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No.18:「マークか?!」「違うよ、ケンだよ。弟だよ!」
今回は映画、特に極東ハリウッドについて。
極東ハリウッドといえば言うまでも無く香港(ホンコン)映画のことですね。間違っても日本のことじゃないです。香港は非常に映画というのがメジャーでして、インドにはかなわないものの、その大量生産ぶりは凄いもののようです。私は映画(シアター、ビデオ問わず)を見ることは好きでして、ちゃんとハリウッドものも見ます。でも、やっぱり香港映画がいいですね。最近は少しずつ人気が出てきましたがまだまだ国内ではキワ物扱いされている香港映画、俳優、監督などの魅力を語っていこうかと思います。
香港映画といっても当然いろんな種類のものがありまして、最近日本で人気があるのはウォン・カーウァイとかの若手監督の恋愛・友情なんかを扱った作品ですね。たしかにここらへんも面白いのですが、私がすすめるのはなんと言ってもアクションもの。香港のアクション映画はとにかく凄いですよ。銃は鬼の様に打ちまくるし、格闘だって本格的なカンフーと伝統のワイヤーを合わせて、とんでもない動きを見せます。まさに燃えます、ちょっと女性には理解できないかもしれませんが。
カンフーアクションといえば日本ではジャッキー・チェンのちょっとコミカルなアクションが有名ですがああいうのがゴロゴロしてるんですよ。最近のジャッキーはもう限界なのか、凄いアクションはあまり見せませんが、ジャッキー以外の映画ではまだまだ凄いアクションでバリバリやってます。そして、香港映画の特徴として、アクション映画に出てくる人は男女・主役・雑魚に限らず誰でも凄いアクションをすることですね。これはハリウッドしか見ない人には驚くと思います。ちなみに今格闘アクションで旬なのがリー・リンチェイ(ハリウッドではジェット・リー)。彼のアクションは中国の至宝と呼ばれるほどで、ホントに凄い動きをします。とりあえず彼の作品ならアクションでハズすことは無いですね。この人、中国の武術大会で5回も優勝するまさに実力派でして動きは超一品です。演技はちょっと・・・なんですけどね。、
格闘アクション以外にも忘れてはいけないのが銃撃戦を使ったアクションものですね。この分野は「男たちの挽歌」シリーズで確立されたものなんですが銃の使い方がハリウッドと大きく違う。とにかく撃つ、撃つ、撃ちまくる。一人に5,6発は打ち込むし、とんでもない姿勢から銃を撃ち込みまくる、まさに圧巻です。ジョン・ウー監督がハリウッドで手がけたフェイス・オフなんかも結構凄いアクションでしたね。もうすぐ国内でミッション・インポッシブルの続作が公開されると思いますが、コレもジョン・ウー監督の作品で見逃すことは許されません。この系の映画といえば俳優はチョウ・ユンファが絶対的な存在です。彼は恋愛物などもこなす演技の上手な人ですが銃の扱い方が美しい!しかもカッコイイ!男たちの挽歌を見れば一瞬で彼のファンになること間違いなしです。香港映画界ではじめにジャッキー・チェンを抜いたのは彼です。
あと、何気に娯楽ものもいけてます。もぅどうしようもないくらいくだらないんですよ。そのくだらなさがなんともいえません。結構国内でも支持されてたりします。この分野でダントツなのがチャウ・シンチー。彼がジャッキーを抜いたチョウ・ユンファを更に抜いた男で香港での人気は凄いものがあるようです。かのゴッドギャンブラーシリーズを娯楽映画にしてしまったほどのとんでもない魅力の持ち主です。
そしてなんと言っても香港映画の魅力といえばストーリーが薄い!というかどれも同じ!というのが在ると思います。ほんとストーリーのバリエーションが少ない。まぁコレを魅力に感じるのは普通の人には無理かもしれませんが、王道のストーリーを楽しむというのもいいものですよ。
他にも意外と気づかない香港映画の魅力としてほとんどの作品が90分完結というのがあると思います。なんか丁度良い長さなんですよ。どれとは言いませんが最近ハリウッドで人気の出た作品って長いのが多いんですよ。面白いかも知れんけど見てて苦痛。途中で腕時計に目をやるような作品はダメですね。
さぁ今度ビデオ屋さんに行ったら香港映画を1本でも借りてみましょう。そうすれば次からは香港映画しか借りなくなってビデオ屋のお兄ちゃんに変な目で見られること請け合いです。
ではみなさん、映画のような夢を。
いや〜香港映画ってほんっと素晴らしいですね。
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