No.72:交通違反の事
もうすぐ自動車の運転免許の更新に行かなければいけません。
私はゴールドカードどころか1年半前に無人速度取締機、通称オービス(実際にはオービスは東京航空計器社の時速機の商品名)に激写されてしまったので、恐怖の一般講習の刑です。罰金払わせて免停までさせて一日かけて免停講習まで受けさせて(これまた有料)更に忘れた頃にこの攻撃です。一般講習は優良講習に比べて時間も長ければ料金も高いんですよ。なんでこんなヒドイ仕打を受けるんでしょう。そんなに真夜中の見渡す限り誰も走ってない広い国道を38kph超過で走る事はイケナイ事なのでしょうか。
先日起きた長距離トラックの飲酒運転ドライバーが一般車に衝突して殺してしまった事件、あれの影響で交通違反の罰則金が更に上がるって言うんだからもう勘弁してほしいですね。なぜか駐車違反の罰則金も上がるらしいし。
そう言えば交通違反と言えば「ねずみ取り」ってありますよね。物陰とかで道行く車の走行速度をこっそり計測して違反しているとパクるあれ。なんともいやらしいものです。みんな言うけどなんで隠れて計測するのか。道路の治安を守るのが目的ならもっとみんなに見えるようにやるべきなのに。捕まえるのが目的としか思えません。
まぁ現場の警察屋さんもノルマがある以上違反してもらわないと困るわけで、みんなが違反しなくなると商売立ち行かないわけで。捕まった人がよく勘違いしやすいのは、道路交通法を破ったのが問題であって速度の出し過ぎを問われているのではないという事。「こんなスピード普通だよ」なんて言っても法定速度が普通以下なんですから。ま、「俺だけじゃない。みんなも同じぐらいの速度だ」なんていう中学生でも言わないような情けない文句は論外です。
そもそもの問題は毎年の警察庁の予算案にちゃんと罰則金による収入が盛り込まれているということで、コレが無ければノルマも無いわけだしそんなの収入予定に入っていること自体がおかしいわけで。こんな事やってる以上警察は犯罪を無くすのが目的ではなくて犯罪者から罰則金をゲットすることが目的としか思えません。

だからキップを切られても警察の人に文句言うのはよしてあげましょう。彼らもノルマに追われる営業のサラリーマンと同じなんですから。

あ、ついでに個人的に気になってたことをひとつ。堤防道路のことです。堤防道路でネズミ捕りをしてる警察はなんかおかしいと思うんですよね。一部を除いてほとんどの堤防道路(河川道路)は建設省の管轄なんですよ。河川の氾濫を防ぐ目的で建設省がつくった堤防に、ついでに道が用意されてるだけです。ソレに対して普通の一般道路は運輸省の管轄。そう、堤防道路は厳密には公道ではないはずで道路交通法の適用外のはずなんです。堤防道路での工事の看板は建設省って書いてあるし。ほとんどの堤防道路には速度標識なんて基本的に立ってないし。たまに速度標識のある堤防道路も在りますがそういうのは運輸省も管理してる一般道路でちゃんと「県道○号、国道○号」なんて名前が付いてるはずです。昔からそのことが気になって、堤防で警察に止められたら一度直接聞いて見ようなんて思ってるんですがこれがなかなか止められなくて(^^;

ホントはどうなんでしょうね。
なんて思ってたら実は省庁再編で運輸省と建設省は国土交通省に統合されてたんですね。
恐るべし。

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