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   ▼▲ Bali the Dancing_   2007 / 2 / 18 - 2007 / 2 / 23
   

 ▼ と、その前に。

 
 年に一度の旅行週間、それは数年前から年中行事になりました。
今年は18日より6日間、インドネシアはバリ島へ。
 
 私にとっては、一昨年のタイ以来、約3年ぶりの海外旅行になります。
目指すは断崖絶壁にそびえ立つ、ウルワトゥ寺院。
 宿泊地であるジンバランの更に南、
悪評高く、たいそう悪戯好きな野生の猿に囲まれた寺院、
 それはバリの6大寺院の一つに数えられていると言います。
 それとバリといえば有名なスパ、私も本場のスパを体験してみたいです。
 
 日本とは電圧もプラグも違うので、ipod のバッテリーは、
計画的に使っていこうと思います(笑)。
 あとはテロ、2005年リゾートエリアであるクタ地区での、
爆弾テロ事件は記憶に新しく、やや心配です。
 命に別状のあるスリル感は流石に遠慮したいですね。
 
 
 ▼ で!
 半分無事ではなく、とりあえずバリから帰国しました。
なぜ、半分なのか? それは一瞬入国拒否されかけたから。
 
 といっても、大げさで、というのも現地で猛烈な腹痛に襲われ、
食中毒や感染症の恐れがあったからです。
 最終日の前日、深夜に襲う人生最大級の腹痛、
「最強」を、まさか異国の地で経験するとは思いませんでしたね。
 
 とりあえず、関空の審査を正直に書いて、即刻別室送り → 検査。
痛みは既に小康状態でしたが下痢は酷く、万が一を考えれば正解でしょう。
 ちなみに入国カードに虚偽をすると法律で罰させられるらしいですし。
 とてもじゃないですが、当の私がもっとも気になるので、
国の検査してもらいつつ、その足で行きつけ病院へ。
 いつ帰国したのかという問いに 「2時間前です。」
医者も緊張状態に入るまま、尿、血液、レントゲン、直腸検査とフルコース。
 どちらの検査も日数がかかるらしいですが、現在は順調に快復へと。
 
 せっかくの旅行でしたが不幸中の幸いは最終日であったこと。
初日からその日までスパや寺院・遺跡観光、色々なダンス鑑賞に美味しい食事。
 バリに着いた当初は衛生面や治安の関係でとても、
「天国に一番近い」とは思えませんでしたが、住めばなんとやら、バリは面白い国です。
 特に私が興味を持ったのがバロンダンスを始めバリ特有のダンスです。
ガムランを中心としたりボイスパーカッションのような声で繰り広げられるダンス、
 このバリのダンスについては、後日もう少し詳しく書こうと思います。
 
 
 
 ▼  BARONG DANCE
 
 善を具現化した聖獣 バロン 、そして悪の権化である魔女 ランダ
それらが織りなすストーリーを、バリ特有の琴楽器ガムランの調べに乗せて。
 バリはヒンドゥー教でこのバロンダンスも、その思想やキャラクターが、
大きく影響しており、日本人にとっては極めて異質な印象を受けます。
 
 
 サワデ王子は悪魔のしわざで、生贄として縛り付けられますが、
それをみたシヴァ神が、サワデに不死身の力を授けます。
 死神が現れますが、不死身のサワデに敗北を認め、
己を天国に連れて行くよう望み、サワデは死神の望みを叶えます。
 
 それを知った死神の一番弟子であるカレカは自分も天国に行けるよう、
サワデに願いますが、サワデはそれを拒否します。
 カレカは己の成就のため、巨獣や大きな猛禽に姿を変え、
サワデに向かいますが、すべて退けられてしまいます。
 
 しかし、カレカは最後の力を振り絞り、悪魔の女王 ランダ に変身します。
勝てないと見たサワデは自分も聖獣 バロン になり戦います。
 バロンとランダは勝負がつかず、バロンは聖戦士を召還し、
供に戦いますが、これをランダは黒魔術で対抗し、
 聖戦士は全ての憎しみを自分に向け、己の体に剣を突きつけます。
バロンはランダの呪いから解放しますが、しかし、善悪の勝負はつかず、
 バロンとランダは永遠に、そして終わりのない戦いをします。
 
 さて、このストーリー、始めた聞いた私は 「?」 でした。
しかし、ガムランの崇高な響き、見事なリズムと音色を聞けば、
 不思議とそのストーリー、ヒンドゥーの世界に魅力を感じます。
また、ヒンドゥーの思想である輪廻転生や、「世界には光と影が存在し、
そのバランスで世界の均衡が保たれる」、という世界観が興味深いですね。
 
 以前から生のガムランを聴きたかったので、
今回の旅では貴重な経験が出来ました。
ツアーでガムラン体験というのもありましたが、
せっかくなので試しておけば良かったかもしれません。
 
 
 

 ▼  KECAK DANCE

 
 ケチャダンス(ケチャックダンス)、は楽器を用いず、
ヴォイスパーカッションような大勢の合唱で踊られます。
 バロンダンスと違い、舞台を覆い尽くさんばかりの、
男性の円陣が手を振るのが印象的です。
 「チャッ、チャッ」という掛け声には4パターンほどあり、
それらの和合とズレがケチャのリズムを生み出します。
 
