2002/8
No.1378 大きなお世話summer。
No.1376 暑かったからねぇ。
No.1374 予定変更。
No.1372 ポイントカード。
No.1370 日立ぷれぜんつ。
No.1368 笑うオトコ。
No.1366 実力社会。
No.1364 スタート。
No.1362 山田だ。
No.1360 表現方法。
No.1358 指名は別料金で。
No.1356 不良。
No.1354 車はあなたを更にシツコクときめかせていますか。
No.1352 車はあなたを更にときめかせていますか。
No.1350 車はあなたをときめかせていますか。
No.1348 相談室。
No.1346 露出。
No.1344 Insect in the kome.
No.1342 ふぅ。
No.1340 ホンのヒトコト。
No.1338 生き残る。
No.1336 ナルシスト。
No.1334 忘却とは忘れ去ること也。
No.1332 見た目と素性。
No.1330 少し出遅れた話題。
No.1328 間もなく。
No.1326 悩む。
No.1324 エレクトリックサンダー。
No.1322 リハビリ失敗っつー感じ?
No.1320 終了オプション。
No.1318 公休そして。
 ■  2002年 8月31日   大きなお世話summer。




暑いですよネ。
もう8月も終わりだっつーのに。
ニンゲン様も暑いんだけど、きっと虫達も暑いんデス。
暑いもんだから、辛抱たまらず地中から出てきちゃったんだと思いマス。
そんな気の毒な虫、ミミズ。
直径2mm程度の、通常よりもかなり小さいミミズ。
土の中から教習コースに出てきちゃってたんデス。
で、アスファルトのあまりにも熱さにビックリしてのたうちまわってたんデス。
その容姿にそぐわない、とてつもなく俊敏なのたうちまわりっぷりに同情したんデス。
echo指導員は。
可哀想になったんデス。
このままだとアスファルトの上で干乾びてしまうと。
あと10cm、ずれれば土の上に帰れる。
そー思ったecho指導員、そっと靴でのたうちまわるミミズを払って移動させてあげたんデス。







潰れちゃいました。







ゴメンナサイ。
悪気はこれっぽっちもなかったんデス。
ホントに親切心で土の上に戻そーと思ったんデス。
土の上に戻すどころか、土に帰っちゃいました。
ゴメンナサイ。



っつーか、仕事と全然関係ない日記でゴメンナサイ。

さぁ、
明日から9月。







 ■  2002年 8月30日   暑かったからねぇ。




エムズ指導員が、



こーろんだっ!



     



エムズ指導員が、



こーろんだっ!



     



エムズ指導員が、



こーろんだっ!



     











弘法も筆の誤りっつー感じ?
猿も木から落ちるっつー感じ?
二輪指導員も引き起こしをするっつー感じ?



見て見ぬ振りをしておきましょ。







 ■  2002年 8月29日   予定変更。




特別教習、生徒様3人が2人になって、
高速教習が、生徒様のドタキャンのため無くなって、
二輪シミュレーターが生徒様、1人になって、
ちびっと幸せでした。

そんな些細なことで幸せを感じられる今日この頃デス。



暑いですネ。
もう9月になるっつーのに。
なんか疲れてマス。

オシマイ。







 ■  2002年 8月28日   ポイントカード。




今日は公休。
かみさんの病院に付き合った後、マツモトキヨシへ。
どーもマツモトキヨシというと、
坊主頭の柄の悪い、でもちびっとシャイっぽい某関西芸人を思い出しちゃうのですが、
とりあえずHEY!HEY!HEY!っつー感じでいざ店内へ。


あぁ。
BGM代わりに連呼!
連呼! 連呼! 連呼!
店内、ポイントカードの連呼!



あのグループ名を「ポイントカード」に変えたら売れちゃった二人組のCMのあれデス。
もうサブリミナル効果絶大!
脳ミソに刷り込まれまくり!
きっと数十分、店内にいるだけできっとカードの申し込みをしちゃうに違いない!
きっと喜んで自分の住所氏名を申し込み用紙に書き込んじゃうに違いない!

別に無料らしいから、いいんだろーけど。



ふと思う。
教習所でもあの制度を採用してみてはいかがなもんかと。
1回教習を受けるたびにポイントが増え、
一定量のポイントが溜まると1時限の教習がタダになるとか。
おぉ!
なんだか革新的!
教習所業界に新風を吹き込みそー!





あ。
現状も同じか。
カードじゃなくて、原簿を使ってるっつーだけで。
ポイントじゃなくて、ハンコを使ってるっつーだけで。

なんだ。
教習所業界、進んでいるじゃん。
方法はアナログだけど。







 ■  2002年 8月27日   日立ぷれぜんつ。




重みのあるドアを一気に閉めると、車内の空気が一瞬揺れる。
外の喧騒が瞬く間に遮断され、静かな空気がシートに収まった体を取り巻く。
私は車に乗り込むと、言い知れぬ安堵感を覚えた。

間もなく40を迎える私の体力は、若かった頃に比べて確実に衰えているに違いない。
しかし、それを認めたくないという思いは逆に、年々強くなっていることに気付き、
ふと、苦笑いがこぼれる。
まるで儀式の様にシートベルトを装着し、イグニッションキーをACCに。
グローランプの消灯を確かめ、さらに回す。
ガソリンと空気が微妙なバランスで交じり合った混合気は順調にシリンダーに送り込まれ、
圧縮・爆発・膨張・排気を繰り返す。
エンジンはその眠りから覚め、静かに、そして確実にクランクシャフトは回転を始めた。
どうやら今日は機嫌がいいようだ。
タコメーターの指針は、ぶれることもなく、まるで固まったかのように一箇所を指し続けていた。
私は窓を5cm程開けると、胸のポケットから煙草を1本取り出し、火をつけた。
紫煙が外に向かって傾く。
その様子をボンヤリ眺めているのが好きだった。
煙草が灰に変わるまでの間、ラジエーターを循環する冷却水の温度が上昇するのを待つ。
やがて「C」を指していた水温計がわずかに動き出すと、
手にしていた煙草を灰皿に押し付け、クラッチペダルを踏み込み、
握り慣れたチェンジレバーを押し込み、鉄の馬が走り出す瞬間を迎えた。










〜BGMが変わる〜



ココでクエッション!


