った?
あ。
いたいた。
キーをONにして、ニュートラルランプが点灯しているのを確認後、
急いでエンジンをかけ、追っかけよーと。
始動。
始動しよーと思ったら、
突然、車体が動き出す。
うわーーー。転倒しそーーー。
慌ててハンドルを抑える。
無理な体勢で抑えたところ、グキッと。
手首を挫いたみたいデス。
ニュートラルランプが点いていたにも関わらず、
いきなり動きやがってこんちくしょー。
クラッチレバーを握っていれば、なんてことなかったんだろーけど。
横着モノは怪我するヨっつーいい見本。
やっぱり基本って大事なんですネ。(手首をさすりながら)
■
2002年 11月24日 慌てていたもんで。
二輪の車庫にて。
内線電話の呼び出し音が。
「ん? なんだ?」
慌てて受話器を取る。
ばきっ。
ヘルメットを被ったまま、
電話に出るのはやめといた方がいいみたいデス。
受話器の向こうから突然、「ばきっ!」じゃ、
きっと事務員、ビックリだ。
■
2002年 11月23日 Arrivals.
旅行から帰ってまいりました。
一般道を使いました。
疲れました。
■
2002年 11月22日 Departure.
旅行に出掛けました。
高速を使いました。
疲れました。
■
2002年 11月21日 洗う。
公休。
久しぶりに洗車しました。
我が家のクルマは、背の高いミニバン。
普段、手が届きにくい天井の洗車を蔑ろにしていた結果、
今日、覗いて見たら、
ヘンな斑模様が出来てました。
ショックでした。
ちなみに当校には、指導員用に、
「教習車両 洗車マニュアル」
という、怪しげなモノが存在します。
そのマニュアルにはホースの持ち方から、掃除していく順番まで、
キメ細かに記載されてマス。
でも、そのマニュアルどおりに洗車をすると、
時間が掛かるだけに飽き足らず、
なぜだか、かえって汚れてしまうのが不思議デス。
誰も守ってないけど。
オシマイ。
■
2002年 11月20日 時代。
路上教習テンコ盛り。
1日の走行距離、
概ね100km弱。
スゴイ数字でしょ。
100kmデス。
100km。
しかも免許がないヒトの運転で100km。
免許がないヒトの100kmは、
免許を保有するヒトの100kmに比べて、
疲労度が約300%増しだとの調査報告が、
国土交通省のデータベースに乗ってました。
嘘デス。
相変わらず虚言症気味デス。
ところで。
教習生って一体どんなコトを考えてハンドルを握っているのでしょーか。
時々、ふっと疑問に感じることがあるのですヨ。
きっと最終目的は安全にクルマっつーハードを動かせるよーになるっつー感じだと思うのですが、
そーいう抽象的なもんじゃなくて、
例えば、路上教習中の信号待ちで、大した会話もなく、指示やアドヴァイスもなく、
ちょっとした沈黙状態になった時とか。
ただただ平穏無事に1時限走り終えればいいなぁーって思ってるのか。
それとも、指導員の考えてることを読み取ろーとしているのか。
その沈黙状態に言い知れぬプレッシャーを感じているのか。
それとも、何も言われないことに安堵しているのか。
コチラ側としても、生徒の動きや仕草で何を考えているのかが、
ボンヤリと分かる時もあるのですが、
最近は、なんだか何を考えているのか分からない生徒様が増えてきてる気がシマス。
ふと、自分が教習生だった時のことを思い出してみる。
わしが免許を取得した頃は、まだ古き良き教習所時代っつーかなんつーか、
客は黙っていてもやって来る、需要過多な空気があって、
指導員はとっても偉くて、とっても大意張り、それこそ「センセ」だった時代デス。
気の短い奴は指導員と路上だろーが所内だろーがところ構わず大喧嘩、
そんな話をしょっちゅう聞いたもんデス。
指導員は、あまり多くを語ってくれませぬ。
「ダメ。ダメ。」っつー感じで批評だけ。
褒めるなんっつーのは、まずあり得ない。
怒られて当たり前。
だもんで、路上教習中は、とにかく何も言われないよーに、
それだけを考えて運転してたよーな気がシマス。
流れに合わせ、尚且つ法規履行や確認操作はキッチリと。
それに加えて、ギアチェンジの時のちょっとしたシフトショックにすら気を配り、
指導員に不快感を与えない運転を心掛けて、
いや、心掛けざるを得ないっつー感じだったでしょーか。
じゃー、そのシフトショックをしないよーにするにはどーしたらいいのか。
それを教えてもらうなんてとんでもNothing、