 ケチャのテーマはラーマー・ヤナ [RAMAYANA] 、
ヒンドゥーでは有名な叙事詩ですね。
 
 アヨディア王国の王位継承者であるラーマ王子は、
妻のシータと弟ラクサマナと王宮を去ります。
 しかし、ダンダカの森で悪魔の罠にかかり、
シータを魔王ラワナに奪われてしまいます。
 そして、ラーマは猿軍の勇者ハヌマンとともに魔王と闘い、
魔王の息子メガナダの放つ大蛇を、巨鳥ジャタユに救われるなどし、
 猿王スグリーヴァの猿軍の決戦を制し、
ついにラーマは勝利をおさめ、見事シータとの再会を果たします。
 
 総勢70余人からなるケチャの歌い手・踊り手は壮大で、
一糸乱れぬ掛け声も圧巻で、見るものを圧倒します。
 そしてストーリーも面白く、ヒンドゥーやラーマー・ヤナを、
知っているとさらに面白さは増すでしょう。
 個人的には白面の猿にして、英雄ハヌマン、
俊敏で機転と勇気、そしてラーマへの忠誠心は、
 物語に膨らみを持たせ、人々を魅了します。
 
 深層心理に漂うバリのケチャ、ケチャダンス、
ケチャのリズムとダンスの幽玄さ、そして神秘の魅惑、
 帰りの飛行機で夢に出てきました。
その瞬間まで忘れていた、いえ、
 覚えていたことすら、そう、気付きませんでした。
 
 バリの文化が少し、ほんの少しだけ私の一つになった気がしました。
 
  to be continued ...
 
   ▼▲ JAL to ISHIGAKI _   2005 / 11 / 23 - 2004 / 11 / 26
   
 八重山諸島は 、石垣島、 西表島 、
そして 、竹富島 、波照間島に 行ってきました 。
 
 残念ながら 、 天候は 快晴では なかったものの 、
雨が 降ることもなく 、 半袖 重ね着で 十分な 沖縄 。
 島によっては 曇天が 迫力となり 、
日本最南端の島 、 波照間は かえって 、
 島の大自然を 、 実感できました 。
 
 移動の 際は 、 ipod 、 テーマソングは 、
出立前に ダウンロードした 、
 アンダーワールド の 最新作 " JAL to Tokyo " で。
 
 

 ▼ JAL to ISHIGAKI T − Hello , Yaeyama! −

 
 11月23日 (水)  曇り
大阪空港から 、 数時間 、 石垣空港に 到着したのは 昼前 、
 レンタカーで 、 途中 、 郷土料理の 八重山そば を 食べながら 、
まずは 、 この旅での 拠点となる ホテル へ 。
 
[ 石垣島 ]
 この島は 、 八重山諸島 と 冠される 周辺 8島嶼の 中心 、
全人口 50,000人の うち 46,000人が この島で 生活を している 。
 島は 南部の 石垣港を 中心に 、 観光客向けの 店舗が 多い 。
 
[ 竹富島 ]
 石垣島から 高速船で 約10分 、 周囲 約10km 、
赤煉瓦と グック (珊瑚石を重ねた土壁) の 立ち並ぶ 、
 あるがままの 沖縄を 体験できる 小さな島 。 
 
 初日 、 ホテルに 着くや いなや 、 石垣港から 竹富島へ 。
以前 、 テレビで 見た 風景は 、 レンタサイクルで 目の当たりに 出来た 。
 閑静な 集落を 牛車が 行き交い 、 澄んだ水に 満ちた 海岸 、
風は 軽やかで 、 音はなく 、 淡い色に 包まれた 自然の 風景 、
 … 魂の 洗われる 竹富の 美しさに 言葉は いらない 。
 
 島の西岸 、 ゴンドイ・ビーチ の 海岸線 、
人生で もっとも 大きな くらいに 声を 出したが 、
 果たして 、 届いただろうか 。
 
 石垣に 戻るが 、 夕食後 、 ホテルへの 帰路 、
レンタカーが 縁石に 乗り上げ バンパーを 破損 、
 どうしようもないので 、 とりあえず その日は 就寝する 。
 
 

 ▼ JAL to ISHIGAKI U − Southern Cross −

 
 11月24日(木) 晴れ時々曇り
 朝見ると 、 マツダ・デミオの バンパーには やはり裂傷が 。
しかも 、 気づけば 、 バックランプ下の 反射鏡が 行方不明 。
 とりあえず 、 マツダ・レンタカーに 報告 、
返却時に 2万円 程度 追加徴収される とのこと 。
 しかし 、 反射鏡の 件は 気付かれず 。
気を 取り直して 、 本日は 、
 
[ 波照間島 ]
 石垣島から 高速船で 約50分 、 日本最南端の島 、 波照間 。
周囲 約15km 、 主な 道路は 舗装されているが 、
 自然の 中に まっすぐ 伸びる 道路は まさに 雄大 。
 