今のシーンで間違いが2箇所ありマス。
指摘しなさい。





それでは野○村クンの答えから見てみましょー。

「彼はお医者さんに喫煙をきつく止められていた。」


坂○さんの答えは、

「ガソリン車には「グローランプ(余熱表示灯)」はついてない。」


○柳さんの答え。

「彼はAT限定免許のため、MT車を運転することは出来ません。」



野○村クン、ヒトシ君人形、ボッシュート!
坂○さんと○柳さんが正解っ!
なんと○柳さん、パーフェクト賞達成です!

今週のパーフェクト賞は、エンジンオイル、ドラム缶1本。
グレードは勿論SJ、粘度は5W−50、スポーツ走行に最適デス。







ちなみにえちょせとらではミステリーハンターは募集してませぬ。







 ■  2002年 8月26日   笑うオトコ。




今日もオートバイに跨ってお仕事。
お尻はダイジョーブでしょーか。
時々不安になってみたり。

1段階1発目の教習。
生徒様は2人。
どちらも20代半ばの男性デス。
とりあえず聞いてみる。

「バイクに乗ったこと、ありますか?」

勿論、50ccの奴をっつー意味で。
で、ひとりが笑いながら答えた。



「ハハハ。以前、免許持ってたんですよ! ハハハ。」







なぜ笑いながら言う?







照れ隠しなのか、それとも本気で可笑しいのか。
なんだかこの男性、ヘラヘラと笑いながらわしの説明を聞いている。
念のため聞いてみる。

「どーしてまた教習所に来たんですか?」

わかってはいたけどネ。
概ね違反か事故で、取り消しをくらったんだろーと。



「ハハハ。スピードで捕まって取り消し喰らっちゃいましたぁー。ハハハ。」







だから、なぜ笑いながら言う?







こーいうニンゲンは嫌いデス。
過去の自分の悪事をまるで武勇伝のよーに語る奴。
免許取り消しっつー行政処分を、まるで勲章を頂戴したかのよーに語る奴。

昔は悪かったんだけどさー。今は落ち着いたけどねー。

っつー感じで。
別に昔やった行為を今この時点で否定する気は更々Nothing。
それをなぜ威張って言うのデスカ。
なぜそれを恥ずかしいことと思わないのデスカ。
ちっとも格好良くないデス。
もっと恥じろっつーの。
もうひとりの生徒様が半ば呆れた顔して彼を見ていたのが、全てを物語ってるっつーもんデス。







 ■  2002年 8月25日   実力社会。




教習所にはそれこそ様々な職業のヒトが訪れるわけデス。
特に普通免許は所持しており、それプラスっつーことで二輪免許を取得するヒトは、
仕事を持っているヒトがほとんどなわけデス。
普通の会社員から公務員、お医者さんや看護婦さん、自衛隊員や警察官、
競輪選手や一企業のボスまでも。


で、最近、駐車場に某ドイツ製の、しかも超高級車で乗り付けて来る生徒様が。
どうやら普通二輪免許を取りに来ている30代の男性がその持ち主らしい。
しかも噂だと、某イタリア製の跳ね馬もお持ちだとか。
それを乗ってくる姿は見かけたことないけど。
見た感じ30代とはいえ、ヒジョーに若々しく、尚且つヒジョーにいいオトコ。
性格も素直だし、コチラの指示助言にも素直に従う。
運転技術も悪くなく、あとは免許取得後にまともな運転さえしてもらえればパーフェクト。

果たして職業は何を。

やはり他の指導員も気になったらしく、とある指導員が問いかけたらしい。





カメラマン





ほぉー。
写真を撮ることを生業にしてる方デスカ。
写真ってそんなに儲かるのかぁー。
ほぉー。
それとも有名なヒトなのかな?


大きなお世話と思いつつも、
自宅でその生徒様の名前を検索。










チョ、チョ→有名人じゃん。










【撮影 ○○】と、その生徒様の名前がズラリと出てくる出てくる検索結果千数百件。

主にグラビアを撮影しているヒトらしいデス。
あの女性の写真集も、あのアイドルのグラビアも、みーんな彼の撮影。



うわぁー。
そんな有名なカメラマンだったんだねぇー。
そんなヒトが当校のボロバイクに乗って教習を受けているんだねぇー。



「がむばってください。」

うむ。当たり前だな。


「ネガ、1枚ください。」

うむ。なんかいやらしいな。


「わしを撮ってください。」

シャットダウンだな。





あの容貌であの職業であの車であの収入か・・・。

ニホンって実力主義なのですネ。







 ■  2002年 8月24日   スタート。




普通車担当デス。
で、2時限ホドMT教習の模擬を担当。
メンバーはオトコノコ1人とオンナノコ1人。
どちらもこれから始まる教習生活に、希望と不安でドキドキしつつも、
キラキラと顔を輝かせてマス。
嘘デス。
普通の顔デス。
イマドキのわこーど、そんなことでは顔を輝かせたりはしませぬ。
でも、ほんのちょびっと緊張してるのはわかるっつーもんデス。
わこーど特有の不貞腐れ感はなく、素直にコチラの指示に従うお二人さんデス。

あくまでも偏見に違いないのだけど、
パッと見た感じ、オトコノコの方、
なんだかメカニックに精通している感じで放っておいてもダイジョーブな印象。
その反面、オンナノコの方、
「アタシ、機械きらーい♪」
と言わんばかり、きゃっほーいっつー印象。

きゃー♪ うごいたー♪とか、
アタシ、わかんなーい♪とか、
方向指示器ってどれー? これかなぁー♪(ワイパーがくがく)とか、
こりゃーもう、オンナノコの方に付きっきりになるかなぁーという予感を胸に教習スタート。







オトコノコの方に付きっきりでもぅ!







