No.17:地上最大の爆発力、ビックバンパンチ!

今回はちゃんと書くネタもあって構想を練ってパソコンの前に座ったのですが、ついさっき大事件が発覚したので急きょ内容を変更。

それはパソコンとほぼ並行線上に置いてある私の部屋のテレビから起こりました。プロ野球中継(中日対ヤクルト)がCMに移ったときに私の目に飛び込んできたものは「α」の文字。なんか妙に”らしげ”な音楽とそのαの文字から私にはだいたいなんのCMかはわかっていました。そう、スーパーロボット対戦αのCMです。何故かずいぶん前から名前は知っていたのでなんとなくそのCMを見ていたら!なんと!!なんと!!!登場キャラクター(ロボット)の中にGRがいるではないですか。エヴァが出てるのは多分前作からだと思うし、別に興味は無いのですがGRが出るとは!
もしかしてわからない人がいるかもしれないので不本意ながらGRの意味を説明しておくと、GRとはジャイアントロボの略です。そして今ジャイアントロボといえば昔実写でやっていた「マ゛」と叫ぶあれではなく、OVA版ジャイアントロボのことです。いつかもすこし書きましたが、私はこの作品に言いようの無いコダワリがあり私が興味を持った最後のアニメ作品です。作品の内容も当時既に主流であった「女キャラ(CVは当然キーキー声系)をとりあえず沢山だしといてパンチラでもみせとけ」とは一線を駕すもので、完全に男の物語。全7本構成でありながら完結までに約7年掛かった異例の作品で私が昔から目をつけていた今川泰宏監督の魅力が余すところ無く表現されている作品です。私の目の前には当然のようにUFOキャッチャーで取ったGR1&2の人形が置いてあります。
この近年例を見ない男のドラマGRがシュミレーションゲーム界でゴミの名を恣(ほしいまま)にしているスーパーロボット対戦にっ出るとは・・・
悔しいというか腹立たしいというかなんともやるせない気分ですね。GRを他のスパロボ出場作品と同じにしないで欲しい。昔私がまだスパロボをやっていた頃にザンボット3なんかが出てきて少し面白くないものを感じていたのですが今回はその比では在りません。ふざけとんのかバンダイ。
そもそも私はシュミレーションゲーム(グリッド&ターン式)は結構好きなほうなんですが、どうもスパロボは好きになれません。無理矢理それぞれをつなぎ合わせるストーリー展開、イヤミなほどにマニアどもを刺激する演出、さも過去ロボのように作品の溶け込まされているバンダイオリジナルのカッコ悪い(ボディにいろいろ付いてればかっこいいとカンチガイしているらしい)ロボット、そして何よりも面白くないのはシュミレーションとしての難易度を上げるための手段を敵の配置や単体どうしでの強さのバランスで調整するのではなく、妙にレベルの高い敵を山のように配置するという安易な方法で取ってくる事。あれではグリッド、ターン式シュミレーションの面白さの肝である敵の次ターンでの行動範囲、攻撃力、を確実に計算し、緻密且つ大胆奇抜な策で相手を駆逐するというものが全然必要ない。ただ、わらわらと沸いてくる敵を近い順にこっちの強力なユニットの強力な武器で破壊していくというなんともやりがいのないゲームに仕上がっているんですよ。ほんと過去ロボアニメマニアしかやりたがらないゲームになってるんですよ。あ、知名度も高いし戦略性も恐ろしいほど低いのでお子様も結構買っているのかな?
昔はそんなこと無かったと思うんだけどなぁ。昔とは当然GB版初代スーパーロボット対戦やNES版第二次スーパーロボット対戦のことです。そこらへんは私もちょっとやりこみましたしね。そんなアナタは大戦略でもやってろという人もいるかも知れませんがカンチガイしてもらっては困ります。私は大戦略も好きですが、アレの戦略は団体のユニットで戦線を敷き補給ラインを確保しつつ少しずつ戦線を上げていくというゲームなんですよ。同じようで全然違うんですよ。少しは勉強してくださいね。

おっと怒りのあまり長く書きすぎてしまいましたがこのままではまだまだ掛かりそうなのでここらへんでやめときます。ではまた次回。

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