〜くらもちふさこ〜
遅れて読む青春像
私は中3で萩尾望都を 山岸涼子を知った。 あの頃に会えたから、ずっとずっと心の中にしまえる作品になったのだと思う。 マンガも映画も小説も、きっとその人の生きている間の、出会うに一番いい時期があるんではないかと思う。 くらもちふさこの作品は、私にとって、『遅れて読んだ作品』だ。 くらもちふさこの作品に出会ったのは、多田かおるの死後。 イラスト集や文庫のあとがきに必ず出てくる名前だったから。 (多田先生はくらもちふさこを『お師匠さん』と呼ぶ。) 多田かおるは、くらもちふさこにあこがれてマンガ家を目指し、その後も深い繋がりがあったことがわかる。 そんな興味からくらもち作品を読んでみたのだ。 「いつもポケットにショパン」を中3で読んでいたら、もっとピアノの練習をしたのか?! と言われれば、ちょっと困るが。(実際には絶対出会えません・・・自爆) そうだな、もう少し音楽に対し、あのころから真摯になれたかも。 「おしゃべり階段」を高3で読んでいれば、もう少し冷静に自分を見つめられた・・かも。 今となっては、「ああ、思春期ってこんな感じだったのかな」と読んで思うくらい。 もったいない。 もっと早くに出会いたかった。 くらもちふさこは、現在はレディス誌に『天然コケコッコー』をず〜っと連載しているらしい。 まだ全然読んだ事がない。 そのうち遅い出会いをするかも。 |
おしゃべり階段 | いつもポケットにショパン | いろはにこんぺいと | Kiss+πr2 | アンコールが3回 | 千花ちゃんちはふつう |
ちょっと中抜けしてますが、年代順です。
えらく違うもんですが、どの頃の絵がお好き?