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g house

Philip Johnson

色々なご質問を頂戴いたします。お答えする中でデザインシステムの考え方などをお判りいただければと思います
 


Q1  設計期間、工事期間はどれ程みておけばいいのでしょうか。
 最近行きました住宅展示場のお話では、「設計に1ヶ月工事に4ヶ月もみれば十分」
というものでしたが
   設計事務所はあなただけの住宅を、あなたといっしょになって創りあげます。早いだけを良しとする方は、ハウスメーカーの製品をお買い求め下さい。
メーカー住宅のように基本が既にあって、そこに数点のオプションを付け、それが注文住宅ですと言っているのとは訳が違います。
 基礎も、柱も、梁もすべて既製ではありません。
ひとつ一つ腕の良い職人が造ります。 その方針を図面や仕様書をつかって指定していくのが設計です。過去の例では、設計3ヶ月、工事4ヶ月と、デザインシステムにしてはかなり速いペースのものもありました。細部 は「おまかせします」が多く、出来上がりも良かったのですが、いまひとつ設計者としては消化不良的でもある気がします。一般的な弊社のケースでは、設計に約1年弱、と言う場合もあります。
 施主も設計者も納得づくで工事に取りかかります。大きな変更も出ず工事はスムーズです。
     

Q2 設計するときに何にオモキをおいて設計していますか。重要と考えるポイントは?

   設計の際のコンセプト・主題の設定に関しては、案件によってその都度異なります。
建物は施主の、施主家族のものですから、設計者らしさを全面に押し出してはいけないと考えます。施主の要望を100%組み入れ、その後にしみ出てくる設計者のテイストといったものはあるでしょう。
 土地からの訴えを形にすることにかなりの時間をさくこともあれば、家族の要望をともかく最優先に取り込むことに徹することもありとケースバイケースです。
     
Q3  設計図とはどのようなものをいうのですか。40坪程度の家にA2サイズ50枚程度とはなにがかかれているのですか。昔、親の家を建てているときには、間取りを書いた1枚と、姿のおおよそを書いた1枚だけだった気がします。    それでは、あなたの部屋の高さはいくつか、天井はどのような仕上げか不明なまま工事をしたわけですね。ドアはどのような材質でドアノブはどのような形をしていて、照明はどんな姿でどこにスイッチがあって、押入の中には段が何段ついて、その高さはどうなっているのか?
 このようなことはすべて業者さん任せで行われた工事だったわけですね。
設計をするという行為は建物のすべてを決めることにあります。もっとも色柄は材質こそすべてを決めますが、工事が進んでいく課程で現場に見本を取り寄せて現場で決定していきます。
 A2サイズ50枚。材質、大きさ、工事の仕方、すべてのことを織り込むのには最低このぐらいはかかるのです。
     
Q4  性能の良さをアピールするメーカーが多くあります。
サッシや壁などの単品の性能は良いもの使うにこしたことはないと思います。 性能の良さをアピールする会社の家はどうも普通の家なですが、良い性能は欲しい、かつデザイン性も高いものが欲しいは両立は難しいのでしょうか。
 

両立します。                                                       たとえですが、宇宙ステーションが欲しいと言うご要望にはすぐにお答えはできませんが、木や鉄やコンクリート、ガラスを地上で組立てる限りに於いて、設計がすべてでどのようにでもなります。

 地震に強い、断熱・気密に優れる、計画換気、ソーラーハウス、床暖房、長寿命、間仕切り可変、3世代住宅、などなど、何でも可能です。どこかの会社が特許を持っている工法をどうしても使用したいときは買うことをしますが、同等の工法は既存の技術の中にあります。 

 私どもは「性能が良いことはアタリマエ」と考えております。アタリマエの上に、良いデザインをしています。断熱・気密を向上させるには窓を少なく小さくすれば良いですし、耐震性を上げるには壁量を増やせば良いのです。性能表示制度と関連し、単に数値が良いから良い住宅かとは言えないでしょう。ランク外は別として数ある指標の中でこれだけはぜひ良くしたいとお考えのものをお伝えください。

 家族やオーナーがこうありたいと考えていること、ステイタスを表現すること=これがデザインで、デザインを突き詰めます。性能はデザインを実現するために付加する裏方です。抜群の気密断熱を実現するために普通の家になりました、ではないのです。まず、これがこの家族だ、を表現することに力を注ぎます。

