呼吸器の病気シリーズ

呼吸困難(息切れ)


 呼吸器疾患はもちろんですが、心臓病、内分泌疾患などの患者さんでも、ある程度病気が進むと息切れを感じます。その表現は様々で、例えば息が切れる、空気が入ってこない、喉がつかえる、階段が登れないなど多様です。これらの表現を一括して呼吸困難といいます。しかし、呼吸困難は自覚症状で、それを感じる自体を正確には愛句しないと、医師側でも判断し難い場合が多い症状です。
 症状のある人は、どのようなときに起こるか考えてみましょう。突発性なのか、徐々に起きてきたか、発作性・持続性・反復性・進行性、季節や時刻で変化するのか、環境状況との関連は、などから、呼吸困難の診断や程度が判断できます。特に呼吸困難と関連して重要な検査は、胸部Ⅹ腺写真、肺機能検査、循環器検査です。呼吸困難が、必ずしも呼吸器の病気のみで起こるとは限りませんので注意が必要です。