自分で考え、自分で試行錯誤し、行動しなくちゃいけない雰囲気があった。
今になって考えると、おかしな話だけどネ。
別に今の生徒様にそれを期待する気は、更々ありませぬ。
あくまでもそーいう時代っつーか、そーいう空気だったわけで、
それを今の時代に当てはめることの無意味さはわかっているつもりデス。
でも。
なんか、ねぇ。
6年、3年の義務教育、そして高校生活の延長で自動車学校。
もはや高校すら義務教育化してる現状、
教習所もそーいう感覚に近いのかなぁ。
こーいう話をすると、
鏡に映った自分の顔をまじまじ見た時以上に、
歳喰っちゃったんだなぁっつー感じがしますネ。
■
2002年 11月19日 気にしない。
Sさん(21歳・♀)の所内教習担当。
まだまだ運転に慣れてない彼女、
交差点を曲がっている時に、後輪が縁石に軽く接触。
パニくりそーだったもんで、それを和らげる意味で声を掛けよーかと。
「気ぐぅぅぅぅぅにしなくていいですよー。」
あ。
お腹が鳴っちゃいましたネ。
しかもわしが「気にしなくてもいいですよー。」と言いかけた瞬間に。
あー、なんとも良いタイミングだこと。
果たしてSさんが、接輪とお腹の音、
どちらを「気にしなくていい」と感じたのか、
そのへんが気掛かりデス。
それにしても、見事なぐぅぅぅぅぅでした。
今度はやふぅぅぅぅっつー感じでえきさいとな、いんふぉしーくからいこすでお願いシマス。
■
2002年 11月18日 願。
最近、待合室に学生服が増えてきました。
前日のM君のよーな高校生が、授業を終え、
夜間教習を受けに殺到している模様デス。
ところで皆さん、進路は決まったのでしょーか。
進学、就職、どちらも決して楽なハードルじゃないはず。
進学組は、きっと勉強は追い込みの時期。
そして就職組も先日、発表された高卒の就職内定率は、3人に1人という割合。
それぞれがむばって、進路を勝ち取って欲しいものデス。
そして免許も勝ち取っちゃってくださいネ。
ニホンには、昔から健康の秘訣として、「頭寒足熱」っつー言葉がありマス。
しかし、イマドキのジョシコーセーは、逆。
相変わらずスカートが短いデス。
もはや「膝上○cm」どこの騒ぎじゃなく、
「股下○cm」っつー表現の方が的確のよーな気がシマス。
スカートの下に何か穿いてると、
ちょっと寂しくなったりしますが、風邪ひかないよーにしてくださいネ。
で、上半身は寒さ対策はバッチリ完全武装。
なっがーいマフラーを巻いてたりするのですが、
あれ、今、流行ってるのでしょーか。
すっかり流行に疎くなってきたオジサンには解りかねるのですが、
そりゃーもう身長と同じくらいのマフラーを首に巻いて、
ブラブラとぶらさげていらっしゃる。
可愛くていいのですが、先日その長いマフラーが首に巻きつき、
窒息死する事故が起きたよーデス。
気をつけちゃってくださいネ。
っつーことで。
えちょせとらは、高校生の健康を応援してるよーな気がします。
■
2002年 11月17日 念には念を。
2段階後半のM君(♂)担当。
原簿を見ると、年齢はまだ17歳になっている。
で、誕生日がつい先日。
18歳になったばかりの、ピチピチの男子高校生デス。
で、そのM君、
キャップを被ってマス。
でもって、そのキャップを被ったまま、教習車に乗り込もーとしてマス。
「帽子は取らないの?」
「え!? 被ったままじゃダメですか?」
んー、
最近、っつーか以前からもそーだけど、
帽子を被ったままの乗車は、やめて欲しいのですヨ。
キマリゴトじゃないデス。
別に道交法に定められてるわけでもないしねぇ。
でも、なんつーのかなぁー、
「常識」として車内で帽子を被る、教習中に帽子を被ったままっつーのは、
どーかと思うのですヨ。
こーいう書き方すると、若いヒトは反発すること必至ですが、
それが世の中っつーもんデス。
それがオトナになるっつーことデス。
理不尽だとわかっていても、グッと飲み込まなくちゃイケないことが、
これからのジンセイ、たっぷり出てくるんだヨ。
頭髪が最近寂しきなってきて、それでもって恥ずかしがり屋なボクだから、
帽子を取りたくないんですよぉー。
そーいうわけでもないみたいだし。
いいじゃん。
取ったって。
逆に帽子を被っていることによるデメリットの方が大きいっつーもんでしょ。
目深に被れば、上方視界がそれだけ狭くなるわけだし。
っつーことで、やんわりとキャップを取ることを促した。
でも、取りたがらないM君。
なぜ、そこまで帽子に固執する?