     
Q5  自分で間取りをつくれるコンピューターソフトを購入し、間取りをつくってみました。自分では 上出来と思うのですが、専門家の目でみてもらえますでしょうか。  

 設計監理のご依頼でしょうか。
 まったく見ませんとは申しませんが、お宅様の家族構成から日常生活のパターン、ご家族のものの考え方、そして一番重要な何を表現したらあなたの家族らしいかが不明です。お会いしてお話をさせていただき、敷地を見て、設計者の職業的感性といったものから何をはインスピレーション的に沸いてくるものなのです。
 新聞に「コンピューターソフトで自分で設計できる」という記事を見たこともありますが、それは設計ではなく、単に間取りと外観を造りました、というだけのものでしょう。工務店に持ち込めばどうにかその間取りと外観で造ってはくれるかもしれません。構造はどうしますか?設備はいかがですか?それより何より、「いいのですか?それで??」
 ハウスメーカーが大量にカタログを流し、新聞広告にも大量の間取り図が入ってきますので、多くの方はそのアレンジが「設計」だと勘違いされていると思います。
 ドアやサッシも単にカタログから選ぶだけですか?自由に造ることができますが。
 用意されている何パターンかの中から選ぶのですか?それが自分らしい家でしょうか。また、間取りが出来たとしてそこから先は、知り合いの工務店に任せるのですか、それともメーカーに頼むのですか、すると、性能は依頼した先任せとなるでしょう。
監理は依頼先の自主管理でOKと割り切らなくてはなりません。

     

Q6 住宅性能保証制度や10年間の保証について教えて下さい。

    まず、10年保証です。新築住宅の瑕疵(隠れた欠陥)について、引き渡しの日から10年間にわたって主要な構造部分に瑕疵が発見されたとき、雨漏りが発生した時には、修理をするかもしくはそれに見合う金額を支払うことによって住宅取得者を保護しようとするものです。契約の如何に関わらず法律により義務づけられました。
 次に性能表示制度です。これは任意に実施する住宅性能評価で専門の審査機関によって審査されます。行政の行う建築確認制度や中間検査、工事完了検査とは別立てで、プラスアルファの審査であり現場検査も回数が増やされています。客観的に「住宅性能評価書」が交付されます。あなたの住宅はこのぐらいの性能です、と評価されます。
当然有料で10万円から20万円程度の費用といわれています。売買を前提にすればあった方がよいでしょう。
 建て売り住宅を購入する方には、これまで目に見えるところしかわからなかったものが評価書付きになるので購入の大きな目安となるでしょう。
 これまでは、性能がわからず、中小の業者は具体的な数値などでの説明ができず「口」によるしかなかったので、エンドユーザーはブランド力のあるところへ「なんとなく安心」で行ってしまったものですが、これからは保証書で大手と対等に評価できます。諸検査を受ける費用が契約価格に上乗せされますが不安なままより良いでしょう。売買を目的としない建て主は評価を受けるも良し、受けなくも良しでしょう。

Q7 リフォームの考え方、設計事務所の係わり方を教えて下さい。

   スクラップ&ビルドの時代は終わりました。
骨組みを大きくさわらず、時代の変化、家族の変化に合わせて建物を更新していくわけです。
 小は外壁の塗り替えから、大は骨組みを残して補強を行いその他はすべて撤去し全く別建物のようにしてしまうことまであります。
 設計の立場は新築でもリフォームでも変わりません。状況を判断し、施主のご要望を伺い、最適な解を探し出し、工事費用の見積もりを取り、査定し、工事の監理を行います。
 建築は地場産業で、昔は「出入り」の大工というものがあり、ヒョッコとやってきては縁側でお茶を飲みついでに「どこか悪いところはないですか?」。
 チョッコとしたところはその場で、それなりの工事はそれなりに行っていたわけです。
 最近の風潮として「近所付き合いは面倒くさい」と考えがちで、インターネットで注文するようなことあるようが、本来、そうしたものではないのでしょう。
 それはそれとして、職人さんがやっている工事、それが手抜きかどうか判断できますか?
工事費の査定、適性度は判断できますか?安く値切ることだけで契約して、どう材料を落とし、どう工程を抜いているのか判断できますか。
 一番の問題は、例えば、取ってはいけない柱、取ってはいけない壁をお客さんの指示だから、と「ご要望に合わせて」何でもやってくれる業者さん!!
     

