2002/2
No.1010 だって。
No.1008 マクロとミクロ。
No.1006 最近。
No.1004 帰巣本能。
No.1002 都合により。
No.1000 ・・・・・。
No.0998 発情期。
No.0996 学校にて。
No.0994 何処。
No.0992 対処方法。
No.0990 アクシデント。
No.0988 業務連絡。
No.0986 ポツリ。
No.0984 どーでもいいが。
No.0982 今昔物語。
No.0980 対策。
No.0978 This is a pen.
No.0976 有難さ。
No.0974 伝染。
No.0972 ゴホンゴホングジュグジュ。
No.0970 スメル。
No.0968 ボソッと。
No.0966 選択。
No.0964 ニューフェイス。
No.0962 アクシデント。
No.0960 ヒトリゴト。
No.0958 法改正。
No.0956 目標。
 ■  2002年 2月28日   だって。




公休デス。

2月もオシマイデス。

今日の日記もオシマイデス。

だって、何もないんだもん。





あ。

「だって」って久しぶりに使った気がする。



「だって」


なんだか言い訳臭い言葉の響きデス。
自分をとりあえず肯定しよーと、
自分の立場をなんとか守ろーと、
使う言葉のよーな気がシマス。


だって、しょーがねーじゃん。


だってさー、○○なんだもん。





日常ではあまり使わないよーにしよっと。







 ■  2002年 2月27日   マクロとミクロ。




普通車担当。
最近、当校の白い教習車が黄色いデス。
まっ黄っ黄。
なんだかくすんだ色に見えなくもない。
朝、出勤するとフロントガラスなんかザラザラしてるし。

そーデス。
ワタシがヘンなおj 花粉デス。
毎年毎年、性懲りもなく騒ぎ立てられる花粉様デス。

わし、花粉症ではないので、それほど苦痛には感じないものの、
この時期になると、目と鼻を真っ赤にして涙目で教習をしている指導員。
そして生徒。
もはや、車の運転どうこうよりも、そっちの方が気になっちゃって、
教習どころじゃありませぬ。
知ったこっちゃないとは思いつつも、花粉症って突然発症するらしいデスネ。
わしも気をつけよっと。

ヘックシッ!
あれ?


医学や生物学の世界では、死のメカニズムが徐々に解明され、ヒトの寿命まで延ばしてしまおーとしている現代、
命に影響のないカラダの不具合には、なんだか未だに消極的なよーな気がシマス。
そっち方面の知識に長けてるわけではないので、具体的にはわからないけど。
30億ものヒトゲノムの解析も大切なんだろーけどね、
それよりも水虫の痒みに頭を悩ませてるヒトの方が多いでしょ。
虫歯にならない技術の発見の方が身近でしょ。
足の匂いがなんとかならないもんかっつー悩みの方がリアルでしょ。
たぶんね。



モノゴトを大局的に見よーとするのってヒジョーに大事だと思うんデス。
でも、もっともっと小さな部分も目をそらしちゃいけないはず。
だけど、小さなことばっかりでモノゴトの本質を見失っちゃうのも、もっとダメダメだと思うんデス。

「あ。今、進路変更の確認を1つ忘れた。」

「あ。左折する時にちびっと膨らんだ。」

「あ。自主経路で道を間違えた。」

指導員の中には、そのちびっとしたミスをまるで鬼の首を取ったよーに、騒ぎ立てるヒトがいる。
生徒の中には、そのちびっとしたミスでまるで死刑を宣告されたよーに、落ち込むヒトがいる。
逆に指導員の中には、全体像しか見ないで小さなことを無視してしまうヒトがいる。
生徒の中には、なんとなく出来るよーになってきた運転に満足して、法規に対してアバウトになってしまうヒトがいる。

ちびっとしたミスでもしかしたら重大事故を招く結果になるケースもあるかもしれない。
ちびっとしたことにこだわり過ぎて、全体像を見失ってしまった結果、ヒトに迷惑をかけてしまうかもしれない。

きっとどんなこともそーだろーけど、モノゴト全てバランスなんだよねぇ。
どっちのも傾倒し過ぎないバランスっつー奴が。


みきわめの時って、いつもこのあたりで頭を悩ませマス。
全体的に見てどーなのか。
部分的に見てどーなのか。
黙って生徒の運転を見てると、その生徒の性格や考え方、
そして極端な話、そのヒトのスタンスやポリシーまでが透けて見えてくることも。


小さなことにこだわり過ぎていないか。

全体的なことばかりで、小さなことをおざなりにしていないか。

ぴったり道路側端に寄せることばかり考えて、後続車のことも考えずに寄せる前から減速をし始めてはいないか。

流れに合わせることばかり考えて、ペダル操作はラフになっていないだろーか。


なんとなくそんなことを考えて、助手席に座っているのデス。
いつもいつもじゃないけどね。
ボーッとしてるよーに見えるかもしれないけど。


ホントにボーッとしてる時もあるけれど。←コラ







 ■  2002年 2月26日   最近。




仕事でもプライベートでも、
なんだかヘコミまくりデス。















鬱。















フォントを大きくしてみて、ちょっとスッキリ。

それにしても、「鬱」って随分と難しい漢字デスネ。
さりげなく漢字で書けるヒトって、ちっと尊敬。


明日はいいことありますよーに。







 ■  2002年 2月25日   帰巣本能。




最近、ろくな日記を書いてなくデスネ!
スイマセン。ホントにもう。

「じゃー、いつものはマトモなのかよコラ。」

と言われたら、返す言葉もありませんが。
とにかく、起きれないんデス。
困ったもんデス。



本日、普通車担当。
で、久しぶりの高速教習デス。
相手は、Sさん(たしか18歳・♀)。
高速道路までの道程も順調、高速道路でぼ運転も順調、
もはやあとは帰り道、一般道の走行だけっつー状況デス。
当校では、高速道路を降りてから、とあるポイントまでが自主経路での走行となってマス。
それまでの普通の会話も鳴りを潜め、わしとしては黙って彼女の運転をみてるだけ。
彼女も高速道路を降りて、ホッと一息つきたいとこでしょーが、
まだまだここで、気を抜かれては困りマス。
しかしどうやら彼女が選んだ道は、彼女の地元に近い道路。
もはやテリトリーっつー感じで、勝手知ったる道っつー風情デス。

