No.95：シートベルト
シートベルトは自動車の安全装置の中でもっとも重要なもののひとつ。運転席はもちろん、助手席に座る人にもシートベルトの装着義務があります。乗用車に標準採用されている３点式シートベルトというのものは、レーシングマシンの４点式に比べると頼りないのですが、それでも無いよりは全然安全。ちょっと余談だけど自分の車のシートベルトを３点式から４点式に”交換”すると、安全性は格段に向上するのに車検は通りません。たとえ更に性能の良いベルトをつけたとしても、標準でついているシートベルトを撤去することはダメなのです。だから４点式シートベルトを装着した車は標準の３点式シートベルトも外さずに付けているんです。
で、このシートベルト、自分の身を守るためには必要不可欠なものなのですが、意外と使っていない人が多い。「つけると苦しいから」「運転しづらい」「カッコ悪い」なんてのが主な良いわけみたいですが、彼らは車の運転、シートベルトというものを甘く見ている。運転しづらいとは何事か。普段からシートベルトをしていれば逆にベルトをしてないことに違和感を覚えるはずです。
つけると苦しい？いったいどうやってシートベルトを装着するとあんな３点ベルトで苦しくなるんでしょう。ベルトの締め方も分からんような奴は幼稚園からやり直しです。
カッコ悪い？なんだソレは。なにをどう見るとベルトを締めてる姿がカッコ悪く見えるんでしょう。きっとそういう人たちはツメ襟学生服の丈を短くしたり長くしたりしてカッコイイと思っているガキと同レベルなんでしょう。高校を卒業したら所詮学生服なんか何をやっても同じだという事に気がついてほしいもんです。
私がベルトをしない人たちに説教をしようとすると、「アンタ（走り屋）みたいに危険な走りはしない」「高速道路走るときは付ける」「スポーツカー買ったらつける」などとバカな事を言ってきます。事故は自分が危ないことをしなければ起きないのか、高速道路だけって一般道は事故は起きないのか、事故しても大丈夫なのか。スポーツカー買ったらつける？そんなの論外。
だいたいそういうことを言う奴に限って走り屋の「技術と経験に裏打ちされた高速走行」を真似ようとして「何の根拠も無い無謀な高速走行」を行うし、高速道路行っても普段一般道でシートベルトをしてないから高速道路にのっても締め忘れる。スポーツカー買ったらなんて言ってたクセに、もともとベルトを締める習慣ができていないから、スポーツカー買ってもシートベルトなんか付けるわけも無く、運転というものをその程度にしか考えていないからサーキットなんかでいきなり「何の根拠も無い無謀な高速走行」を行って自分の車を廃車にする。＜結構こじつけ

シートベルトはバイクで言うヘルメットと同じようなものなのです。ヘルメットを被らずにバイクを運転してるクソ坊主を見て愚かだと思えるのなら自分もシートベルトを締めましょう。

シートベルトで守るのは自分の命なのです。