るんるんオンナノコの方、そりゃーもうシュパッ!シュパッ!っつー感じの、
見事なまでのシフトチェンジっ振り。
ペダル操作も無難にこなし、もう放っておいても全然ヘーキ。
その反面、オトコノコの方、画面の指示に全然付いて行けず、
エンストするわ、エンジンのかけ方わからないわ、
ホントに車に触るの初めてなの優しくしてネ♪っつー感じ。



見た目で判断しちゃいけないのデス。
性別で判断しちゃいけないのデス。
キャピキャピで判断しちゃいけないのデス。

実車じゃどーなるか、わからないけどネ。



さぁ、ふたりの教習所物語第1ページ目スタート。







 ■  2002年 8月23日   山田だ。




この道はー、



いつか来た道ー。



あぁー、



そーだよぉー。



自主経路でさっき通った道だヨォー。










echo@耕作は今日は公休。







 ■  2002年 8月22日   表現方法。




乗車してからエンジンをかけ発進するまでの間に、
数多くの手順っつーか順番っつーものがありマス。
教習を始めたばかりの頃は、ヒジョーにメンドクサイと思ってるヒトもいるよーですが、
その手順には全て意味があるものであって、アトランダムに並んでるわけじゃないのデス。
だからちゃんと覚えてネ!

っつーことで、1段階の前半はステアリング操作やペダル操作だけじゃなく、
そーいう手順っつーものを何度も繰り返しながら覚えてもらう教習を。


で、よくいるのが手順を口にしながら行うタイプのヒト。
ひとつひとつの手順をヒトリゴトのよーに呟きながら実行していきマス。
うん。
別に構いません。
ブツブツ言いながらでも。
かえって誠実なヒトに見えなくもないし。

で、ブツブツと繰り返されるヒトリゴトを聞いてると、
とっても面白い言葉を口走ってるヒトがいます。





「・・・えーっと、『P』を確認して、ハンドブレーキを確認して、そしてそして、えーっと・・・、
ブレーキを押しながら、エンジンを入れて・・・」





エンジンを入れて?


どこに?


どーやって?





うーん。
「エンジンに火を入れる」っつーイメージはわからなくもないけどねぇ。
「エンジンを入れる」っつーヒト、結構いるんだよねぇ。
「ブレーキを押す」っつーのもどーかと思うしー。
他にも「エンジンを回す」とか、「『D』にずらす」とか、「方向指示器を右に入れる」とか。

ただ昨年の、
「右良し! 左良し! ルームクーラー良し!」
以上のオモシロ発言は未だ現れず。


ヒトの感じ方って色々あるもんデス。







 ■  2002年 8月21日   指名は別料金で。




まつげヴァサヴァサ、化粧をしないで外は絶対に歩けませんっつー感じの、
Sさん(19歳・♀)の路上教習を担当。
教習終わりにヒトコト言われた。





「センセー、23日にアタシ、予約入っているんでぇー、

 センセーでお願いねぇー!」






えー、

当校には指名制度はないんだけど。

しかもその日、わし、公休なんだけど。

それ以上に、口の利き方にビックリなんだけど。



でも。
指導員冥利に尽きる言葉って奴カモ。

彼女の意図はビミョーにわかりかねるけど。







 ■  2002年 8月20日   不良。




3日続いたはーとびーともすっかり収まり、通常モードで行きたいと思いマス。
それでいいと思いマス。


大型二輪担当。
回数は控えめの5回ホド。
で、Mさん(♂・30代後半)の2段階みきわめ。
以前聞いた話によると、確かバイクに乗るの自体が10年振りだとか。
普通に走らせることすらままならない、もーバイクに乗られてるよぉ!っつー感じで、
決してココまで順調にコトを進めてきたとは言えない方デス。
顔は今までの苦労がいよいよ報われるのかっつー感じで、なんとも晴れやかな表情。
うん。
そーだネ。
やっと免許証の大型二輪の部分にチェックが入る日が近付いてきたっつー感じだネ。
最後のみきわめ。
もう、バシっと決めちゃってくださいませ。





ぶーん。



追従。



ギャァァァァ!っつースキール音の嵐。





えー、
みきわめ不良っつー方向で。





だって急制動、ちゃんと停まれないんだもん。
9割方、後輪がロックしちゃうんだもん。
一本橋、規定タイムが全然出ないわ、交差点の右左折方法がイマイチだわ。


教習終了。
さてMさんにみきわめ不良の宣告をしなくては。
いつだって悲しいお知らせを告げる時は、コチラも辛い。
でもまぁ、あれだけタイヤをロックさせちゃってるんだから本人もわかってるでしょ。



「えっ!? ダメなんですか!?」



・・・ヲイ。



ダメだろー。
あれで終わっちゃいけないだろー。
あれじゃ検定受からないだろー。


まるで死刑を宣告されたかのよーに、表情を変えるMさん。
別に激昂するわけでも文句を言うわけでもないけど、
みきわめ前の晴れやかな顔が、一転して土砂降りの雨模様に表情が激変。


仕方ありませぬ。
また受付で追加料金を納めてクダサイ。
一生懸命働いて稼いだお金が財布から飛んでいく辛さはわしも知ってイマス。
でもそんな表情をしてもダメなもんはダメ。
教習所は、あくまでもライセンス取得機関。
教習時限をこなせばいいっつーわけじゃないのデス。
肩をガックリと落とし、雨に濡れた子犬のよーにしょぼくれて立ち去るMさん。



果たして。
果たしてバイクはMさんをときめかせていますか。 ←しつこい







 ■  2002年 8月19日   車はあなたを更にシツコクときめかせていますか。







 「明日、わたしは結婚します」










これだけ娘が綺麗になっちゃうと、チチとしては手放すのが惜しいっつー気持ちになるよネ!