(あー、今日は安心して助手席に乗ってられるねぇ〜。)

なんてひとりリラックスモードで、天気もいいし、あぁいい気分〜。

で、自主経路も順調に、運転もソコソコに、最後の交差点を曲がり、
あとは真っ直ぐ教習所まで直進あるのみっつーところまできたのだが、
何を思ったか、突然彼女、左合図を出して、左折開始。

(・・・げ。)

ココロで叫ぶも声には出しませぬ。
あぁ、今日は無事に教習所に着くと思ってたのになぁー。
ヘンなトコに行かなきゃいいんだけどなぁー。

ただただひたすら彼女は、なんだか思いつめた顔して、
ある意味、確信に満ちた表情で車を動かし続ける。
すると突然、

「あっ!」

Sさん、小さな声を上げ、
そして急に顔を赤らめてひたすら謝り始めた。





「・・・スイマセン。家に帰ろーとしちゃいました。





・・・・・・・。





うんうん。そーだよね。
2時間も運転してたら、疲れちゃうよね。
ボチボチお昼、おうちに帰って昼食を取りたくなる時間帯だよね。
うんうん。
わかるわかる。
でも。

それをするのは免許を取って自分の車でしてクダサイ。


自主経路で自宅に帰ろーとしたヒトは貴方が初めてデス。
きっと語り継がれるに違いない。
っつーか、今後の教習のネタにしちゃおっと。







 ■  2002年 2月24日   都合により。




削除しました。

ゴメンナサイ。







 ■  2002年 2月23日   ・・・・・。







about:blank










 ■  2002年 2月22日   発情期。




連休デス。
この繁忙期に。
公休出勤しよーとも思ったのですが、思っただけに終わりました。
相変わらず愛社精神に希薄なオトコデス。
わしってば。


それにしてもいい天気。
なんだかもう、春も近いっつー感じデス。
オモテでは発情期のネコが、うちの娘さん2号とさして変わらぬ鳴き声で、
辺り構わずパートナーを誘惑してマス。
がむばって交尾してください。
ただ、出来ればヨソんちで。

そーいえば、最近教習所で待合室ではなく、表に出てイチャイチャしてるカップル教習生が。
ベンチに並んで座り、ぴったり寄り添ってそりゃーもう楽しそう。
時々お互い目を見つめあい、今にもドッキングしそーな気配すら。
先日、その片方のオトコノコの路上教習を担当したのだが、
お互い18歳のウイウイしいカップルみたいデス。
きっとやってることはウイウイしいことでもなんでもないのでしょーけど、
見た目がとにかく若いので、ウイウイしいっつー感じ。
よっぽど教習中に、


「ちゃんとあっちの方も、日常点検するんダヨ!」


って言ってやろーと思いましたが、
言ったところで、なんだか妬んでるよーに見えなくもないのでやめときました。
いや、妬んでるんですけど。



ニンゲンという生き物に発情期という時期がなくなってきっと久しいのでしょーが、
やはりこの季節はなんだか異性を求めてしまうよーデス。
待合室では今日も免許を取りに来たワカモノ達が、
ついでにパートナーも取得せんと虎視眈々顔色を伺ってるよーで、
なんだかちびっと可笑しげ。
全部が全部じゃないだろーけどね。







 ■  2002年 2月21日   学校にて。




大型二輪担当だったが、ほとんど予約が入っていない。
そのため、ほとんど普通車担当に。
相変わらず在籍生徒数は多いのだが、
どうやら最大のピークは過ぎ去った模様。
いくらか所内渋滞の列の長さが短くなってきたよーな気が。
それでもカーブで縁石に乗り上げてる車は後を絶たないけども。


昼休み、暇だったので、久しぶりに写真を。
ちなみにすぐに電池が切れるわ、おまけに電池がかなり値段が高いわで、
最近はデジカメ自体、使うのがゴブサタ。
フィルム代を気にしなくていいのが、デジカメのいいとこなのに、
電池代を気にして使わなくなるのが悲しいとこデス。


いやー、空があまりにも青くて青くて。もうすぐ春ですねぇーっつー感じの空デス。





当校S字コーナー出口。まさかこの縁石も作られた時は、こんなに踏まれるジンセイになるとは思ってもみまい。





踏み切りの警報機。二度と鳴らない警報機。きっと現役で活躍してた時のことを思い出してるに違いない。遠い目をして。





当校教習車両CB400のエンジン。まさかこんな酷使される運命だったなんて。エンスト、転倒、暴走、そして脱輪。あぁ、栄光のHONDAエンジン。




デジカメ写真は撮った後の加工がなんだか楽しいデス。
で、指導員連中も撮ったんだけど、公開はやめときましょ。


でも。


でも、せっかくだから1枚だけ。

当校の将来を担う若手指導員2人デス!










