もう一人の東京守護者、おまけ

 

真女神転生4二次創作、もう一人の東京守護者。

本作の助っ人として、過酷すぎる真女神転生4の世界を救った英雄達の解説になります。

 

以下ネタバレがありますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・博麗霊夢(東方Project)

 

名作同人STG、東方Projectの主人公の一人です。赤い特徴的なリボンと巫女服の単純で分かりやすいデザインが特徴で、いわゆるインディーズゲームにおける界隈ではレジェンドオブレジェンドかと思います。シューティングゲームとしてだけ魅力的なのではなく、世界観も魅力的な作品で。舞台となる幻想郷や、そこで暮らしている人々や妖怪、神々などのキャラクターがとにかく魅力的な作品です。

原作での設定を見ると勝てる奴がいるのかと小首を傾げたくなる人間離れっぷりなのですが、公式スピンオフのコミックなどを見ると、結構簡単に伸されていたり、あっさり負けるシーンも多く。申告しているほどの能力はないようです。一応、幻想郷では最強に近いそうですが……。

また二次創作などと裏腹に原作での言動は非常に獰猛なのもこの人の特徴。おかげでヤンキーとかヤクザとか色々言われていますね。原作の一つ東方鬼形獣で別世界のヤクザの組長に凄まじい啖呵を切るシーンは中々にぞくぞくさせられます。

霊夢にはレジェンドオブレジェンドとして過酷すぎる真女神転生4の世界を救うための助っ人のリーダー格として来て貰いました。この人くらいが来てくれないと、救えないほどに厳しい世界なのです。

 

 

 

 

 

 

・斎藤秀千代(仁王2)

 

名作死にゲー、仁王2の主人公です。

あの戦国のマムシ斎藤道三と、鈴鹿御前の子というとんでも無い出自の存在で、しかも叔父は日本三大鬼の一角、大嶽丸だったりします。

この人、原作ではとにかく死にやすくて、頑丈に重装備をしてもその辺の野武士とか餓鬼とかにもあっさり殺されます。まあ死にゲーなので仕方がないのですが。その上装備重量の概念がシビアで、ある程度重い装備を着ているとまともに動けなくなるという悲惨さ。一時期あのSEKIROの次に難しいと言われていただけあって、非常に高難度の作品です。

原作では豊臣秀吉とタッグを組んで、戦国時代をともに駆け抜け。最終的には闇落ちした秀吉を救うというとてもドラマチックな人生を送った後。全ての諸悪の根元を、過去にタイムスリップして討つという激動の人生を送っている人です。(そしてその後は延々と地獄に潜る事になる)。

そんな激動の人生を送っている人であること。妖怪形態になれること。妖怪を多数使役できること。あらゆる武芸の達人である事。

それらから、条件は合うと判断して今回の助っ人に来て貰いました。

本作では基本的に接近戦を担当して貰っています。なお、本作で着ている葵の紋入り陣羽織は原作にある装備です。本当に痺れる程格好いいので、是非遊ぶなら使って見てください。性能も神々の加護がつく装備が手に入るまでは実用的です。

 

 

 

 

 

・マーメイド(真女神転生VV)

 

人魚です。古今東西の悪魔が登場するメガテンでは普通に出ていそうなのですが、意外と真女神転生シリーズでは真女神転生4Fが初出です。以降はソウルハッカーズ2、ライドウ(リメイク版)、それに真女神転生V、真女神転生VVに登場しています。デザインは一貫していて、兎に角幸が薄そうな子です(ただそれぞれの作品で性格が違います。 ソウルハッカーズ2に至ってはギャル系です)。

真女神転生Vシリーズでは幾つかの専用イベントがあり、また専用技もあります。支援用につれて歩くことが出来るのですが、不幸体質もあってか結構敵を見つけてしまうんですよねえ。ただ、真女神転生Vシリーズの主人公であるナホビノくんにはとにかく一途なので、その辺りが好きな人も多いかと思います。

本作のマーメイドは、シリーズ間スピンオフに近い形での登場です。真女神転生VVにて、あらゆる平行世界を救ったナホビノくんの仲間であったマーメイドがこの子の正体になります。だから滅茶苦茶に強い。何しろ数え切れないほど世界を救っていますので。むしろこれでも弱体化が入っているのです。