理由を聞いてみましょ。
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
何を躊躇ってるのですか。
一体。
オジサンに全部、話してごらん。
話しちゃえば、楽になるんだよぉー。
「・・・・・・・。」
「・・・・・から。」
えっ?
「先生にバレちゃうとマズイから。」
あー、そーいうコトですか。
変装のためのキャップですか。
んー。
困ったねぇー。
別に学校のセンセも、教習車の中で運転するヒトを、
ジロジロ見てたりはしないと思うけどねぇ。
話を聞くと、なんでも学校にバレちゃうと、
M君の高校では停学を通り越して、退学になっちゃうそーで。
んー。
なんだか理不尽を感じるねぇー。
きっと免許取得を容認した結果、在学中に事故を起こされちゃうのを嫌っての禁止なのでしょー。
二輪のいわゆる「3ナイ運動」と同じですネ。
学校によっては、就職や進学が決まれば取得しても良いとか、
免許を取得しても、卒業までは没収されるとか、
ぜーんぜんノータッチの高校とか、
いろいろスタンスの違いはあるみたいですが、
まぁ、高校生も大変ですネ。
そんな話をしてる最中に、M君、
ポケットをまさぐり出し、何かを探している。
で、ヒトコト。
「これ、つけてもいいですか?」
マスクまでするなっつーの。
キャップを目深に被り、更にマスクまでする気のよーデス。
その格好は、盗んだキャッシュカードを使ってATMで引き出そーとしてる姿を、
防犯カメラに映し出された犯罪者の格好に似てるので、
さすがに却下だ。
■
2002年 11月16日 続ふと。
よくよく考えてみた結果、
期限を6ヶ月以上越えちゃった場合、
「うっかり失効」ではなく、
「すっかり失効」ではないかと。
■
2002年 11月15日 ふと。
よくよく考えてみると、
「うっかり失効」っつー呼び名は
なんかヘン。
■
2002年 11月14日 大蒜。
朝一の教習、
Y君(18歳・♂)の所内教習担当。
おー。
なんだかとてつもなく眠そーだねぇー。
なんの臆面も衒いも無く、大あくびをぶっこいちゃってますヨ。
この少年は。
もちっと口を隠すとか、噛み殺すとかして欲しーもんデス。
わしだって眠いのに。
ハイ。
それじゃー、助手席に乗ってクダサイ。
そうそう。
荷物は後部座席に置いといてネ。
いや。
教本は出しておいてちょーだい。
違う。
それは学科教本だっつーの。
あー、完全にまだ頭の中は眠ってるねぇー。
困ったもんだ。
まぁーいいや。
それじゃー教本を開いてー。
説明しま・・・
臭っ!
うわ。
なんだこの匂いは。
んー。
なんだか嗅ぎ覚えがあるねぇー。
あー。
ニンニクの匂いだねぇ。
これは。
夕べの食事はニンニク料理だったんだねぇ。
それも、しこたま食べちゃったみたいだねぇ。
それはいいけど、歯はちゃんと磨いてるんでしょーか。
いや、
歯を磨いただけじゃ匂いは消せないケースも多いらしーけど。
とにかくスゴイですヨ。
まったくもって車内中がニンニク天国ですヨ。
ニンニクは特別嫌いじゃないけど、さすがに朝っぱらからニンニク天国はちっと厳しい。
寒いけど、窓開けちゃいましょ。
あらまー、
口、開きっぱなしだねぇー。
Y君ってば。
最近は、口が慢性的に開きっぱなしになっちゃってる若いヒトが増えてるっつー話だしー。
あー、
なんだか呼吸も乱れちゃってるしー。
もちっと窓際に寄っちゃいましょ。
わー、
溜息ついちゃってるねぇー。
自分の運転っぷりに自分で呆れちゃってるしー。
逆ギレするのは構わないけど、溜息はヨソでやって欲しいもんデス。
朝からなんだかお腹一杯。
次回は牛乳を飲むか、チーズを食べるか、
青汁を飲んで来てちょーだい。
ニンニクが消化され、匂いを発し始める食後1時間後が効果的らしいヨ!(『あ○あ○大事典』参照)
■
2002年 11月13日 Like a.