A指導員とM指導員。ふたり合わせて60歳弱。微妙に違うトコ見て指差してるのが切なげデス。





こんなことをやらせてる先輩指導員echo(32)デス。

おあとがよろしくないよーで。







 ■  2002年 2月20日   何処。




「よろしく頼むよ!」



「ハイ・・。」







あぁ、わしも薄汚れてきたんだなぁ。
なんだかしみじみデス。





熱き信念よ今何処へ!

潔い誇りよ今何処へ!

清きポリシーよ今何処へ!





あ。





元々持ち合わせてなかったっけ。



よろしく頼まれなくてもダイジョーブだったからいいんだけどネ!



なんだかなー。







 ■  2002年 2月19日   対処方法。




えー、昨日の件で。

そりゃーもう、こっぴどく叱られてました。
指導員が。
これでもかっ!っつーくらい。
どうやら事故そのものよりも、その時の対処方法が悪かったためらしいが。

まぁ、教習中の事故の責任は、指導員にあるのは違いなし。
でも、仮免許を持ってる生徒自身にも少しはあるはずなんだけどね。
ただ、指導員は「事故を起こさせないために助手席に乗ってる」わけだからねぇ。
一生懸命弁明しても、空虚なだけデス。
あぁ、悲しき指導員。



事故を起こした時は、誰でも動揺してしまいマス。
っつーことで、事故った時の対処方法をココで再確認。

1.慌てて路外に飛び出さない
 結構、これで二次災害を呼んでしまうケースが多いのデス。
 当たり前だが、車から降りる際は、後方確認忘れずに。
2.二次災害の防止
 大抵事故は道路上で起きるもの。すみやかに道路側端に車を移動させ、後続車に知らせる措置をとりましょー。
3.負傷者の救護
 いなければいいですけどね、いたらそれなりの対処を。
4.警察へTEL
 「いきなりTELしないでくれ!」
 って言ってくる輩もいますけどね、とにかく後々のことを考えるとまず連絡した方が無難デス。
 事故証明書をもらわなくちゃいけないし。
5.相手の情報収集
 相手がいるのであれば、相手の名前、住所、TELナンバーは当然、
 保険会社、車のナンバー、免許ナンバーを控え、相手にも告知しましょー。
6.謝らない
 いや、謝るのは構わないんだけど、
 「全てワタシが弁償します」
 とか、絶対に言わないこと。
 それは保険会社が決めることであって、後々揉める原因がこれなのデス。
7.とにかく冷静に努めましょ
 事故を起こしてパニックになるのは、誰しも一緒。
 相手を糾弾するのも恐縮しまくるのも無意味デス。
 怪我人がいなければ、物損事故で済んだことをお互い喜ぶくらいの余裕が欲しいものデス。←無理だコラ



慌てず騒がずうろたえず。

対処方法をいつも頭の片隅に入れておいて、
そして事故を起こさない運転を心掛けていきたいものデス。







 ■  2002年 2月18日   アクシデント。




「あー、やっちゃったヨ。」


わしが危険予測教習をしてる最中の出来事デス。
路端で生徒の乗換えをしてるとき、当校の教習車が1台、目の前を通り過ぎていった。
その教習車、100m程先の交差点を左折しよーとしてたらしく、左合図を出して、交差点に近付いていった。
目的の交差点の数10m手前に少々細い路地があったのだが、
なんともまぁー間が悪いことに、そこから妙齢の男性が運転する車が出てきてしまったのだ。



グシャ!


嫌な音とともに、教習車の右フロントフェンダーと脇から出てきた車がコンニチワ。
地面には当校教習車のウィンカーレンズが空しく転がってマス。
あぁ、悲しき物損事故。
あまりの出来事に固まるわしの受持ち生徒。
何も危険予測教習の目の前で事故を起こさなくてもねぇ。
まさに身につく教習とでもいうのでしょーか。
滅多に見れないものをみたとでもいうのでしょーか。
その後のディスカッションが順調に進んだのは、言わずもがなデス。


事故が起きたら、その原因を考えなくては進歩しませぬ。
で、考察。
考えられる原因は、
まず、教習車の合図の時期が早かったっつーこと。
それと、減速の時期が交差点を曲がるにしては早過ぎたっつーこと。
そして、出て来よーとする車の動きに、教習車が必要以上に減速したために、
一般車が「どうやら停まるのだな」と勝手に拡大解釈したのであろーこと。
ちょっとした気持ちの行き違いや魔の悪さみたいなモノが複雑に絡み合い、
簡単に事故っつーものが起きてしまうこの現実。

「あの時、もうちっと○○していれば・・・。」

「あの時、もうちびっと○○してなければ・・・。」

事故の後に必ず聞く言葉デス。
でも、もはや時既に遅し。
やっちゃったものはもう仕方Nothing。
今後気をつけましょーと言えるだけまだマシ。
そんな事故が実際問題、年間に100万件も起きてるんだよねぇ。
免許保有者75人に1人が1年に1回は事故を起こしてる計算デス。
これで、教習生にも事故っつーものが他人事ではないっつーのが伝わったかな。
でも、事故の場面を見て初めてその怖さに気付くっつーのも、なんだか不感症な世の中デス。







 ■  2002年 2月17日   業務連絡。




えー、コホン。





NKさん、見てますかー?


がむばってくださいネー!


現役教習生にURLを教えたのは初めてデス。


同じ地元のニンゲンとしてー。


同じ中学出身としてー。


応援してマスヨー!





