| No.32:M:I-2 土曜日にM:I-2の先行上映を見てきました。ホントはその前の先先行を見に行く予定だったのですが都合で1週間延びてしまいました。M:I-2とは「Mission
Impossible 2」の略で、その昔お父さんたちの心を躍らせた「スパイ大作戦」というテレビ作品を劇場作品としてリメイクした物で、前作が大ヒットだったので今回のM:I-2の制作、公開になったわけです。
おっと今回はM:I-2の感想話ですが、ストーリー等には極力触れませんので来週からのロードショーを狙ってる人も御安心を。
主演は前作同様トム・クルーズ。最近ではアクション物ではなく、「アイズ
ワイド シャット」とか言うなんともぬるいただのエロ映画なんかに出てたりして少し不安なんですが。
監督はジョン・ウー。御存知(?)香港映画界の大監督で、前作「Mission
Impossible」の公開してた頃に丁度彼も香港からハリウッドに進出してきて「Face/Off」という凄いアクション映画で一気にハリウッドでの評価を得た時期で、丁度タイミングが合ったのかM:I1の公開終了後、程無くして続作はジョン・ウーで行くと決まったのでした。彼の作品は結構たくさん見させてもらっているのですが、香港の監督には珍しくどれも安定して面白い物なので、今回の「M:I-2」も大丈夫でしょう。
あと、この作品は撮影開始まで内容は一部の人間だけの秘密にし、撮影開始後もストーリーを大々的に公表するような事はせずひっそりと作られていて、そのせいか私もストーリーはぜんぜん知りませんでした。
あとは脇を固める俳優陣。なんとぜんぜん知らない人ばかり(^^;。まぁ私は人の名前を覚えるのは苦手だし、そもそもハリウッド映画にそれほど明るくないので脇役の名前を見てもピンと来ないのはいつもの事なんですけどね。
で、いざ見てみると・・・もう言う事無しです。トムクルーズはアクションシーンも含め全く文句の無い演技で、ストーリーもハリウッドらしいひねりが入った展開でそれなりに面白く、少しベタな気もしましたが元々がシリーズものという意味では逆にベタであるべきなのかも知れません。そしてアクションシーンはジョン・ウーの腕が見事に発揮された内容で、激しい銃撃戦や1対1の格闘といった監督の得意分野から、香港ではあまり見かけないカーバトル、バイクバトルなんかもあり、どれでも凄い迫力で私を圧倒してくれました。そして「Face/Off」同様ハリウッドでも変わる事無く随所にちりばめられたジョン・ウーカットの数々、そしていつものスロー/ストップモーション。もう香港マニア卒倒確実ですよ、ホントに(^^;
【ジョン・ウー・カット】
香港監督時代、特に男たちの挽歌シリーズなどの彼の作品に毎回用意されているお決まりのカットの事。どれもカッコ良いんだこれが。横っ飛び2丁拳銃、超接近で銃口を向け合って静止(M:I-2では不完全)、戦いの前の謎のハト等はM:I-2でもでました。他にも教会での銃撃戦、スローモーションでの横っ飛びドロップキックなんかも。
余談だけど、ナイキのブラジルサッカー選手が沢山出てたCM、アレの監督もジョン・ウーなんですよ。知ってました? |
あと、一つ気づいたのがトムクルーズが結構アクションシーンを自分でこなしている事です。本人を確認できない時はスタントマンを使っている可能性が高いのですが、明らかに本人と確認できるアクションが多いんですよ。もともと女性すらほとんどスタントを使わない香港映画界から来た監督ですからそういう所も影響してとは思いますけど、正直驚きましたね。
そんなこんなでM:I-2、必見です。香港ファンもそうでない方もぜひ!
あ、そういえば車のアクションに私の中で現在Z3を抜いて外国車お気に入りNo.1のTTが出ていたのは嬉しかったですね。出来ればTT
RoadstarじゃなくてTT coupeだったらなお良かったんですけど。
この夏の映画はM:I-2で決まりですね。そして秋にはUSで早くも「M:I-2」を越えてしまった「GONE
IN SIXTY SECONDS」が控えています。主演はザ・ロック、フェイス/オフでおなじみニコラス(ハリウッド1さえない男)ケイジです。コレも見逃せません。
でわ。
M:I-2日本オフィシャル
GONE
IN SIXTY SECONDS日本語オフィシャル
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