「松井に似てるナ!」
突然、職場の上司に言われた。
そう。
あまりにも突然に。
松井かぁー。
そーかー。
西武の松井稼頭央かぁー。
じゃー、少し髪の色を抜いた方がいいかなぁ。
でもって、西武のユニフォームを着てみたr巨人のだよ。
そーかー。
ゴジラかぁー。
ゴジラねぇー。
ゴジラ・・・。
嬉しーよーな、嬉しくないよーな、嬉しくないよーな、嬉しくないよーな。
「年収が似てるネ。」って言われてみたいもんデス。
ちなみにわしはFA宣言はしませぬ。
そしてヨソの教習所に移籍は考えてませぬ。
ちなみにそれは、FA宣言じゃなくて転職宣言デス。
それ以前に、
「わしが松井に似てる」んじゃなくて、
「松井がわしに似てる」のデス。
えぇ、
断じてそーなのデス。
わー。
認めてるしー。
■
2002年 11月12日 体力勝負。
普通二輪担当。
1段階2時限目の教習のNさん(24歳・♂)デス。
原簿の記載事項、
所有免許の欄を見ると、あれま。
大型免許のみを所有。
普通免許のトコにチェックが入ってない。
職業欄を見てみると、やっぱりそーですか。
とある国家公務員さんデス。
カラダのガッチリ感が常人とはちびっと違いマス。
ただ、教習2回目っつーことで、果たしてどーいう行動を取ればいいのか、
まだまだ模索してる最中っつー感じ。
マッチョなカラダの割には、ソワソワ落ち着かないよーデス。
しかしコチラの指示に対して、
「了解!」
っつー返事。
うむ。
了解されちゃいましたか。
それじゃーがむばってクダサイ。
おー。
なんだかせっかちな性格なのか、それとも単に慌てているだけなのか、
暴れてマス。
もはや大暴れっつー感じデス。
年末の大掃除っつーか、引越し前の慌しさっつーか、
突然の彼女の訪問に慌てふためく一人暮らしの独身男性っつー感じデス。
彼女に内緒のグラビア雑誌はベッドの下か、押入れの奥に隠すのが定番デス。
でもってスムーズに発進出来ずにパッカンパッカンとエンスト。
「あ。倒れる!」
そんな状況に陥っても、さすがは国家公務員さん、
鍛え方がまるで違いマス。
我々の血税が彼の血となり肉となり、しっかり鍛え込んでいるよーデス。
倒れません。倒れません。
200kg近くあるバイクをガッシリ掴んで倒しません。
教習所サイドからみると、ヒジョーに有り難い生徒さんデス。
まさにバイクは体力勝負っつー感じデス。
「あー、こーやるとエンストするんだねぇー。」
学習能力が働き、エンストの原因を把握したNさん、
エンストしたくないせいか、思いっきり回転数を上げてクラッチミート。
周囲に一際こだまする、水冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジン。
さぁー、今度はロケット発進デス。
まるでゼロヨンでも始めよーかっつー感じ。
危ないデス。
ヒジョーに危ないデス。
でもNさん、
ヒジョーに満足気の模様。
このク○寒い中、額に汗を浮かべながら、走り回ってマス。
うむ。
元気が一番。
でも、丁寧な操作も大事デス。
「もちっとがむばってネ。」
教習終了後、彼に声を掛ける。
なにがなんだかわからないうちに、教習が終了した感じのNさん、
「了解・・・。」
声は開始時より小さめでした。
次回は繊細な感じでお願いシマス。
■
2002年 11月11日 原因。
最近、ガソリンスタンドがセルフ化してマス。
それほど出掛けているわけじゃないので、
しょっちゅうお世話になっているわけじゃないけれど、
やはり車を所有しているニンゲンとしては、
その存在を無視するわけにはいかないっつーもんデス。
で、わしの住む近所のスタンド、ほとんどがセルフ化してしまい、
店員さんのサーヴィスを提供されることがなくなってしまいました。
おかげで窓ガラスが真っ黒。
いかに普段、掃除をしていなかったかっつー事実が露呈されてしまってマス。
近所のセルフスタンドのガソリン価格がリッター90円(11月11日現在)。
チバって全国的に見て、割と安いよーデス。
でも、普通のスタンドでのガソリン価格もそれほど高いわけじゃないんだよねぇ。
わしだったら、リッター1、2円高くても店員さんのいるスタンドを選びたい気がシマス。
淘汰の激しいガソリンスタンド業界を生き抜いていこーとする、
あの、過剰なくらいのサーヴィスを!
