→シド爺さんに聞いてみよう
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質問10

ギム・ギンガナムのチョンマゲって、ハリー大尉の悪戯だったって、本当ですか?
ジョゼフ:何か、掲示板で誰かさんが、ほざいてたらしいなぁ〜。(ジロリ)
バウ:ドキっつ!!…い…いや…。あれは…その。
シド:まあ、大体は当たっておるが、正確には悪戯ではないんじゃ…。
何故ならヤツは常に、それが正しいと信じ、親切心でやっておるのだからのぉ〜。
赤眼鏡に言わせれば、東洋に昔から伝わる、マジナイなんじゃそうじゃよ。
ナス
『頭に、
をのせると、武芸に秀でる…』とか、ギム・ギンガナムに教えたらしいのぉ〜。
バウ:頭に…茄子?
ジョゼフ:へぇ〜、あの男の頭のチョンマゲって、茄子だったんだ!知らなかったぜ。
バウ:茄子なんて、そんな直ぐに干からびて腐ってしまう物、頭に乗せて歩くわけ無いでしょう!
シド:心配無用じゃ!ギンガナムの場合、ナスを頭に のせて いるんじゃ無く、
ナスが頭から、生えているんじゃからのぉ〜。常にフレッシュ野菜じゃ。
ジョゼフ:ああっ!じゃあ、あの髪の毛に見えてるのは…全部。
シド:そうじゃ、ナスの根っこじゃ!ギンガナムの頭のナスは、頭に寄生して奴から栄養を取ってるんじゃ!
ジョゼフ:すげえな〜。冬中夏草(トウチュウカソウ)みたいだな…。
シド:うむ、将にそれじゃな。何じゃバウ、冬虫夏草を知らんのか?
冬虫夏草とは、夏は植物として生えて、冬には虫として生きる不思議な生物じゃ。
中国じゃ漢方薬として、珍重されてるらしいのぉ〜。
ギンガナムは、自分の頭に生ったナスを食べる事で、武術の力を伸ばしたんじゃな。
副作用で、眉が薄くなるのを知りながらの…武人と言う者は、健気じゃのう…。
何じゃ?その疑うような目は…?
バウ:…貴方には、もう騙されませんよ!(きぱり)
シド:信じられないのなら、証拠を見せてやるろう…。
これが、ギンガナムのチョンマゲ、春バージョンじゃ!
ジョゼフ:うわ、本当だ。頭に花が咲いてるぜ〜!
バウ:……。(また、始まっちゃった…涙)。
シド:凄いじゃろう?そして、次が…。
ギンガナムのチョンマゲ、夏バージョンじゃ!
ジョゼフ:おお!実が生ってる!すげぇ〜本当だったんだ!
シド:どうじゃ、解ったじゃろう?バウよ。
バウ:……。(がーん)
因みに、秋バージョンじゃ!
バウ:ちょっと!何でいきなり柿になってるんです!ナスはどうしたんです!ナスは!
シド:うるさいの〜!秋と言えば、柿じゃろうが。
ジョゼフ:でも、秋茄子も美味いよな…。
で、冬バージョン!
バウ:…落ち武者じゃ、ないですかっ!(泣)
シド:やっぱり冬場は、枯れてしまうんじゃのぉ〜。
ジョゼフ:俺何だか、凄んげぇ〜気の毒な気がしてきた…。
せめて、茎だけでも、残っていて欲しかったな…。
こんな風に…!
バウ:余計に、気の毒になったじゃないですか!(涙)
ジョゼフ:ガハハハハハ〜〜〜〜!ハ…腹…腹痛い〜〜〜っ。(爆笑)
バウ:なんて、命知らずな男なんだ…あんた…。
天誅〜!(怒)