No.46:親と子と。

ひさびさにキーを叩く気になったのでコラム更新。
でも今回はちょっと重いかも。

本当は間に軽いネタを入れる予定だったんだけど、かなりの時事ネタでしかもそのときサーバー不調でHP更新できなかったので急にこのネタになっちゃったんですよね。ご勘弁を。

え〜、事は先日のTVでの出来事。私がギタリスト布袋寅泰をアニキと慕って愛車の中に自作布袋ベストCDを入れていることは周知(?)の事実ですが、その布袋寅泰氏の元妻山下久美子のことです。二人の間に何があったかは知ったこっちゃ無いんですが、この度山下久美子が懐妊したそうで。しかも相手の男は明らかにせず、当然入籍もしない、いわゆる「シングルマザー」で行くとのたまっていたのです。

私の怒りのボルテージを上げるに十分なこの態度、どういうことなんでしょう。
私がシングルマザーなどというものを平然と言ってのける人間に怒り、殺意を覚えることは私の仲間内では密かに知られたことなのですが、この山下久美子の事を世論はどうとらえるのか。この女、生まれてくる子供のことを考えた事があるのでしょうか。
別にこの女の件だけでなく、ごく一般のレベルでもシングルマザーだの子供が居るのに離婚するだのというのが最近普通に行われています。そしてそんな道を選んだ親(男女両方)を普通に受け入れてしまう世の中が出来上がっているのも事実。そして奴らがその道を選んだ理由はたいていの場合「子供の為を思うと」「私だって一人の人間として」などと言ってやがります。そういうのを聞くたびに私はチョットマテコラ、なにが子供の為だタワケ!、なーにが私だってだボケ!と思うわけです。

子供を作っておいて「私だって一人の人間」? 子供ができた瞬間から自分が一個人ではなく一親になることを理解していない。親になった瞬間から子供が自立するまでは自分は一個人ではなく親として行動しなければいけないことがまるでわかっていない。一個人としてやりたいことをやっていきたいなら子供なんか創るべきでは無い。最近の日本人は子供を創ることを安易に考えすぎですね。

そして「子供の為を思うと」などとぬかしくさる奴らは更にタチ悪い。ある程度までは自分が親という認識があるのでしょう。だからそんなバカな言葉が出てくると思うんですが、ホントに子供の為を思っているのか?

私には全然子供のことなんか考えてないとしか思えない。人間の子供が健全に成長していく為には父親・母親の二人が居ることが必要最低条件であり、どちらが欠けても子供にとって言い訳など無いのです。たとえその子供が大きくなって社会的に十分な地位を築こうとも、誰からも認められる存在になろうとも、絶対にその人の精神には大きな欠陥があることは間違いないのです。子供が成長するのに親が一人の方が良いなどという理由があるもんなら私に教えて欲しいです。所詮ソイツらも「子供の為」などと言った所でその実自分の事しか考えてないのであり、そんなやつらも子供を作る資格は無いですね。

親は2人必要といって次から次へと別の男(女)を作る親も許せません。そんな「おとうさん」と呼ぶ人間がコロコロ変わる状態に置かれた子供の精神状態など考えるだけでも恐ろしいです。そういう親も滅殺ですね。

その点、子供が成人するのを待ってから離婚する親、コレは素晴らしいと思います。よく頑張ったと親を誉めてやりたいですね。
私の友人A君の家庭もA君兄弟が共に経済的・精神的にも自立したときにその両親が離婚しましたが、コレは立派に親としての義務を果たしてからの別離であり、別に問題は無いと思います。そりゃぁさすがにA君もその時は落ち込んでたけど、両親のことを十分に理解できる年齢ですし、成人した子供を含めての家族での話し合いの結果ですから円満離婚ですよね。その家庭はどうやら母親が耐えてきたようなのですが、この女性はちゃんと母親としての義務を果たし、これから新しい一個人の女性として生きていくことでしょう。

おおっと、怒りのあまり書きすぎましたね。でわ。

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