あの、おっかないくらいの笑顔を!
あの、お節介なくらいの「水抜剤はいかがですか?」を!
でも、結局はめんどくさくて近所のセルフへ。
「遠くの店員付スタンドよりも近所のセルフ」
なんかの格言に似てますネ。
■
2002年 11月10日 電車考察。
本日は有休を取って、仕事休んでマス。
所用でかみさんの実家まで。
先々月に亡くなったかみさんの実母の四十九日の法要に出席するのと、
その為に数日前から帰省しているかみさん&娘さん'sを回収するためデス。
で、わしの車をかみさんが乗っていっちゃってるもんだから、
電車を使って実家まで行かなくちゃいけないのデス。
電車。
天下の公共機関。
「○時○分集合!」と言われた時、
電車と車、アナタはどちらを選びますか。
直線距離にして概ね50km先の集合地点。
きっと時間に正確さを要求される場合、
誰しも電車を使う方法を選ぶことでしょー。
しかし。
何せわし、ここ10年近く電車っつーもんに乗ったことがないのデス。
自動改札っつーもんの経験値が殆ど無いのデス。
切符を駅員さんにハサミを入れてもらわないのが不安なのデス。
もし自動改札で、切符を通したのにゲートが開かなかったらどーしましょ、
後ろから付いてくるヒト達の顔に不快感を露わにされたらどーしましょ、
そんななんとも言い難い不安感に苛まれてしまうのデス。
でもって、電車の中で落ち着かないこと、この上ないのデス。
ひとつの車両に見知らぬ者が数十人集まるこの閉塞感。
互いに声を掛けるでもなく、互いに意気投合するわけでもなく、
互いに視線を交わすわけでもなく、ただ目的地までひたすら無言で過ごすあの時間。
果たしてドコを見たらいいのでしょーか。
果たして何を考えてたらいいのでしょーか。
向かいに座ったヒトをジーッと見ちゃいけないですよネ。
それが若い女性だったりしたら、駅員さんに通報されちゃうかもしれませんよネ。
やはり中釣り広告を見てなくちゃいけないのでしょーか。
あの刺激的なコピーを眺めて、なんとなく次の駅の売店でその雑誌を買った方がいいのでしょーか。
ポカポカ陽気に負けてウツラウツラしてる間に乗り過ごしちゃったらどーしよーとか、
寝てる間に置き引きに遭っちゃったりしたらどーしよーとか、
寝てる時の顔が見るも無様な様子だったりしたらどーしよーとか、
寝てる時に、突然ビクッ!ってなっちゃったりしたらどーしよーとか、
いろいろ考えると不安になったりしないのでしょーか。
それよりも。
空いてるのであれば、まだいいのデス。
座ることが出来ないほど混み合っていたら。
果たしてどこに立てばいいのでしょーか。
ドア最前列をキープ出来ればまだいいや。
もし座っているヒトの前に立つとしたら。
ズボンのフロントが全開になっていたりしないかと気になってみても、
触って確かめる度量がわしにはないよーな気が。
そして、吊革を掴まって見知らぬ誰かと肩寄せ合って立ってなくちゃいけなかったりしたら。
何気なく態勢を変えようとした時に、婦女子の神経質な部分に触れてしまったりしたら。
オマエなんかお金貰っても触らないってっつー感じのヒトにキッと睨まれちゃたりしたら。
自尊心がズタズタにされるだけじゃなく、
下手すると、やってもいない罪を着せられたりしちゃうことにでもなってしまったら。
なによりも乗り換えに自信がないから車で行こっと。
実父を横に乗せ、彼の車で結局向かってしまうわしは、
もはや電車には乗れないカラダに成り果ててしまってるのデス。
どんなに時間に正確でも、どんなに混んでいても、
わしは車という交通手段を選ぶカラダになっちゃってるのデス。
それ以前に考え過ぎのよーな気もシマス。
■
2002年 11月9日 半ば愚痴。
寒かったですネ。
関東地方。
凍えそーでしたネ。
チバ県地方。
関東、そしてチバに限らず日本全国各地で軒並みこの冬一番の寒さと相成ったそーで。
山の頂では冠雪もアチラコチラで観測されたとか。
もう、ホントに冬なんですネ。
でもって二輪担当指導員、この寒さに耐え切れず、
普段のウェアーの上に真冬の登山用ブルゾンを着込み、
