「名前を書こうよ」
  君はそんな顔して否定するけど
  君は確かに僕の名前なんて忘れちゃうよ
  もっと長いスパンで見てごらん
  10年、20年、30年…
  僕らは今日ここでお別れなんだ
  請け負うよ
  3年後には間違いなく
  君は誰かを大事に思ってる
  
  君はそんな目をするけど
  僕の顔だって、いつかおぼろげになるよ
  
  もっと長い話で考えてごらん
  100年、1000年、10000年
  
  僕らは今日ここでお別れなんだ
  請け負うよ
  100年後には、僕ら二人とも
  土の中か
  灰になってる可能性のほうが高い
  
  でも君が
  そんな風に思うなら
  万年雪の意匠が施された
  そのペンで
  僕らの名前を書いておこうか?