No.8:私の運転は危険

タイトルの通り今回は車話。とはいえ、免許持ってて普段車を乗ってる人なら付いて来れる内容なので御安心を。周知のとおり私はドリフト系の走り屋をしている。乗ってる車は定番中の定番、ハチロクだ。でも、走り屋をやっているからといって普段からバリバリ戦闘モードで走っているかというとそうでもなく、普段はとっても安全運転なのだ。だが、偶に助手席に一般人(走り屋じゃない人)を乗せると、たいがいの場合「危ない運転」と評される。どーもコレは不本意である。なんで怖いんだろう?全然私は安全運転してるつもりなのに。そこで、私の運転に危険なものを感じるという友人に詳しく聞いてみると1.曲がるとき、急。そして速い。2.スピード速い。の二つが彼に危険だと感じられるらしい。なるほど、そういう事か。


確かに私はコーナーリングは結構急に曲がる感じだ。ソレは自覚している。でも、それには訳があるのだ。それは私のハチロクはGT-Vというグレードであるということに起因している。GT-Vは今では珍しい重ステ車なのだ。最近の若い人はパワステ車しか乗ったことが無いから解らないだろうけど、重ステ車ってのはハンドルを回す時に結構力がいる。緩やかに曲がろうとすると必然的にハンドルを長い間回したままの状態で保たねばならず、結構な重労働なのだ。だから重ステ車の場合、コーナーリングでハンドルを切っている時間をなるべく短くするためにどうしても急に曲がる形になってしまう。別にやろうと思えば大きく曲がることもできるんだけどね。まぁそんなことやってたら疲れるだけだし。曲がる時の速度についても重ステであることが少し関係している。重ステ車ってのは速度が速いほどハンドルを曲げるのが楽なのだ。逆に止まったままハンドルを切るなんてハンドルが重すぎて片手では到底不可能なほどだ。だからどうしてもなるべく速いスピードで曲がろうとするのだ。コレは重ステ車に乗ったことのある人なら共感してくれるものと思う。更に私の場合はコーナー出口で急加速をすることがたびたびあるのでそれも同乗者に危険な気分を味あわせているのだろう。これは重ステ車が曲がる時どうしても大回りになってしまうのを機械式LSDを効かせてごまかそうとしているためで、クセになってしまっていて気を抜くとどうしてもやってしまうんですね。ゴメンナサイ、同乗者。この機械式LSDというものを有効に働かせるためには急加速が必要なんです。解ってください。

しかし2.のスピードが速い。コレには納得しかねる。私は普段の街中での走行では他車との調和を大切にしているので消して速度は速くないのだ。ほとんど追い越しなんてしないし。では何故同乗者は速く感じるのか。それは、私の車がボロイ事が原因でないかと思われる。私の車は昭和61年製。軽く10年を越えている古い車で、ボディもいい加減ヘタって来てるし走行中は常に何処かから異音が聞こえる。そのあたりが実際の速度以上の体感速度を与えているのではないだろうか?事実、同乗者に「今○km/hだよ」と教えてあげると「あれ?そんなもんなの?」と実際より速く感じているようだ。そこはボロイ車なので勘弁して欲しい。まぁ確かに周りに車が居なくて安全を確認できた場合には結構な速度を出しているのは事実なんですが(爆

という事を最近解った私は「危険」とぬかす同乗者にそうやって説明して理解を得るようにしている。みなさんもハチロクの助手席に乗るときはそこらへんをわかってあげてくださいね。

バックナンバーの一覧へ戻る