ちなみに声には普通にあらゆる全てに対する強烈な呪いが含まれているので、基本的に声は抑えめに喋っています。声を聞かないようにと注意してから大技をぶっ放すのは、それだけ現時点のマーメイドの持つ火力が危険だからですね。声を聞くだけで命を落としかねないほどに。

事実真VVのマーメイドが登場するイベントでは、歌を聞いただけで死んでしまった人の事を話す個体がいます。

 

 

 

 

 

・リリィ(ENDER LILIES: Quietus of the Knights)

 

名作メトロイドヴァニア(※近年流行しているアクションゲームジャンル)であるENDER LILIES: Quietus of the Knightsから、果ての国の巫女の登場です。

死の雨が降り注ぎ、人間どころかあらゆる生物が穢者と呼ばれる怪物になりはててしまう破滅の地、果ての国。そんな事が起きたのには色々理由があるのですが、その果ての国で様々な穢者となってしまった人々を救い、そして最終的には死の雨を止ませるべく奮闘するのがこの作品です。

地獄そのものの状況で必死に大事なものを守ろうと奮闘した人々の記憶。それらの人々の最後の尊厳を守るべく戦う巫女。その戦いは非常に悲壮で感動的です。

本作でのリリィさんは、この作品でのCエンド(条件を満たすとみられるハッピーエンド)の後の数年後のリリィさんです。雨が止んだ果ての国で、全ての人を弔っているリリィさんの、「救済の巫女」としての概念が真女神転生4に召喚されています。能力や記憶はそのままですが、果ての国の人々が(ごく一部を除いて)最後まで必死にあがいて周りを救おうとしていたのを見ていたリリィさんは、余りにもエゴ剥き出しでやりたい放題な真女神転生4の世界を見て協力を拒否。英雄達が姿を見せるまで、力を貸してはくれませんでした。

それでも可能性の光を見た後は、憑依した殿とともに、苛烈な運命から東京を守るために戦ってくれるのです。

ちなみにリリィさんは素で非常に強いので(原作をやると分かりますが)、儚そうなイメージと裏腹にとても逞しいです。

 

 

 

 

 

・ドクターヘル(マジンガーZ)

 

スーパーロボットと言われるジャンルの悪の総統と言えばこの人です。科学者としても凄く、総統としても優れている。時代を感じさせる設定として、1902年生まれというとんでもない年齢設定があります。ナチにも参加していたのは、まあ昔の作品の悪の科学者の嗜みだったりしますね。死神博士などもそうですが。

肌の色が紫っぽかったり、身体能力が凄まじかったりと、色々原作でも人間離れしている人ですが。実際問題、この人がバードスでミケーネの遺跡を見つけられなかったら。その後、光子力研究所がそもそもマジンガーの構想すら造れずに消し飛んでいたらどうなっていたのか。

そういう発想の元、登場して貰いました。

実際問題、女神転生シリーズはデビルマンシリーズの影響を強く受けており、真ifのアキラとアモンとかは極めて露骨だったりします。

同じ系統の作品であるマジンガーZから手伝いを呼ぶとなると、味方勢よりは敵から。それも、敵としては大成できなかったドクターヘルが面白いのではないかと思って着て貰いました。

基本的にテクノクラートとして活躍するドクターヘルですが、危ない人であるのは周知の事実であるので、皆から常に監視されるという面白いポジションではあります。ただ、利害が一致してともに戦うというのは結構好きなので。そういう意味でも危ない人が味方に混じっているのは良い事なのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

助っ人として活躍してくれたゲストキャラは以上です。

真女神転生4は本当に過酷な世界で、その続編の真4Fとなると、グッドエンドであるだろうニュートラルエンドであっても、いったい何人生き残っているのだろうと思わされてしまいます。シェーシャがあまりにも食い荒らしまくった上、天蓋まで貫いていますからね……

よって、今回のゲストキャラには、それぞれ相当に強力なキャラクター達を選抜して来て貰いました。

楽しんでいただけたのなら幸いです。