んでもって、涙で潤んだ瞳で運転すると景色がぼやけたり、遠近感が掴みにくくなるから気をつけてよネ!










 「つまらない大人になっていないだろうか」










これだけのガレージが付いた家に住めれば、つまらないオトナになっていてもいいよーな気がするよネ!


んでもって、ホントはMTが良かったのに、かみさんも乗るからATにしたんだヨっつー溜息が聞こえてきそーだよネ!















つまらない日記になっていないだろうか?















え? 違う?









はーとびーと指導員echoは、今日は普通車担当。


台風が近付き、雨が降ったり止んだり。
そんなスリリング且つスペクタクルな空模様は、アナタをときめかせていますか?

いいえ。
もう台風はうんざりデス。





ネタ元、はーとびーともーたーすは、コチラ
「り○るぷれいやぁ」を用意してお楽しみクダサイ。
ちなみに「の○とんいんたぁねっとせきゅりてぃ」を有効にしているとウマく見れませぬ。





やめときゃ良かったと思っても、後悔先に立たず。







 ■  2002年 8月18日   車はあなたを更にときめかせていますか。







「免許をとった、18の春。」










「初めてのデートには、駐車場の広いレストランを選んだ。」





 ――BGM「いとしのレイラ」














あんまり背伸びをすると、痛い目に遭うヨ!
っつーことかな?





え? 違う?










じゃー、
さては母性本能をくすぐるのもテクニックのひとつだネ!
っつーことかな?





え? 違う?









はーとびーと指導員echoは、今日も公休。


そして、はーとびーともーたーすさん、2日も続けてゴメンナサイ。
もう1日分、使いたいのがあったんですが辞めておきマス。


それにしても最近の○菱のCMはなんだか琴線にザクッと触れまくりデス。







 ■  2002年 8月17日   車はあなたをときめかせていますか。













「初めてのキスの相手は、まだ独身だった。」





 ――BGM「いとしのレイラ」














初めてのヒトは成長してから会ってみると、ビックリすることがままあるヨ!
っつーことかな?





え? 違う?










じゃー、
このままふたりでばっくれて、あの日の続き、いっとく?
っつーことかな?





え? 違う?









はーとびーと指導員echoは、今日は公休。







 ■  2002年 8月16日   相談室。




8月も後半戦突入デス。
ボチボチ宿題の朝顔の観察日記もオシマイが見えてきた感じですか?
花の根元がぷっくりと膨らみ、そろそろ種が出来る頃合ですか?
気象庁のデータベースにアクセスして夏休みに入ってからの天気を全てチェックして、
慌てて絵日記を書いてる頃ですか?

日中の最高気温は相変わらず30度を超えてはいるものの、
なんつーのか、ピークは過ぎたのか、
一時の肌が焼かれるよーな暑さとはちっと違い、
自然と陽の強さにも陰りが見えてきたっつー感じでしょーか。
なんだか一抹の寂しさを感じつつも、早く涼しくなって欲し・・
あ。
海に行ってないや。
海だ海。
みんな下着姿で歩いてるといってもヤブサカでない海。
今度の休みにいこーかなぁー、でももうクラゲだらけかなぁー。
でもかみさん、日に焼けるの嫌がって行きたがらないんだよなぁー。
どーしよーかなぁー。
そんな気持ちでいっぱいの、普通二輪担当デス。



 どーしてみんなきょうしゅうじょでにりんめんきょをとるんですか?

 いい質問だネ! お答えしますネ。
    それはですネ、めんどくさいからなんだヨ。
    免許センターで一発試験を受けるのもいいんだけど、「取得時講習」っつーのを受けなきゃいけないからなんだネ。
    そいつがまためんどくさいんダ。だからみんな教習所で免許を取るんだヨ。
    君も大きくなったら、○○自動車学校で免許を取ろうネ!


 どーしておーとばいってたおれちゃうの?

 いい質問だネ! お答えしますネ。
    オートバイのタイヤっていくつあるか、知ってるかな?
    そう、2つだよネ。
    君はもう自転車に乗れるのかな?
    そう。まだ補助輪がついてるんだネ。
    ということは、タイヤはいくつあるか、わかるかい?
    そう。4つだよネ。
    4つあったら転ばないよネ?
    なに? この前転んだ?
    もちっと練習しなくちゃダメだナ!
    今度のお父さんの休みに練習に付き合ってもらいなさい!


 どーしていっぽんばしで、みんなおちちゃうの?

 いい質問だネ! お答えしますネ。
    一本橋っていうのは、幅が30cmしかないんダ。
    君が学校に持っていってる定規と同じだけの幅しかないんだヨ。
    で、オートバイのタイヤの幅は12cmから16cmくらいなんダ。たヴん。
    ってことはタイヤの幅の倍以上、橋の幅があるわけだからそう簡単に落ちるわけないんだけど、
    みんな膝がガクガクになっちゃうから落ちちゃうんだネ。
    今度お母さんが乗る自転車の後ろに乗った時に、
    お母さんのお尻を君の膝で思いっきり挟んでごらん。
    きっとお母さん、ビックリするから。


 おーとばいのじこがおおいっておかあさんにきいたんだけど、
    じこをおこさないようにするにはどうしたらいいですか?

 いい質問だネ! お答えしますネ。
    答えは簡単だネ。
    「乗らない」こと。
    これだけなんだネ。
    でも、そんなこと言うと、アチラコチラから苦情のメールが来るから大きな声で言っちゃダメだヨ!


 どーしてばいくのきょうかんはいつもおこってるんですか?

 いい質問だネ! お答えしますネ。
    実はネ、怒ってるんじゃないんだヨ!
    暑くて暑くて辛抱堪らず水分摂り過ぎちゃってお腹がゴロゴロいってるのを、
    必死に我慢してるからあんな顔になっちゃってるんだヨ!
    生暖かい目で見守ってあげてネ!
    たまにオートバイに乗りながら立ち上がってるのは、実はエア抜きしてるって噂だヨ!


