夏の空

コンクリートの建物が立ち並ぶ空の下
そっと昔をかえりみる

蝉を追って駆けまわった空
もう変わってしまったのかな
かき氷を食べながら見上げた空の色
もう変わってしまったのかな

足を突っ込んだあの水の冷たさも
陽射しから逃げて駆けこんだ日溜りの涼しさも
夜寝る前の蚊取り線香の匂いも
夜皆でやった線香花火の輝きも
みんなみんな変わってしまったのかな

そっと空を見上げる
あの時の夏の匂い
あの時の夏の空の色
振り返れば懐かしい景色

あぁ、きっと変わってない
みんなみんな昔のまま
きっと変わってしまったのは
それを感じ取れなくなった私
余裕をなくした私の心

目を開ければコンクリートの建物
でもきっとどこかに夏の匂いは生きていて
振り返ればそこに夏の空が見えるはず

長。詩もどき

暑中見舞いのお返し。


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