以上。
業務連絡デシタ。



でも、内緒ダヨ!っつー方向でオネガイシマス。







 ■  2002年 2月16日   ポツリ。







あー、





おもいっきり、毒を吐きたいんデス。





おもいっきり、回りが引きそーな毒舌を。





でも、HP閉鎖に追い込まれそーなので、やめときマス。





なら言うな。







 ■  2002年 2月15日   どーでもいいが。




気がついたら、前回髪を切って以来、
3ヶ月経過。


ヘルメットをかぶると、頭がぺったんこ。


密度が薄くなり、
毛が細くなり、
日々生え際が後方に退化しつつある気がするのは、
二輪担当指導員共通の悩みデス。







 ■  2002年 2月14日   今昔物語。




普通車担当。
相変わらず混んでマス。
自動車学校。

で。

7500万人だそーデス。
免許保有者数。
日本総人口がだいたい1億2700万人
そのうち免許取得が可能な人口が、大雑把に見て1億人
つまり75%のヒトが免許を持ってるわけデスネ!

あー、判り易くてホレボレシマス。





指導員を目指してる貴方!
面接試験で聞かれる定番の数字デス。(たヴん)
きっちり覚えておくよーに! ←偉そう





「ねぇ、聞いた? お向かいの花子ちゃん、免許取ったんだって!!」

「ほぉー、そいつは凄いねぇー!」

「女の子なのに凄いわよねぇー。」

「でも、女の子が免許を取るのもねぇ・・・。」

「花子ちゃんはオテンバだからねぇー。」

「そーねぇー。」

「でも、女の子が免許取るなんて危ないわよねぇー。」

「そーよねぇー。」

「うーーん。」



そんな感じで、免許を取るとご近所の噂になったのも今は昔。







 ■  2002年 2月13日   対策。




前日、幾らか風邪の症状が回復したよーな気がしたものの、
今朝起きてみると、まだカラダの関節全てが軋んでいる。

あー、休んじゃおっかなぁー。

悪魔が耳元でウィスパー。
いやいや。
ここで休んでは迷惑がかかる。
公休明けの有休ほど、顰蹙の度合いは高くなるっつーもの。
眠り続けたがるカラダに鞭打って、寝坊しかかったがなんとか職場へ。
朝礼にて。



「えー、5人ほど休んでますが・・・。」





5人もかよっ!





一昨日よりも突発有休者が増えてマス。
受付では、溢れてしまった予約を持ってる生徒にひたすら侘びのTELを入れてる受付嬢の姿が。
ごくろーさまデス。
おかげで午前中だけ働いて、午後はこっそり帰らせてもらおーかっつー魂胆は、
儚くも散ってしまいました。
仕方Nothing。
きっちり働くことにしましょー。


職場のNO.2様、朝礼の終わり間際、やや語気強めに我々に言い放つ。
題して『風邪の予防に3箇条』。

1. 手を洗えよコラ。
2. うがいをしろコラ。
3. タバコを控えろコラ。





まるで小学生の保健委員みたいな発言ですが、
おかげさまで指導員室、終日禁煙になっちゃいました。
当校9割の指導員が喫煙者。
皆、不貞腐れつつも寒さに震えながら外で一服。



余計風邪ひきそーデス。







 ■  2002年 2月12日   This is a pen.




今日は公休。

っつーことで、仕事の話はなし。





で、この前、模擬室の机の中で見つけたもの。







最後まで。








うむ。

だいぶ、模擬の担当指導員、することなかったんダネっ!

トドメを刺したのは、わしだけど。







 ■  2002年 2月11日   有難さ。




昨晩、帰宅後かみさんの悪態に不貞腐れながら、体調不良のため午後6時に就寝。
で、午前3時、なにげなく目が覚める。

自分のカラダに問いかけてみる。

体調はどうデスカ?

ヨクワカリマセヌ。

っつーことで、しばし様子見。
もう一眠りと思ったが、なんだか目が冴えて眠れそうにないので、
日記の更新でも。
しかし午前5時を回ると、急激に背中や腰の辺りに痛みを感じるよーに。
このまま起きてると、ちっとやばそーな気がしたので、
午前6時半に目覚ましをかけ、再度ベッドに潜り込む。

で、午前6時半再起床。
頭に激痛が。
顔もなんだか熱っぽい。
熱を計ったら、余計に行く気力が失せそーなので計らないことにしとこ。
「仕事を休む」「仕事に行く」のふたつの選択肢が用意されているのであれば、
間違いなく、前者を選ぶに違いないのだが、
今日は普通二輪担当、そして今は繁忙期。
選択肢はひとつしかありませぬ。
家族のため、生活のため、そして会社のために、身を滅ぼしても出社しよーとする自分に、
半ば陶酔しながら、恍惚の表情でいざ職場へ。
で、朝礼にて。





「えー、2名ほど風邪で休んでいますが・・・。」










休んでるのかよっ!










まったく愛社精神の乏しい奴等めっ!

わしを見習えっ! このわしをっ!

と思いつつ、
休んだ2名にそこはかとなくジェラシーに近い感情を感じつつ、
こんなことならわしも休んでしまえばと後悔の念に駆られつつ、
しかしこれでわしの株も上がったかなーなんてニヤケつつ、
でも、わしが体調不良を押して出社してることを上層部は知らないんだよねーとへこみつつ、
ここまで来たら仕方Nothing。
がむばって働きましょ。



本日普通二輪担当。
しかし今日は祝日のため、二輪担当指導員は4名ほど。
わし以外の3人のS指導員、気を使ってくれて楽な方に回してもらい、
後半はもはやらりるれろ〜な状態でしたが、なんとか無事1日を乗り切ることが出来ました。

日常では感じられないヒトの優しさっつーものを、
体調が悪い時や気弱な時になって初めて感じるものらしいデス。

咳き込んだ時に感じる、息を吸える有難さ。
カラカラに喉が渇いた時に飲む、水の有難さ。
ガタガタ震える寒さの中での、火の有難さ。
打ちひしがれてる時の、友の一言の有難さ。

持つべきものは良き理解者。
わしはヒジョーに恵まれた環境で仕事をしているよーデス。


あー、明日は公休。
病院にいって、注射でも打ってもらってなんとか治しましょ。







 ■  2002年 2月10日   伝染。




つい先日、指導員室でわしの前に座るA指導員(♂・30歳・子持ち)が風邪をひいていた。

「寒いヨー! 寒いヨー!」
「関節が痛いヨー! 痛いヨー!」
「熱が下がらないヨー! 下がらないヨー!」

っつー感じ。



ふっ。

指導員たるもの、否、社会人たるもの、自己管理は必須。
自分で自分を管理出来ないモノが、どーしてヒトを管理出来よーか!!
まだまだ甘いナ! A指導員よ!