 どーしてきょうのにっきはこんなかんじなの?

 いい質問だネ! お答えしますネ。
    そーだねぇ。
    きっと、ネタがなかったんだネ。きっと。
    あまり難しい質問をすると、おじさん、困っちゃうから少しは遠慮しろコラ。


回答:二輪インストラクターecho指導員







 ■  2002年 8月15日   露出。




夏真っ盛り。
女生徒の服装も、年々露出が増え、
もはや海辺で教習してるみたいデス。
肩や背中丸出しは当たり前。
ヘソが出てるわ、胸元ユルユルだわ、ぼでーらいん丸出しだわ。
中には強権発動して、摘発したくなる方も混じってるみたいですが、
このまま露出が増えていくと、そのうち水着で教習することになるとかならないとか。
指導員も負けずにブーメランカットのビキニで対応するとかしないとか。
でもお腹が出っ張っちゃって水着の上にお腹が乗っかっちゃうため、
遠くから見ると、なんだか素っ裸に見えるとか見えないとか。

MT担当のわしとしては、ほとんどスネ毛もじゃもじゃ君ばかりで寂しいデス。



で。





背中の産毛が濃い女生徒は総じて真面目。





あくまでも客観ではなく、わしの主観デスヨ。
うん。
主観ネ。


「キー! アタシ、背中つるつるだけど真面目よー!」

とか、

「背中の産毛の手入れなんか出来るかコラー!」

とか、

「毎年夏になると生え変わるため、部屋の中は毛になっちゃうのでどーしたらいいですか?」

とか、
メールをもらっても答えに窮しまくりなのでやめてください。



「つまんねー日記を書くな」っつー類のメールも、
わしはとっても繊細で、とっても凹んでしまうのでやめてください。







 ■  2002年 8月14日   Insect in the kome.




お盆真っ最中。
道路は軒並みガラガラ。
あー、教習がしやすいこと。
いつもこーだといいんだけどねぇ。
みんな、お墓に行っちゃったんでしょーか。
それとも遊びに行っちゃったんでしょーか。
どっちにしろ、事故だけは気をつけてちょーだいませ。
好きで起こすヒトはいないだろーけど。


まだまだ残暑厳しい折、いくら睡眠を充分に取っても前日の疲れは取れませぬ。
喉が渇き、水分を多量に摂取。
食欲はない。
もー、悪循環まっしぐら。
それじゃーいかんだろーっつーことで、無理矢理昼飯を喉に流し込む。

流し込む。

流し込む?

あん?

ナンデスカ? この黒い物体は?

(箸でほじくってみる)



ぎゃーす!



むーしーだー!

虫だ虫。
昆虫。
たしか弁当のメニューには、そんなオカズは記載されてなかったよネ?
真っ白なご飯の上に、ポツンと浮かぶ黒い点。
順風満帆なジンセイにそーっと忍び寄る不幸の影みたいな。
彼ってとってもアタシに優しいの。
アタシを好きなだけ甘えさせてくれるの。
でも何?
この不安感。
なんだかとっても幸せなんだけど、すっごく不安なの。
幸せなアタシ達の関係、なんだか壊れそーな気がするの。
そんな感じの虫 in 白米デス。

急いで受付の弁当担当の女性に連絡。
きっと厳しい口調で弁当会社にTELしてくれることでしょー。
そのへんは、受付の女性は適役デス。
とりあえず、オカズだけ食べることにシマス。
オカズだけ。
オカズだけ。


物足りねー。


どーぜ食欲ないわけだから、殆ど残すくせに、
食べられないとなると、ムショーに食べたい。
あー、白米が食べたい。
ガブガブとお米を食べたいー!
そんな感じのナイモノネダリなわしな訳ですヨ。
そんなことって、ありますよネ?
ありますよネ?
あーりーまーすーよーネ?
ハイ。
確認が取れたトコで今日の授業はオシマイ。
今日のトコ、テストに出るからなー!
ちゃんとノートしておけよー!
こらー! なに今頃慌てて書いてるんだー!
日直ー!
ちゃんと黒板、綺麗にしておけよー!
ハイ。
じゃー起立。
礼。







 ■  2002年 8月13日   ふぅ。




溜息。ためいき。

――心配(失望)したり自分の力ではとうていかなわないと思ったりする時などに大きくつく息。
また、それらの悲観が喜びに変わった時につく大きな息。――
Microsoft Bookshelf Basic3.0参照

いや、別にわざわざ参照するホドのもんじゃないけども。



N君(18歳・♂)、路上教習7時限目。
お世辞にもあまりスムーズじゃありませぬ。
路上教習はどちらかっつーと、「認知―判断―操作」の中で、「認知」と「判断」を鍛え上げたい時期。
所内教習で身に付けてきた操作を、果たして実際の道路交通の場で生かせるか、
そんな時期なのデス。
しかし彼の場合は、「認知・判断」以前に「操作」がままならない。
発進、停止、加速、減速、そして加減速チェンジ、
どれひとつとってもギクシャク。
まぁーいいデスヨ。
それでも。
まだ路上に出て、50分×6回しか走ってないわけだからねぇ。
しかし。

彼、いちいち溜息をつく。
自分の運転が上手くいかないと、

「ふぅー・・・。」

それもかなりあからさまに。
そして、上手くいかなかったことに対して、わしがアドヴァイス。

「っつーことで。それじゃー、またスタートしましょー。」

「ふぅー・・・。」



ふぅー・・・じゃねーだろーが!



とココロに思っても、じっと我慢。

なんでヒトのアドヴァイスを聞いて溜息をつくのだ?
っつーと、あれか? わしのアドヴァイスはメンドクセーけど聞いておいてやるかっつーことかぁ?
それともあれか? んなもん出来るわけねーだろ!っつー意味の溜息かぁ?