 サトウキビ畑が 大半で 、 アスファルトの 上を 、
やはり レンタサイクルで 滑走する 。
 似たような 光景が 続くが 飽きることは ない 。
やがて 、 島の 南部 海岸線 、 断崖絶壁に 波が ぶつかる 。
 大迫力の 自然が 息づく 波照間 に 圧倒される 。
後方で 自転車の 転倒する 音が 風で かき消された 。
 全国の 石を 集めて 造られた という 「 日本最南端の碑 」 に たどり着く 、
強い 風を 頬が 駆け 抜けていく 中 、 日本の 端を その目で 見る 。
 
 夕食は 石垣牛 、 時価と 書かれた ヘレステーキ200g に トライ 、
お値段 6,500円也 。 たまには 豪勢に 、 と 。
 
 

 ▼ JAL to ISHIGAKI V − Cowboy −

 
 11月25日(金) 晴れ

 パーキング場での 傷付いたデミオは 、 遠くからでも 探しやすい 。

ホテルから 港までは 、 約15分 、 もう 慣れた道に なっていた 。
 
[ 西表島 ]
 主要な 大原港までは 、 石垣島から 40分程度 、
石垣島よりも 大きく 、 沖縄では 2番目に 大きな島 。
 90%は 原生林で 、 道路は 島の 片側だけ 。 島では 信号が 2カ所しかない 。
 
 フェリーの 時刻から 、 長居は 出来ず 、
仲間川の マングローブが 有名らしいが 時間がない 。
 島は 公営の バスで 移動することに する 。
しかし 、 もちろん 、 定着本数は 限られているため 、
 スケジュールは タイトなものと ならざるを 得ない 。
 
[ 由布島 ]
 西表島の 東に 位置し 、 南国情緒あふれる 小さな 島 、
この島へは 、 水牛車で 川を 渡る 。
 マングローブに 囲まれた 海岸を 歩く 水牛の 表情は 豊かだ 。
ゆっくりと 運ばれて 、 由布 に 至る 。
 帰りに 再び 牛車に 乗るのを 楽しみに しながら 島を 散策する 。
 
 再び バスに 乗り換えて 、 西表 の 最北 、 星砂の浜 へ 向かう 。
泳ぐ 準備を してきたが 、 この気温と 水温では 、
晴れていても 、 やや寒い 。  断念しよう 。
 竹富島でも 星砂は 見れたが 、 西表の 砂浜に 比べれば 少なかった 。
ここでは 、 砂の ほとんどが 星形に なっている 。
 
 で 、 フェリーの 時間まで のんびりと 浜を 満喫していたが 、
しきりに 、 家に 遊びに 来い と 誘う 現地人に からまれる 。
 適当に あしらっていたが 1時間後の 帰り際 、
フェリーが 欠航に なったと 先ほどの現地人から 伝えられ 、 アセる 。
 あまつさえ 、 今夜は 泊まっていけと 。
 結局 、 欠航は 「 真っ赤な嘘 」 であったが 、
業者に 電話確認 や 停留所まで 走らされたので 、 にわかに 殺意 を覚える 。
 虚偽までして 家に 誘とうと する 現地人の 真意は 定かでないが 、
次回 、 遭遇の 際には 、 リー即で 殴るかもしれない 。
 
 ところで 、 西表といえば 、 イリオモテヤマネコ 、
残念ながら 、 その姿は 確認できなかった 。
 
 

 ▼ JAL to ISHIGAKI W − Dandelion −

 
 11月26日(土) 晴れ
 最終日 、 マツダ・レンタカーに 2万円を 泣く泣く お支払い 、
予想外の 出費だが 、 自業自得なので 覚悟は 十分 。
 
 再び 、 石垣空港に やってきた 。
 
 離島ということも あって 、 国内で あっても 、
不思議に 海外旅行に 来たかのような 感覚に なってしまう 。
 
 関西空港に 着くと 、 半袖を 長袖に 着替え 、
いつもの 街に 戻ってきた 気持ちで 溢れる 。
 
 同じ 日本でも 、 同じ 言語でも 、 各所の 風土は 様々 。
気付けば 、 我々が 勝手に 思っているだけで 、 海の外だろうが 、
 何だろうが 、 新しい風土には 発見が 多い 。
 
 星砂の浜 で 、 星砂 を 一掴み 、 持って 帰ってきた 。
家に 着けば 、 綺麗な 星砂を 集めてみよう 。
 
 家路に つき 、 ipod を オンに する 。
  " ♪JAL to Tokyo " が 流れる 。
 
  to be continued ...
 
