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No.23:NHKとスクエアとモザイクと それはある土曜日のこと。友人と二人で私の部屋でくつろいでいるときのことです。二人でビデオを見ていて見終わったら停止ボタンを押してからテレビは点けっぱなしにして二人で話していました。なんかテレビ消したら寂しいからね。
どうやらテレビはNHKを映しているらしく、今 大ブレイク中の青年犯罪についての番組をやっているようでした。まぁそんなことは気にせずに話し込んでいるとふと目をやったテレビがフルモザイク状態で何かのゲーム画面を出しているじゃないですか。私は思わず反応してしまいましたよ。
その画面はモザイク掛かっているけれども間違いなく「PSブシドーブレード」。その画面を移しながらアウトナレーションで「最近のゲームは結構残酷なものが多い、そしてガキは現実との区別を失って犯罪に走る」みたいなことをのたまっておられるようです。さすがNHKなんともベタな切り口ですね。しかし!なぜブシドーブレード!!
ブシドーブレードとはスクエアから出ている剣術アクションゲームで、いわゆるスト2系の対戦格闘ゲームです。当時セガから人材を引き抜くなどの得意技を駆使して一気に3D(ポリゴン技術)のノウハウを蓄積しだしたスクエアがトバルNO.1で3D物をリリースし、FFVIIでは見事な3D戦闘シーンを作り出してその勢いをかって出した3Dの対戦格闘物です。特徴としては複数のキャラクターと複数の武器を選択してその組み合わせで戦うこと、ライフ形式のダメージ方式ではなく、頭を攻撃されると即負け、足をやられると立てなくなったり手をやられると片手になったり(重い武器や腕力の無いキャラだとこれが結構痛い)というもので、結構マニアックな内容のゲームでした。私はこのシステムが大いに気に入って発売日に速攻で買ったくらいです。でも 操作方法が特異すぎる、ローディングがプレイ時間に比べて長すぎる(例:ローディング20秒プレイ5秒)などの理由からビジネスとして成功したとは言いがたい作品になってしまいました。こりずに続作も出てたようですが。
で、そんな業界としてはマイナーなゲームがなぜNHKでそんな悪役としてモザイクかけて出てくるのか?もっとメジャーで凶悪なゲームいくらでもあると思うけどなぁ。NHKとスクエアの間に何かあったのかなんて心配してしまいます。
しかし、テレビではよく今回のように「最近の子供向けメディアの質の悪さがイカン」なんてやってますがみんなそんなこと本気で思ってるんでしょうか?
今日は時間が無いのでココまで。次回はこの続きでいこうと思います
(あくまで予定。予定は未定で決定ではない)
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