そー思い、今にも口から零れそーになる憤りをフトモモをつねって我慢。



その後も彼、狭い車内で肺に溜まった二酸化炭素を何度も吐き出し続ける。
信号が赤に変わる。
彼、停止体制に。
ガッコン。
まるで急ブレーキのような停止方法。
一瞬の間。
うむ。
つくな。
溜息を。
このタイミングは絶対に溜息をつくな。
よし。
目には目を歯には歯だ。



「ふ・・・」「ふぅーー!!」




「!?」




溜息。

これって表情や言葉以上に能弁にそのヒトの心理状態を伝えてしまいマス。
指導しているニンゲンがやると、ある意味、暴力に近いモノがありマス。
わし、極力溜息は教習中につかないことにしていたけどネ。

どうだい? N君。まいったか。
溜息をつかれると、気持ち良くないだろー?
自分の感情を素直に出すのも大事だけど、
時にはそれを黙って飲み込むことも大事なんだヨ。

自分の中で自己完結して、凹んで溜息をつくんじゃなくて、
もっとアクティブにスキルアップに励んで欲しいものデス。

ふぅ。







 ■  2002年 8月12日   ホンのヒトコト。




公休デス。
夏の疲れには、栄養と睡眠がいいそーデス。
朝、家族が起きだす前にベッドから抜け出してシコシコと日記の更新を行い、
朝飯代わりに食べよーとしていたお菓子を娘さん1号と本気で取り合っているよーでは、
きっと夏バテまっしぐらデス。


今日は特にネタはありませぬ。
とりあえずお盆の時期。
帰省ラッシュでどこもかしこも道路は渋滞。
そんな中、痛ましい事故も起きたり起きなかったり。
先日も渋滞の最後尾に大型車が突っ込んで、多数の死者が出る事故がありましたよネ。
車間距離、速度の余裕、休憩時間をたっぷり取りつつ、
気をつけて行ってらっしゃいませ。

わしはたヴん、働いてマス。







 ■  2002年 8月11日   生き残る。




普通二輪担当。
さすがにこの時期、2日連続の二輪教習はカラダがオーバーヒート寸前デス。
っつーか、前日の疲労が回復しません。
ちゃんと寝てるのに。
日記の更新もしないで。
「サマーヴァケーション」「夏休み」「盆休み」っつーシステムが理に適ってると感じる瞬間デス。
しかし当校、夏休みも盆休みも、サマーヴァケーションなんて素敵なシステムはないので、
ひたすら労働デス。
お客様、千客万来デス。



マク○ナルドで「59円バーガー」なんつーものが発売されましたネ。
まさに企業努力の賜物には違いないのでしょーけど、
今まで高い金で牛肉パンを食べさせられたニンゲンにとっては心中穏やかじゃありませぬ。
今までの値段は何だったんだヨ。
単なるボッタクリか?
みすみす高い料金で食べてたと思うと悔しくて悔しくてもぉー!
とは言わないですが、きっと競争社会で生き残るには必要な努力なんでしょーネ。
他の類似企業もきっと追従して、更に競争は激化することと思いマス。
安いハンバーガーは大好きデス。
偽装牛肉が混じってなければ。


教習所も企業努力が必要な時期をとうに迎え、価格破壊の波は容赦なく企業の利益を切迫してマス。
別にわし、経理を担当してるわけではないので、詳しいことがわかる立場じゃないのですが、
職場のボスの愚痴が増えてきたことで、容赦なく現状を知り得ることが出来るっつーもんデス。

教習1時限の金額が地域性もあるのでしょーが、大抵3000円代から5000円代まで。
この料金、普通に考えればヒジョーに高いモノ。
3000円あれば、何が食べられる?
5000円あれば、何が買える?
きっとみんな、そー思いながら財布からお金を支払ってるに違いないデス。
しかしその金額の中に、燃料代から光熱費、人件費、保険代、施設管理費が混じってるわけで、
既にこれ以上の値下げは出来ないものと思われマス。
しかし。
きっとどこかの教習所が生き残りをかけて、今後とんでもない低価格戦略を打ち出してくるのは想像に難くないデス。

「1時限の教習料金1000円!」

「他校と比べてください! この価格!」

とか言って。
流通業界は、それこそユ○クロみたいにどこかを改善省略して経費を抑えることも出来るでしょー。
大量生産や更なる機械化によってコストを抑えることが出来るかもしれませぬ。

でも、
でもネ。
教習所は違うのデス。
運転技術や運転心理っつー目に見えないモノをある意味、「生産」するトコ。
他の学校との提携や連帯やモノの行き来があるわけでもなし。
これ以上の低価格競争は、単なる我慢比べ。
首を絞めあってお互い自滅するのは目に見えているのデス。


上司が一生懸命、ネットを使って他校の情報収集に励む姿。
他校の料金プランを見つけだし、必死にそれをメモする姿。
そんな姿をみると大変だねぇって思いつつも、なんだかちょびっと怖い気がしてくるのデスヨ。
生徒を集めるべく、客寄せパンダ的料金で必死にアピール。
じゃー、そのツケはどこに回るのだろーか。


因果応報


そんな言葉がチラリチラリと見え隠れするのデス。





さ。
クビ切られないよーにがむばろっと。







 ■  2002年 8月10日   ナルシスト。




大型二輪担当。
今日も元気に750ccデス。

みんな免許を取って自分がリッターバイクを転がしてる姿をウットリと想像しながら練習に励んでマス。
きっと想像の中の自分は、原チャリにーちゃんの羨ましそーな視線をしっとりと感じながら、
ビシッとしたスタイルで軽自動車よりもデカいエンジンを載せた鉄の塊を自由自在に走らせ、
信号待ちの時には、颯爽と車列の先頭に立ち、

「おいおい、そんなに見つめるなヨ! 穴が開いちゃうだろ!」

なーんて自惚れてはみるものの、
誰も自分を見ていないとわかると、自慢のエキゾーストノートを響かせるべく、
大して用も無いのに数度の空吹かしを実行し、周囲に野太い乾いたサウンドを響かせ、
信号が赤から青に変わる刹那、急いでるわけでもないのにガッチリとクラッチを繋ぎ、
シグナルグランプリで1等賞を取るべく、まるでカタパルトから飛び出すジェット戦闘機のよーに飛び出し、
前輪の荷重が抜ける感触に恍惚の表情を浮かべ、地面についていた左足をいつまでも納めることなく、
加速Gに耐えながらメーターの指針がとんでもないトコを指す性能に言い知れぬ喜びを感じるのはいいんだけど、
大抵その先で、お巡りさんが旗持って立ってるから、気をつけてネ!



