No.81:人呼んで鬼の平蔵

私はあまりテレビを見ないほうじゃないかと思う。とはいえ別にテレビが嫌いなわけでは無く、欠かさずチェックしている番組もいくつかあるし。「暇だからテレビでも見るかな」と言う事が大衆の皆様にはあるらしいのですが私にはあんまり無いんですよね。この番組が見たいという強い意志が働いて見てるから、ちゃんとビデオに録画してでも見るし、何かと小忙しくてビデオを見る時間が裂けない時は寝る間を削ってでも見ます。ちょうど昨日も午前3時に帰宅後、録画しておいたドラマを見てたし。さらにこれにF1が加わると4時にドラマ見終わった後にF1を2時間かけて見るから終わったら6時ですよ。まぁ大変です。
とまぁそんな話は置いておいて先日からとある番組がやってます。私がいままで出会った中でも屈指のテレビ番組。その名も「鬼平犯科帳」、誰もが名前ぐらいは知ってる時代劇ですね。
内容の説明は必要ないかも知れないけど、江戸時代の特殊警察とも言える「火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)」の捕り物帳で、そこの長官長谷川平蔵、通称鬼の平蔵(一応実在の人物)を演じる中村吉右衛門がもう凄いハマリ役でして、平成元年の放送開始直後からの大反響で10年間で一気に130本以上をドラマ化し、時代劇としては異例なまでの人気に劇場映画化までされた作品です。故池波正太郎氏の原作のほとんどをドラマ化してしまったために平成10年のシリーズで完全に終了してしまったのですが以後も視聴者、ファンからの熱い希望で遂に今回復活を果たしました。
とはいえ原作の残りがホントに少なく、あと5編しか残っていないので今回のシリーズは5話のみ。コレで本当に最後です。残念ですが仕方ありません。
中村吉右衛門以下の俳優陣の味の深すぎる演技、すばらしい原作があるからこその見事な脚本、忘れちゃいけないジプシーキングスのすばらしいエンディングテーマ。ホントにこの作品はすばらしい。ほかの時代劇やそんじょそこらのトレンディドラマとは格が違う。時代劇を見慣れていない人は1回見ただけは良さはわからないかも知れないけど、だまされたと思って3週ぐらい続けて見てもらえればこの作品の味の深さ、すばらしさに気が付いてもらえる物と思います。もうあと残り2話しか残ってないんですけどね。
まぁとりあえずこの世紀の名作「鬼平犯科帳」をみんな見ましょう。

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