 
   ▼▲ Thailand _
  2004 / 11 / 14 - 2004 / 11 / 18
   

 ▼ Thailand

 
 久々の 海外旅行 、
アジアは タイに 行ってきます 。
 
 荷物も 出国前日に 準備 、 どうも 実感が 沸きません 。
 常備薬に カメラ 、 愛用 MD ウォークマン 、
そして 、 緊急時の カップヌードル と 実弾 (現金) 。
 
 病原菌 、 テロ 、 スリ 、 ぼったくり 、
あまたの “ 敵 ” を 、 想起しつつ 、 合い言葉は 、
 危なくなったら 、 即 逃げる 。
 
 

 ▼ Thailand T

 
 6日間 、 アジアは Thailand に 行ってきました 。
ここは パワフルな 国で 、 同じ アジアでも 日本と 似た 一面も あれば 、
 
 日本以上に 近代的で 、 宗教や テクノロジーに 溢れた 国です 。
 訪れた 街は 、有名な リゾート地である Phuket と 、
小高い 岩山と ジャングルに 囲まれた 秘境の ビーチ ・ Krabi 、
 
 そして 首都 Bangkok の 3カ所を 訪れました 。
 ダイナミックな 魅力に 圧倒されるとともに 、
ホントに 興味深い国で 、 学ぶことが 多い 国です 。
 しばらくは 、 ここで 、 その 旅行記を 綴りたいと 思います 。
 
 

 ▼ Thailand U  Phuket @  11 / 14 / 04

 
アンダマン海に 浮かぶ 最大の島 、 プーケット島 。
熱帯の ビーチを 繋ぎ 、 アジアの 楽園としても 有名な リゾート地 。
 
 フィリピンは マニラを 経由し 、 3度の フライトを 経て 、
辿り着いた島 、 プーケット 。 最初の 訪問地だ 。
 
 深夜に 到着した にもかかわらず 、 出迎えたのは 、
街の 屋台と 露天商という 人々の 喧騒 であった 。
 しかし 、 ホテルの 界隈でも 、 一度 裏路地を覗くと 、
スラムのように 押し殺したような 静けさが 襲う 。
 
 放し飼いの 犬が 「アジア」を 彷彿と させてやまない 。
   実感した 。 Thailand に来たのだ 。
 
 

 ▼ Thailand V  Phuket A  11 / 15 / 04

 
 翌朝 、 ビーチに 向かうと 意外なまでに 欧米人と 出会う 。
どうやら 、 今は 冬の 寒さを 避け 、 海外の アジアに 、
 やって来る 旅行客が 多いそうだ 。
なるほど 、 ビーチは そんな観光客と それを 糧にする 現地人で いっぱいだ 。
  
 この国では 全てが 交渉で 成り立つ 、 そういっても 過言では ないだろうか 。
TukTuk と 呼ばれる 流しの タクシーは 、 油断の ならない 。
 
 奇遇にも ホテルまで 同乗した 同じ 日本人と 投合し 、
ツアーの 車を 貸し切り 、 KRABI に 行くことになった 。
  当初は 、 タクシーを 貸し切る という 、 拉致の 危険と 高額な リスクが あったが 、
 予定より 安価に なった 。 なった ものの 、明日の 朝は 早くなるようだ 。
 
 クラビ には 、 今回の 旅の きっかけ であり 、 その 目的の 一つが ある 。
 
 

 ▼ Thailand W  KRABI @  11 / 16 / 04

 
ジャングルの 残る 秘境と 石灰岩の 岩山に 囲まれた リゾート・ビーチ 。
切り立った 岩肌と 果てしない 水平線の 輝かしい 絶景の地 。
 
 クラビには いくつかの ビーチが あるが 、 大地は 険しい ジャングルに 覆われて 、
移動手段は もっぱら ボートに ならざるを得ない 。
 しかしながら 、 近くの コテージや ホテルは 、 むしろ 、 高級な クラスだ 。
 
 なぜなら 、 見渡す 限りの 海と 断崖絶壁に 囲まれた この地は 、
都会の 喧噪とは 無縁で 、 与えられるのは 、
その 美しい 光と 波の ささやき だけだからだ 。
 渡しの ボートは 、 日本円で 100円 そこらの 交渉で 、 島と 島を 繋ぐ 。
 
 私が 、 憧れた あの 岩山を 見ることが 出来るのだろうか 。
 
 

 ▼ Thailand X  KRABI A  11 / 16 / 04

 
 モーターの ついた 木製の ボートで 、 Ao Nang Beach から 、 Rai Lay Beach へ 。
そこから 、 目的の Phra Nang Beach までの 道のりが 分からない 。
 
 案内を 立て 、 歩くこと 十数分 、 反対側の Nan Mao Beach へ やってきた頃には 、
すでに 数十分が 経過していた 。
 海岸線を 左に 、 今度は ジャングルを 右に 先へと 進む 。
野生の サルが こちらを 伺っている 。
 
 やがて 、 鍾乳洞を くぐり 終えたとき 、 そこには あの 景色が 広がる 。
数ヶ月前 、 パンフ や ガイドブック の 小さな 写真で 見た 光景 、
 海辺に 居座る 巨大な 岩山 、 海際には 落ちてきそうな 鍾乳石が 。
 
 これが 見たかった 光景だ 。
待ち望んだ 景色を 目の前に 思わず 感動した 。 自然に 全身全霊が 興奮する 。
 
 わずかに 、 小一時間 程度しか 、 その 光景を 見ることは 出来なかったが 、
刻まれたものは 失わない 。
 
 