なーんて思ってたら、見事にうつされちゃったネ!



病み上がり、スッキリした顔のA指導員。
ガタガタと震えるわし。
決して彼からこのガタガタの原因がうつってきたとは断言出来ませぬ。
しかし。
まるで400mリレーのバトンをタッチしたよーな同じ症状。
こんちくしょーとは思いつつ、ただひたすら悪寒に震えるだけ。
ちぇっ。



で、今日は大型二輪担当デス。
体中の関節が軋み、バイクに跨るのすらしんどいデス。
なんだかクラクラしてマス。
これを眩暈って言うんでしょーか。
あ。
空からなんだか白いモノが落ちてきたヨ!
世間ではこれを「雪」と言うそーデス。
今年、初だそーデス。
泣きっ面に蜂デス。
今が閑散期だったらとっくに有休届を出して即帰宅してるはず。
でも今は繁忙期。
おまけに代わりが少ない大型二輪担当。
待合室には生徒が溢れかえってマス。



よし。わかった。
こーなったら、





どこまでニンゲン、自分自身をいじめられるか、


試してみましょーか。






〜数時間後〜





ゴメンナサイ。
試せませんでした。
試す気力もないほどの重症のよーデス。
熱も上がってきてるみたいデス。
原簿も書き損じるわ、自分で何言ってるかわからないわ、
もはや限界っつーことで。

無理言って、夜間教習をパスして、直帰。

今日は帰ってもいいけど、明日は休まないでネー!

っつー有難いお言葉を背中に聞きながら。





帰宅。

なに風邪ひいてるのヨ! コドモ達にうつったらどーするの!?

っつー優しい言葉をかけてくれたかみさんを無視して、すぐベッドイン。





こっそりとかみさんにバレないよーに熱を計ったら、38度超。
やかましーから黙っとこ。

あー。
なんだかニンゲン不信になりそーデス。







 ■  2002年 2月9日   ゴホンゴホングジュグジュ。




普通車担当。
今まではのほほ〜んと教習を受けていた生徒も、
ボチボチ予約が取りにくくなってきたことに気付いたのか、
やっとこ焦り始めたよーな気配濃厚の今日この頃、いかがお過ごしでしょーか。
風邪をうつされてしまったよーな気配濃厚のわしデス。

「ゴホン、ゴホン!!」

「・・・・・。」

なんだか今日、担当した生徒さん、皆で申し合わせたかのよーに咳をする。
嫌な顔をするわけにもいかず、そーっと窓を開けてみたり。
マスクをして自衛する時もあるのだが、今日に限って買ってこなかったヨ。
まったくもぅ・・・。

それにしても、咳ひとつで結構性格が出るもんデス。
顔を背けてこっそりとするヒト、
手で口を押さえながら、申し訳なさそーにするヒト、
飛び散るウィルス関係なく、うつしてやろーかといわんばかりに堂々とするヒト。
親の躾が悪いのか、本人の道徳心が欠如してるだけなのか、
これだけ乾燥した日が続くこのご時世、まったくもっていい迷惑デス。


以前、実際にいた生徒。
彼は咳ではなく、鼻水がグジュグジュの風邪らしい。
恥も外聞もなく、ティッシュ一箱持参して教習へ。
心掛けは立派デス。
ハッキリ言って、ティッシュを一箱持ち歩くのはカッコ良いことではありませぬ。
しかし、他人に迷惑をかけないよーにするその気持ち。
最近のワカモノに欠如しつつある気持ちを持ち合わせた、ヒジョーに感心できるワカモノのよーデス。
でも。

「ちょっとイイデスカ?」

「チーーーン!」

「ちょっとイイデスカ?」

「チーーーン!」

コースを1週回るたび、交差点をひとつ曲がるたび、
潤んだその瞳で哀願し、ティッシュを取り出す彼。





教習にならねっつーの。





風邪をひいた時は、素直に家でゆっくりしてクダサイ。





その前に、その使用済みティッシュの行方は?





その辺に捨てなければ、合格ダ!







 ■  2002年 2月8日   スメル。




・・・これは何の匂いだろーか?


