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Ⅰ 木造 |
ごく一般的に大工の工事によるものは木造。柱を建て梁を架け筋違を入れるものは在来工法。 床上で細身の木材をパネル状に組み立て建ち上げるものはツーバイフォー(2‘×4’)。 この写真は在来工法、上棟の建て方時 |
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流通材を使用すると、部屋の大きさや階の高さに一般住宅としては制限がある。 在来工法は自由度が高く城郭までの建築がある。いずれにせよ構造計算を行う訳で、2‘×4’とどちらが強いとは言えない。 柱脚は地震時に抜け外れないよう基礎コンクリートに埋め込んだホールダウン金物を柱側面まで立ち上げボルトで固定する |
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防火的見地の燃えにくさも被覆次第で変わらないと言える。 最近では集成材(エンジニアリングウッド)を使用した大空間も実現可能となっている。 屋根軒先は強風で桁(梁)から外れないよう1本ごとに金物で止付ける |
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Ⅱ 鉄骨造 | |
鉄骨造では一般的には重量鉄骨であるが住宅用には2.3mm厚以下の鉄板薄板をロール成型した軽量鉄骨を使用したものもある。 スチースハウスと呼ぶものではもっと薄い鉄板を使用する。 柱と梁の仕口部。組み立てに最も注意を要する。 |
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重量鉄骨は超高層ビルまで考え方は同じだ。 強度を生かし大空間の構成に適している。 建て方。ハイテンションボルト結合。 |
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ひところの溶接不良の課題もあったが自動化など精度は上がっている。 写真は超音波検査。
錆びる物質であり、火災に弱い性質もある。適材による処理が必要。 |
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Ⅲ 鉄筋コンクリート造 | |
鉄筋コンクリート造は10mm~32mmなどの鉄筋をタテ・ヨコに、補強としてナナメに組み立て周囲を型枠で囲いコンクリートを流し込み締め固めるもの。ほとんどコンクリートの塊。世間では“テッキン造り”と呼ぶが“コンクリート造り”だ。 写真は耐圧版、地中梁。杭の頭の鉄筋が耐圧スラブと一体化しようとしていることが判る。 |
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非常に重い建物となるが耐久性、防火・耐火性能が大きい。多くの場合で杭基礎が必要となりコストも増加する。 設計次第で造形も自由度が高く大空間も可能となる。本来持つ重厚さ、素材感を表すべく「打ち放し」という「仕上げ」があり露出コンクリート仕上げ。 打ち放しは断熱性能、耐久性から安易に採用できない。 地下室を構築するには上部構造が木造でも鉄骨造でも水と接するからには鉄筋コンクリート以外には造ることが出来ない。 |
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写真は2階床スラブ。曲面が重なっている。鉄筋コンクリート造ならではの造形。 | |
Ⅳ 断熱各論 | |
(悪い例) 繊維系いっぽんやりのハウスメーカーも存在する。材木屋さんから木材といっしょに購入する(一式で値切りやすい)。 隙間ができやすく内部結露の温床となる。筋違いとコンセントの裏や周り、どうするのでしょう? ちぎって詰めます、とおっしゃいますが?? 同じく繊維系の吹込み式もある。細部まで吹き込み切れているのか確認が必要だ。 |
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発砲系吹き付けは隙間は生じにくい。狭い位置は細ノズルで注入する必要がある。 建物の使い勝手もあり、施工むらもありだが壁体内結露はなんとしても避けたい。いずれの断熱材を使用しても、施工中、完了時でボード等を張り始める前にチェックは欠かせない。 断熱職人が丁寧に詰め込みをしても配管業者が手直しでほじくる場合もある。 監督は下職に任せきりにせず意識して巡回することは欠かせない。 |
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Ⅴ 設備各論 | |
電気、通信、空調、ガス、給排水を指す。 すべてを設備してしまえば見えるのはコンセント、吹き出し器具、カラン、排水口となる。 壁体内、床天井内には相当な線・管が走り回る。移動体がWi-Fiを受け取ることもあるのでこの場合では情報アウトレットは減る。欲しいところにコンセント等が無く、器具まで長々と線が伸びることはできるだけ避けたい。 しかし、過剰なアウトレットの設置はイニシャルコストがかかるだけ。家具什器の位置、趣味等の器具、空調の風の当たり方など検討したい。 床暖房は良いものだが家具等の置き方、体調によっては合わない場合もある。 ソーラー発電は必須との考え方もあろうが、使用状況を考えたい。売電で元を取るは成立せず、あくまで省エネに貢献する意識で自己消費のためと考えたい。 蓄電設備の高性能化と廉価化が望まれる。 |
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