それでも寒くてレインウェア(通称「雨ガッパ」)を着込んで、
パッと見じゃ、もはや何の職業かわからないよーな格好で、
「寒い寒い」を連呼しながら働いてましたヨ。
しかし、わしは普通車担当でヌクヌク。
暖房の掛け過ぎで上着を脱ぐ顛末。
この時期、普通車担当か二輪担当かは、
天候によってある意味、博打みたいなもんなのデス。
本日の日記の趣旨は、
なんだか「パ」の付くお店でパーっと遊びたいなぁー、
後輩指導員はたった3時間半で10数万円も勝っちゃっていいよなぁー、
博打はやはり仕事より私事でやるべきだよなぁー、
っつー言わなきゃわからないペーソスをふんだんに加味されていることは、
きっと内緒デス。
■
2002年 11月8日 どうか。
大型二輪担当。
普通二輪免許を持っているのに、
停まれないっつーのは、
どーかと思いマス。
猛烈な練習を。
■
2002年 11月7日 違う。
所内教習、項目20は「踏切の通過」デス。
練習目標は、
「一時停止と安全確認を確実に行い、すみやかに通過することができるようになりましょう」
っつー感じ。
生徒はYさん(22歳・♂)、がむばって参りましょー。
「Yさん、踏切通過の3原則はわかる?」
「『止まって、見て、聞く』です。」
うむ。
順調デス。
ちゃんと勉強してきているネ。
そーいう姿勢は、おじさん大好きデス。
「じゃー、街中で踏切以外で『聞く』必要がある状況って分かる?」
「窓を開けた方がいい場面ですか?」
「そう。開けた方がいいねぇ。」
「・・・・・・・。」
うむ。
悩んでるネ。
ちっと予想外の質問だったかな。
教本には載ってなかったかもしれないねぇ。
そのヘンは、頭を柔らかくして考えてみてちょーだい。
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
悩んでるねぇ。
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・ら?」
ん?
なんか呟いたかな?
思いついたのかな?
声が小さくて聞こえなかったヨ。
一応、模範解答は「緊急車両のサイレンが聞こえた時」って答えて欲しいんだけど。
ほら、
緊急車両が近付いてきたら、
避けたり停まったり驚いたりドキドキしたりしなきゃいけないでしょ。
「おなら・・・ですか?」
・・・・・・・。
そーだネ。
外気循環にしてあってもタカが知れてるからネ。
やっぱり窓を開けてちゃんと換気をすべきだよネ。
でも気をつけて欲しいのは、車の空力特性って奴を把握しておかなくちゃいけないんだヨ。
車の回りを流れていく空気の流れって奴だネ。
例えばネ、たかが空気といっても、時速100km近くのスピードになると、
ボンネットを数10kgの力で持ち上げようとしたり、逆に押さえつけよーとする力が働いたりするんだ。
つまりそんな力が車の回りを取り巻いたりしてるわけなんだけど、
そこでホラ、窓を開けてごらん。どうだい? 室外の空気が一斉に入ってくるだろ?
つまりお尻から放出されたガスが、かえって室内を猛烈な勢いで循環してしまう結果にもなりかねないんだネ。
でもネ、運転席側だけの窓を開けるんじゃなくて、後部座席側の窓も一緒に開けてみるといいんだヨ。
すると、ホラ。不思議だネ。
空気の流れに澱みがなくなって室外に流れていくだろ?
そしたら、ネ。君から放たれたガスはアッという間に車外放出されてスッキリ爽やかだ。
やっぱりネ、お互い、気持ち良く車に乗りたいしネ、
なんつーのかなぁー、簡単に言うと違うヨ、その答え。
そんなこと、頭の中で思い浮かべながらも言葉に出さず、
ましてや表情にも出さずに「オナラ」っつー言葉に対して、
全力を持って反応を示そーとしない、むしろ無視してしまおーとしているわしは、
不親切なんでしょーか。
それともネタだったのでしょーか。
もっとウケてあげた方が良かったのでしょーか。
ホントにオナラをかまされた時よりも、
車内の空気が澱んでしまったよーな気がしたので、
窓を開けてみた。
立冬を迎え、乾燥しつつある外気が肌を突き刺してあー新鮮。
■
2002年 11月6日 は!