普通車担当の今日、とある生徒を受け持ってからすぐに気になっていた。
AT車担当のわしに、久しぶりのMT車の生徒が来て、別の指導員の教習車に乗り換えたのだが、
そのせいなのだろーか。

どことなく懐かしいよーな。

どことなく不快感を伴うよーな。

しかし、その匂いの種類の判別とその出所がわからない。
その疑問を表情には出さずに、口は饒舌且つ適切にアドバイスを吐き続け、
それでいて、頭ではずっとそのことばかりを考えていた。

隣では黙々とコチラの指示助言に沿って四苦八苦しながらも運転を続ける生徒。
かなり大柄な体格のせいか、この季節にもかかわらず、額には汗が浮かんでいる。
大きく息を吐き、大きく息を吸い、一生懸命酸素をその大柄なカラダに取り込もうと呼吸を繰り返す。


あ。


気付いちゃいましたヨ。


この匂いの種類。



ウン○さんの匂いデス♪



うん。そーだ。
それだそれ。
どことなく懐かしく感じたのは、今朝、トイレで似たよーな匂いを嗅いだからだねぇー。

よし。
わかった。
で、問題はその出所だ。

まず、この教習車を疑え!
わしの車はこんな匂いはしないぞ。
っつーか、車がこんな匂いを発するはずがないっつーの。

じゃ、犬の糞でも踏んじゃったのだろーか。
この革靴で踏んじゃったのだろーか。
靴の隙間にガッチリ挟み込んじゃった犬の糞を車に持ち込んじゃったのだろーか。
不安になり、フットレストに投げ出していた靴の裏をそーっと見る。
ないじゃん。
何もないじゃん。
じゃー、生徒の靴か?
いや、違う。
匂いの元は足元からじゃないヨ。
これは確信できるヨ。


・・・・・。


じゃー、この生徒か?


ジーッと生徒を見つめる。
気付いたのか、生徒もコチラを見る。
なに見つめ合ってるんだオトコ同士で。

「どーしたんデスカ?」

生徒が問いかけてくる。





ぶわっ!





その言葉を発した途端、そちら方向からウン○さんの匂いが。







・・・・・。







口臭かよ!








見えないトコの身だしなみ、
お互い気をつけたいものデスネ!



それにしても、本人は気付いていないのだろーか。
気付いていないんだろーな。


「君のお口、ウン○の匂いがするヨ!」


言ってあげた方が本人の為とは思いつつ、
その言葉をグッと飲み込み、そーっと窓を開けた。







 ■  2002年 2月7日   ボソッと。




連休2日目。





公休は労働の締めくくりであって、そして労働の始まりでもあって。





なんだかそんな気分。







 ■  2002年 2月6日   選択。




公休デス。
繁忙期、2月に入って初めての連休デス。
他所様の教習所だと、繁忙期に入ると休みのシフト体制も変わるトコもあるらしいのですが、
当校にはそーいう仕組みはありませぬ。
っつーことで、別に普段と何も変わらない連休デス。

「公休出勤」っつーシステムがあります。
学校側の考え曰く、


「閑散期にあまり稼げないんだから、繁忙期には休んでないで稼げば?」


っつーことなんでしょーが、その手には乗りませぬ
確かに公休出勤の時の手当ては普段に比べてかなり上乗せ。
ヒジョーに魅力的な金額には違いないのだが、
空いてる時は、ヴぁしヴぁし帰らされて(会社の利益のため)、
逆に混んでる時は、さぁー働けと(会社の利益のため)。



ええぃっ! 踊らされるもんかいっ!



そんな気持ちなんデス。





でも。





次の連休のときは、やっちゃおっかなぁー。

公休出勤・・。

背に腹は変えられないもんねぇ・・。

でも・・。

しかし・・。

・・・・・。





「至福の寝坊」と「魅惑の高給」、今の気分はどっち?





わしは、三宅班っつーことで。
ちなみに本日の特選素材は、千葉県銚子産「灯台キャベツ」デス。







 ■  2002年 2月5日   ニューフェイス。




「50名入校〜。」

「30名入校〜。」

毎日そんな情報が入ってくる今日この頃、
概ね所内教習は、まるで渋谷駅前交差点の様相を呈しておりマス。

歩行者はいないけども こんな感じ?

1台が発進滞り。
すると後ろの教習車も滞る。
繋がる繋がる教習車の長い列。
前の車に合わせてキチンと止まれる生徒もいれば、ガードレールに突き刺さるよーに止まる生徒も。
毎年この時期になると、よく見られる光景デス。
そしてこの所内渋滞が解消される頃、所内に植えられた桜の枝に花が芽吹きだすのだねぇ。
あぁ、年中行事。


日々新陳代謝を繰り返し続ける教習所、今日も新しい生徒さんが入校して参りマス。
先日、「超」がつくオオモノ様がなんとか卒業していったばかり。
ホッとしたのもつかの間、またもや「超」を予感させる生徒様が。

18歳、M君。
AT限定免許取得を志す男の子デス。

わしが担当したのは、模擬教習を終え、初めての乗車となる1回目の教習。

「コンニチワー。」

最近は爽やかに口だけ笑う術を覚えてきました。
わしってば。
で、いきなり彼が口を開く。

「やっぱり車の運転って難しいですよねぇー。」

「へ?」

「やっぱり運動神経って必要ですよねぇー。」

(いきなり何を言い出すんでしょーか。この少年は・・。)

そーは思いつつもそんな表情を微塵も見せず、やはり教習を受ける前には誰しも不安になるもの。
本人の努力次第が肝心なのだと説き伏せる。
なかなか饒舌な少年で、こちらの説明一言一言に、感想を述べ、自分の意見を語る。

(最近の高校生には珍しいタイプの男の子だねー。)

で、こーいう物事を頭で考えるタイプの少年、
えてして理屈は物凄くわかってるケースが多いんデス。
一生懸命予習をしてきて、予備知識はバッチリ。
でも。
でも。
悲しいかな、体が思ったよーに動いてくれないっつーケースを過去にたくさん見てきました。
そんな予感を彼の言動や行動をみて、なんとなく想像していたのデス・・・。





で。





想像してみてクダサイ。







直線でハンドルを右へ全部、そして左へ全部、

「lock to lock」で切り続ける車の動きを。








この教習車、三○・ランサーエボリューションZでしたっけ?
この教習車、ス○ル・インプレッサWRX STiでしたっけ?
ここは世界ラリー選手権(WRC)でしたっけ?
あなたはトミー・マキネンでしたっけ?