Q8 個人の住宅ですが設計コンペに参加してくださいますか。あるいはコンペについてどのようにお考えですか?

 

「短信のバックナンバー」も重複がありますがお読みください
 大規模建築物やメモリアルな建物の建設に際しては衆智を採り入れる為にもまた新進の設計者の発掘の為にもコンペ=設計競技の方式が採り入れられます。ここで,考えてみてください。そうした建物は個人の住宅などではなく,一般の人々が幅広く使う公共の建物,例えば美術館や記念館などです。個人の使い勝手はかなり特殊ですし好みはその人独自のものです。
 ある人はステンレスとガラスでシャープに光っている建物が好きですし,ある人は本物のレンガを積んだ一部に石を張った重厚な建物が好きですし,またある人は民家風の木造の建物が好きなものです。さらに,朝起きてから夜寝るまで,もしくは寝ているときも百人百色なわけです。
 まずご自分のライフスタイルを把握なさっていますか??そしてそれを文章などに十分に表現しきれますか?
 もしかしてそれができずに「コンペ」をして,ものめずらしい家に住んでみたいだけですか??

 住宅をはじめとした個人にからむ診療所などはコンペはお勧めいたしません。
今はこうしてネット上などに情報はたくさんあります。ご自分のテイストに合った設計者を探し出し複数人に会い話を聞いてみる努力をしてもらいたいと思います。その時にすぐにプラン・間取りを求めたらそれはもうコンペです。本来考えることは有料です。それなのに安易にプランをとりあえず創ってみますと言う設計者がなんと多いことか。「だから作ってもらう」とおっしゃるのかもしれません。それはそれでしかたがないでしょう。

コンペ業者に依頼してコンペを運営してもらうこともあります。「多数の建築家から無料でプランやパースが提出されます」これはおかしいことと思われませんか?
 複数人と会うなかでコレ!という人を決めてください。その人の力はあなたによって引き出されます。「お任せします」は一番ダメ。こうしたい!ああもしたい!と話し合ってください。もともと全くテイストの会わない設計者は選んでいないはず。選んだ設計者は底力を秘めています。しかし,本気を引き出すのは施主です。一人ととことん付き合う覚悟が必要です。
 設計者の作品を創るのではなく,あなたの家をつくるのですから。

Q9「ローコスト」で依頼したいのですが、実績的に過去の例では坪にしていくらの物件がありますか?

  「ローコスト」とは単に「安い」ことを意味していますか?
 性能も建売住宅並みでよいからデザイン性を付加してもらいたい。という意味でしょうか?
 設計事務所にご依頼ですからきっと建売住宅の既に有りきのものでは飽き足りない、といことだと思います。「個性的」なものは誰でもそうしたいと思われるでしょう。建売住宅並みの性能では設計者としてガマンすることと等しいのです。キチンとしたものに住んでいただきたい。
 「きちんとコストは掛ける。しかし無駄はしない。贅肉はいらない!」という趣旨をローコストと称するのならば大賛成です。
 別項でも書きましたように、相見積もりも取るし、VEも行います。「設計」に対して「適正・安め」価格で工事会社に請け負わせます。
 建売住宅業者がチラシを配る「坪40万円」のやりかたもそれで良い方にはそれでよいでしょう!! 建売住宅の数棟並んでいる姿・町並みを見て好きになれますか?

 「建築家」の中には「それをいろいろな手段を用い実現するのが腕!」のように言う人もいますが、結果は新感覚バラック!?
 言葉は良くないでしょうが、キチンとしたものが60万円程度から下回ることはおよそ無い!!贅沢はしないのがあたりまえですが、やるべきことをキチンとやったら、かかるものはかかります。
 もっとも今時、「壁断熱材はグラスウールにしましょう!」という設計者やビルダーは眉唾モノ! 輪を掛けて「グラスウールでもキチンと工事させれば大丈夫!」なんて言う会社はすぐにお断りしたほうがよいのでは??? 
mabu gai  mabu in1  mabu in2

Q10(一般的「質問」ではありませんが、とりあげます)

