1999年10月18日〜2000年1月15日の3ヶ月間、世界一周の船旅を体験しました。
優雅な豪華客船とは違い、NGOが主催するピースボートという経済的な旅です。乗客の半数は若い人たち、半数が定年後の熟年層でした。観光目的の方も大勢いましたが、世界平和に関する船内学習コースが充実していて、期待していた以上の満足度を得ることができました。
子供の頃からの夢であった船の生活に加え、知らない土地を訪ね興奮の連続でした。なかでも、パレスチナや旧ユーゴといった紛争地帯では、民族/宗教/歴史と国際政治の現実を垣間見ることができました。乗船して始めて出会った人たちとの人間関係も楽しいものでした。プロカメラマンと知り合って、写真にも興味を持つようになりました。
寄港地からは、富井ネットやKAZの仲間、家族や親戚に航海日誌を送り、読んでもらいました。帰国後も話したいことが山ほどあり、皆さんに聞いていただきながら私も余韻を楽しみました。昨年妻に先立たれた空しさから逃れようと、思い切って出かけた旅でしたが、お陰で張りのある生活を続けています。
そろそろ現実の社会に復帰しようと思い、旅の締めくくりとしてホームページに纏めてみましたのでご覧ください。ただ、デジカメで撮った写真が40MBも入っているので、インターネットにはアップロードしていません。次は南回りの世界一周にトライしたいと思っています。
(出発前、娘の啓子と)
2000年4月 池田 昭
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