公休の時に、
風邪をひいてDOWNするのを、
「なんて勿体無いんだ」と感じるか、
それとも、
「休みの日で良かった」と感じるのか。
そのヘンが、忠誠心だナ。
たヴん。
あー、損しちゃっ
はっ!
■
2002年 11月5日 なに?今日のは。
「断続クラッチが苦手!」
というアナタへ送りマス。
【オトコゴコログラフ】
↑
(このあたりがポイント)
断続クラッチは、 こんな感じだと思ってクダサイ。
想いが伝わったり伝わらなかったり。
動力が伝わったり伝わらなかったり。
分かっていただけたでしょーか?
そーですか。
それは良かった。
えぇ、ワタシも嬉しーデス。
そーデス。
そのとーりデス。
クラッチ操作は、まさにジンセイの縮図なのデス。
それではがむばってくださいませ。
健闘を祈りマス。
■
2002年 11月4日 狙い。
危険予測教習を担当。
メンバーは、オトコノコ2人とオンナノコ1人。
いずれも20歳前後デス。
で、そのオトコノコのうちの1人のテンションが異常に高いのデス。
派手な服装、そして顔のアチラコチラにピアスをぶっ刺した、
いわゆるとっぽいオニーチャン。
オンナノコは、イマドキの若いオンナノコっつー感じ。
初対面でも普通に打ち解けて話が出来るタイプみたいデス。
さては、気を引こーとしてるな。
もうひとりのオニーチャンは、ノリは悪くないが、
ちびっと大人しい感じのオニーチャン。
必然的にピアスのオニーチャンの方が、主導権を握って話は展開されていく。
なんとか必死にオンナノコの気を引こーという魂胆が丸見えデス。
ギャグを交えて。
ネタを交えて。
身振り手振りを大きく。
声のトーンを強弱つけて。
押してみたり引いてみたり。
積極的になってみたり消極的になってみたり。
ジーッと目を見つめてみたり、横顔をアピールしてみたり。
コンパじゃないっつーの。
教習終了後、
どーいう展開になったのかは、知る由もNothing。
がむばれ若人。
クリスマスまであと7週間ダ。
■
2002年 11月3日 モーターショー。
東京モーターショーが幕張メッセにて行われてました。
10月30日から本日まで。
ちびっと会期が短い気がしますが、
今回は乗用車ではなく、商用車部門デス。
仕方ないのかもしれませぬ。
以前は、1年置きに同時開催っつー形でしたが、
何年か前からは、商用車と乗用車を交互にやる形になってマス。
商用車とはいえ、一般のドライバーにも興味深い展示車はあったよーですが、
今年は見に行きませんでした。
若かりし頃は、1回の会期にそれこそ何回も見に行ったりもしてましたが、
なんだか最近は情熱が失われてしまったよーデス。
コンパニオンのオネーサンに対する情熱が。
来年のモーターショーは行ってみよーと思ってマス。
勿論、乗用車を見に。
■
2002年 11月2日 スタンダード。
模擬教習中に、
ふと考える。
このモデルのオネーサンは、一体どーいうオネーサンなのか。
どこかのプロダクションに所属する女性なのか。
それとも、この教材を製作した会社の関係者なのか。
それとも、協力した教習所のインストラクターなのだろーか。
あまりにも美人だと、女性の教習生から妬みの視線を浴びてしまうと思われマス。
あまりにも○○だと、男性の教習生からソッポを向かれてしまうと思われマス。
可も無く、不可もなく、
美人でも○○でもなく、
いい意味で教習生にその女性を意識させない女性。
それはまるで路傍の石のよーな。
それはまるで風景の一部のよーな。
そんな、あくまでも平均的ニホンジン女性が、
装置の取り扱いをアナウンスに合わせて、淡々とこなしています。
平均的ニホンジン女性って一体。
身長はどれくらい?
体重はどれくらい?
目は一重? 二重?
鼻の高さはどんなもんか。
口の大きさはいかがなもんなのか。
B・W・Hのサイズは?
声の高さはどの程度?
靴のサイズは?
視力は?