 ▼ Thailand Y  Bangkok @  11 / 17 / 04

 
クルンテープ [ KUNG THEP : 天使の都 ] と 呼ばれる Thai の 首都 、
600万を 超える 人口を 支え 、宗教 と 政治 、 経済 の 中心地 。
幻想的な 寺院 、 そびえ立つ ビルの 群れ 、 街を にぎわす 喧騒達 。
 
 タイの 交通事情は 深刻だ 。 たとえ 都市の 動脈で あっても 、
騒音 と 渋滞 、 排ガスは 国を 悩ませる 。
 まるで 、 戦場かの ように ひしめき 、 押し合う 車たちの 大半は 日本車だ 。
排ガスは 健康を 脅かし 、 騒音 と 渋滞は ストレスを 。
 政府は 、 信号に シグナルの カウントダウンを 設置し 、
しかし 、 爆発的に 増え続ける 人口と 車両は 素知らぬ顔だ 。
 
 BTS [ Bangkok Mass Transit System ] 、
信号の 整備よりも この国が 先に 打ち出したのが それだ 。
 BTS ・ SkyTrain は 、 街の 中心地にある 近代的な ステーションを 、 全面広告の 列車が 結ぶ 。
 
 今後 発展することで 、 渋滞解決に 期待が かかる BTS だが 、
およそ 、 バンコクの イメージを 一新してしまう 、 そんな BTS にいたく 感動した 。
 
 

 ▼ Thailand Z  Bangkok A  11 / 17 / 04

 
 バンコクの 紙幣や 硬貨 、 また 国のあ ちらこちらには 、
現国王 、 Bhumibol・Rama\世の 肖像が 映し出されている 。
 かつてより 仏教の 盛んな この国は 王国なのだ 。
 
 王宮の ある ここ 、 首都 バンコクでは 、
様々な 文化遺産を 目の当たりに 出来る 。
 全長 50m 近い 涅槃仏 、 80mの 暁の寺院 、
見る者は 、 ただただ 圧倒せざるを 得ない 。
 
 この 国では 、 そんな 遺跡が 街中に そびえたっている 。
BTS や Taxi 、 露天商 や 行き交う 人々に 囲まれながら 。
 
 

 ▼ Thailand [  Bangkok B  11 / 18 / 04

 
 バンコクの 広告には 、 驚かされることが 多い 。
まず 、 アウトバーンの 両脇に 設けられた 巨大な 看板広告が 目に 飛び込んでくる 。
 TOYOTA 、 MAZDA に SONY 、 10m 近い 看板は ユニークなものも 多く 、
中には 立体的な 広告も あり 、 消費者を 飽きさせない 。
 
 市街でも 、 看板は 多い 。
振り返れば 、 先ほど とは 違う 広告が 同じ 場所に ある 。
 時間の 経過と 共に 、 広告の 内容が 変わるのだ 。
 
 また 、BTS によっては 、 さらに 面白い 広告が ある 。
車内の 窓は 、 細密な メッシュが 、 バンコクの 強い 日差しを 遮断しているが 、
 一転 、 外に 回れば 、 その メッシュの 上にも 、 そして列車 それ 全ての 表面を 使い 、
 全面が 一つの 広告で ペイントされている 。
 
 そんなマスメディアの 一面を 伺えば 、 日本よりも 近代的に 思ってしまう 。
 
 

 ▼ Thailand \  Bangkok C  11 / 18 / 04

 
 首都 バンコクは 経済の 中心地でもある。
さまざまな 企業の ビルが 建ち並ぶ 大通りは にぎやかだ 。
 高く 、 かつ 、 奇抜な デザインの ビルは 、
思わず 近未来を 想起してしまう 。
 
 しかし 、 一方で 、 そんな 大通りの 脇道に 入れば 、 出店が立ち並び 、
人々が ひしめき合い 、 そして 、 毎日を 暮らしているのだ 。
 
 本来の 姿は どちらなのだろうか 。
次々と 変わりゆく バンコクの 街 、
 街角の その裏通り 、 私の横で工 事が 行われている 。
 
 今日も バンコクでは 新たな ビルが 生まれている 。
鉄骨と コンクリートの 金切り声を 産声に 。
 
 

 ▼ Thailand ]  Bangkok D  11 / 18 / 04

 
 気付けば 、 日本の 空港を 経て 、 郊外から 市内に 向かっていた 。
どうやら 雨が 降ったようだ 。 コンクリートが 黒く 染まっている 。
 時差は わずかに 2時間 程度 、 ここは 日本だ 。
 
駅に 滑り込む BTS が 浮かぶ 、
 
 今回の 旅も 終わりを 迎えようと しているのか 、
 
魅惑の 寺院の 数々が 脳裏に 浮かぶ 、
 
 否 、 ここも 、 また 、 一つの “ 国 ” に 違いない 、
 
目を 閉じれば 、 にぎやかな タイの 街が 見えてくる 、
 
 旅は 、 まだ 、 始まった ばかりだ 。
 
  to be continued ...
 