ハイ。違いますネ。
がむばって正しい使い方を覚えて欲しーだけデス。




ん?


莫大な量のハンドル操作を繰り返すM君、
ジーっと前方を見据えながらなにやらブツブツと呪文のように何かを唱えている。

「右に切って行き過ぎたら左に切って行き過ぎたら右に切って行き過ぎたら左に切って行き過ぎたら右に切って行き過ぎたら・・・ブツブツ。」

自分の運転をまるで実況中継の様に呟いてるし。
まぁーそれはいいんだけどね。
確認の仕方とか、各手順とか、口に出して行った方が覚えやすいっつーもんデス。

でも。

よーく聞いてると。





「・・右に切って行き過ぎたら、あ。車が近づいてきた。えーっと、射程圏内に入ったら・・。」





撃墜する気かよっ!





ホントに追突しそーになったのは笑えませぬ。
それにしても、18歳の少年でココまでなんつーか、すごい少年は久しぶりのよーな気がします。

今後の彼、乞うご期待! ←したくない







 ■  2002年 2月4日   アクシデント。




2月に入り、高校生様が大挙して入校してきた今日この頃、
待合室も日曜日のデパート並みに混雑の様相を。
当校ではそんな大量の生徒様がまず受けなくてはいけないのが、
模擬教習。
これだけの入校生数があると、さすがに1日中模擬運転装置はフル稼働デス。
何度も何度も同じレーザーディスクが磨り減ることなく、繰り返される。

で、わし、夜間で模擬教習を担当。
本来、室内が冷え切っているものなのに、まだまだ前の時限の生徒の熱気が。
熱気だけならいいのだが、どーやらとんでもない量の香水だか、フレグランスだかを付けてたヒトがいたよーで、
なんだかとんでもない匂いデス。
慌てて換気をし、事前の準備開始。

スイッチオン。

・・・・・。

・・・・・。

あれ?

・・・・・。

・・・・・。

入りませんヨ電源が。



5台あるカートレーナーのうちの1台のモニター、真っ黒なままデス。
フル稼働で疲れちゃったのでしょーか。
この装置。

初々しい5名の生徒様、当然事態は掴めず、ただ立ちつくすのみ。
ココで動揺を見せてはいけないと、顔では冷静さを醸し出しつつ、
頭に浮かぶあらゆる手段を講じてみる。
が、しかし、モニター様は漆黒の闇を映し出し、ウンともスンとも言いませぬ。
さぁー、困った。
で、困った時の上司頼み。
あいにくそーいう機器関係に精通したニンゲンが休みだったので、
憮然とした表情で当校No.2様が登場。



しばらく調整。



まったくもって映りませぬ。
そりゃそーだ。
アナログな機械であれば、そこそこの知識さえあればなんとかなるだろーし、
もしかしたら、引っ叩いたら直るかもしれませぬ。
しかしカートレーナーは、現代テクノロジーをふんだんに注ぎ込んだ最新装置(半嘘)。
引っ叩いた暁には、メルトダウンすら起こしかねないデス(全嘘)。


もはや手立てNothing。

「しょうがいない。キャンセルしてもらおーか。」

No.2様、わしに向かってボソッとヒトコト。

「じゃー、そーいうことで。」

さっさと部屋を出てゆくNo.2様。



え。わしが断るんデスカ?



これを「尻拭い」って言うんでしょーか。
わしはしがない末端指導員。
こーいうトラブルの処理には慣れてませぬ。
しかし、もはや関係者はわしだけ。
不安そうな24のひt、10個の瞳が、わしを射抜く。
まったくもぅ・・・。


このままでは教習が成立しないんデス。
その旨をその映らないカートレーナーに配車されていた女生徒に、
丁重に丁重に、重ね重ね丁重に説明してお断りを。
後日受け直していただくっつーことで、帰っていただいた。

「いいですよ。わかりました。」

その女生徒様、引き攣り笑顔で部屋を出てゆく。
ゴメンナサイネ。
ホントにゴメンナサイネ。
ただただこちらの都合でキャンセルさせられるなんて。
わしだったら、文句のひとつでも言いたくなるところ。
事実、ちょっとしたトラブルで大騒ぎしていく生徒様もいると聞く。
今回はちょっとしたトラブルじゃありませぬ。
教習を受けるやる気さえ削がれてしまう恐れすらある大きなトラブル。
とりあえず理解のある生徒様でよかった。
もしかしたら、見えないトコでご立腹してるに違いないけども。



なんとなくやりきれない気持ちでその後の教習は進み、残りの4名様、無事教習終了。



生徒が去った教室で、装置の裏を覗き込みちょっといじくってみる。
当然、わしにはそーいう電気系統の仕組みなどまったくもってわかりませぬ。

ったくもぅ、コイツのせいで・・・。


バンッ!


吐き捨てるよーに装置を引っ叩く。





パッ!





・・・・・。



映りましたネ。



メルトダウンどころか、真っ黒だったモニターは何事もなかったようにその仕事をまっとうしてマス。


現代テクノロジーは?
最新技術って?