ニホンジンの生活は益々、西洋化が進んでマス。
それだけに飽き足らず、顔の風貌までも、
少しでも西洋人に近付こーという意気込みを感じるのデス。
元来、ニホンジンは平面顔で、西洋人は立体顔だと聞いたことがありマス。
小さな子供に顔の絵を書かせると、
ニホンジンの子供は、福笑いのよーに顔を書いていくけど、
西洋人はなんとか立体的に書こーとするらしいのデス。
別にわし、立体的な顔を嫌う気は更々Nothingなのですが、
いや、むしろ好きな方なのですが、
ニホンジン女性の平均的な顔っつーものを、拝んでみたい気がするのデス。
以前、職業別にその典型的な顔付きをコンピュータで作り上げたヒト(企業?)が、
あったよーな気がシマス。
「この顔ってホスト顔だよねぇー」とか、「わー、販売員顔だー」とか。
その仕事をしているうちに、なんとなくその業種特有の顔になっていくことって、
やはりあるみたいデス。
仕事が顔を変えるって奴ですネ。
警察官には警察官特有の、銀行員なら銀行員特有の、
フライトアテンダントにはフライトアテンダント特有の、
そんな顔付きっつーものが具体的にはないにしろ、存在は否定出来ませぬ。
サンプルになるヒトの顔を全て合成して、
その平均的な顔立ちを作り上げてましたが、
その規模をもっと大きくして、ニホンジン女性全ての顔を合成して、
平均化したものが、いわゆる平均的ニホンジン女性の顔に成り得るでしょー。
そんな壮大なコトをしでかしてくれるヒトは現れないもんでしょーか。
そして発表して欲しいものデス。
「これがニホンジンのスタンダード顔だ!」
と。
そんなコトを考えながらの模擬教習も、いとをかし。 ←ちゃんと働け
■
2002年 11月1日 痕。
20代半ばのとある女生徒さん、
2段階項目10番、「縦列駐車・方向変換」の時間デス。
雨が降りしきり、とても肌寒い気候にもかかわらず、
この女性の服装は、時期外れの薄着デス。
半袖デス。
見るからに寒そーデス。
よっぽど理由を聞いてみよーとも思いましたが、
大きなお世話なのでやめときましょ。
よくよく見てみたら、後部座席にコートが置いてありました。
コートの中身は軽装、よくある格好デス。
あー、聞かないで良かったねぇ。
恥かくトコでした。
で、この女性、
なかなかの美人。
でも無口。
わしも教習以外のコトを特段、話したりはしなかったのですが、
そりゃーもう、とっても無口。
愛想のカケラもありゃしないっつー感じデス。
そのヘンはお互い様ですが。
でも。
でも、いいんデス。
それで。
無駄話をしに教習してるわけでもないし、
わしも話を合わせたりするのも煩わしいし。
一生懸命、運転の練習をしていってくれればそれでOKなのデス。
で、その問題の運転の方は、そこそこダイジョーブっつー感じ。
ちょこっと確認が甘かったりしたので、
ちょいと指摘をしてみたら、ちゃんとこなすよーになったし。
しかし。
彼女の右手首には、なにやら数本の傷跡。
あれ?
もしかして。
もしかしたら、これってリストカットの痕跡?
でも普通、右利きだったら左手を傷つけるだろーしねぇ。
彼女、左利きなのかなぁー。
それともリストカットとは何にも関係ない、
たまたま出来た傷なのかなぁー。
たまたま出来た傷にしては、なんだかサックリと傷がついてるよねぇ。
んー。
やっぱり辛いコトあったのかなぁー。
ジンセイを終わらせてしまいたくなるよーな。
もう生きる望みを失ってしまうよーな。
今、こーして何食わぬ顔してクルマを動かしているけど、
やっぱり彼女には彼女にジンセイっつーもんがあるんだよねぇー。
でも自分で自分の命を奪っちゃいけないよねぇー。
とりあえず命を落とさずに済んだわけだし、
早くクルマの免許を取って、新しいジンセイを歩んで欲しいよねぇ。
うん。
やっぱり生きなくちゃいけない。
いけないんデス。
粗末にしちゃいけないんですヨ!
ひとり、ココロの中でみ○もんた状態。
別にリストカットの痕と決まってもいないのに。
でも、大事にしなくちゃいけません。
命もライセンスも安全運転の気持ちも。
うまくまとまったトコで、11月スタート。
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