 
 
▲ P S : 平成16年12月26日AM08:00に発生したスマトラ沖地震について、
   
   約一ヶ月前に プーケットに いました 。
  地球規模の 大地震の 活動サイクル からして 、
   30日 = 一ヶ月 というのは 、 どんなに 短いものでしょう 。
   26日の 発生から 、 後を 絶たない 何万人もの 犠牲者 、
  阪神大震災の 1,300倍 という M9.0の 今回の大地震 、
   クラビ 、 プーケット の パトンビーチ 、
  ニュースに 映し出される 、 かつて 見た 風景が 、
   訪れた 先々が 、 壊滅的な ダメージを 受けています 。
   世界地図を 塗り替え 、 地軸を 揺るがす 、 大地震 、
  犠牲者と その ご家族 、 関係者の 方々に お見舞い 申し上げます 。
   
▲ P S : スマトラ島沖地震救援金 に 募金 いたしました 。
  少しでも 、被災者達の チカラに なれることを 。
 
 
   ▼▲ Guam _   2003 / 9 / 29 - 2003 / 10 / 2
   

 ▼ Koncha!

 先日の 事 、 9/29 〜 10/2 まで 、
リフレッシュ休暇を 利用して グァム に 行って 参りました 。
 多分 、 ここの 更新も 、 その話が 多くなると 思います (笑) 。
 
ハッキリ 言って 、 グァム = 半日本 、
 日本国 、 グァム市 で あろうかと 思うほどでした 。
 
 しかし 、 南部は まだまだ 未開の 地も 多く 、
海外気分も 満喫 、風も爽やか 。
 海外旅行 初心者でも 安心して 楽しめます 。
 
 

 ▼ It isn't no use crying over spilt milk .

出始めに、早速機内で、友達が財布を落とすという珍事件、
 「 ♪ あった 、 あった 」
手洗い アクションの 際に 、 落下した らしい 。 が!
 
 その後 、 自分も 含めて 数人の 利用者が あるにも かかわらず 、
サイフの 回収に 成功したと 言う 。
 幸先が 良いのか 悪いのか 、 予測 出来ない ハプニング 。
 
 しかし 、 そんな 自分も 2日目の 夕飯時に 愛用の リストバンドを 紛失 。
当初は 諦めていたが 、 第6感 で 、 察知 。
 「 … なんとなく だが 、 昨夜の 料理店の 前 。 」
翌日 、 車で 通り道を 探索 、 ペチャンコの 泥まみれで 発見 。
 
 つまるところ 、 危ない 橋を 渡りつつも 、

無事に 事故も 、 ボッタくられも 、 テロも なく 帰還 。

 グァムは 極めて 日本化が 進んでおり 、 治安も そう 悪くない 。

こちらが 英語で 話しかけても 、 「 こんにちわ! 」 と 流暢な ジャパニーズ 。

 

 ▼ Gourmet

 アメリカの 食事は 、 デカい 、
そう 聞いていたが 、 実際は デカいと 言う よりも 、 多い 。
 マクドナルドでは 、 チキンナゲットは 10ケ 入りから 、
フライドポテトも 、 てんこ盛り だ 。
 
 単品の チーズバーガーが なく 、 常に 2個で 一つの 品 。
普通に 「 チーズバーガーセット!」 というと 、
ポテト×1 、 ドリンク×1 、 バーガー×2 という 恐ろしい システムだ 。
 
 しかし 一方で 、 コメ に 対して 疎い 店舗も 多く 、
パサパサで 水分の ない ライスの 出てくる 店も ある 。
 チキンが 美味く 、 鶏肉 ばかりを むさぼっていた 4日間 。
 
 最も 美味かった 、 料理は 、、
やはりと いうか 意外にも 、 日本料理 、 すき焼き 。
 しかも 、 ジャパン 並の 煎茶に 味噌スープ 、
ご飯 食い放題 、 漬け物 付き 、
 肉が 赤身肉 で ある事を 除けば 、
コレで 、 一人 $14 は 、 Good Job!
 

 ▼ Deep the See

 $70で 体験 スキューバ ダイビング 、
規定時間は 、 約3時間だが 、 講習などで 実際に 潜れる のは 、
 30分程 でしょう と 言うのが 、 出発前の 話で あった 。
 
「 シュー 、 コー 。。。 シューッ 、 コーッ ! 」
 始まって 数分後 、 日常生活とは 異なり 、
口のみで 、 呼吸を するという 、 息苦しさの あまり 、
「 … なんで 、 金を 払って まで こんなに 苦しい 思いを しているのか 、、、?」

 そう 思った 、 というか 、 もう 陸に 上がりたい 。  私は 陸生 ホ乳類 の ハズ だ 。

 
 いよいよ 、 本格的に 潜るの 段なると 、
やはり 面白いもので 、 呼吸にも 直ぐに 慣れる事が 出来る 。

 先ほどの 、 慚愧の 年が ウソの ように 、 一転 、 ダイブ 最高 。

 
 しかし 、 いつまでも インストラクター から もらった 、 魚餌用の ソーセージを 、
 握りしめていた 友達を 見て 、 爆笑 ( in 海底 ) 。
一瞬 、 溺れ そうに なる ( 実話 ) 。
 

 ▼ BANG!

