|
No.89:8月といえば
8月になると戦争の話が何かと話題になる。みんなで真昼の厚い中、外で目を閉じてみたり、暗くなるとみんなで川に大量のゴミを流してみたり。昔は決まってこの時期に「火垂るの墓」がテレビでやってて。バカとしか思えないような高支持率に支えられるK総理大臣も靖国参拝がどうのこうので大騒ぎ。バカな国民どものおかげで何とか選挙は口だけで乗り切ったけど、いい加減具体的に何かせなアカンなって状態になってきて、でも総理本人はもちろん、有能なはずの大臣たちも部下と喧嘩するわ、まずい選挙応援で処分は喰らうわ、党首を首になりかけるわ、TVに出演しては田原にいじめられ続けるわでもう本人たちは改革どころじゃなさそう。で、まだ何も打つ手はありませんとは言えないからとりあえず靖国参拝でダラダラ時間稼ぎでもしてるようにしか見えません。普通こんな事にそんなにこだわるか?
たぶん今回の国会は特に何も出来ないだろうから新人の芸能人系議員さんの話題でお茶を濁して終わるだけじゃないだろうか。まぁ、それでもK総理を支持するようなバカな国民どもは満足なんだろうけど。
おっと閑話休題−
そもそも私は「終戦記念日」と言う呼び方が嫌いです。もっと正直に「敗戦記念日」と呼ぶべきだと思う。「とにかく戦争が終わって良かったね」ではなく「無念にもアメリカとの戦争に負けてしまった」という心を前面に出してほしい。おかげで日本は軍を持てなくなったし、今でもアメリカの属国だし、日本の領土に何故か米軍基地があるし。でも、今突然沖縄から米軍基地がなくなったらどうなるんだろう。米軍基地がある事による沖縄の経済効果は消して軽視できるものではないはずだし、その関係の仕事をして生計を立ててる人も少なくないはずだ。突然米軍基地がなくなって職を失った沖縄人すべてを新しい職に付けれるのだろうか?そもそも結構広大な土地が突然あまってくるわけで、サミット効果によるIT都市化の目論見が思うように進んでいない現在の沖縄にその余った土地を一気に何かに使えるとはとても思えません。どうせならもっと昔の、景気が良かった頃に米軍を追い出しておくべきだったのかも。
って気づくと話がそれてるのでまた戦争に戻しましょう。
この時期は当然反戦を訴える声も大きくなり、全国各地でいろんな反戦、平和に関係したイベントも開かれてると思います。戦争の被害にあった人や家族を失った人なんかが過去の記憶(戦争の悲惨さ)を語ったりします。小学生の良い子のみんなは担任の先生から「このきかいにおじいさんたちからとうじ(戦時中)のおはなしをきいてみてください」なんて言われて良い子のみんなはホントに聞いてきたりします。私はこのような、”下の身分の者たちからみた”戦争の悲惨さを世代を超えて語り継いでいく事の効果に疑問を感じます。消して無駄な事ではないと思うけど、反戦ということについてはたいした効果はないと思う。戦争で被害に遭うのは身分の低い人かも知れないけど、そんな人たちが戦争の悲惨さを知っていても戦争を始める決定を下すのは上の人間なのです。戦争を始める決定を下す人間はもちろん戦地に赴く事はないし、家族を戦争で失う事もありません。戦時中に国が貧困に会ったとしても上の人たちは普通に裕福な生活を送ります。誰かが死ぬから悲惨とかそういうものでは戦争を止める事は難しいのです。上の人間は戦争を起こして勝てばなんだかんだ行っても民衆の支持はあがるし、国内の(軍事)産業も上向きになる。負けた国から有形無形のいろいろなものを手に入れれるし、戦争を起こしても勝てれば上の人間にとっては結構イイカンジなのです。まさに勝てば官軍。勝てる戦ならドンドン挑めば良いのです。じゃぁなぜ世界の軍事力を持つ先進諸国は戦争を起こさないのか?今は国連というものがあって、戦争を始めると国際的にハバにされるからです。消して戦争の悲惨さとやらを知っているから戦争しないのではないのです。
なんか話がまとまらなくなってきたのでここらへんでやめときます。まぁ年寄りから戦争の悲惨さを聞いてもあんまり意味は無いかな、ということです。
|