でも、一本橋を終え、規定の10秒はおろか、乗った瞬間に脱輪し、
恥ずかしさのあまり、いっそいで発進しよーとしたところ、
エンストしてひっくり返ってる750ccは、
恥の上塗り、とてつもなく格好悪いので気をつけてクダサイ。







 ■  2002年 8月9日   忘却とは忘れ去ること也。




えーっとぉー、
これを書いてるのは12日なわけでぇー、
もはや、この9日のデキゴトはすっかり忘却の彼方なわけでぇー、
ヒトは忘れることによって、新しいデータをインプットしながら生きてく生き物なわけでぇー、
確か、普通車と担当してたよーな気がするわけでぇー、
そーいえば、高速教習でとあるオトコノコを担当して、なんだかやたらとよく喋るオトコノコでぇー、
ヒトが教習の話をしよーとすると、つまらん世間話をしよーとするオトコノコでぇー、
その世間話がどーも自分のこと中心で、わしには全く興味の無い分野でぇー、
テキトーに相槌を打ちつつも、そんな話をする前にちゃんと運転してくれよーっつー感じでぇー、
一般ドライバーの運転をやたらと批判する奴でぇー、
ちょっと自分の気に喰わない運転をしてる奴がいると、舌打ちしてみたりぃー、
なんだかわしにわざと聞こえるよーな声で、ブツブツ言って同意を得ようとしてみたりしてぇー、
ヒトのことはいいから、それよりも自分の運転を省みろよーなんて思ってみたりしてぇー、
それでもってペラペラと喋ってるもんだから自主経路なんてすっかり間違えてみたりしてぇー、
オマエ、そんなトコ、どーやったら間違えるんだよーとは口にはしないんだけどぉー、
放っておいたら、当校のテリトリーからヘーキで外れそーになってみたりしてぇー、
やっぱり能弁に世間話をする奴ほど、運転は大したことないなぁーなんて思ってみたりしたもんだけどぉー、
こーやって書き始めたりすると、意外と覚えているもんだなぁーなんて我ながら感心しました。

おしまい。







 ■  2002年 8月8日   見た目と素性。




「ん? 随分と派手な奴だねぇー。」

わしの担当車両の前に立つ教習生、
いわゆるガテン系のオトコノコ。
金髪、眉毛は細細、タンクトップにだぼだぼのボトム、
真っ黒に日焼けしたガッシリとした肌は、その仕事内容の厳しさを雄弁に物語っている。
接近するわしをジロッと睨む18歳のK君、
自分に関わる全てのニンゲンを否定するかのよーな雰囲気を醸し出す。

「さて。どんな性格で、どんな運転をするオトコノコなんでしょ。」

まずは挨拶。
この最初の挨拶で、ある程度の素性はわかるっつーもの。

「よろしくお願いします。」

「・・・お願いします。」

うむ。
まずは第1段階はクリア。
挨拶がちゃんと出来る生徒は、そこそこの人間関係も築けるっつーもんデス。
声はヒジョーに小さいけど。



淡々と教習は進む。
特別に出来ないわけじゃないが、諸手を挙げて褒め称えるほどの技術があるわけでもない。
ひたすら大人しく運転するK君、
もしかしたら若いオトコノコ特有の、全てを拒絶する態度っつーよりも、
緊張して大人しいのではないだろーか。
なんとなく、教習には関係の無い話題を振ってみる。

「仕事、大変そーだねぇ。」

「・・・そうっすね。」

「やっぱり外の仕事だと随分と日に焼けるのかな?」

「・・・そうっすね。でも昨日海に行ってきたんですよ。」

「職場のヒトと?」

「いや、お父さんと。」







いい子決定。







やっぱりヒトは見かけじゃわからないモノ。
話してみて、初めてそのヒトの素性っつーもんがわかるのデス。

お父さんと釣りに海まで出掛けたK君、
その話をするとK君、厳しい表情を緩め、初めて笑顔を見せたのでした。







 ■  2002年 8月7日   少し出遅れた話題。




住民基本台帳ネットワークシステムと、免許証って
大して変わらないじゃーん




って思うのは、わしだけでしょーか。







国民総背番号制度?



キリ番だったらいいなぁー



って思うのは、行儀悪いことでしょーか。







 ■  2002年 8月6日   間もなく。




普通二輪担当。
とは言っても、メインではなかったので、ほんのちょびっとだけ。
あとは普通車担当。

で。
二輪を担当してた時のひとりの生徒。
せヴんてぃーん。オトコ。
やる気がないのか、不貞腐れているのか。
もともとそーいうタイプのニンゲンなのか、
それともわしを小馬鹿にしてるのか。



「は〜い。」

「は〜い。」

「わっかりっませ〜ん。」

「知りませ〜ん。」

「教本なんか見てませ〜ん。」







久しぶりに本気で引っ叩いてやろーかと思いましたヨ。







このク○暑いのに。
ただでさえイラつくのに。



カッカカッカしてるわしの周辺温度は、真夏の甲子園のマウンドと同等かそれ以上と、
大会関係者も驚いた顔して語っていたという。



―――間もなく高校球児の夏が始まる。







 ■  2002年 8月5日   悩む。




世の中には言ってあげたほうが親切なケースと、
黙っていてあげたほうが親切なケースっつーもんがあるもんデス。
逆を選択してしまったばっかりに、その後のニンゲン関係まで悪化してしまうこともしばしば。