 25口径 、 35口径 リボルバー 、 44マグナム 、
で 、 $23 、 もしくは 、 $40で 、
 上記 + オートマシンガン 、 ショットガンの 、
2コースが 用意 されていた 。
 
 ホテル近所の コンビニの 紹介という 、
はなはだ 不安な 気持ちも あったが 、

 実際 行って みると 、フ ァンキーで いて 、

とりあえずは 、 $40 撃って みることに 。
 
 凄まじい 衝撃が 全身を 揺るがす 、

インストラクターが 「 上方を 狙って 撃つ 」 という アドバイスも 納得 、

 反動で 銃口が 上を 向いて しまう から だろう 。
 値段も 命中率も 満足で 、 面白かった 、
が 、 ラストに チップを 請求される 、 しかも $10 。
 お金が ない事を アピール し 、$1 で クリア 。
あと 、 薬きょう を 持って 帰る のも 失敗 、 店員に 見つかった 。
 

 ▼ Keep Right!

 外国の 車道は 右側通行が 一般的で 、
島国の イギリスや 日本の 左側通行が むしろ 珍しい 、 と 。
 
 グァム 、 3日目は レンタカーで ドライブ 、
意外にも 国産車の カローラ だが 、 左ハンドル 。
 交通ルールも 違い 、 一時停止 ・ 左方注意の 上 、
赤信号でも 右折 ( 日本で言う左折に当たる ) が 可能 。
 左ハンドルと いっても 、 ブレーキ 、 アクセルは 同じ 、

ギアも 日本とは 逆ですが 、 さすがに 、

 ワイパー & ライト と 、 ウィンカー が 逆だと 困りますな 。
 
 交通ルールは 、頭で 覚え 、 直ぐに 慣れても 、

身体の 習慣は 、 そう 直ぐには 直らないもの 。

 レーン チェンジの 度に 、 晴天の 中 、
ワイパー が 、 むなしく 、 フロントガラスを 泳ぎ 出す 。
 

 ▼ Talofofo T

 レンタカーで 、 いざ グァム島 南部 へ 、
ホテルの 周りの タモン地区や ハガッニャ地区は 、 観光向けで 、
 日本人 観光客 、 日本語の 通じる店も 多いが 、
南の方は 、未開拓の 土地も 多く 、
 旅行 、 3日目に して 、 ようやく 海外に 来たぞ 感 が 強まった 。
 

 目指すは タロフォフォの 滝 、 時間にして 2,3 時間 。

都心部と 違い 、 渋滞も なく 、 信号 すらない 一本道 、
 赤土の 道路の 両サイドには 丈の 高い草が 生い茂り 、
まるで 、 太古の 世界に スリップした様な 感覚に 襲われる 。
 
 時折 、 思わぬ 訪問者 、 野生の 動物達 、
猪の 親子や 山羊の 群れ 、 美しい 蝶 が 、
 平坦で 長い ドライブを 飽きさせない 。
 「 そろそろ か … 」 、 看板が あった 。
 → 800 m Talofofo Falls  Yokoi's Cave 
 

 ▼ Talofofo U

元日本兵 、 横井 庄一さん が 、 20数年間も 、
 一人で サバイバル 生活 を していた という 、
伝説の 洞穴も 近くに あると 言う 事だ 。
 
 まずは タロフォフォの滝 、

かなり 直前まで 近づけるので 、 迫力は スゴい物が ある 。

観光客に 滝壺を バックに 写真を 撮ってもらう 。
 が 、 直後 、 突然 、 知人 が 横転 、

しかも 、 ゴダイゴ の ガンダーラ を 歌いながら 。

 衣服には 泥や 水の跡 、 ペットボトルは 、
タロフォフォの滝を 浮かび 、 テンション は ↓ 。
 
 しかし 、 横井ケーヴ を 以前から 所望していた ので 、
なんとか 、 気分は すぐに 持ち直した ようだ 。
 タロフォフォの滝は 壮大で 、 そして なんとも 感動を 与えてくれる 。
そして 、 ミラクル も 。
 
  to be continued ...
   ▼▲ TOY _  
   

 ▼ T O Y : Episode T

 先日の事 、 トイザらスにて 、 愛車 マーチを 駐車していました 。
さて 、 帰ろうかと 、 精算所にて 、 小銭を 準備 。
 「 ・ ・ ・… 。 」
 コイン口 まで 、 あと 一歩 届かず 、 手を 伸ばすも 届かない 。
仕方ないので 、 わずかに アクセルを 踏み 、 前進する 愛車 。
 やっと 、 届いたかと 思えば 、
「 チャリ ー ン ッ ! 」
 100円玉 が 、 車外に 転落 。
仕方なしに ドアを わずかに 開け 、
 運転席から 、 再び 手を 伸ばす 動作を 繰り返す 自分 。。。
 
 