小学生の『職業調べ』の課題です。「建築家・設計事務所」を調べています。 仕事の内容や適性などについてご教示ください

 

適性(どんな人に向くか、性格や必要な能力)
粘り強く物事を考えることのできる人。 何にでも興味をもてる人。
 美術館を建てるのに美術オンチ? コンサートホールを建てるのに音楽オンチ?
 一般社会人であることにほんのチョッピリのユーモアのセンスと ほんのチョッピリ数       学的指向の人でしょうか。

誰を相手に働きますか?
簡単に言えばその建物を欲しいと考えている人。でも、一度建ててしまうと誰がどう使
          うかわからないので、かなり幅広い人を暗黙の内に対象としなければならない。
 駅を設計することを考えると、駅の設計を依頼してくるのは鉄道会社でも、使うのは一般利用者。すると、この一般利用者がいかに気持ちよく駅を使えるかを考えることになる。


この仕事は社会でどんな役に立っていますか?
建物という器がないと人間は行動できません。 いつも野原にいなければならない。 学校という建物、会社という建物、 野球場というスタジアム、家という家族が生活する建物、がいつも必要。それを創り出す根本となる設計図を作る仕事が「設計」の仕事。
あれっと思うかもしれませんが、ディズニーランドだって設計事務所が設計する。船の客室、宇宙船の居住ブロックだって、 人が行動する空間のすべてにかかわるのが設計の仕事だ。

職場の環境(人数など)
超高層ビルを設計するときは数十人のチームで設計する。人間の動きを考える人、外観を考える人、サッシを考える人、 空調を考える人、柱の大きさや耐震を考える人など専門家の集団として仕事をする。 一方で住宅を設計するときは、一人で設計することもある。家を建てたい人ととことん話し合いその人の洋服のようにピッタリとした空間を創り出すことに注力する。

なぜ、この職業を選んだのか
人が旅行に行って写真を撮るとすると、何を撮ります?パリに行くとエッフェル塔、凱旋門。ウィーンではゴシック大寺院。奈良なら法隆寺の五重塔。みんな建物ではありませんか? それを設計するのが設計事務所・建築士の仕事。 東京タワーも東京駅も、スカイツリーも設計事務所無しでは創れない。街や環境を何も無いところから創っていく、そんな仕事ってやりがいを感じませんか!?

     
Q11 床暖房ではない普通のフローリングの床でまず家を建ててから、後々床暖房を取り入れることは可能と思っているのですが、床暖房を設置できない場合もあるのでしょうか。    ショールームで5分足を置いても「暖かいな」と思うだけで「体験」とまでいきません。 
 床暖房は万全ではありません。 かなり良いものであることには違いありません。 今、設置せずに将来設置を考えるということは、検討時間的な問題でしょうか、金銭的な問題でしょうか。 
 後設置は大いに問題あり。基本フローリングの下に設置するものです。上に置くのではホットカーペット。床全面がじんわりと温まっているから設備。
 床暖房というものをまずはお考えください。
 足裏が妙に暖かく汗ばむとおっしゃる方、うっかりお子さんをうたた寝させておけない心配な方、冷房には働かないので1年を通してはもったいない設備とお考えの方などいろいろです。個人的にはお勧めです。良いものです。イニシャル、ランイングともにかかります。
 高気密高断熱はかなりの進化です。エアコンは確かに風を伴いますが直接吹き付けない位置を考えての設置はコストパフォーマンスは抜群です。目に見える姿がお嫌いでしたらビルトインを(効率はやや落ちます)。
     

Q12 天井は高い方が良いのでしょうか? 個人的には高い天井に何の魅力も感じません。(吹き抜けはまた別です)。
 程々に低い方が落ち着くと思いますし、蛍光灯を変えたり掃除するのも楽なんじゃないかなと思っています。
 けれど、夫は高い方がいいと譲りません。
それぞれのメリット・デメリットを教えていただけないでしょうか。
(背の高い家族はおりません。)

 