久しぶりにAT限定の生徒さんを担当。
その生徒さんの名はMさん。
昭和17年生まれの素敵なオバサマデス。
1段階のみきわめ、だいぶ時間は掛かったものの、なんとかココまでこぎつけた。

ヒジョーにゆっくりとした速度で車をドライブするMさん、
直線以外はもはやクリープ現象以下の速度。
まぁ、いいか。
それでも。
出すトコは出してるし。
外にいったら、それじゃーマズイんだっつーことに気付くでしょ。
みきわめであるっつーのも手伝って、わし、黙って彼女の運転っぷりをひたすら観察デス。

S字に差し掛かる。
更に速度が遅くなる。
もはや目的地まで早く到達出来るっつー車本来の利便性を、まったく無視してるかのよーな動き。
まぁ、いいでしょ。
あまりパッパカパッパカ進むよりは堅実っつーもんだ。
そのうちスピードだって出せるよーになるでしょ。

が、しかし。
見事に脱輪デス。
左カーブを曲がっている途中で、左後輪を縁石に乗り上げてしまった。
それでもわし、黙って見てマス。
まるで有り得ないことが起きたかのよーに驚愕の表情を見せるMさん、
なにやらヒトリゴトをブツブツと念仏のよーに唱えながら切り返しの準備開始。





「えーっと、こーいう時はまず窓を開けてぇ・・・。」


「ちゃんと後方を、確認してぇ・・・。」


「チェンジレバーをリーバイスに入れてぇ・・・。」







だよネ!
そーだよネ!
リーバイスだヨ! リーバイス!
レッドタブ、サイコー! リーバイス、サイコー!
えどうぃん!? りぃ!? びっぐじょん!? らんぐらぁ!?
ダメダメ!
違う違う!
そーじゃないってばー!
やっぱりリーバイスだヨ! リーバイス!
なんといってもリーバイス、サイコー!
牛丼っていったら吉野家、ハンバーガーっていったらマクドナルド、
ジーンズっていったらリーバイスだよネ!
だから、S字で脱輪したらまずは後方確認してからリーバイスってコラぁぁぁ! ←ちょっと嬉しげ







「歯に海苔が付いてますヨ!」とか、
「ズボンのチャックが開いてますヨ!」とか、
「パンツ丸見えですヨ!」とか。

親切心で言ってあげたせいで、かえって気を悪くしてしまうことって多々ありますよネ!

「リーバイスじゃなくてリバースですヨ!」

言ってあげよーか、それとも恥かかないよーに黙っててあげよーか。
しばし悩んだもんデス。



っつーか、そーいうことは悩まずにちゃんと指導しろわし。







 ■  2002年 8月4日   エレクトリックサンダー。




「オレに近付くと、シビレるぜぇ!」







家が落雷に遭遇、電化製品が全てしおしおのパァーになった、
当校S指導員の痛ましい捨て台詞デス。


あぁ、同情を禁じ得ない禁じ得ない。







 ■  2002年 8月3日   リハビリ失敗っつー感じ?




久しぶりの出勤。
久しぶりの二輪担当。
久しぶりに洗ったヘルメットが、よく乾燥させてなかったせいか、
なんだか室内干しした洗濯物のよーな嫌な匂いがシマス。
あぁおかーさーん、ファ○リーズ持ってきてー!
っつー感じ?



昼休みにドラマが!

お土産でイラストレーターで昼飯かっ喰らいで汗ベトベトで、
ファイトいっぱあーつで初心者マークでゴメンナサイで貧血で望遠なドラマが!



お疲れ様でした。





職場に持っていった先日の横浜土産の煎餅が、かなり強烈なニンニク味で、
みんな慌ててそれを食べた後に歯を磨いている姿が微笑ましかったデス。

嫌がらせっつー感じ?







 ■  2002年 8月2日   終了オプション。




まだまだ公休は続いておりマス。
もはや仕事に行く習慣は、すっかりと忘却の彼方。
すっかりと惰眠を貪りたいトコですが、ちゃんと午前7時頃には起床の感心なおとーさんに向かって、
もはやヂヂィだから早起きなんだなとか言うなコラ。


一昨日昨日のリバウンドよろしく、もはや今日は動く気、更々Nothing。
もうずーっとPC前デス。
モニター前にカブリツキデス。
踊り娘さんには手を触れないでクダサイ状態デス。
「ピーピピッ!」と常連さんみたいにBGMに合わせて笛でも吹きたくなったうっつーもんデス。
で、日中、かみさん&娘さん'sの買物連れてけ攻撃を受けるものの、
冷房のガンガン効いた部屋でいつのまにか3人、昼寝を始めたせいで、
すっかりTOPページのリニューアルもヴァシヴァシとはかどっちゃうっつーもんデス。
それに飽きると、部屋に転がっているお菓子をかじりながらのWeb Surf。
好きなもん食べて、好きなもん飲んで、好きなことして。

あー、もう天国!

もはやへヴん!

時間よ止まれ!

もうこのままスタンバイ状態!  





・・・・・・・。







仕事、ダイジョーブだろーか。







なんだかとっても再起動出来なくなっているよーな気が。  







 ■  2002年 8月1日   公休そして。




まだまだ横浜方面に旅行中。



全国各地、軒並みこの夏ピークじゃないかっつーくらい暑いみたいですネ。
TVのニュースは必ず近所の噴水で、我慢しきれず服のまま水と戯れるコドモの風景か、
横断歩道で上着を小脇に抱え、汗を拭いながら信号待ちしてるサラリーマンの絵ばかりデス。



気温35度の中、働くのがいいのか。
気温35度の中、遊ぶのがいいのか。

気温35度の中、お金を稼ぐのがいいのか。
気温35度の中、お金を使うのがいいのか。


答えは。





とにかく暑いのはイヤだ。





あぁ、8月突入ー。










TOP