 ▼ T O Y : Episode U

 
たかが 100円 、 されど 100円 、 精神世界の 葛藤の せめぎ合い 、
 しかし 、 不意に 、 「 、、!」
 運転席から 、 グラッと バランスを 崩したか 、 と 思った 瞬間 、
「 グロッロロロッォォォォオオン!! ッグワシャッ!」
 驚くほど 、 暴れた エンジン音 、 揺れる 車内で 体勢を 保ちつつ 、
フロントガラスには 、 勢いよく 飛び込んでくる 、 変動する 世界 。
 「 ・・〜 ッッ ツ! 」
とっさに ブレーキを 掛けるも 、 最早 手遅れ 、
 へし折られた (※へし折った) 遮断機から 聞き慣れず 、 響く サイレン 。
「 …・・ ・。 。 」
 

 人間とは 不思議なもの 、 サイドブレーキを 引き 、

何事も なかったかの ように 、 拾った 100円 + 300円を 投入 、
 背後で 、 無意味に 、 遮断機能を 放棄した 遮断機が 上昇 。
 
 

 ▼ T O Y : Episode V

 
 車体 には 、 事故の 存在感を 物語る スリ傷 と 、
見慣れぬ 粉 と ゴムの跡 。
 
 「 なんじゃぁァッ 、 こりゃァッ! ( BY:松田優作 ) 」
「 、 、 ! ッしまった 。 」
 余韻に 浸っている間に 、 駆けつけて来た 初老の 警備員 。
ナゼ か 、 逃げる という 選択肢は 実行 出来ず 、
 冷静に 、事情聴取を 受ける 自分 。
「 いや 、 ブレーキ と アクセル を 間違えまして 、 、 」
 人間 とは かくも 恐ろしい 生き物 です 、 とっさに ウソが 出る なんて 。
 − ・ − ・ − ・ −
 
 しかし 、 ふと 気が 付けば 、 なんと 大渋滞 。
警備員の 誘導により 、 無料で 通過 していく 、 セーフティー・ドライバー達 。
「 ? … まさか 、 コイツらの 料金まで 払えと か 言うんじゃないだろうな 。。。。 」
 
 

 ▼ T O Y : Episode W

 
 とりあえず 、 その場は 解放される 、 愛車 と ワタシ 。
脱ペーパドライバー 、 約10ヶ月 、 いつになく 安全運転の 帰路 、
「 おっと 、 写メール 撮っときゃ 良かったな。 」
 ふと 、 生涯に 一度 あるか ないかの 、 珍事件を 、
思い出の 1ページに 、 納めれなかった 事を 悔やみつつ 、 法定速度 。
 − ・ − ・ − ・ −
 翌日 、 Pi Pi Pi Pi 、 Pi !

 「 キ タ ! 」

債務者 からの Tel 、 とりあえず 建て替えておいた分が 、
5万円 程度 するので 、 東京の 本社と 連絡後 、
 詳細は 後日 もう一度 、 連絡するとの 事 。
 
 子供の夢 、 トイザらス からの 取り立て 、
その ギャップに 、 笑わざるを 得ません 。
 
 

 ▼ T O Y : Episode X

 
 事件から 数日後 、 知り合いに 言い回る ワタシ 。
関西人 としては 、 これほどの ネタ はない 、
「 こないだ 、 駐車場で 出る ときに ・ ・… 」

 (おそらく) 身銭を 切った 話 の ネタ 、 5万円強の 。

何とも 言えない 複雑な 心境で 、 しかし 、
 笑いの 神様が 降りて きた としか 、 オチは なく 。
 − ・ − ・ − ・ −
 更に 数日後 、 ふと 携帯電話を のぞき込む と 、

 「 む っ ! 」

 見慣れない 番号の 着信履歴は 、間違いなく ヤツら 。 
折り返し 電話を するも 、 店長までは なかなか ガードが 堅く 、
 全く 事情を 知らない 店員 〔♀〕 、
 「 どういった ご用件 でしょうか? 」
 「 先日 、 お宅の 遮断機を 破壊しました 件につき 、、、 」 なんて 、
言える わけもなく 、 とにかく 「 店長 を 出せ 」 の 一点張り 。
 保留音は 、 無邪気さ あふれる トイザらス の CMテーマ 、

にわかに 、 この 音楽の 脳天気さ に 怒りを 覚えます 。

 
 

 ▼ T O Y : Episode Y

 
 「 がちゃんッ 。 」
… なぜだか 激しい 怒りを 通り越してしまい 、
暴挙に 出てしまった 、 ものの 、 我ながら 意味不明な 行動 。

 「 Pi Pi Pi Pi 、 Pi ! 」  「 うわっ!」

もう 自分でも 理解が 出来ない 、 何の 茶番でしょうか 。
 
 話は 、 簡単で 明瞭 、 喜劇の 幕引きの 時です 。
 「 実は 、 あの 遮断機に つきましては 今年 買い換える 予定 でして、、 」
「 ぬっ! ( 好機 ; チャンス ) 」

 「 今回は 、 当方が 負担 致しますので 、 今後も 当店を ご利用下さい 。 」

 
 あっけない 幕切れ 、 しかし 、 なんと 幸運 。
跡に 残った のは 、 マーチの 傷と 、 ハプニングの戒め、
 そして 、 もう あの トイザらス には 行かない 、 行けない 、 行きたくない 。
 
 今回も 、 一段落 しましたので 、ここらで 。
 
 





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