「高い」「低い」は不確かな個人的感覚。確認を。

 メーカー住宅では「標準≒2.4m」「オプションハイ天井≒2.7m」などと決めていることがあります。スタッド()長さを限定しているからです。そして多くの方がそんなもの、と考えあまり気にしていないからそれで決めているのでしょう。
 低くする分にはいくらでも低くできます。高くは柱を長いものを用いる以外ではできません。
 設計家の設計では3mでも4mでも自由になります。構造、材料はその設定に合わせて考慮します。
  設計は寸法を決めなければなりません。何が「高い」のか「低い」のか明確にしなければなりません。ご夫婦で意見が異なれば中庸点を見出さねばなりません。
 体験し話し合うことが必要です。
2.4
mはどこでも可能でしょう。3mですが、お子さんの学校の教室を利用して見るのはいかがでしょう。広い方向を見てはいけません。壁から離れはせいぜい3mくらい。そこで立ったり座ったりしてみるのです。住宅ではありませんから感じは異なりますが想像力を膨らませて。
 これは建築家が「普通は・・」と言って決まることでもありません。

     
Q13 現在お仏壇はないのですが、いずれは必要になってくると思います。
新築するにあたり、そのために和室はあった方が良いのか? そのための収納スペースを予め取っておいた方が良いのか?など考えています。
最近の主流はどんな感じなのでしょうか?
   相当に大きな仏壇は想定されてはいらっしゃらないでしょうが、田舎の格式のあるお家の荘厳な造り付けをテレビなどでご覧になったこともおありでしょう。何を設置(祀る)し、どうお参りするかで、造るもしくはお買い求めになる(ただ置くだけのスペースを冷蔵庫置き場のように造っておくのみ)ものの大きさが決まってきます。
 設置するもの:位牌だけ、花、線香・ろうそく立て、水、酒、供物、写真(サービス版からA4サイズ)、だんだんスペースが大きくなります。
 お参りはお一人がさっと手を合わせるだけですか、二人いっしょに、一族が集まり僧侶を呼び法事まで、人のいるスペースも考えます。
 そこから「仏事」をどのようになさいますか。
造る技術的デザイン的なものはどのようにでもなります。仏壇をどのようにお祀りするかです。主流などというものはありません。
     

Q14 木造2階建は、ほとんど構造計算されていないと聞いたのですが本当ですか?

 

 必ず行われます。あってはならないことで、恐らく100%無いでしょうが、計算はギリギリを狙う手段としても使用できます。
 計算して適合しているから安心、ということはありません。105の柱を使用するところ計算をして90の柱でOKとなることはいくらでもあります。 ということです。
 初めから耐震等級3を狙いさらに余裕があるというならば計算し確認したことが大いに証明となります。
 内容そのものは構造計算する人が専門で意匠設計監理者にはすべてはわかりません。 しかし、途中の過程はわかりにくくとも条件をどう設定しているか、結論に余裕があるかは計算書を読み取ればわかります。
 建築家に見てもらうべきです。
 簡易計算が許される四号建物(よくある2階建て木造住宅)では基準法そもそもに大きな余裕が見てあります。柱の引き抜きもチェック方法が決められています。その通りにチェックすると壁量の余裕はかなりあることがわかります。3階建てや特殊なスパンの構造とすると計算が必須となります。
 計算万能と鵜呑みにしない、構造屋さんに任せたから安心ということではなく、元請けとなった意匠設計事務所が構造屋さんにどのくらいの余裕があるのかを確認することが重要でしょう。

     

Q15 家の間取図を見ていて疑問に思っているのですが、リビング内に階段がある場合はやはり冬場は寒くて光熱費はアップしてしまいますか?
利点と難点を教えてほしいです

 

 利点と難点は同じスケール上にありません。一概に比較は?です。

 建築計画上、家族の動線上、空間の広がり、明るさ、などなど、計り知れない利点があります。 けれども、
 暖房など空調ランニングコストは気密断熱が悪ければ省エネからは程遠いコストとなるでしょう(あとはガマン!)。
 よくある階段は玄関脇に取り付け2階廊下へ。天井高2.4mの6帖、8帖、名ばかりの居間と食堂。部屋があるだけのオウチ!!夢がないです。
 空間の質とランニングコストは同時に比較するものでありません。
質も高く、造りもしっかり、多少のコスト増。
チマチマと部屋が並び空気が逃げないようにピタピタとドアを閉め、誰がどこにいるのか分からないそんなお家、どちらをお望みになるかではないでしょうか。

     
    今後もご質問を受け、回答を公開することが良いと判断する事項は どんどん掲載してゆきます
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