 ■  2002年 2月3日   ヒトリゴト。




日曜日の朝。
普段、混み合ってどーしよーもない国道もさすがにガラガラ。
いつもは裏道を通って出勤だけど、日曜だけは国道を使ってGO!デス。

「ん?」

信号待ちをしていると、遠く数百m先の交差点で、赤灯がクルクルと回っているのが見えた。
すぐに事故だとわかる。
近づいてみると、異様な光景。
1000万円は下らない某ドイツ製高級車が信号機のついた電柱にグッシャリと。
その電柱は根元から折れ、電線によって辛うじて支えられてるのみ。
で、その某高級車はまるでクワガタのよーに。
乗っていたと思われる人物は見当たらなかったが、きっとオオゴトになってるでしょーねぇ。
普通に考えれば、事故なんか起こりそうもないよーな交差点、
夜明け前、雨の降る日曜の空いている国道を、
もしかしたらワガモノ顔で走ってたのだろーか。
眠そうな顔して交通整理をしている警察官の横を通り過ぎながら、
改めて事故の怖さを実感しつつ、
そんな光景を見ないと、事故の怖さを実感できなくなっている自分に、
自己嫌悪を少々感じてみたり。





今日は大型二輪担当。

「言っても仕方ない言葉」

っつーのがありますな。
誰もいない部屋でポツリと吐き出す言葉とか、
決して応えてくれない動物に対してかけた言葉とか、
価値観や思考回路が違うニンゲンに対して、
諭したり、嗜めたり、促したりするつもりで吐いたものの、
まったく通じずに宙に待って砕け散る言葉とか。

今日はひたすらそんな言葉をひとり吐き続けながらバイクに乗ってマシタ。





寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い・・・。





ええぃっ!
どーせ寒いならこのまま雪になってしまえぃっ!

やけになってもお天道様には通じず。







 ■  2002年 2月2日   法改正。




いつも馬鹿話ばっかりしてないで、たまにはマトモな話でも。

昨日、改正道路交通法施行令が閣議決定したとのこと。
今年の6月1日、施行だそーデス。
とりあえず教習指導員としては、こーいう話には敏感にならなくてはいけませぬ。

で、概要。
昨年から続く、交通関係法令の厳罰化に伴うもので、
悪質、危険な運転者への対策強化が目的らしい。

  • 死亡事故や酒気帯び運転での人身事故、3カ月以上の重傷事故を起こした場合は、
     初めての違反でも、現行の原則免許停止から、原則免許取り消し処分に。

  • 「欠格期間」も延長され、酒酔いなどの運転で死亡事故を起こした場合は、
     初めての取り消しでも現行の最長3年から5年に。

  • 酒気帯び運転の基準を現行の呼気1リットル中のアルコール濃度「0.25mg」から「0.15mg」に。

  • だそーで。



    えぇ、えぇ。

    ヴぁしヴぁし捕まえちゃってクダサイ。

    ヴぁしヴぁし取り消しちゃってクダサイ。


    この世の中、懲りない奴が多過ぎる。
    事故の被害者にとって、相手側の過失か故意かは関係Nothing。
    被害を受けた事実には変わりないんデス。
    まして飲酒運転なんて、確信犯そのもの。

    「ちょっと飲んだだけだから。」

    「ちょっとそこまでだけだから。」

    ・・・・・。
    まったくもって自分のことを、買い被り過ぎ。
    「自分のことは自分が一番良くわかってる」だと?





    ふっ。





    その時点でわかってないっつーの。
    まったくもぅ。 ←何怒ってるんデスカ。





    とりあえず、酒飲みのヒトには住みにくい世の中には違いないデス。
    わし、ほとんど酒は飲まないからいいんだけどねぇ。


    でも。

    今までヘーキな顔して飲酒運転してる輩には、
    きっと今回の法改正も効かないんだろーなぁ。







     ■  2002年 2月1日   目標。




    2月に入って早々に公休デス。
    あぁ、公休。

    これから2ヶ月強、教習所は繁忙期に入りマス。
    今年もどんなツワモノが訪れるのか!?
    そのツワモノはどんな伝説を作り上げるのか!?
    お願いだから問題事は起こさないでネ!
    そして事故も勘弁してちょーだい!
    始末書だけは御免デス!


    始末書といえば、教習中に事故を起こすと、
    「報告書」と言う名の「始末書」を書くことになりマス。
    わしの場合、過去に1度だけ事故報告書を書く羽目に。
    あれは、指導員になってまだそれほど経ってない頃、
    まだまだ純粋でウブな指導員だった頃のことデス。
    見通しのきかない十字路、優先ではない方向から交差点に進入しよーとした生徒様、
    一時停止の標識を認識し、停止線で一度は停止したものの、
    そこで簡単に確認をしたらすぐに進入をし始めてしまった。
    そーいう時に限って、車は来るもんデス。
    慌てた生徒様、思いっきり急ブレーキ。
    左方向から来た一般車との衝突は回避できたものの、
    後方からついて来ていた一般車がゴツンと。
    鈍い衝撃を感じた時にはもう、頭は真っ白。
    衝突した時のグシャッっつー音がボーナスの査定が急降下し始めたかのよーな音に聞こえたものデス。

    普通に考えれば、追突してきた方が100%悪いんデス。
    車間距離を開けてなかった訳だしねぇ。
    でも。
    会社側にはそのよーな言い訳は効きませぬ。

    「なんでもっと早く補助ブレーキを踏まなかった?」

    「なんでもっと後方に注意がいかなかった?」

    職場に戻ってから、きつーい事情聴取が始まり、
    純粋でウブな心に反省と、それでいて「なんでわしが怒られるんだ?」っつー憤りがぐるぐると。





    で、ここまで書いておいて気付きました。

    以前も書いた話ですネー!

    勿体無いからこのままGO!だ。
    でも、もう書くことないからこれでオシマイ。
    それにしても物忘れって嫌デスネ。
    歳は取りたくないものデス。



    今月の目標は、「事故」と「物忘れ」に注意ダ!










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