No.105:停止線無視

 

停止線、と言うものを考えてみましょう。もちろん自動車の話です。
 

交差点などにある、「この線の手前で止まれ」というあの白線のことです。特に今回は信号のある交差点の停止線、赤信号で止まる時の基準の線のことです。
普段街中を走っていると、あの停止線を守らないドライバーが非常に多い。赤信号で止まるときに、ちゃんと停止線の手前で止まらずに少し先で止まる。
 

停止線の手前で止まることは道路交通法で定められているので立派な違反行為です。どーみても電車の来てない線路を横断するときに、再出発でのエンストの危険を犯してまでもわざわざ一旦停止して命を賭けて道路交通法を守ろうとするのに、なぜか停止線ははみ出す。


目の前の信号が急に赤に変わって、慌てて止まろうとして止まりきれずに少し停止線をはみ出してしまうのならまだ少しは納得できる。しかしそれも、急ブレーキ等を使用しないと停止線で止まれないと判断した場合、その交差点は渡りきって良いことになっているので、停止線を越えて止まる必要はないのです。
さらに、もともと赤の信号に減速しながら近づいてきてわざわざ停止線をはみ出して止まる車も多い。コレはホントに意味不明。始めから止まるつもりで居るのなら停視線ぐらい守っても良いだろうに。もしかして自分の車を思ったところで止めることもできないのだろうか? そういうアホドライバーはさっさと免許証を返上して二度と再びハンドルを握らないようにして欲しい。急いでいるから少しでも前で止めたいのだろうか? しかし一度止まるなら何処で止まっても時間の短縮にならない事は誰でも知ってることであり、むしろ停止線より手前で止まったほうが時間を短縮させることができるはずである。そんな事も分からないタワケドライバーも免許証を返上すべき。
そもそも赤信号で停車しているときに横から曲がってきた車に衝突でもされたら、停止線を守ってなかったと言うだけで過失になるのである。細い道の交差点などで停止線が交差点よりかなり奥に引いてあることがあるが、これを無視してはみ出して停車するのはそういう点では非常に危ない。トラック等の回転半径の大きい車両が曲がってきたときなどはぶつけられる可能性が高くなる。
停止線を守って止まるぐらいの事はそう神経を使わなくても、本人にその気があればいたって普通にできるはずである。そんなくだらない事で無用な罪を犯さないよう、無用な危険を呼ばないようにして欲しいものである。そもそも停止線を越えて停車している車というのは見ていて格好悪い。
守ると逆に危険な制限速度や線路前の一旦停止と違って、赤信号で停止線を守って止まっても何も困ることは無い。破る価値のない決まりぐらいはちゃんと守って欲しいものである。

 

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